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Dec 30, 2010

VIP

どんな偉い人だって、どんな偉くない人だって、病気になるときはなる。
入院になってしまえば、特別室に入るから、いいけど、外来とか救急ではそういう訳にはいかない。
だから、極力避けるけど、実は普通の人(ひどければホームレス??)の隣に実は偉い人が、なんてこともなくはない。

今日私は初療担当だったけど、暇暇で(わたしは基本患者さんをひかないので、暇なことが多い)、病棟に行ってていーよー、と言われてた。
昼過ぎ、先生から、初療担当全員集合!と電話が来た。
重症でも来るのかと慌てて下の初療室へ。
そしたら、ガラガラ。
そして、点滴ライン一つでも失敗出来ないから緊張するー、と胃を押さえながら頭を抱えてる先生。
??と思ったら、院長からの直電話で、某VIPがくるからよろしく、と初療担当の上の先生に電話が入ったらしい。
循環器科の准教授とかも呼ばれてたりして。
研修医の出番はあんまりなかったかな。

まぁ、ごく軽症でしたけど。
疲れが溜まって入院、という普通の人ならあり得ない感じの入院でしたけど。
無事に初療室は通過して特別室に入院していきました。
VIPは疲れるのぉ。
だって、脱いだ上着とかさ、普通は脇のカゴにいれておくんだけどさ、ハンガー探して来てたもんね。。
しかも、それをお付きの人がもって脇に控えてたからね。。
ふぅ。

Dec 27, 2010

当たり前なんだけどね

私たちにとっては毎日の光景、毎日の仕事。
だけど、当たり前だけど、にとっては一生に一度のような出来事。

そう頭では分かってても、自分も病院にかかった際には軽症でも死ぬ思いだったくせに。
でも、あんまり実感はしてなかった、というのが正直なところ。
だけど、今日、そうだよね、って実感した。

挿管中の患者さんが何かを訴えたがっていた。
抜いてあげたいくらい意識はクリアなんだけど、肺の状態がそれを許さない感じで、もう少し挿管が必要そうな状態です。
いつもは、だいたい言いたいことを汲んであげられる(五十音表を使ったり身振り手振りで)んですが、今日はどうしても分かってあげられなくって。
もどかしくってもどかしくって。

紙とペンを持ってきて、書いてもらったんです。
それがこちら。


「80年で一番苦しい」

これを見た時にははっとして、涙が出そうになる思いでした。
早く良くしてあげたい、元からそうは思っていましたが、今日さらに思いました。
守りの医療じゃなくて、攻めの医療をして、早くよくしてあげたい。

Dec 19, 2010

CV

中心静脈ライン。
太い静脈に入れる点滴のことです。
普通の点滴は、腕とかに刺しますよね?
CVは違うんです。
首とか、鼠径とか、鎖骨下とかにさします。
細い血管の走行は個人差が大きいですが、太いのだとそこまでではありません。
だいたいある場所は決まってます。
が。
とは言っても、太い静脈の近くにはだいた動脈もありますから、盲目的に刺すのは怖いです。
だから、まずはエコー検査で場所を確認します。
で、刺していきます。

って簡単に言いますが、腕の細い点滴と比べたら、合併症が起きるリスクも高いし、入れるのも難しいです。
うちの大学では、入れていい科、出来たら他の慣れている科に頼んだ方がいいがなど、決まっているほど。
まぁ、ただでさえ手技の類はほとんどがやったことない私ですから、当然CVなんて入れたことないです。
それが、今日突然チャンスがきまして。
内頸静脈に入れました。
入りました♪
初めてのCV、入って嬉しかった。
さらに、CVキットに入ってたペアンを使わずに終わったので、記念にもらってしまいました。
先日のCV研修で、手付きはうまいよね、と褒めてるんだか、けなしてるんだかなコメントを頂いた私ですが、これでちゃんと手付きはだけじゃないよね☆
(そう言えば前に付いてたうえの先生にも似たようなことを言われたことあるよーな。なんか、私、人のを見ててイメトレをしてるのは得意なのか、昔から手を動かして創作するのが好きだからか、手付きはやたら上手そうに出来るらしいんですよね。実際に上手かは別にして。笑)

Dec 18, 2010

取れた!違った!

心肺停止で運ばれてきた患者さん。
基本的に、血管が虚脱していて、ライン(点滴)は取りにくいです。

今日、必死に取ったんですね。
しかも、18Gで。(数字が少ない方が太い。入れるの大変。)

逆血(ちゃんと取れれは点滴の針の中に血が戻ってくるのが見える。)も普通にあって。
まぁ、今から思えば、心肺停止で胸骨圧迫してて普通に逆血があったのはおかしいといえばおかしいかもしれないけど。

でね、18G取れた!って言ったの。
ところが、ところが、内筒を抜いたらビックリ。
血が胸骨圧迫に合わせてピューピュー出て来るんですΣ(゚д゚lll)

なんと、Aライン(動脈の点滴)でした。。
ビックリ。

ごめんなさい、Aでした!!って言ったら、みんなに、えーっ?!ってビックリされた、、

いやぁ、やっぱりラインは苦手だわ、、

Dec 16, 2010

高気圧酸素

イメージとしては、酸素カプセル的な感じです。
潜水艦みたいな頑丈な狭い空間にはいって、酸素吸いながら圧力あげていくの。

怪我とか、一酸化炭素中毒とか。
いろんな病気で使います。

さて。
私の担当患者さんで、イレウス(腸閉塞。腸の一部が狭くなったり、ひどければ完全に閉塞したり。)の方がいます。

高気圧酸素の適応で、今日から始まることになってたんです。
そしたらね、ビックリ。
初回だし、先生も一緒に入って下さいって、看護師さんに言われまして。

全く寝れないくらい忙しかった夜勤明けでヘロヘロの状態の午後3時。
帰ろうとしてた矢先のことでした。

仕方ない。
入りましたよ。

そもそも軽い閉所恐怖症がある私。
部屋に入った段階で軽くパニック。
患者さんいるし、顔には出さないけど、気持ち悪い。
患者さんを診る時以外は極力目を瞑って、狭い所にいることを忘れようと努力。笑

さらにさらに、入ったはいいが、なんと時間は2時間。。。
圧力がかかっている間に、段々きもーち悪くなってきて、嘔気が。。

でも、今私が気持ち悪いって言って止めてしまったら、一緒に入っている患者さん達に迷惑になる。
その一心で2時間乗り気って、患者さんを病棟に送り届けて。
みんなに、「まだいたの?顔色真っ青だよ?!」って言われながら必死に帰宅。

こんなにも高気圧酸素が気持ち悪いとは。
やっぱり、何事も自分で体験しないと分からないものだねぇ。

あ、ちなみに。
高気圧酸素、気持ち悪くなる人と、全くな人もいるみたいです。

オーダー

日本語で言えば、指示。
医者(特に内科医)の毎日は、鑑別と指示で半分以上は占められているのではないかしら。

どんな検査をして、どんな治療をして、というのを決めるのはドクター。
それを他の職種にお願いするのがオーダー。
検査をオーダーしたり、薬をオーダーしたり。

当たり前だけど、医者になって初めて実感したのは、診断をして、オーダーを出せるのは医者だけ。

だから、検査をやるつもりでも、私が検査をオーダーしてないと、検査はされません。
クスリを処方(オーダー)をしても、投薬の指示を看護師さんに出してないと、投薬されない。

まぁ、ボケボケの私のことだから、指示を忘れちゃって、この薬飲ませちゃっていいんですかー?とPHSにかかって来ることもしばしば(^_^;)

だからね、私のオーダーが信頼低いのかもしれないけどさぁ。
オーダーはオーダーなわけですよ。


本日9時過ぎに転院が決まっていた患者さん。
朝の検査結果を載せた診療情報提供書(俗にいう紹介状)を持たせる予定だったんです。
だからね、6時に採血のオーダーを入れといたんです。

夜勤明けに7時過ぎに確認したら、結果が出てない。
まだかなぁ、と思って待ってた訳です。

ちょうどそんなタイミングで、入院になった患者さんを病棟に上げに行ったらね、看護師さんに、「先生、紹介状まだ?」と。
だから、「あー、今朝の検査結果載せたいから待ってるんですけどね。まだみたいだから、もうちょっと待ってて下さい」って言ったんです。

返ってきた答えにビックリ。
「あ、採血なら取ってないですよ。退院日だから要らないかと思って。」

抗凝固療法をしてて、大事なことだから、採血しようと思ったわけで。
だから、わざわざ、6時に採血お願いします、って手書きで書いてたわけで。

勝手な判断で、私に確認もせずにオーダー無視するとか、ホント止めて欲しいんだよね。


友達にぐちったら、「なめられてるんじやん」と。
そうかもね。

だけど、対立しちゃうと、その後の仕事がさらにやりにくくなるのが目に見えてるから、ぶちっ、って思っても怒りはしないし出来ない。
さらにバカにされる結果になるのかな。
難しいねぇ。

Dec 15, 2010

CT

読めた!!
右腹部痛の40歳女性。
救急車が同時に沢山来てたタイミングで、ほぼ私が1人で診ることに。


鑑別は??と最初の取り掛かりの前に聞かれた私が挙げたのは
子宮外妊娠、胆石、虫垂炎、尿管結石、などなど。

そしたら、先生に言われました。
血管系も忘れずにね。
大動脈乖離その他でも腹痛は起こるから。

すっかり忘れてました>_<
重大な待てないものだから、必ず最初に除外しないとね。


最低限の診察と検査をして、造影CTを。
私、必死に見ましたよ。

そして出した私の結論。
尿管結石。

結石が写ってて、腎臓が軽度水腎になってました。
もちろん、他がないことも確認。
血管は全てintact。
胆石や外妊なし。
腸管も問題なし。

そこまで確認して、上の先生に報告。
画像を一緒に見てもらったら、私の診断合ってました♪

先生に、一年目でちゃんとここまでCT読めるのすごい、って褒めてもらえました♪
まだまだ細かいとこは読めないものの、努力が少しずつ実ってきたみたいで嬉しかったです。

4月に最初についた上の先生に、自分で読む努力をしていくのが大事って聞いて以来、放射線科のレポートを読む前に画像を自分なりにちゃんと見てみたりしてたから。

嬉しいなぁ。
また頑張ろうって思うよね。

Dec 11, 2010

ER

夜勤が多くて辛いし、休みがなくて嫌になっちゃうけど。

でも、それでも私はERが好きみたいです。
楽しいです。
沢山学べています。

麻酔科とかよりいいみたい。
後1カ月半。

目標を立ててみます。
☆ エコーを出来るようになる
         FASTは出来る。
         心エコーは昨日出来るようになった。もっと確実にきれいに出せるようになりたい
   腹部エコーは全然出来ない。ちゃんと本を読んだりして体系だててやれるようになりたい
☆ 鑑別疾患をあげられるようになる。
   危ない疾患・よくある疾患を除外して、ちゃんと自信を持って「大丈夫」と言えるようになりたい
☆ 重症患者さんの管理をできるようになる
   呼吸・血圧・感染など沢山のProblemがあるICUの患者さんの全身をもっとちゃんと把握できるようになりたい
☆ 栄養をちゃんと管理できるようになりたい
   栄養を人工的に管理してる患者さんの栄養planをもっとちゃんと考えられるようになりたい

頑張ろーっと♪

Dec 10, 2010

誤診

うーん。

夜間ERに救急搬送された患者さん。
夕方から気持ち悪くて、その後冷や汗を書いて胸(前胸部中央)が痛くなった、と。

という主訴を聞いた私は、胸痛の鑑別を進めてたんです。
問診して、診察して、上の先生に検査をしていいか確認して検査して。
でも、心電図もX線もCTも血液検査も、何もない。


診断がつかなくて、上の先生何人かに相談。
もう一度問診をし直してもらったところ。

急性胃腸炎だったようです。

うーん。
確かにCTで胃と十二指腸は張ってたけど。
でもさぁ、主訴と現病歴からは胸痛としか考えられなかったんだもの。

後から上の先生に言われて反省。
最初に絞ってしまうのは危険です。

でも、ERなどの現場では、危ない疾患を最初にr/oするのは基本だから、私がやったことは結局必要にはなるんですけどね。
でも、最終診断が急性胃腸炎になるとは思わなかったなぁ。
お腹の症状何もなかったし、所見何も無かったんだけどなぁ。
やっぱりCTで消化管が張ってた時点で疑わなくちゃいけなかったかな。

一症例一症例から学ぶことが多い今日この頃です。
ERに来てからかなり成長している気がする。

Dec 9, 2010

初のお看取り

初めて患者さんのお看取りをした。

窒息後のCPAの患者さん。
脳死で、唯一の身寄り(?)が元奥さん。
臓器移植の意思を示してくれたものの、元奥さんでは法的には無効。
そのままお看取りということになったんです。

脳死の状態では、体はもう死に向かっている状態です。
昇圧剤で不安定ながらやっとこさ血圧を保っている状態でした。

ご家族の意思で、その昇圧薬を切ることになったんです。
切ってきて、って上の先生に言われたけど。
切るのが怖かった。
切ったらもう持たないことが分かってたから。

そもそも、担当患者さんのお看取りをしたことが無い私。
昇圧薬を切ることで、そんなことはないけどなんだか殺してしまうような感じがして。
怖くて、どうしても一人じゃ切れなくて。

同じグループの3年目の先生に半泣きで電話した。
切るように言われたけど、怖い。切れない。と。
すぐ来てくれた。
昇圧薬(DOA12ml/hr、NOR5ml/hr。γ計算でいくつだっけかなぁ。)が切られた。

切ったら、目の前でどんどん血圧が下がった。
あっという間だった。

初めて死亡確認をして、初めて死亡診断書を書いた。
初めて死亡退院を経験した。

人が死ぬことにもいつか慣れるのかな。

Dec 8, 2010

ドクターカー

初、ドクターカー。

私、車酔いが激しくって(電車ですら10分を過ぎると厳しい)、ドクターカーは無理だわぁ、って思ってたんですね。
で、幸い今まで初療に当たってもドクターカー要請が来たことがない(けっこうな頻度で要請が来てて、乗ってる同期とかだともう既に3回とか。)

で、今日要請が来た時にも初療担当だったもう1人の同期の子にお願いしようと思ったら、その子が手を離せない状態だったんです。
(ドクターカーは基本的に要請が来てから2分以内の出動が目標)

しょうがないよね。乗りましたよ。

そしたら、救急車両ってすごいのね。
周りはみんなすっごい避けるし、反対車線短い距離だけど走ったし、みんなの視線すごいし。

現場で最低限の処置をして(今回で言えば、挿管とか。)、患者さんと一緒に病院へ。
救急隊と、患者さんと、ドクターとが救急車に。
移動中も処置は続行。

私は揺れる車内で必死に胸骨圧迫(俗に言う心臓マッサージってやつ)。
気持ち悪かった。。。必死だからなんとか倒れずに頑張ったけど。

結局その人は病院に運ばれるも、ほぼ即死状態だったので助からなかったですけども。
学生時代の脳死、研修医になってドクターカー。
なんか、珍しい症例ばっかり引いてる私。


でも、それにしてもドクターカー&救急車(しかも処置しながら)は気持ち悪い。。
その患者さんの対応が終わった後に、ERの医局で次の患者さんが来るまでの2時間程度寝込んでしまいました。

Dec 3, 2010

脳死

の患者さん。

ちょうど病棟にいたんです。
判定に大わらわだったみたい。

学生の時に、アメリカで脳死判定を全部やらせてもらったことがあったから、ついつい見ながら頭の中で比べてしまいました。
慣れてない感じ満載だなぁとか。
日本はそんな厳しくちゃんと脳波取るんだー、とか。

そんな中、はっとしたことが。

脳死は人の死と定義するのは、臓器移植を前提にした場合のみです。
普通は心肺停止です。
脳死の移植オペは、オペ室に入る時は(体は)生きてて、オペ室出る時は心臓自体がない。
だから、当然ながら、オペ中は麻酔もかけるし、出血にたいしては輸血もする。
(臓器守るという意味もあるだろうけど)

死んでる状態なんだけど、死んでない。
今まで私は、脳死になったらもう私は生きてないから移植でもなんでもどうぞ、って思ってました。
そんなに抵抗を感じるのが、分かるような分からないような、でした。

でも、今回のことを身近で見てて、日本人の微妙な心境が少し理解できた気がしました。
日本でも脳死の移植関係を直接の担当医ではないにせよ、同じ科を回っている時に体験できて良かったかもしれないです。

本当に、ご冥福をお祈りします。

Dec 1, 2010

夜勤

人生初の夜勤。
でした。

やばかったー(;_;)
12時というか0時を過ぎた時点から頭は働かない。
そもそも、昼間は普通に働いた後な訳で。一日働いた後に夜勤なんです。

寝るのが大好き、ほっといたら11時には寝てしまう。
そんな私が夜勤するのがいかに辛いか。
想像はしてましたが、今日よーく分かりました。。

簡単な事も頭が働かない。
何言われてもダメ。
頭に入って来ない。
そんな感じ。

翌日も昼間の勤務があるわけで。
翌日昼位まではなんとか。
でも、昼過ぎからはもー無理。

3時半に同期に引き継ぎをして帰宅。
そのまま爆睡。
次に起きたら6時でした。
きっとこうやって二か月が過ぎ行くのでしょう。
休みもないし。
年末年始もほとんどが夜勤で終わる事が決定してますし。

ホント、すでにドロップアウトしそう。。
休みが週に一回でもあれば。
夜勤さえなければ。
ER好きなんですけどねぇ。

Nov 27, 2010

いーあーる

の引き継ぎというか、説明というか。
今日ありました。

当然、年末年始もないし、土日もない。
今から既にブルーです。

生きていけるのかしら。
頑張れ、私>_<

Nov 22, 2010

最終日

でした。
麻酔科終了。

私がオペ室に入ることはもうないでしょう。
と言いたいところですが、実は、外科症例を体験しないと、研修は終了しないことになっているので、最低でもあと一回は外科医としてオペ室に行かないといけないんです;;

あーあ(笑)
まぁ、確かに外科を全く知らないよりはかじった程度でも何となくでも知ってた方が良いとは思いますけどね。


麻酔科を回って学んだこと。
* 手技
-挿管
まぁ、寝てる状態の人ですが。
基本は出来るようになったということで。
急変とかでは難しいだろうなぁ。
-ライン
最初は全くとは言わないまでもホント入らなかった。特に太いの。
でも今や20Gなら入りますもんね。進歩です。
-胃管
そもそも、起きている人にすら老年病内科で初めて入れたくらいです。
起きている人なら飲み込んでもらえば良いのですが、寝ているとそういうわけにもいかず。
すんなり入る人なら良いのですが、そうでなかったら口から指を入れて、喉の方へガイドしていきます。
難しかった>_<

*全身管理
とりあえず安定させることは学びました(笑)
血圧や呼吸状態などをいい範囲内に収めることを日々やってた訳ですから。
と言っても、病棟でどこまで役立つかは謎。
私の今の状態じゃあ使い物にはならなさそう。。。
ERも回れば急変や急患に対応出来るようになるかなぁ。

*QOLって大事
当たり前のことだけど。
ちゃんと休みがある生活をして思いました。
休みがあるから日頃頑張れる。

夏休みを挟んで次はERです☆
こちらは忙しそうだけど、沢山学びたいと思います!!

Nov 17, 2010

日頃の行い

がきっといいんです、私。
多分ね。きっとね。

今日は『ロング』の手術の引き継ぎ要員でした。
ロング、とは10時間とか12時間みたいな長ーいオペのことです。

朝から夕方までが同期のGくん。
その後終わるまで(夜なり夜中なり)がオンコールでもある私の担当、という予定でした。

オンコールとは、当直とか当番とかいう意味です。
うちの麻酔科の場合は、その日の夜の、予定外に長引いている手術や緊急手術を担当します。
だいたい週一回当たっていて、私は今日が麻酔科最後のオンコールでした。

ロング引き継ぎ要員の私は本日は11時出勤だったんです。
午後に短めのオペを一件担当して、その後に引き継ぎの予定でした。

Gくんにも、今日はすれ違う度に『そっちどう?早く終わらせてよー』って言われてました。
結局、私の担当していたオペが6時ちょっと前くらいに終わりました。

そして。
片付けを終わらせて、ロングの部屋の様子を見に行くと、もぬけの殻。

ん??
そこへGくんが片付けに戻ってきて一言。
『終わっちゃったよー』

上の先生に聞いたら、『今のところ緊急手術も来てないし、ロングも終わっちゃったし、今日は帰っていいよ』、とのこと。

という訳で。
11時出勤、6時半退社(笑)
こんなの最初で最後かも。
日頃の行い良いのかな♪

って、言ったらGくんに全力で否定されましたけどね、、

Nov 16, 2010

ショウドクカイ

消毒会、ではありません。(携帯で変換すると、どうしても消毒会になっちゃうけど。)
抄読会、です。

論文などの文献を読んで、みんなと共有し、ディスカッションをしよう、というものです。
大体どこの科でもあるものです。

麻酔科では毎日10分程度でやっていて、二年目以降の先生は論文、一年目はup to dateが当たります。
up to dateは私も愛用しているサイトで、いろんな病気や治療などなどについて根拠を添えてまとめてある感じです。

今回当たったのは悪性高熱について、でした。
悪性高熱とは筋肉で過剰代謝が起こることで、二酸化炭素が急増したり、筋肉が硬直したり、体温が上がったり、などなどが起こるもので、三万人に一人くらいの頻度です。
起こしてしまう体質の方というか、起こしやすい人はいて、遺伝的なものも、そうでない場合もあります。
主に吸入麻酔薬で引き起こされることが多いです。
ダントロレンという治療薬があります。

まぁ、抄読会では書いてあることを分かりやすくみんなに伝えるだけで、自分の意見とかはそんな求められないです。
ただ、論文とかを読むときには必ず批判的な目で読むことは必要です。

今回の抄読会はよくまとまっていた、とやたら好評で、ちょっと嬉しかったです♪
読んでて、ホント?って突っ込みたかった部分がいくつかあって、その裏付けを探してる時間まではなかったのが心残りでしたけど。

Nov 15, 2010

あーーー。

私の心臓はニブイ。
昔からニブめではあったが、最近さらにニブくなっている。

確かに、昔から本番には強く、緊張というものとは縁遠かった。
それでも、心臓がドキドキと早くなることはあった。

が。
最近非常にニブイ。
緊張と完全に無縁だ。

老けたのか、仕事柄(確かに昔より緊張や恐怖の閾値は上がった気はする。患者さんに何か起こることより怖いことはない。)なのか。
あまり最近怖いとか緊張するとか、そういった、心臓が頑張る事態にならない。
多分、最後に心臓が頑張る事態になったのは、交通事故にあって、相手が飛んでいくのを見たとき。
怖かった。

そんな私の心臓がさっきから、速い。
私が今日午前に麻酔の説明をした患者さんが、午後くらいから?自分に閉じ籠っているというか、全く外部に反応しなくなったらしい。

携帯にそんな電話があり、麻酔科でどんな話をしましたか?って聞かれて。
私の説明のせいで状態悪くしてたらどうしよう。
その恐怖は尋常ではない。

命にいきなり差し障りはしないことは救い。
でも、電話が終わる頃から心臓は速い。

それにしても。
私の心臓はどうでもよいのだが。
どうしよう。
変なこと言ったかなぁ;;
言ってないとは思うんだけどなぁ。
だって、事前に言われてたから、ご本人にリスクの話は全くしてないし。
でも、言葉のどこかで不安になったり何かきっかけになってしまったのかなぁ。

精神科的な患者さんはやっぱり苦手だぁ、、
どうしよう。。


<追記:11/16>
昏迷とか、そういった類ではなく、器質的な疾患が発症したそうです。
話の内容とか、そういう問題ではなくて、感染があって脳梗塞があって低Naがあって、とからしいです。
そうだったんだ、って力が抜ける感じはありましたが、患者さんにとっては、良くない状態。
opeどころではなくなってしまいました。

Nov 12, 2010

インオペ

inoperativeの略で、つまり手術不能ということです。
手術室で使われる場合には、「お腹を開けてみたけど、とても手術できる状態ではなかったので、そのままお腹を閉じた」という状態のことです。

例えば、先日あった例で言えば、肝癌の手術をする予定でいたんですが、開腹してみたら肝不全が事前の予測(画像その他から)よりも進んでいる状態で、肝癌を切除してしまうと、残りの肝臓で肝機能を維持することが出来ない状態、という患者さんはインオペになりました。

今は、画像診断とかも発達していますから、そんなにある訳ではありません。
でも、たまーにあります。

上の例もそうですし、後は、事前に、インオペになるか手術可能かはギリギリかもしれない、という場合もあるみたいで。
麻酔申込書のところに、その旨が記載してあった症例もありました。
その場合は麻酔側としても、すぐに麻酔を終わらせる可能性があるんだな、と覚悟をして準備しておきますけどね。

インオペの麻酔をしているととっても微妙な心境になるのは私だけでしょうか。
やっぱり、なんとも言えません。

Nov 10, 2010

オペ室の音

オペ室の音のイメージなんてあんまりないかもしれません。

まず、ずーっとベースで流れている音はvitalの音です。
vital(バイタル)とは、生命兆候のこと。
心拍数、血圧、SpO2(酸素飽和度のこと。古い先生だと、これは違う、とか言うんですけどね。)など。

手術室では、入室してから退室までずーっと、心電図、血圧計、SpO2モニターをつけた状態です。
挿管されていたら、さらに、EtCO2(呼気中の二酸化炭素分圧)などの、呼気と吸気の気体のO2やCO2、麻酔薬の濃度などをモニターします。

で。
vitalは音で聞け、といわれるように、音がなります。
よくドラマでぴっぴっぴっぴっって鳴っているあれです。

まず、心拍数がぴっぴっぴっのリズムです。
だから、画面とにらめっこしてなくても、速くなったり遅くなったりすれば、または、不整脈が現れれば、すぐ耳で分かるという訳です。

そして、ぴっぴっぴっの音の高さを決めているのはSpO2です。
酸素状態がよければ、高い音。悪くなるにつれてだんだんと低い音になります。
だから、これも耳で聞けば分かる、という訳です。


後は、当然、手術者の声とか、電気メスの音(危ないから?か、使っているタイミングでぴーーーーという連続音が出るようになっている。)とか、モニターのエラー音とか(異常値が出た際に、ぴーーーーっとうるさい音が出るようになっている。)。


そして、意外と知られていないのが、BGM。
通常は穏やかな音楽が注意して聞いてないと、気にならない程度の音量で流れています。
が、これ。術者の先生の好みで、持込の音を流すのもあり。
先生によっては、やかましいJ-POPを大音量で流す先生もいるんです;;
もともと、そういう音楽を聴かない私にとっては、ちょっと疲れる(笑)

Nov 5, 2010

オペ室は臭い?

先日はオペ室の気温の話をしましたが、今度は匂いです。

どんな匂いすると思います?

まぁ、手術が始まるまでは普通です。
そんなに消毒薬臭くもないし、無臭に近い、と思う。
(慣れてて鼻がバカになっている可能性とか、マスクでカバーされている可能性も無くはないけど。)

手術開始前に消毒を念入りにします。
でも、大抵はいわゆるアルコール消毒(採血の時とかのやつ)ではなくて、イソジン消毒だから、そんなにアルコール臭くはないです。

私が苦手なのは電気メスの臭いです。
いわゆるメスっていうのは単なる切れ味のいいナイフみたいなもので、使ってても臭いなんてしません。
電気メスは、切ったところから出血するのを防ぐ為に、切り口を焼きながら切るんです。
切れた血管の切り口を焼くことで、ふさがり(イメージとしては無理やり焼いてかさぶたを作るみたいな感じ??)、出血がおさまる、と。

まぁね、出血が少ないのは大事なことだし、今やオペは電気メス無しではありえないんですが。
でも、『人体の一部を焼いている』訳で、臭いがきついんです。
筋肉や脂肪が焼ける臭いは強烈で、私は未だに気持ち悪くなります。

あ、ちなみに、焼いた瞬間だけなので、オペが終わったあとに傷口から臭う、なんてことはないので、ご安心を。

出血は垂れ流しではなく吸引したり、ガーゼで吸ったりするからか(血があると視界が悪くて手術の邪魔になりますしね。)、血の臭いは気になりません。


オペ室の話、まだまだ続きます。

Nov 4, 2010

Dr. S

今日の夕方、突然PHSが鳴った。
番号をみるとPHSからではなく、固定電話からだった。
このこと自体は珍しくない。
電話に出た。

「元気にしてるかー?」

名乗らなかったけど、声ですぐ分かった。
血液内科の時の上の先生で、6月からアメリカに行っているDr.Sだった。

頭の中で大混乱。
ん?このPHSは国際電話も受けられるの?
で、でも院内の固定電話からだった??
ん??

混乱しながらも聞いてみると、なんと今vacationで日本に戻ってきているという。
で、血液内科の病棟にいるのだ、と。

今日の仕事は終わっていたので、すぐ飛んで行きました。
(正確に言うと、自分のOpeは終わっていて、だけどOn call。
でも、どうも今日は残らなさそうだから、6時まで待機してたら帰っていい、という話になっていたところ。)


懐かしかった。
なんか、ホッとした。
私の中でも、今までついた先生方の中で一番思い入れ(?)がある先生なんだと思う。
医師になりたてで一番最初についた先生だし、一番沢山教えてもらった(医学についてだけじゃなくって)先生だし。

私を覚えていて、電話をしてくれたことも嬉しかった。
次に日本に帰ってくるのがいつかは知らないけど、でも、その時にまた成長出来てるように、その時にまた元気に先生に会えるように、そうやって毎日を生きていきたい、って思った。


そして、その後。。。

先生と別れた後、電話が。
緊急ope。

なんでも、先週大腸のopeをした患者さんの傷口が突然開いて小腸が飛び出した、と。。
結局夜11時までかかったとさ。
せっかく幸せ気分だったのにぃーーー。

Nov 1, 2010

オペ室は極寒

病院って基本的には年中快適な温度に保たれてますよね。
(患者さんにとって、なので、年中走り回っている研修医にはやや暑い。笑)

でもね、オペ室って寒いんです。
年中20-25度。

外科の先生はスクラブの上に清潔ガウン着て、場合によっては鉛板も着るし、オペだからってカッカしてるから暑いと思うんです。
しかも、無影灯で術野を煌々と照らしてるんだから、そりゃ暑いです。
でも、汗をかいてそれが垂れようものなら不潔極まりないので、そりゃ、涼しくするんだと思うんです。

でも、外野にいる我々にとっては寒いだけです。
スクラブ(オペ着)なんて、スカスカだし。半そでだし。
オペ室用の上着もあるにはあるんですが、すっかすかだから、着てもまだ寒い。

そこで、最近の私は、腹巻にヒートテックのキャミソールに、靴下2枚重ね。
雪山にでも行くのか、くらいの着込みっぷりです(笑)

だってね、寒すぎて麻酔科になってから毎週毎週お腹下してるんですもの。
術前外来の日はそこまで寒くないし、不潔でいいから(医療における清潔・不潔は以前の日記参照のこと。)、まるで妊婦さんの如く湯たんぽ抱えてたりしますけどね。

Oct 29, 2010

あんぷる

説明したかったから、ちょっと本日は絵入りで。
字が読みにくかったらごめんなさい><

多分、画像をクリックすれば大きくなって読めるとは思いますが。。




Oct 28, 2010

カメだって走れば速い

って知ってました??
私、知りませんでした。
亀と言えば、ゆーっくりマイペースに歩いているイメージが強くて。


で、なんでこういう話を出したかというと。

今日ね、先生に褒められたんです。
成長著しい、と。日進月歩だ、と。
(逆に言えば、最初がひどいという話もありますが。笑)

すごく嬉しかったです。
しかも、他の先生に、「一度注意したことは二度と間違えない。吸収力がすごい。」と言ってたらしくて。
直接褒められるの+間接的に褒められてすごーく嬉しかった。


で。
カメの話はどこから来たかというと。

私、学生時代から、要領が悪いとか、トロいとか、一つ学ぶのに時間かかりすぎだとか、なんだかんだ言われてたんです。
そんなベースがあったものだから、褒められたときに、「ありがとうございます♪学ぶスピードは遅いけど、それでも着実に進歩したいから、頑張りますよ☆」って言ったんです。

そしたら、その先生が教えてくれました。
カメって走ったら速いの知ってる?って。

っていう話を脇で聞いてた看護師さんに、「先生(私のこと)、カメ扱いされてるんですか?!」って笑われたけど(笑)

カメだって走れば速いんです。

Oct 27, 2010

麻酔の流れ part2

さてさて。

opeが無事に終われば、麻酔を覚まします。
薬を徐々に切っていって、覚醒させます。

薬を切る順番もポイント。
筋弛緩薬→鎮静→鎮痛

というのも、筋弛緩薬が効いていると、意識に関係なく体は動きません。
つまり、目が覚めていて(場合によっては、痛みとかあっても)も、体が動かないので金縛り状態なんです。
それは恐怖。

後は、筋弛緩薬の効き目が強く残っていると、リバース(筋弛緩薬の効き目を失くすお薬)を使っても薬の効き目が少し残ってしまうと、呼吸がしにくくて苦しい。
これは怖い。

ということで、筋弛緩薬を切ることは大事です。


目が覚めて、ちゃんと呼吸もできて、従命(orderが入る、という言い方もします。手を握ってください、とか、そういうことができるんです。)が出来れば抜管です。

手術お疲れ様でした☆

Oct 24, 2010

麻酔の流れ

お久しぶりです。
ちょっと気持ちが滅入っていて、書く気にならなかったんです。。

さてさて。
せっかく麻酔科を回ってるのに、麻酔の流れをご紹介しないなんて!
ということで。前半編。

まず、いくつかのオペを除き、前日の夕御飯を食べた後はNPOです。
NPO=nothing per os。禁飲食。
水分もダメなんて結構厳しいんです。
というのも、挿管時などに意識がない状態で、逆流して誤嚥してしまったら、肺炎になってしまいます!
フル・スタマック、と言って、緊急手術などで胃内容物がある場合は本当に気を使います。
あとは、肥満な人とか(笑)


手術室には起きた状態で自分の足で来てもらいます。
その昔は、前投薬、と言って病室で軽く麻酔をかけた状態で来てもらってたみたいですけどね。
今の麻酔薬は優秀で効きがいいし、自分でしっかり来てもらったほうが事故も少ないしね(患者さん取り違えetc)。

手術台に寝てもらったら、血圧計とか心電図とかを付けさせていただきます。

ここまでは、どんな手術でも一緒。
この先は全身麻酔、硬膜外麻酔、腰椎麻酔などでちょこっと異なります。

全身麻酔onlyなら、点滴からプロポフォール(鎮静薬。眠くなる薬)を入れて、患者さんに眠っていただきます。
マスクで換気ができることを確認したら、エスラックス(筋弛緩薬。だらっと力が抜けて、挿管やopeがしやすい状態になる。)を入れます。

そして、酸素化(100%O2をしばらく吸ってもらって、体中にしっかりと酸素をいきわたらせる)して挿管。
挿管はL字の喉頭鏡という器械で口から喉を見やすくあけて(=喉頭展開)、気管(=声門が見える方。違っちゃうと食道に行っちゃう><)に管を入れます。
しっかり挿管ができているのを確認。

目を閉じて乾燥しないように保護するシートを張ったり(その名も、メパッチ。)、尿の管を入れたり。
胃管を入れます。ほら、胃の内容物が逆流して誤嚥したら大変だから。

準備できたらope開始です。


今度は後半編を書きます☆

Oct 14, 2010

spinal

研修医によっては、もう何回もやっているはずのspinal。腰椎穿刺。 今まで採血以外の大した手技をやったことのない私。
本日初めてspinalを刺しました。


spinalとは、腰の所に針を刺して行って、髄液腔という脊髄のまわりの液体のところに針を入れることです。
病棟で行う場合は、
1.髄液を引いてきて、検査を行う。
2.髄液腔に薬を入れる(髄注、と言います)
などの目的で行います。

ope室で行う場合は、麻酔薬を入れることで、腰から下だけに麻酔を利かせる腰椎麻酔を行なう目的にて行います。




ややドキドキしながら。
でも、ちゃんと入った!

今日は、緊急で来た人にも挿管一発でちゃんと入ったし、(18Gのラインは失敗したけど。)なんだか幸せです。

Oct 13, 2010

挿管

初。大人の挿管。

2件とも(うち1人はおでぶさん)成功♪
なかなかに嬉しい。

テッソで散々教わったり教えたり、模型で練習してた成果ですかね(笑)
喉頭境(L字の形をしたもので、喉を見やすくするもの)を入れて持ち上げると、ちゃんと声帯が見えるんだもん。

やっぱり何事地道な努力は実を結ぶのかな♪

Oct 6, 2010

嬉しいこと×2

さてさて。
麻酔科研修医としては全くもって役に立たないはやたまです。
ラインすら取れない。あのバタバタの中、何をしたらいいか分からない。頭の回転はついていかない。

そんな中、今日は嬉しいことが2つあったんです。

<その1>
今日、老年病内科にいたときのことを、麻酔科に先生に褒められました。

というのも、当時担当だった患者さんにオペが必要だということになったんです。
ところが、心不全はあるわ、糖尿病はあるわ、心臓の中には人工弁が入っていてワーファリン(血をサラサラに保つ薬の一種)を切ることはできないわ、ペースメーカーは入ってるわ。

そんな感じだったもので、麻酔科に術前診察をお願いしたら、私が呼び出されたんです。
「麻酔のリスクが高すぎるから、ちょっと患者さんのことでご相談したいから来て欲しい」と。
そもそも、普通は術前診察をお願いするのは外科の先生なんですけどね。

で、当時の私(2週間ほど前)は麻酔のリスクって何??とか思いつつ麻酔科カンファレンスルームに出かけていき、患者さんの説明をしたんですね。

私は必死だったから、「そうだったっけか?」程度なんですが、どうも、何を聞かれてもちゃんと答えてたらしいんです。
糖尿のことでも、ペースメーカーのことでも、肝臓のことでも。

で、1年目なのにあれだけ患者さんのことを把握してるのはすごい、と麻酔科の先生方は思ってくださったみたいなんですよ。

という訳で、覚えていたみたいで。
老年病内科の人だよね?って、いろんな先生に聞かれ、褒めてもらいました。
これはちょっと嬉しい^-^♪


<その2>
初挿管が成功♪

「挿管」というのは人工呼吸器などにつなぐために肺に管を入れることです。
全身麻酔をかけると呼吸も止まってしまうので、必要になります。

L字になっている器具を使って、のどを見て、気管の方に入れていくんです。
(喉では食道と気管とに分かれてて、間違えて入れると大変!!)

私は今まで、模型で練習したことは何度もありますが、実際に人にやったことはありませんでした。
今日、初めてやったんです。
そして、成功♪

嬉しかったです。
それがいくら小児(3歳児)といえども。
(子供の方がのどが見やすく、入れやすいんです。笑)

Oct 5, 2010

オペ室

2日目の今日は先生にくっついて、麻酔を見学&少しお手伝い、という学生に毛が生えたか生えないか、みたいな感じでした。

麻酔科は私の大の大のだーいの苦手のオペ室に基本的にはこもりっぱなし。
それを実感する1日となりました。

朝7時にオペ室に入ってから、夜に仕事が終わるまで。
基本的に本当に全くオペ室空間から出ません。
お昼も30分だけで、オペ室に入るための部屋の隣にあるラウンジで休めるんだか休めないんだか程度の休憩。
相当安定していない限り、基本的には立ちっぱなしですし。。
2ヶ月やっていけるのかしらん。
そんな不安がよぎったはやたまです。

Oct 4, 2010

麻酔科

本日から麻酔科です。
苦手な外科系のローテーションが始まりました。
まぁ、私の1つ上の学年までと、1つ下の学年からは、外科が必須な中、なぜかこの学年だけは「外科または麻酔」という私にはラッキーな谷間だから、まだマシですが。

今日は術前外来でした。
術原外来とは、オペ予定の患者さんに事前に麻酔科の外来を受診してもらい、お話を聞いて診察をさせていただき、麻酔の説明をする、というものです。

内科と違って、安全に麻酔をかけられるように、という目的のためのもので、問診・診察ともに今までの内科とは視点が違います。

問診も、かなりclosed question。
喘息の既往があるか、緑内障は?心臓は?など。
診察も、一般的なものではなく、挿管困難が予想される因子が無いかどうか、などが中心です。

最初はドギマギしてましたが、2人目からは慣れたもの。
内科より遥かに楽ですから(笑)
こういう点は少し成長したかな、と思います。

とはいえ。
その患者さんの、麻酔にとっての問題点とは?
だからどう対処するの?
というのはまだ全然分かりませんけどね(当然か。って、開き直ってちゃダメですね。)

なんだか、ここで2ヶ月過ごしたら、今後麻酔科に麻酔をお願いする際に、どんな情報を提供すればいいのか、どういうことを気をつけるべきか、などが分かる気がして、今後のためになりそうな予感。


まぁ、私にとってこの2ヶ月は、
① 外科ではない
というのがまず一番大事。

そして、
② 内科では採血以外の手技をしたこと無い私だから、麻酔科にいるうちに少しでも手技を出来るようになろう
というのが二番目に大事。

そんなお気楽な感じですが(笑)

Oct 3, 2010

テッソ

この土日はテッソの講習会がありました。その名もカリセミ。
去年もあったもので、ICLSからJATEC、CLDSなど、救急医療盛りだくさんみたいな。

仕事の合間を見て遊びに行きました。

みんな生き生きしてた。
一生懸命教えて、一生懸命吸収して、一生懸命楽しんで。

なんだか、久しぶりに原点に帰った気がします。

自分は何をしたかったのか。
今の自分は何をすべきなのか。


毎日の仕事でいっぱいいっぱいで、頭ぐちゃぐちゃだった自分が、とっても遠く見えました。

そうだよね、私、医者になりたかったんだよね。
生命と生活を大事にする、医者の仕事のそんな部分に感動したんだよね。
病気を診るのではなくて、患者さんを診る医者になりたかったんだよね。
だから、学生時代から会話とかコミュニケーションとかを意識して学ぼうとしてたんだよね。
そういう基準でバイトも選んできたんだよね。
だから、Harvardに留学して、mental careを少しでも見てみたかったんだよね。

気持ち新たにしてくれた、後輩たちに感謝。

Oct 2, 2010

初めての

フルに2ヶ月を乗りきった科です。
なんか、成長を全く実感できないけど。
でも、前よりはちゃんと鑑別を考えようと出来てると思う。
分からないくらい少しずつ成長してるって信じたい。

そして、これくらいまったりしている科の方が私にはいいのだろうと思います。
アドレナリンがーっと出るような科じゃなくて。
じっくり鑑別を考えてみたり、じっくり患者さんの話を聞いてみたり。
忙しすぎる科だと私の頭の回転では間に合いません^-^;

そして、朝が来るのが嫌じゃなかった。
朝、普通に起きて、普通に出勤できた。
一番楽しく過ごせた。
実は、これは大きいと思います。


今から内科に転向した場合、3年目に1から学ばないといけないから、時間はかかるけど、老年な
らマイペースに学んで働いていけるかな、って。
マイペースな私でも受け入れてもらえる科かなって。

病気ではなくて患者さんを診たい、というのは入学前から思ってて。
そもそも、最初に医学に興味もったのは、『医療は人の生命&生活を大切にするんだ』って感動したからだし。
最近では、すっごい将来『ホスピタリティーデザイン』みたいな分野に携わりたい、とかも思ってたり。
さらには、内科医になるとしても、小児科にせっかくずっと興味あったんだから小児は全然診れないんです、ではなくて、小児もgeneralには診れたいとか。

いろいろ要するに思惑があって。
そんなことを考えては悩んでる私です。
こんな年になってから進路にここまで悩むとは。。

でも、ひとまず今日は、初めてフルに勤務出来た自分を誉めてあげようかな。

Oct 1, 2010

40時間

ついにやってしまった、40時間連続勤務。
昨日の朝、7時半に出勤してから、本日23時半まで。
眠い、、、

昨日からは2年目のM先輩がいない。
(10月から島根に地域医療の研修のため言ってしまっているので、ここでの研修切り替えとは関係なく昨日からいないのです。)

つまりは、誰に何があろうがまず動かなくてはいけないのは私。
しかも、Mさんの患者さんは腹水が著名に貯留し発熱中、とか、採血がものすごーーーーーーーーーく難しい人とか。

そうこうしているうちに、某先生の無謀な思いつきの一言により、某患者さんに丸一日3時間おきに採血をすることに。
インスリンのピークと血糖のピークが一致しているかを見たいんだって。
持続血糖測定や尿検査などですでに分かっている情報で治療方針は決まっているんですけどね。
だから多分治療方針には影響しないと思うんですけどね。
他の先生もえ、、、?って感じだったんですけどね。

しかも、夕方に脳梗塞の緊急入院が。
この患者さんに関しては、pure motor aphasiaで、まぁ、担当させていただけてよかったとは思いますけども。


そんなこんなでベースでものすごーく忙しい上に、夜中は泊まりこみで採血。

もう、泣きたかった。
研修医一人ぼっちは無理だ。。
仕事が回らない。。

という訳で、ヘロヘロになりながら今日の仕事終了。
まぁ、夜中に起きたってなんとかなるし、そんな状態でも採血できるということがわかって安心したのが収穫かな。

Sep 27, 2010

女医さんの宿命

として、看護士とうまく折り合いをつけて、仲良く仕事をする、という難しい命題があります。

女性は女性に厳しい訳で。
特に男性医師とは仲良くしておくと得な訳で。
気持ちは分からなくないんですけどね。

男性研修医と女性研修医で態度が違うと疲れますよね。


でも、いじめられるよーと言われて覚悟してたほどにいじめられていません。
というか、今の病棟ではむしろやはら高評価なくらいです。

多分、言われたことはすぐ対応するし、彼女たちの仕事を優先して私は待つし、患者さん教育の工夫をいろいろやるし、看護士さん達の意見を尊重するからだとは思いますが。
それにしても、いじめられずに受け入れてもらって仕事をするというのはやりやすい。

この先もこうだといいのだけど、、、
多分厳しいだろうなぁ。。

Sep 26, 2010

血管確保

血管確保。
採血なりライン確保なり。
難しい人はホント難しいです。

血管が深いところを通っている人や太った人、動脈硬化が進んでて血管が硬い人や高齢者で血管が動く人、小さい子も難しいです。

採血はまだいいんです。
肘のところだろうがどこだろうが、刺さればいいから。
でも、ライン(点滴)となると話は大変です。
肘など関節近くでは曲がってしまうからダメですし。
ある程度以上の太さがないと点滴落ちないし。

どちらにしても、血管確保の最大のポイントは、血管を見つけること。
指す技術より探す技術が大事です。

血管がどこを走っているかを知っておき、その線上をくまなく探す。
で、太さがまあまあで真っ直ぐな部分がそれなりにあるところ(針がきちんとおさまるためには、少し直線部分が必要)を探す。

って書くと簡単なんですけどね。
老年病内科の患者さんたちは、糖尿病あり、高血圧あり、動脈硬化あり、で血管がボロボロな人が多くて困っちゃいます。

自信を持って刺せる場所を探すのが鉄則とはいえ、難しいです。

Sep 23, 2010

向き不向き

学生時代から含め、いろんな科を回っていると徐々に自分の向き不向きや、やらたい方向性が見えてきます。

まず、私は患者さんを相手にしたいです。
だから、病理や放射線科はあまりやりたいとは思いません。
また、私はオペが苦手であり、さらに、人の話をしっかり聞きたいので外科系はあまり向かないです。

とか言ってると、あっという間に、残るは内科か小児科か?
さらに、私は急変ばかりでバタバタしているところより、多分だけど、人としっかり向き合える科が向いているんだと思います。

さらには、generalに診たい。
『それは専門外だから知らなーい。私はこの臓器しか興味ないです。』ではなくて、きちんと患者さんは患者さんとして全体を診たいです。

ずっと、子供が好きだから小児科、と漠然と考えてましたが、最近ライフワークとして何をやっていきたいかを考えるようになりました。
改めて考えてみても、一般小児科医または一般内科医が私にはいいのだろうと思います。

まぁ、野望としてその先にある夢は、癒しの医療。
まだまだそんな具体的にはっきりしている訳ではないですけどね。
その為に少しずつでも勉強していこうとしているところです。


そんな中、今の私にとっては衝撃的な話が持ち上がっています。

『はやたま、老年病内科に向いてるよ』

どういうことかと言うと。
この2ヶ月を見ていて、教授を初めとした老年病内科ね皆に『小児科より老年病内科に向いてると思う』って言われるんです。
というか、医局でそんな話題にもなってるらしいです。

今までかつて『うちの科に向いてる』と言われたことはありません。
小児科は『行きたい』って言うから、『いいんじゃない?向いてるんじゃない?』って言われますが、それ以外では初。

いったいどういうことかと思って、一緒に回っている2年目のM先輩に聞いてみたんです。
そしたら、『小児科もいいと思うけど、老年病内科は向いてると思う。患者さんを元気付けてやる気を出させる、そんな才能はずば抜けてると思う。』と。

このMさんの言葉自体はすごく嬉しかったです。
日々凹みながら生きている私にとって、そして、最終的に癒しの医療を目指したい私にとって、密かに涙してしまいそうになるくらい、嬉しかったです。

でも、志望科ではないと明言しているにも関わらず、ここまで皆に口を揃えて向いてる、とか言われると考えちゃいますよね。

私にとって一番いい選択肢はなんなんだろう。
何をやっていきたいんだろう。

またしばらく悩みそうです。

Sep 18, 2010

Barre-Lieou Syndrome

というらしいです。
私の症状。

事故の後の頸椎捻挫後の、自律神経症状を伴う症候群。
後頭部痛+めまい・眼症状・耳鳴りなどなど。
断続的にあって、事故後2週間~1カ月半程度がピークとのこと。

せっかく、整形外科の見立て通り、2週間で持続的な頭痛・めまい・嘔気は止まったというのに。。。
そのあともこんな症状に悩まされるとは。。。

確かに、その後も断続的に起こるんですよね。
めまいが起こったり、頭痛がひどくなってみたり。
先日は朝の回診中(老年病内科では、みんなで朝に回診をするのです)に、すーっと血の気が引いてしまって、病室を出て座り込んでしまいました。。。


昨日は夕方からめまいが止まらなくなってしまって、オンコールルーム(当直室)で寝てたら、上の先生が調べてくれました。

気のせいじゃないんですね。
気持ちからくる不定愁訴じゃないんですね。
少し安心したというか、なんというか。
診断がつかないのが一番不安で怖いですね。


でも。
6時過ぎに少し良くなったので、先生たちとお疲れ様会(?だったのかな、多分??)に行ったら、その先で全くもって動けなくなりました。。
お恥ずかしい限りだ。。。

途中で、すーっと血の気が引いてしまって。
あっ、って思ったからトイレに駆け込んだんですが、その後、動くとめまいが激しくなってしまって、動けなくなってしまいまして。

タクシー呼ぶ?
とか言われたんですが、支えられても何しても、どうにも立ち上がれない。
動くとものすごくめまいが起こるから。

とか言ってる間に、救急車になってしまいました。。。。
がーーーーーん。。。人生初の救急車。
先輩?先生?に抱えられるように運び出され、勤め先のERへ。。。


もう、みんなに申し訳ないし、めまいでどうにも気持ち悪いし。

早いところ治ってくれないかしら。
Barre Lieou Syndrome.

Sep 16, 2010

説明

医学的なことを患者さんにいかに分かりやすく説明するか、というのは簡単なようで難しいです。

例えば。
心不全で肺うっ血・肺水腫があり胸水が貯留していたとしましょう。

簡単に言うと、
心臓の働きが悪くて肺に水が貯まっているという状態。

でも、これが意外と伝わらない。
なんとなーく解るけど、いまいちピンと来ない。

肺に水が貯まるってどういうこと?
なんで心臓が悪くて肺に水が貯まるの?
と言う訳です。


今日、患者さんに入院していかに良くなったかを説明しに言ったら、初めて『肺に水が貯まっている』という状態を理解したみたいで、今更ながらかなりショックを受けてました。

という話を上の先生にしたら、誉められました。
患者さんに簡単に説明するのが上手だ、と。
そういう才能は必要だ、と。


私がどう説明したかというと。
足に水が貯まるとむくみますよね?
それと同じように、肺にも水が貯まってむくんでいる状態なんです。
だから苦しいんです。

心臓の働きが悪いと、血液を送り出せないですよね?
そうすると血管の中で血液が渋滞を起こして、体のあちこちから水が戻ることが出来なくなってしまうんです。
だから、足とか肺に、心臓に戻れなくなった水が貯まるんです。
と。

これのどこで具体的にイメージできたのかは分かりませんが、自分の体で起こっていることを理解したみたいです。
これを期に、塩分・水分を制限してくれるといいのですが。。

Sep 15, 2010

自分の脂肪に殺される

普通の小太りぐらいなら、生死に直結はしません。
糖尿病になってみたり、脳梗塞になってみたり、心筋梗塞になってみたり、とかそういう間接的には大事ですが、太ったから生死に直結、というのはあまりありません。

でも、今私が担当している患者さんは自分の脂肪に殺されかかってます。

入院時130kgで、動くのも難しい状態。
今は120kgまでダイエットして歩けるようにはなりましたが。
それでも、心臓と肺にかなり負担をかけている状態です。

指にクリップをつけることで血の中の酸素量を測る経皮酸素飽和度モニター(=SpO2)は、通常の人では95-100%です。
私とかでは98%程度で、息をずーっと止めてて"もうだめー!!!"っていうところまで頑張っても93%とか。
90%を切るということは通常はありません。
苦しいです。

それが、この患者さんは普通に座ってると90-95%。
前かがみになると、88%とか。
仰向けに寝ると80%、横向きに寝ると85%。

この時点で、おいおいな訳です。
自分のおなかの上に30kgのお米を乗せているのと同じような状態だから、呼吸が出来にくくて、酸素が下がるのです。
もう、びっくり。
でも、本人はずーっとこんな状態だから苦しさは感じないんです><

血液の中の酸素分圧を測る採血でも、普通は80とかある値(PaO2)が、50台。
頑張って6分くらい歩いてもらうと70に。

二酸化炭素(PaCO2)は普通は40。
この患者さんは60。

………。

さらにさらに。
睡眠時無呼吸症候群という、寝ている間に呼吸が止まる病気もあるので、夜中はその治療用のCPAPという機械をつけているのに70%まで低下。
あまりに低いので酸素を投与することになりました。


自分のおなかの脂肪に殺されかかってるんです。
(というより、呼吸循環不全に陥ってERに運ばれた後なんですけどね)

もう、びっくり過ぎてあいた口がふさがりません。

Sep 13, 2010

ダイエット

女性にとってはとっても関心があること。
(特に私みたいに、ここもやせたいなぁ、こっちも細くなったらいいなぁ、なんて思ってる人にとっては)
生活習慣病や肥満症の治療の基本は食事療法と運動療法です。

食事は標準的には27kcal/標準体重kgにします。

たとえば、158cmの私の場合では。
標準体重=1.58×1.58×22(BMI22が標準体重)=54.9kg
標準的な食事=1482kcal/day

意外と少ないですよね。
だから、健常人であればすごく動く人とかだったら、30kcal/標準体重kgにしてみたりとか、運動量によりけりで必要なカロリーは変わります。

もともと太ってる人とか、すごく食べてた人とかだと、標準的なカロリーにしたただけでやせていきます。
あとは、無理のない範囲で(腎臓がある程度以上悪い、心臓に病気がある、などなど、積極的な運動をしてはいけない人もいるので)運動を加えるとバッチリ☆


ちなみに。
私は、仕事でそれなりに動いてはいますが、朝ごはんで400kcal、昼ごはんで600kcal、夕ごはんで600kcal程度は摂取している上に、お菓子とかつまんじゃったりするので、やせもしなければ太りもしません(笑)

さらには、運動は夜寝る前のストレッチ程度なので、体重は減ってくれません><


患者さんに言っていることと同じことを実践すればいいだけなんですけどね。
余計なものを食べずに、標準カロリーの食事をして、ちょっと運動を加えればいいんですよ。
でも、実際に自分でやろうと思うと難しいんですよね(笑)

Sep 12, 2010

診察をするということ

最近改めて思います。
"診察"をするということは大切である。

最近、いろんな患者さんに言われるんです。
"ここの病院では、ちゃんと診察してもらえて、全身診てもらえるからいいです"

データだけ見て、それで判断して、ろくに患者さんの顔も見ない・診察して聴診器をあてることもしない、そんな医者は当たり前ですが、やっぱり評判が悪いです。

でも、当たり前ですが、患者さんの話自体や診察所見って大事です。

でも、入院時にどこまで診察するか、って判断に困るんですよね。
いえ、入院時ならまだしも、外来とか。
 神経学的所見をどこまで取るか。頭頸部は?腹部は?


みなさん、どこまで診察してます??

ちなみに、私は入院時は以下の所見を取ります。
Gen:意識、見た目
頭頸部:視診、顔面浮腫、眼球結膜、眼瞼結膜、口腔(粘膜・虫歯・舌)、咽頭、頚部リンパ節、甲状腺
胸部:心音(+明らかに異常があれば心尖拍動を触れる)、呼吸音(ただし、聴診のみ)
腹部:視診、腸蠕動音、打診、触診(圧痛、肝、脾)、尿路感染が疑われればCVA tendernessも
四肢:視診、浮腫、チアノーゼ、動脈拍動(足背、膝窩部、大腿、トウ骨)

神経:
CN:眼球運動、触覚V1-V3、眼輪筋・口輪筋、指こすり(異常があればまたは異常の訴えがあれば、Weber, Rinne)、カーテン徴候、舌提出
motor:視診(不随意運動など)、Barre
sensation:light touch, 振動覚、深部腱反射(Tri、Bi、Bra、Knee、Ankle)、Babinski
Coordination:DDK、tap test、指鼻指
Gait:歩行(入院時とかにさりげなく見ておくのが中心ですが。)

その他:起立試験、長谷川・MMSE

特に異常を感じた際以外はすっ飛ばしてるのが、
副鼻腔、頚部血管雑音、椎骨叩打痛、上腕動脈触知
下肢のmotor、touch test, 痛覚、深部感覚、かかと膝試験、一直線上の歩行、継ぎ足歩行、Romberg


翌日以降は、異常があった所見のfollow up。
さらに訴えがあれば、それにあった所見を取る。
って言う感じです。

みなさんがどうしているのかを知りたいです。

Sep 11, 2010

聴診器の威力

私のことを看護師と思い込んでいる患者さんがいて、いつも「医者は朝回ってくるけど、そのあとはこないのね」ってプリプリしてる人がいたんです。

いくら"研修医です"、"医者です"、って言っても訂正不能だったんですが。
その患者さんが昨日くらいから私のことを"先生"って言ってくれるようになりました。

なぜか。

毎日毎日聴診器をあてて診察をして。
そしたら、ようやく医者らしい、と思ってくれたみたいです。

看護師さんも聴診器を持ってはいるんですけどね。
聴診器の威力ってすごい。
改めてそう思いました。

Sep 3, 2010

逆の立場

つい数日前に私が座っていた救急外来walk in2番診察室。
そこに医者として座ることになろうとは。

救急外来に老年病内科にかかりつけの患者さんが来たということで呼ばれたんです。
こう書くと普通なことみたいですが、当院では救急外来walk inは2年目以上の先生が担当するので、私が座ることはかなーりレア。

というよりも、実は初めてです。
すごく変な気分でした。


そして、この話にはおまけも。
患者を引かないはずの私なのに、何故かこの患者さんが来たのは金曜日の午後6時。
金曜の夕方から夜に入る緊急入院ほど嫌なものはありませんからね。
(金曜の帰りが遅くなる&土日に不安定な状態な患者さんをかかえる)

おかしいなぁ。
おかしいなぁ。
私なのにおかしいなぁ。

そう思いながら救急外来に行ってみて納得。
入院いりませんでした。

話聞いて診察した段階でほぼ帰す決断をして。
一応採血して、大丈夫なことだけは確認をして、お薬出して帰宅してもらいました。
(ちゃんと上の先生の確認は取りましたよ)

我ながら、さすが私だ、と思ってしまいました(笑)

Aug 31, 2010

全治14日

結局、事故の数日した昨日今日が頭痛、吐き気、気持ち悪さのピークです。
整形外科を受診したところ、そういうものらしいです。
診断書をもらったら、全治14日って書いてあってショックでした。
早く治りたい。。

あまりに気持ち悪く、採血は失敗するは、パソコン画面は見てられないは、で昨日は早退したほど。
今日はカンファあるしなぁ。。と早退はせず。
カンファ終わったら、みんなに帰れ帰れとせき立てられました。
まだまだ仕事あったけど、8時に病棟を出ました。
それでも勤務時間は12時間を越えてるけど(苦笑)

薬を飲むと少し落ち着きますが(それでも動くと気持ち悪い)、また数時間でダメになる、の繰り返し。
事故って怖い。
心底思います。
それでも、突っ込んできた相手が無事で不幸中の幸い。
相手が勝手に突っ込んできたとはいえ、無事じゃなかったらショックでしばらく立ち直れない気がする。

Aug 29, 2010

一夜明けて

気持ちは少し落ち着きました。

昨日レッカー移動や保険関係手配の為に駆けつけてくれていた父いわく(親の車だから、保険がどうなってるのか全く分からなくて、連絡した)、
レッカーの人が『お嬢さんだいぶ動転してたみたいですけど大丈夫ですかね』と心配していたらしいです。
今考えると、確かにパニックだったし、落ち着いてきたと思ってもまだ大分動転してたんでしょうねぇ。


結局、今も頭は鈍い痛みが続いています。
嘔気というほどではないですが、気持ち悪いです。
夢は車に乗ってたり、事故だったり。
ふぅ。。。


でも、ふと思ったのが、後部座席にいなくてよかったということ。
あれだけ右後ろがぐしゃぐしゃと言うことは、後部座席に座ってたらもっと大変なことになってただろうから、、

そう思うと血の気が引きます。
というより、事故のことを考えると血の気が引きます。
怖いですよね。

でも、相手が死ななくて良かった。
人が飛んでったのが見えて。それで死んだりしちゃったら、私が悪くなくてもショックで立ち直れない。。
不幸中の幸い。

さらに、医者で良かったな、って思いました。
身元の保証があるというのは社会的には大きいなぁって。


今日は先輩に仕事を頼んで仕事お休みすることにしました。
頭痛い。

Aug 28, 2010

交通事故

に遭いました。

停車中に右後ろからバイクに突っ込まれました。
バイクの人が飛んでいくのが見えました。

JATEC知ってるはずだけど、そんな冷静なことは考えられませんでした。
自分が当事者だと軽くパニックですね。

しばらく震えも止まらず。
通行人の人が通報してくれ、安全確保してくれ、バイクの移動とかもしてくれました。


警察が来て、ドラマとかニュースの如く実況検分をしました。
警察の車に乗せられて事情聴取もされました。

うちの車のタイヤはパンクしたし、ホイールぐじゃぐじゃだし、ドア開かないし。
相手はバイクだし、飛ばされてたし、かなりの衝撃で怪我もしてるのに、無職でお金がないからか、病院はかかりません、と。
(事故だと健康保険使えないから十割負担なんですね。)

私は頭から首が痛いし、相手の保険で払ってくれるらしいし、自分のとこの病院にかかりました。
事故だし、人が飛んでいくの見たし、ショックが大きかったですが、幸い私は大きな怪我はありませんでした。
とりあえずは左後頚筋を痛めただけで、来週フォローアップです。


まぁ、しばらく車は乗りたくないかな。。

Aug 24, 2010

記録更新

明日、無事に仕事に行けたら。
そしたら、私の最長勤務日数は更新されます。
55日から56日へ。

復帰以来、いつまた行けなくなるんだろう、って怖くて不安で。
社会人だもの、疲れたり泣きたくなることだってあるのが当たり前。
だけど、それが兆候じゃないか、きっかけにならないか、って思ったら怖かった。

だけど、ふと、『最長記録更新だ』って気づいたら。
なんだか楽になった。

だって、これからは毎日が記録更新だもん。
ゆっくり、地道には進んでるんだ、そう思った。

Aug 22, 2010

死ぬとき

研修医になって4ヶ月。老年病内科を回って3週間。


人生の危機などの大きな事態に直面したとき。
その人のそれまでの人生が全部表れる。

そう思うようになりました。


とっても平和で、ご主人やお子さんが優しい人。
身内は誰も知らん振りで、来るのは友人だけの人。
入院中1回も誰も面会にこない人。
ご家族に連絡つけようとしても、知りませんと言われ、もう連絡してくるな、という人。
家族が引き取り拒否をする人。

面会に来たご主人と浮気相手で大喧嘩になる人。
入院して状態がよくなったのに、家に帰ったとたん栄養失調で廃人のようになって再搬送される人。
みんなに看取られて泣いて悲しまれながら亡くなる人。
あそうですか、の一言で済まされてしまう人。


それまでの人間関係が全て出ます。本当に。
本人の知らないところで、または目の前で、大変な騒ぎが勃発します。

死ぬときは平和に、穏やかに死にたい。
本当にそう思います。

Aug 13, 2010

キス

今日、患者さんにキスされました。
67歳男性です。

あのですね。
全くやる気のない感じの糖尿病の患者さんなんです。
しかも、やや医療拒否的な。
さらには、認知症も被ってきていて、インスリンの自己注射が難しいこと難しいこと。
でも、糖尿病コントロールが非常ーに悪くて困ったさんなんです。
そこで、私も上の先生とともに、いろいろ工夫をしてみたんです。
自分でインスリン頑張れるように。
やる気が少しでもでるように。

で。
それを説明して、頑張りましょうね、っていう話をしにいったら。
『まりさん、好きだー』って言ってキスされました。
いつも患者さんの前では自分でもびっくりなくらい、何があっても冷静な顔をしている私ですが。
(意外かもしれませんが、患者さんの前だけはどんなに分からなかろうが、失敗しようが、平然とした顔が出来てるんです。
医者がパニックを顔に出す訳にはいかないですから。)

でも、今回ばかりは固まりました。
ビックリしすぎちゃって。

あ、ちなみに、ちゃんと(?)手です。
私の右手を両手で取った彼は、そのままガーっと振ったあとに、先ほどのセリフとともに、右手にキスしました。
あーびっくりしたぁ。
さすがにこんなのは初めてです。


<8/15 追記>
13日に転科してきて、本日で丸2日。
昨日私の知らないところで、看護師にセクハラ発言をしまくっていたらしいです。

というより、外科からの転科で、サマリーも無く何の送りも無かったので知らなかったのですが、ものすごいセクハラ親父らしいです。

という訳で。
看護師さんに言われました。
『先生一人で行かない方がいいですよ。診察とかマズイと思います。
男の先生に絶対ついていってもらうようにした方がいいです。』

なので。
一人で行くの止めます。
そして、こういう時に限って、一緒に回っている2年目のM先輩(男性医師)は夏休み。。。

Aug 12, 2010

generalに診るということ、生活習慣病を診るということ

generalに診るとは、臓器別に診るのではなくて、患者さん全部を診るといことです。
糖尿病は内分泌代謝内科、お腹のことは消化器内科、ではなく、丸々見るということ。
まぁ、専門家の意見を聞いたり、専門的な検査をしてもらったりはしますけど。

私はgeneralに診ることはとても好きです。
小児の何をしたいの?sub-specialityは?って聞かれると困るほど。
町医者、と言ってはなんなんですが、そういう感じでgeneralに見たいんです。
心臓だけ、とか、血液だけ、とかじゃなくて。

だから、そういう意味では老年病内科は面白いです。
generalな内科なんです。

うちの大学で言うと、膠原病ほど怖くもないし、厳しくもないし、専門的でもないけど、でも、まったりなpetit膠原病みたいな感じです。
自分で全部考えてみる、やれるところまでは全部やってみる、って感じです。

この部分は楽しい♪


一方で私の興味の範疇にいまいち入ってこないのが、生活習慣病。
大事なことは分かるんです。
診たくないわけじゃないんです。

でも、糖尿病の教育入院(要するに、食事食べ過ぎ、塩取りすぎ、運動しない、と好き勝手をやっているからあまりに糖尿病が悪化して、それを是正する為に入院するような感じ。)を20回もやっている方で、何をやっても、何を言っても聞かない人とか。

申し訳ないのですが、ホント、はぁ。。。って感じです。
まぁ、どうやったら変わってもらえるかを考えるのも医者の仕事ですし、工夫をして少しでも変わってくれたら嬉しいんですけどね。

Aug 7, 2010

基礎代謝

最小限生きていくのに必要なカロリーのことです。
簡単に言えばこれと、動いた分のカロリーを足したのが1日の消費カロリーになります。

基礎代謝を本当に測ろうと思うと大変ですが、簡易版で測る装置があります。
起きてから動いていない状態のまま早朝空腹時に、マスクを取り付けて普通に呼吸してもらうだけ。
呼吸商を測定することで基礎代謝と、その時に何を消費しているのかが分かります。


今日、患者さんの基礎代謝を測定するということで、朝7時半に出勤しました。
でも、今日の私にとっては、これはおまけ(笑)
楽しみにしてたのは、自分の代謝を測ること(笑)

既に仕事に行って働いているので、朝起きてからずっと寝てた訳ではないから、正確に言うと基礎代謝ではなくて、安静時代謝になりますけどね。
ちゃんと、朝ごはんも抜いてくるという気合の入れよう(笑)


という訳で。
無事患者さんの基礎代謝を測り終えてその他仕事を終わらせた後、30分の安静の後、今度は自分の代謝を測ってもらいました♪

そしたら、約1700kcalとのこと。
あれ、安静時代謝がこれだけあって太っているということは、私食べすぎ(笑)


2ヶ月間、運動量を増やした時に、筋肉が増えたら基礎代謝が増えるか、2カ月後に老年内科を終わる時に再測定してもらうことにしました♪

Aug 6, 2010

太ったらダメだぁ。

本日、110キロの体重の持ち主が入院してきました。

BMIは40以上、ウエスト(というか、くびれもへったくれもないから、腹囲?)は135センチ。
私より身長もあるので、迫力満点。

患者さんの歩行試験や起立試験など、倒れる可能性がある場合は、倒れないように気を付け、倒れても大丈夫なように支えるなくてはなりません。
立ちくらみはないって本人は言っていましたが、起立試験を行って起立性低血圧が陽性で倒れてしまったら。。

支えられる自信がなくて怖かったので、先生についてきてもらいました(>_<)
当然のごとく、糖尿病、高血圧、脂質異常症もあります。
しかも、それぞれ半端じゃない値です。
(血圧なら193/105とか、HbA1cなら9.8とか。)

胸の診察をすれば、肺や心臓の音は遠く小さく。
お腹の診察をすれば、押せど押せど脂肪ばっかりで内蔵には触れられない;;
レントゲンは脂肪が白く写って邪魔をする。
月曜の採血とかすっごく不安。


やっぱり太っちゃだめだぁ、、

Aug 4, 2010

んーと。。

老年病内科は全てドクター採血です。
(多くの科ではナース採血です)
練習になるからいいんですけどね。

だから、採血オーダーを入れた日は自分で朝早めに行って採血します。
大半の人は食前採血なので、朝御飯が出る前に終わらせる訳です。
採血だけして『はい、さよなら』という訳にはいきませんから、お話を聞いたり診察する時間も必要です。
あとは、採血をしない人にも会っておきたいし。

だから、今は採血をしない日は8時出勤、採血があるなら人数によりますが7時半とか。
それは許せる範囲(許せるも何も、私の許可はいらないわけだけど)。
だけど、明日の採血はちょいと特殊な血液検査項目を入れたから起床時です。


起立性低血圧とか便秘などがある糖尿病の患者さん。
糖尿病が原因と考えるのが自然ではあるのですが、その他の合併症や神経の検査とは合わないくらいの程度。

そこで、いろんな鑑別をしている訳ですが。
その一環で褐色細胞腫でないことを除外したくて、カテコラミンとか測ってみる?とか思ってしまったのですよ。
本当は随時尿でスクリーニングできるのですが、電子カルテの検査項目の中に見あたらなくて、、、
その他の鑑別に必要な血液検査項目と一緒に採血してしまおう、かなと。
(ちなみに、今回の鑑別疾患リストは、ほぼはやたまの独断。いいのか!?)

で。
私はカテコラミンを測定するのは初めて。
検査の本を読んでいたら、簡単に値が変わるから、早朝安静臥床時に採血するのがよい、と。

ん?

起床時ってこと??

…。。。


慌てて患者さんの元へ。
何時に起きるか聞いたところ、5時半に日の出とともに、と。

…。。。

申し訳ないのですが、さすがにそれは私には無理です。
そこで、患者さんと交渉。『トイレに行くのはいいから、それ以外は採血までは動かないでベッドで寝てて下さい』と。

そしたら、何時に採血ですか?って。
そりゃそうです。うん。私も同じ立場なら気になる。
『んーと、実は私が起きて出勤し次第なんです』と。
そしたらね、モーニングコールしましょうか(笑)って。

という訳で、5時半に起きるのに、7時半まで動かずに寝たままいてもらうのは、申し訳なさすぎるので、明日は目標6時半出勤にします。
本来は完全に朝型な私だけど、最近は仕事上やや生活リズムが夜寄り。
さて、何時に出勤できるのやら。
乞ご期待(泣)


<追記 8/5>
本日、二度寝をしたのか、起きたら6時過ぎ。。。
というわけで、7時に患者さんの元へ行きました。
そしたら、ちゃんとベッドの上で寝て待っててくれてました。

しかも、『あ、先生早いねぇ』って(笑)
まぁ、遅くとも7時半には行きます、って言ってたしね。

Aug 3, 2010

老年病内科

さて。
昨日から回り始めた老年病内科。

私の担当患者さんは4人と少なめでのスタートとなりました。
それはいいんですが、なんと全員が糖尿病。。。
最初からテンションが低めだった私ですが、2日目の現在、すでに嫌気がさしてきています。


老年病内科とは、現在流行りの(?)総合内科的な内科です。
女性科とか、老年病内科、とか。

糖尿病、高血圧などのcommon diseaseもたくさんですし、まれに、原因不明の下痢とかもいます。
私は今まで内分泌的なところを回っておらず、糖尿病がメインの方は初めてです。
(学生時代は循環器、神経。研修医になってからは血液、呼吸器。)

だから、糖尿病について詳しくなれるのはいいことではあるんですけどね。
今は小児でも糖尿病増えてきてますし。

毎日、みんなの(しかも、小太りのおばちゃんとか、やせちゃったおじちゃん)血糖値と薬の量とをにらめっこ。
それ以外に、糖尿病に付随する合併症のチェックなど。

まぁ、おいおい糖尿病についても書きたいと思います。

Aug 2, 2010

社会復帰

復帰して1カ月。
なんとか、働くことに慣れてきました。
まだまだ、完全、とまではいきませんが、とりあえずは毎日働いています。

次の目標。
普通の研修医の生活をできるようになること。
今の私は寝すぎです。毎日7-8時間は寝ています。
他の人と比べると、私は遅く行って早く帰ってしまっていますから。。。

それでも、なんとか働けたということが嬉しいです。
本当に嬉しいです。

人に迷惑をかけながらの1カ月だった自覚はあります。
私が手が回らなかった分は上の先生や同僚が補ってくれていたことも分かっています。
だけど、そうやって助けてもらいながら、どうにか働けたことでホッとしている自分がいます。

少しずつ。
少しずつ回復していこう。

Aug 1, 2010

危ない時。

医者になって4ヶ月、実質3ヶ月の間、まだお看とりをしたことはないです。

危ないかも、と言われて緊急入院して、そういう説明をご家族にきた人はいますが、たまたまみんな回復して帰っていったから。

だけど、今回は回復の見込みのない患者さん。
肺癌ターミナル。

先々週、2日くらいの間に酸素化がみるみる悪くなっていて、昨晩の時点で15lリザーバー+5l鼻カヌラでSpO2 80%。
夜の時点で、今夜か明日には危ないかもしれない。医療用麻薬で苦しさを取りながらにするか人工呼吸器をつけるかの選択をご家族に決断をお願いしていた。
つまり、最期がfullなのかDNRなのかが未定なのである。

夜、「危ない、危ない」と言っていて、上の先生は泊まる、と言っていましたが、私は帰る選択をしたんです。
本当に危なかったら、呼んでもらえる、って。

呼ばれることなく、翌日行ったら挿管されてました。
ご家族は、意識を無くしたとしても1分1秒でも長く生きていることを選びました。


その後、なんとか低空飛行を保っていました。
だけど、腫瘍の増大は止まりません。
腫瘍の影響で次から次へと問題が起こりました。
感染、高K、SIADH、不整脈(pAfがメイン)、心筋梗塞など。

そして、昨晩ついにVFが起こりました。
VFというのは、心停止と呼ばれる中に含まれる不整脈です。

リドカインのみで短時間でなんとか戻ったようですが、次に起こったら分かりません。
ご家族は夜中から詰めている状態でした。

でも、一応無事に昨夜を乗り越え、今日、私から次の研修医へと引き継がれました。



今回のことで私が感じたこと。
特に、今月は私の祖父が亡くなったということで、祖父とこの患者さんと重なる部分も多くて。

① QOLとSOL。
(QOL=quality of life, SOL=sanctity of life)
どちらを選ぶかは自由。
どう考えるかも自由。
どちらにしても、本人のことを思い、本人の死を周りが受け入れるのに必要。


② 死を待つことはしたくない
私、昨日もちゃんと自宅に帰ってるんです。
悩んだんですよ。
患者さんがこんな状態だし。

だけど、ほかの仕事が全部終わったのに病棟にいるのは、その人の死を待っているだけ。
それは嫌だった。
だから、家に帰った。



どうしたらいいか、なんて答えはないけど。
ご家族・医療者。どうするのがベストなんだろうね。

Jul 28, 2010

引き継ぎ

研修医は数ヶ月ごとに科を変わります。
ということで、引き継ぎの回数はけっこう多く、多分、大事。

実はほぼ初めてです。
4月は仕事自体何も出来ないのにいきなり10人だし、先生も期待してなかったし、先生外勤外来がほぼなかったから、とりあえず付いて回ってれば大丈夫だったんです。
突如休んだ時は同じ科の中とは言え、ほぼ放り出してきてしまった、、から引き継ぎはサマリーと指示書サマリーと注意事項を軽くのみ。
復帰したときは〇から始まったから、今の患者さんはみんな私が取った患者さん。

引き継ぎをうまくするのも、されるのも難しいと初めて実感です。

とりあえず、みんなのサマリー作って、先まで検査入力して、指示書とか書類を用意して、注意事項とかを書き出して。
これで伝わるのでしょうか??
まぁ、上の先生いるしね。
私は、引き継ぎをされるのが苦手で、どんなに説明を受けてもサマリーもらっても、いっぺんに知らない患者さんが沢山、は頭パンクです。
最初の1週間が右往左往だろうなぁ。

Jul 27, 2010

来ターム

笑っちゃいけません。
老年です。

です。。。

みんなに、『いいじゃん、それなりに早く帰れるんじゃない?良かったね、』と言われます。

が、しかし。
小児科志望の私は実は老年は第7希望です。
(全部で第9まで書く。
下2つはかたい。コラーゲンと神経。
だから、循環や既に回った血液や呼吸器よりも下の希望だった訳である。)
しかも、研修医は一年目は私だけなんです。
あとは二年目の先輩が一人。
さみしい。。

生きていけるだろうか。。
なんだか心配は残りますが、みんなに無言で(&有言で)『楽なとこに回されてるんだよ』って言われてしまうともうどうしようもないです。
すみません。

人生で2ヶ月くらい、ひたすら老人と向かい合うのも悪くはない。
そう思うけど、テンションの上がらないはやたまでした。

でもまぁ、おじいちゃんおばあちゃんたちと楽しく2ヶ月過ごすことにしよう。うん。
そう思って今日挨拶に行ったところ。

『君はこの2ヶ月で何を学びたくて来たの?』と。

もう、喉元まで『いえ、小児に結び付きそうなところ回りたかったんですけどね、割り振られちゃったから仕方ないですよねー』って出かかりました。
危ない危ない(笑)
一応、『小児しかみれなくなってしまうので、典型的な高齢者をみれるようになりたいです』って答えてみました。

Jul 22, 2010

学生さん

学生さん、という呼び方はあまり好きではない。
まとめて呼ぶときはいいんだけど、一人ずつはできるだけ名前で呼んであげたいと思う。

さて。今週から私の下にも学生が。
初めての普通の学生Aちゃん。かわいい><


彼女には患者さん1人を担当してもらっていて、いろんな鑑別を考えたりと、頭を悩ませてもらっています。
毎日カルテに書いてもらって、私が若干の修正を加え、承認する。
それが、かなーりしっかり考えてられていて、5年生で最初に回っている科なのに、本当にすごいと思う。

後は、新患を取る時は、別に"担当患者"とはしてないけど(どんどん増えちゃって大変だからね。笑)、最初の問診と診察はしてもらってる。
やっぱり、新患に問診をする機会って大事だと思うから。
誰よりも先に情報を取ってきて、前情報の先入観がない状態での診察って大事だと思うから。

手技的なことでは、担当患者さんや新患さんの採血をしてみたり。
ベッドサイドでの検査(心電図etc.)がある時は一緒に行ってみたり。

後は、帰れる日は極力早く帰してあげたい。これ、とっても重要(笑)


そんな感じの毎日を過ごしています。
自分が忙しすぎて大変な日は、けっこうほっぽり出し気味だったりするけど、極力やることないのに放置プレーみたいなことはしないようにはしてるけど。

本当は、もうちょっとmicro teachingをしてあげたいと思うんだよねぇ。
質問されると、ついそのまま答えてしまうことも多いし、思わず解説をしてしまうことも多々ある。
本当は、なんでだと思う?とか、こう質問をしてあげる方が為になるとは思うんだけど、今はうまく質問をしてあげられてることの方が少なめなのが反省点。

まぁ、自分の研修でいっぱいいっぱいの私が何を言っているのだかですが。
自分の頭でちゃんと考えられる研修医になりたい。

Jul 15, 2010

気管支鏡検査

世の中、いろんな検査がある訳で。

呼吸器内科で毎週沢山行われている検査が気管支鏡検査。
まぁ、気管支に内視鏡を入れて行う訳です。
胃カメラの肺バージョン、と思っていただければ、一番近いかと。

喉に麻酔をして、細い内視鏡を気管に入れていきます。
気管は、喉では1本です。喉過ぎた辺りに声帯も見えます。
それが、左右に分かれ、その先も分かれ、と次から次へと別れる訳です。
大きな区分は左8こ、右10こですが、その先も更に分かれます。

そして、それぞれに番号が振られています。
右B1c(1cは右肩に小さく書かれる)のような感じ。
左右どちらなのか。
B=気管支。Aなら動脈。
1はS1(大きな区分の何番のところか。)
cはその中のcという枝。


内視鏡の類というのは、まず最初に正常組織を同定します。
胃カメラなら、これが食道、ここが胃(の底部、体部、etc)、など。
目的としている"悪そう"な所へいきなり行くのではなくて、全体をみるんです。
だから、気管支鏡でも枝を全て同定するんです。

が。
先生方は当然のごとく分かるみたいなんですが、私みたいな素人には、カメラが進んでいっても、そこが何番なのかチンプンカンプンです;;



それが終わると、ついに検査突入。
BALといって、目的の枝の先に生理食塩水を入れて洗ってきて、その中にいる白血球や細胞などを調べる検査。
TBBといって、肺がん疑いの組織を生検(つまんできたり、こすり取ってきたり)する検査。
TBLBといって、肺の組織を少し生検して調べる検査。
など。

苦しさは胃カメラ同様人それぞれみたいですが、自分が受けたいかと言われると微妙な検査ですね。
胃カメラも絶対もう嫌だけど。

健康でいることが一番です。

Jul 12, 2010

忌中

私ごとですが。
7月9日未明に母方の祖父が亡くなりました。享年79歳でした。

心臓と腎臓が悪かったそうで(脚がすごくむくんでたそう。)。
認知症&せん妄で、自宅での加療は無理ということで、入院しての加療をしていましたが、肺炎にかかり、帰らぬ人となったそうです。
(そうです、というのは、私は病院に行けておらず、家族経由で聞いたから。)
話を総合して私が推測するに、おそらく最期はseptic shockだったのではないか、と。


私が最後に会ったのは今年のお正月の時。
確かに、少しボケていたとは思いますが、でもとても元気にしていました。
3月に国家試験に合格した時も、はっきりしていました。
5月に入院した、とは聞いていましたが、まさかこんな急だとは思っておらず。


連絡を受けて駆けつけた時には、祖父は自宅に戻ってきていました。
親戚が集まっていて、納棺式がちょうど始まるところでした。

祖父は驚くほど安らかな顔で、顔色もきれいでした。
スーツが一番祖父らしい、ということでスーツを着せて。
大好きなお饅頭や、ネクタイなども一緒にお棺に入れました。


でも、なんだか、祖父が亡くなったという実感は全然ありませんでした。
亡くなった祖父を目の前にしているのに。
お通夜や葬儀の間もあまり実感はなく。

初めて実感したのは、告別式でみんなで最後にお棺にお花を入れてお棺の蓋をするとき。
これを最後にもう祖父の顔をみることは無いんだ、と初めて実感しました。

それと同時に、ぞーっとしました。
これがもし、私の父だったら。
そう思ったら怖かった。


お骨は、曾祖母(享年94歳?95歳?私が高2の時。)の時よりもしっかりしていました。
曾祖母は骨粗しょう症だったのかな。

驚いたのは、骨がしっかりしてて骨壷に入りきらない場合、崩して入れるんですね。
簡単に粉になるんですね。
だから、お骨は海にまいてくれ、などと言えるんですね。

それにしても。
まさか、患者さんを看取る前に身内を看取ることになるとは思わなかったです。

最後に。
こっちはいいから、行っておいで、と言ってくれた同僚の皆様、ありがとうございました。

Jul 8, 2010

ソーシャルワーカーさん

今週、復職後初の患者さんをとりました。
緊急入院です。

主訴は、発熱・呼吸困難・食欲不振。
癌の末期の方で、今回の体調悪化の原因は、肺炎・肺塞栓・心房細動でした。

ご家族とも話し合って、在宅で最期をという方向で話を進めています。
在宅で介護をする為には、介護保険はもちろんのこと、訪問看護・往診医、などを手配する必要があります。

それらをやってくれるのが、SWさん=ソーシャルワーカーさん、という職種の方。

授業では習ってましたし、実習中に見学もさせていただいたんですけど、実際に医師になってからコンサルトするのは初めて。

水曜日にお願いをしたら、木曜日にはさっそく往診医を手配してくれました。
そして、なんとその往診医の先生は来週には退院前共同会議ということで、病院まで出向いてくれるとか。

この素早さにビックリしたら、先輩が教えてくれました。
『ERに運ばれてきた身元不明の方の身元とかも調べてくれるんだよね。
どういうネットワークがあるのか分からないけど、ソーシャルワーカーさんはすごい。』
と。

確かにすごい。

Jul 2, 2010

復職

復職初日と2日目を終えて。

私にはまだ担当患者さんがいません。
だから、本当にのんびりです。
同級生(であり、大の友達である、Cちゃん)に実習最初の月の学生のごとく、くっついて歩いています。
あ、でも担当患者さんがいない、ってある意味学生以下?(笑)

のんびり病棟生活を思い出して、慣れてきたら来週から患者さん割り当てるね、って言ってもらってます。
来月はなんと7人(6年生2人と5年生5人)も学生が来るのに、私の下には0です。
負担を軽くしてくれているのです。
ありがたいですよね。


初日。
新患カンファからスタートでした。
なんだか、こんなに病棟にいてドキドキしたのって、4年生の時にプラカンで初めて病棟に行ったとき以来かも。
あまりにドキドキして、倒れるかと思った(笑)

幸いにも、倒れたりもせず。
ちゃんと午後のブロンコ(気管支鏡。そのうち日記にも書きます。)も見学(お手伝い、ではない。笑)できて、無事に過ごしてきました。

ただ、だらりーんな1か月を過ごしたことと、気持ちの問題でしょうか。
まだ、一日病院で過ごすと疲れます。すごく眠いです。。
でも、8時前くらいに病棟出ました。


そして、二日目。
緊急入院が来るかも、担当する?という話もあったのですが、他科へ。
来週の割り当てでは私は水曜と金曜に入院さんが来るはずだったのが、水曜の方はキャンセルに。

あれ、私って…?
まぁ、いいと言えばいいのですが。
来週緊急来たら私だね。


という感じで、ゆーっくり再スタートです。
頑張らないで、楽しんで、自分を大切にしながら生きていきたいです。

Jun 29, 2010

省みる

ちょっと、普段の心掛けは?って聞かれて、自分で改めて考える機会をもらったので。

心がけていること
* 本人の気持ちを大切にすること
* 本人(や家族)の心の中の小さなひっかかりを拾い上げること

その為に普段していること
* まずは話を聞く
  - open ended questionで。
   yes/noで答えられるものではなくて、好きに答えられる形式で。本人の言葉は微妙なニュアンスが含まれるから大切。

* 説明をする
  - 説得ではなく。たまに「誘導」はするけど(笑) 嘘は絶対絶対ダメ。
   本人の理解度に合わせた説明方法・度合いにして
   全部いっぺんにバーっと説明せず、少しずつ止めて、本人の理解度・疑問を確認しながら。
   自分の意見を入れて説明してしまうと、そっちに嫌でもなびいてしまうから、入れない。(でも、誘導したい時はあえて入れて。以前の日記参照。笑)
   ポジティブに。(「○○しないと元気になれませんよ」ではなくて、「○○した方が元気になれますよ」)

* また話を聞く
  - 時間を開けて何回も。
    最初にみんなで話してたりすると、自分の中の小さい気持ち・疑問を言えない(本人の意識にすらのぼらない)人が多いから。
    家族・患者さんの両方と沢山話をして、小さい気持ち・疑問を日々聞いていく。

  - "no" を言いやすいように
    文句でも不安なことでもなんでも言えるように。「お前の採血は痛い!出直してこい!」くらいのこと言って良いですからね、などと言いながら。
    "yes"と答えることで"no"という意味になるように聞いてあげた方が答えやすいと思う。否定の言葉は言いにくいから。 「○○いいですよね」ではなくて、「○○、ホントは嫌です?」とか。


あとなんだろう??
知識とか技術が不足している分は、話を聞くことで補っている私だけど。
コミュニケーション、上手くなりたいなぁ。

本人の気持ちは大切だと思うんですよね。
治療頑張ろう、って本人が心からちゃんと思うことが、一番の薬。

Jun 23, 2010

休んだことで気づいたこと

来週から仕事に復帰します。

強制的に休ませてもらって。
なんだか今までにない生活をしました。

自分の体の声に耳を傾けること
1週間単位でのリセットが大事なこと
ONとOFFをはっきり区別すること
力を抜いて生きること

もちろん、全く頑張らないつもりはないですが、ほっといたら頑張るんだから、頑張らないって思っててちょうどいいって。
要領悪いけど、いつかは出来るようになるんだから。
受験の時も、解の方程式は使えても、偶数だった場合の公式は納得出来るまで半年間使えなかったし。
大丈夫。

Jun 21, 2010

医師免許


ついに、実際の医師免許をいただけました♪
以前の日記(5/4)に書いたように、まずは"医籍に登録しましたよ"の葉書が来ます。

で、その後しばらくしてから、本物の免許(?)をいただけます。
先週、"本物の免許をあげるから早く取りに来てね"のお知らせが来たので、本日取ってきました♪

それが、イマイチかわいくない。
いえね、可愛さは求めてはいないんですが、なんせB4サイズ。

まぁ、失くさない為にはいいんでしょうけども。
転職(転勤?)する度に病院に提出しなくちゃいけないことを考えると、一生使う訳だし、このくらいのサイズがある方が病院も本人も失くさなくていいのかな。
一生お世話になります。
よろしくお願いしますね、免許さん。

夏至


一年で一番長い日を活用。

早朝覚醒という名の早起き(笑)
日光浴という名の昼寝。

そして、夕方、少し涼しくなった時間帯には医師免許を受け取りにお散歩。
ついでに画材やさんで足りなかったものたちを購入。
さらには、実家に帰宅して夕御飯をもらう。
そんなの生活の割には、睡眠の質が良くないことに起因する、早寝をきっとする(笑)


なんか贅沢。
こんな私も(多分)来週からへっぽこ研修医に戻ります。多分ね。
そして多分、呼吸器内科。

Jun 16, 2010

中間報告

休み始めて早数週間。

体調どう?
と聞かれることも多くなってきた今日この頃です。

端的に言いましょう。
体調は回復傾向です♪♪

頭痛はなくなりました
咳も出なくなりました
体温もほとんど平熱を維持できるようになりました
あっちこっち痛いのも改善傾向です
疲れるし、あんまり遠くまでは行きませんが、でも家から出よう、っていう気分にはなります

睡眠リズムはイマイチ整っていません
入眠は時間かかるし、中途覚醒、早朝覚醒もまだちょっとあるから。
睡眠の質が悪いからか、まだ偶にふらふらはします

まぁ、でも、睡眠リズムも少しずつまともになってきてるし、それ以外はかなりいいし、もうすぐ復帰します☆

Jun 4, 2010

不眠

眠れない、にはいくつかパターンがあります。

入眠障害:眠りに入れない。寝付けない。
中途覚醒:夜中に起きてしまう。
早朝覚醒:朝早く起きてしまう。

まぁ、不眠の訴えがある患者さんによって、または病気が原因ならそれによって、違うみたいです。
睡眠薬、って一言で言っても、効く時間とかが違うので、寝れない、っていう場合はどう寝れないのかをちゃんと聞いてきて処方します。


寝れない、って辛いですよね。
寝ることが出来ないのも、寝る時間がないのも。

May 31, 2010

別に、私が死にたいとか、そういった話ではなくて。

医者は死に鈍感になる、って言う。
多分、良し悪しはともかくそうなんだと思います。

患者さんが死ぬ度に泣いてはいられません。
常に冷静さは求められます。

さすがに、患者さんが亡くなった時に涙がコントロールできないほどの状態はもうありません。
でも、悲しいのは悲しいです。
亡くなった方が怖いとか、そういうのは全くありません。
(これはもともと無いから、慣れた云々ではないですが。)

でも、私が怖いのは、生と死の間です。
現在進行形の死が怖いです。

いつどうなってもおかしくない状況、というのはそんなに怖くないです。
まぁ、いつ呼び出されてもいいように携帯握りしめながら寝ますけど。

私はどんどん死に向かってる時が怖いです。
以前に脳死に向かってる方を診た時の記憶が鮮明すぎるのかもしれません。

今、お休みをしてて後ろめたさがあるのか、昼寝しても夜も、よくお看取りの夢をみます。
後1日もつかどうか、とかの、私にとって一番怖い期間の夢をみます。

この恐怖もいつか慣れるのでしょうか。
悲しいけど、大丈夫なようになるのでしょうか。

May 30, 2010

後日談

昨晩、結局あの後、うちの病院のwalk-in外来(救急外来の、救急車ではなくて自分で来た人用)に行きました。
患者として行くの、初めてです。

だって、熱下がらないし、気持ち悪いし、どうしようもないし。
友人Iくんに、"普通の患者さんが病院にかかる基準ってどこ?"って聞いたら、かかっていいと思う、って言われたし。

さすがに血培は取られませんでしたが、点滴をされて来ました。
その後、大丈夫そう?って確認されて、全力で、"少しマシになりました"と主張して帰宅(笑)

Iくんからその後電話がかかってきて、"入院になった?"って。
私のことを心配してくれてるのかと思いきや、"今入院になったら、俺の担当患者になるから"って。

おい!
私本人の心配をしてくれ。


あ、でも本日は少しは楽です。
点滴ってすばらしい。
でも、もう患者さんはやりたくない。。。

May 29, 2010

患者さんの気持ち

昨夜寝る前くらいから下痢がはじまった。
夜中から悪心・嘔吐が止まらなかった。

明け方にはshiveringが止まらなくなった。
(熱が出る前兆の震え。悪寒。)
その時点では体温37度5分。
その後、もう気持ち悪いのとだるいのと、どうにもならず、一日寝てました。

そして、今。
少しだけ動けるようになって、POCARIとリンゴを食べて熱を測ったら38度2分。
そして、少し楽になった時点でこれだから、もしやお昼ぐらいは39度近かったのか?!などと思っております。

患者さんだったら、完全に血培ですね。。
血液内科だったら、完全に抗菌薬投与ですね。



よっぽど疲れているらしい。

May 28, 2010

麻薬施用者免許

つまりは、麻薬を処方できる免許。

痛み止めとか、麻酔とか。
意外に使うんです。

この免許が無いと、患者さんがどんなに痛がってても麻薬を処方することも、濃度をあげることもできません。
麻薬関係の処方はいじれないんです。
だから、この免許を取得すると上の先生に喜ばれます(笑)


ちなみに申請するには、危ない人じゃありませんよ、っていうような診断書が要ります。
私は上のS先生に早く取れーって言われて、診断書も書いてもらいました。
でも、せっかく免許来たのに、お休み中だからS先生の役には立たないですけどね(笑)


復帰したら活用できるかな。

May 26, 2010

休業

私ごとですが。

本日より休業いたします。
さっそくドロップアウトです。

昨日の昼に急遽決まりました。
ホッとしたのと悲しいのとが折り混ざった心境で、涙が止まりませんでした。
あんなに人前でぽろぽろぽろぽろ泣いたのって久しぶりです。
でも、K先生にも、私の大好きなS先生、YJ先生にも、休みなさい、って言われました。

第一志望だった血液内科で、大好きな同僚・先生たちと一緒だったのに。
悲しいけど、でもお休みします。


五月病、ではないですが、連休明けから咳も散発していて、頭痛が止まらず、毎朝37.2℃程度の微熱で体調が思わしくなかったんです。

さらに、疲れていたのか、大好きなはずの空を見るのが嫌でした。
もともと、天気はあんまり関係なく、お日様には全く当たらないような生活でしたから、天気は病室の窓の背景でしかなかったのですが、連休明けくらいから天気の良い空を見ると悲しかった。
天気がいいと、なんだか籠の中の鳥のような、そんな心境で、逆に天気が悪いと、建物に守られているような安心感があったりして。

さらに、朝出勤するのが嫌になって来て。
先週から頑張って、無理やりにでも出勤してる状態で。


そんな折、いろいろと事件が重なり、心身ともに疲れたのでしょう。
今日、あまりに頭痛がして気持ちが悪くて。たまたま定期診断日でホケカン(保健管理センター。つまりは保健室。)に行ったところ、明日からちょっとお休みしましょう、と。



でも、みんな優しかった。
涙が出るくらい優しかった。

お休みすることが決まってから半日。
みんなに"大丈夫"って言ってもらって。
(変な気の使い方ではなくて、みんな普通だから(少なくともそう感じるから)なんかさらに嬉しい)

なんとなく下を向いてたら、"上向け!下向くな!"って言われたし。
正々堂々と休めるんだから、いいじゃん、って言われたり。
"頑張ったんだから、ゆっくりしといで"って言われたり。

私の患者さんたち8名を他の研修医の先生に振り分けてもらって。引き継ぎをして。片づけをして。
引き継ぎの間は涙は止まってたのに、着替えて病院を出た瞬間に、涙が止まらなかったです。
きっと、ホッとしたのと悲しいのと、両方が折り混ざっているんだと思います。

でも、とりあえず、休みます。
ぼーとして、絵を描いて、またぼーっとして、遊んで。
来月くらいは復帰できたらいいな。

May 24, 2010

マルク

マルク=骨髄穿刺、生検
腰骨の背中側のところから、針を入れて、骨髄を採ってきて検査します。
麻酔をして、太目の針を進めて、骨にぐりぐりっと刺します。
骨髄は骨の中にあるので、骨にしっかり刺さるまで刺します。
で、注射器でちゅーっと吸ってきます。


先生がやるところを何度も見てはいましたが、今日初めてやりました。

いやぁ、先生がやっているのを見てて、イメージトレーニングはしたものの。
どこまで刺せばいいかとかが分からなくて、若干刺さりが浅かったです;;

それ以外は出来てたみたいです。
刺すポイントも自分で正しく決めることができましたし。
麻酔もちゃんとかけられたし。

刺さりが浅かったから、骨髄を引くのが大変でしたが、一応ひけてたみたいです。
よく出来ました、とは言えませんが、何とか及第点?と信じます。

May 17, 2010

初任給

今日、初任給が入りました。
というより、入ったらしいです(笑)

忙しすぎて、口座に確認なんて行けてません。
でも、給料日は17日って言われてたし、給料明細もらったので、たぶん入ってます。

見た瞬間すごく嬉しかったです。
そして、みんなが額にがっくりしている中(なんと、1年目の看護師さんとか、ほかの業種の人よりもかなり少なめな額らしいですし、一般的な企業・病院の額よりも少ないです。)、私はもっと低いと思ってたので、嬉しかったです^-^v
ちゃんと、生きていける程度にはもらえました♪

社会人な自覚もそのうち出てくるかしら。

May 15, 2010

休み

今日、初めて仕事を休みました。
休み、だった訳ではなく、休んだ、んです。

今週から学生さんが私の下につくようになり、仕事量が増えてしまい(この学生さん、まだカードをもってなくて、私のカードを使わざるを得ない&学生にはいろいろと教えないといけなくて時間がすごくとられる)、また、多分それ以外の理由も重なり。

昨日から体調不良でした。
昨日の朝も、出勤するかどうかものすごーーく悩み(普段も悩みますが、比にならないくらい)、結局出勤したんです。

でも、今朝はダメでした。
動けなかった。

甘えなことも分かってます。
だって、
* 週末
* 今日採血や検査がある患者さんはいない
* 今日の当番は私の上のS先生
この条件の1つでも欠けていたら、おそらく私は必死に出勤していたでしょうから。

でも、無理だった。

先生と同僚に連絡をして。
初めて仕事を"休み"ました。

でも、自分で"休む"と言えたこと、どうにもなる前段階で"休めた"ことは自分としては進歩なんだと思います。
細く長く、カメのごとく生きていくには必要だ、と自分に言い聞かせつつ、ベッドから全く動けないはやたまでした。

May 12, 2010

喜ぶべきか、焦るべきか

今日、とある患者さんのSさんのところに血培をとりにいきました。

注。
血培=血液培養
"清潔に(≒無菌的に)"採血をして、血の中にばい菌が繁殖しているかどうかを調べる検査。
発熱しているときによく行う検査です。
敗血症とか怖いですからね。


一人でも取れなくないんですけど、(というか、本日朝一に出勤したら、研修医まだ誰もいない状態で、別の患者さんのFさんが熱発してて、一人でとりましたし)ただ、"清潔に"とるにあたっては、手伝ってくれる人がいるとありがたいのも事実。
同僚のYちゃん(他大学出身の男の子)についてきてもらいました。


SさんにとってはYちゃんは初めまして。

Yちゃん "研修医のYです。"
Sさん  "えっ、先生がとるの?? 研修医の先生。。えーー、、、"
私  "あ、えっと、彼には手伝ってもらって、私がとりますよ?"
Sさん "あー、良かった。"

私の頭の中で、ふと疑問が。
私 "あ、でも、私も研修医ですけど。。。。"

Sさん "え、先生も研修医だったの?! しっかりしてるから、もうちょっと上かと思ってた!"



Sさん、かなり驚いたみたいです。
私も、かなーり驚きました(笑)

ちゃんとしてそうに見える(←ちゃんとしてる、訳ではなくて。笑)ということを喜ぶべきか。
老けて見えるということを焦るべきか。

両方ですかね(笑)

May 11, 2010

凹むとき

今日、とある先生に言われました。

『凹んだことある??ないでしょ??』

実は私はこの言葉をよく言われます。
でも、この言葉が何よりも凹むんです。
悲しいんです。
苦しいんです。

人に怒られたりしたら確かに凹むけど、たいていは相手が合ってるから、いいんです。
だから、あんまり引きずりませんし結構平気です。
『そっか、次からは気を付けよう・頑張ろう』って思って、『ごめんなさい』、って思って、一過性に凹んでおしまい。
後で他の人に心配されるくらい怒られても、時間が経てば回復してます。

自分のできなさ具合に凹みます。
これは、相当凹みます。
毎日悲しくなります。


毎朝毎朝も凹みます。
仕事、もちろん他の科よりはいいと思いますが、それでもドロップアウト寸前の状態で日々粘ってる私は毎朝毎朝が戦いです。


だから、『凹むことないでしょ』、は悲しくなります。
しょうがないけど。

でも、私だって努力しない訳じゃない。
私だって向上心無い訳じゃない。
私だって悩まない訳じゃない。

ただ、出し方が分からない。
出して変な気遣いてか手加減されるのは嫌。
難しいやね。

May 10, 2010

学生さん

今日から初めて下に学生さんがつきました。
(しかも、卒業試験で留年してしまった元同級生)

思ったことは、学生さんに教えるということは非常に勉強になるということ。
知識、ということだけじゃなくて、問診・診察・採血・カルテ書きとか、なんでも。

まだ初日ですけど、でもそう思いました。
学生さんに聞かれたことの半分も答えられてないと思うけど、それでも、努力はしようと思うんです。

micro teaching
ちょっとした質問を投げかけてみる、というのは大事だな、と思いました。

自分が上の先生に聞かれることもそうですし、学生に聞くのもそう。
"なんでこうなると思う?" "○○さん(学生さん)なら、何の検査オーダーする?"とか。
少し質問するだけで、すごく勉強になるな、って。


新患を取るということ
学生・研修医にとって、新患を取るというのは勉強になると思うんです。
だから、上の先生より先に問診・診察に行こうと思ってます。
(学生だったときは極力研修医の先生より先に行ってました。)

今日も緊急入院があったので"先に問診・診察しておいで"と学生を先に行かせました。
私が入院の処理(持参薬処方、指示書、オーダーなど)をしてる間にね。

特に、所見は上の人に"こうだ"と言われたらそう思ってしまうから、
先入観なく自分で所見を取るのは大事かな、って。
学生さんにもその機会をあげたいな、て。


雑用はさせない
これは、自分の肝に銘じたいこと。
ちょっと、検体を検査室まで、とか。
忙しくってついつい頼みたくなるんだけど。

学生は勉強のために来てるんだから、雑用はさせたくない、というのが私のポリシーです。
自分が学生のときも、雑用嫌だなぁ、って思ってたし。
先日医師になった後に病棟からのコールフリーにしてもらってオペを見学させてもらったことがあって、雑用がないということが、いかに集中できる環境を作っているかを実感しました。



出来る医師になりたいし、同僚・先輩から沢山吸収できる研修医、学生と共に成長していける研修医になりたい。
学生さん(というかUくん)のおかげで、自分の研修をちょっと見直す機会をもらえました。
ありがとう^-^

May 4, 2010

一人前

今日、"医籍登録完了のはがき"が来ました。

医籍というのは、医者の戸籍みたいなものです。
これに登録されて、初めて医者です。

今までは、"登録前研修医"というまぁ中途半端な状態でした。
これで、正々堂々と"研修医です"、と名乗れます。
オーダーも出せるし、手技の制限もなくなります。

でも、その分すごく忙しくなります。
友人がこの葉書を見て言った言葉。

"あ、赤紙来たんだ"

そうなのかもしれません。
でも、私は嬉しかったです。
思わず、上のS先生に電話して、"来ました!!!"と報告してしまったほど(笑)

おめでとう、って言ってもらいました。
やっぱり嬉しいです。

好きにオーダーを立てていい、と言われました。
後で確認は取るけど、やりたいようにやってごらん、って。

明日からも頑張ろう。

May 3, 2010

言い方

物には言い方、というものがある。

と思っています。
正しいことをいかに受け入れやすく伝えるか、というのは大事だと思うんです。

先生が、研修医や学生を指導する時もしかり。
医師が患者さんに説明する時もしかり。


私はまだ当然ながら、ご家族を呼んで、というような大きな説明はできません。
でも、日々の検査結果の説明とか、今後の方針の説明はします。

その時の言い方って大きいのかもなぁ、って思いました。
希望を持てるような説明だったり、納得できるような説明だったり。

例えば。
先日、移植後でカップラーメンしか食べていない患者さんがいました。
(移植後、味覚が変わってしまったり、鈍くなってしまったりするので、おかゆなどは食べにくく、味の濃いカップラーメンは食べやすいという人が多いのです。)

そろそろ普通のご飯も食べさせたい。
そういう話になって、上の先生など、みんなそう伝えていました。
そして、ついに病院食を出し始めるから食べてね、という段階まで来ました。

上のS先生に、その旨を説明してくるように、と言われて伝えに行って。

私 "明日から病院食をお出しして、少しずつ食べる練習をしていただこうかと思ってるんですけど、食べられそうですか?"
患者さん "えー、無理無理"

私 "少しずつでいいんですけども。食べられるものを探して増やしていけたらって思ってるんですよ"
患者さん "えー、食べなきゃダメ?味どうせ分からないし、カップラーメンでいいよ。"

もちろん、食べた方がいいし、病院食を出すことは決定したことなんです。
でも、無理に出しても食べないかも。
そう思った私が言ったのは。

私 "えっ、○○さん、一生カップラーメンで過ごすんですか!?"
私 "少しずつでも他に食べられそうなもの探しません?"

患者さん、2秒くらい沈黙した後、笑いだしました。
患者さん "そうだね、一生カップラーメンは嫌かな。うん、病院食出してよ。食べてみる"


結論は同じなんです。
食べてみる、チャレンジしてみる、ということ。
でも、患者さん自ら"食べてみる"と言ってくれたのは嬉しかったです。

物には言い方がある。
改めて実感したはやたまでした。

ちなみに、私の上のS先生も、言い方上手です。
見習うこと、教わることが多い毎日です。

Apr 30, 2010

GW

今日。6年目の先生が言い出しました。

先生 "GW決めようぜ。"
私 "GW??"
先生 "GW、ゴールデンなウィークに決まってるだろ。"

私の頭の中には存在してなかったので、心底びっくりしました。
その後の会話が面白かったので、ご紹介します。

私 "なーんだ、何かの薬かと思いましたー(笑)"
先生 "だろ?すっげー効きそうだろ?"

私 "強力ですけど、五月病っていう副作用が付いてきますよ(笑)"
先生 "お前の辞書にそんな言葉はない"
私 "いえいえ、そこは流行りに乗っとかないと。"

そこまで、6年目の先生と私との会話だったのに、そこで2年目のO先生がたまらず会話に加わりました。

O先生 "流行っていうか伝統じゃない?(笑)"
私 "確かにー(笑)"


とまぁ。
連休中、上の先生たちはもちろん、順番にお休みなんですが、研修医もなんとかお休みを2日確保できそうです。
土日もずっと出勤だったから。初めて。
すごくビックリしました。

Apr 29, 2010

80から100

なんの数字でしょう??

答え;医者の1週間の勤務時間

世の中の法律では40時間である、ということは嫌というほど理解していますが、仕方ありません。
ちなみに、多くの病院で医者は非常勤です。
残業代、休日出勤代は出ません。
日給×平日の数で給料が決まります。

勤務は平日がだいたい7時くらいから9時とか10時過ぎまで。
土日は少し少なくて、早い日では昼に終わります。
患者さんが安定してないと気づくと夕方・夜です;;

100時間を越えてしまうと有意に自殺率が高まってしまうので、100時間は越えないようにはしようとはしてます。

慣れ、って怖いです。
こんな環境に長らくいてしまうと、週に60時間って聞くとものすごく楽に感じるんですよ(笑)

よくないよくない。
極力、自分を守って長く生きていけるような、そんな生き方をしたいと思います。

Apr 28, 2010

移植

血液内科は内科なのに移植をやってるめずらしい内科です。
骨髄移植とか、末梢血幹細胞移植とか。

どう移植するか知ってます??


私、骨髄に針を刺して、注入するんだと思ってました。
もしくは、骨を開けて骨髄を入れるんだと思ってる知り合いもいました。

実は、単なる点滴です。
骨髄液を(そう、意外かもしれませんが液体なんです!)点滴するんです。
取ってきた骨髄や末梢血幹細胞が入っているパックを点滴します。
輸血に近い感じです。

意外ですよね。

点滴とか輸血は最中に医療者がずっと様子を見ているということはありませんよね?
移植では、途中で何かあったら大変ですから、ずーっと医師が貼り付いて実施します。

ちなみに、採取する方法は実に単純です。
骨髄バンクとかで骨髄をいただく場合、腰骨の背中側のところに針を刺して、いただいてきます。
2lくらい採取するので、増やすようなお薬を使ったりもします。

身内や自身の末梢血幹細胞を採取するなら、白血球を増やすお薬を使い、増えたところで、献血のもっと大がかりなような感じで採取します。


なぜか、私は移植の患者さんばっかり担当でビックリな感じです。
白血病とリンパ腫も少しいますけど。
メジャーなはずのR-CHOP(抗がん剤治療の一種)とかをやる方はいません。
隣のグループにはいっぱいいるんだけどね。。

Apr 24, 2010

目標宣言

慌ただしく過ごしている間に気づけば3週間過ぎ去ってしまいました。
みんなにダメだダメだと言われ続けてるはやたまです。

『出来る研修医』になりたい。
そうは思うものの、何をしたらいいかもさっぱり。
技術は練習をすれば良いわけで分かりやすいですが、頭の中、思考能力は難しいです。

そこで、少し具体化してみることにしました。
今の目標。

1 プレゼンテーションを上手くなる
カンファや日々のチームカンファで毎回ボコボコにされてるので。
そして、確かにすごく下手くそなので。

具体的には、
朝もう少し早く行って、上のS先生が来るまでに患者さんをもっときちんと把握して何が問題か、何に注意するかを自分で考えておく。
で、S先生に朝プレゼンテーションをする。

これで人に伝えるという機会は単純計算で5回増えます。
練習あるのみ。


2 鑑別をもっときちんとする
わずかなおかしいことも、もっと考えるようにします。
何を鑑別として考えて、何をして、どれが疑わしいと考えるのか。
今は時間がないと言い訳をして大雑把にしか考えてないから、先生に突っ込まれたらタジタジしてます。

また、S先生になんでですか??
と思わず聞いて答えをもらってしまうこともしばしば。
せめて『◯◯だからですか?』と聞くようにする。

を目標にします。
頑張れ、私。


最近、先生に『生きてさえればいいよ』と言われます。
そんなには死にそうなオーラをはなっていないと思うんですが…

白衣

白衣。
日本の病院ではみんな着ます。
どんな白衣を着るかは、まぁ、うちの病院では自由です。
多分、ほとんどの病院で自由です。

☆学生・研修医的白衣選びポイント☆
1 半袖か長袖か
どっちでもいいですが、袖が触れたりするのは不潔ですから、長袖を着るなら袖を捲る場合が多いです。
だから、私は半袖が好きです。
ちなみに、長袖の方が種類は多いです。

2 ポケット
白衣にはいろんなものを詰め込んでます。
頭が足りない私みたいな研修医は特に多いのです;;
名札、ペン(ボールペン、油性ペン)、聴診器に始まり。
PHS、USB、懐中時計、ペンライト、ポケット本や参考書、書類(担当患者さん情報)の類、ハサミ、テープ、駆血帯、電子辞書やiPodtouch、小銭入れ、電卓、放射線量測定バッジ、メガネ
など。

白衣を脱いで持つと、かなーり重いくらいです。。
なので、ポケットの大きさとか、向きとかは大事です。

3 丈
まぁ、どうでもいいと言えばいいんですが。
やっぱり膝上くらいが私は好きです。

長いと動きにくいし、しゃがんだりしても邪魔ですし。
研修医にとって機動性は大事です。多分。
あ、後は、丈によっては脚がすごく短く見えますし(笑)

4 デザイン
シングルなのかダブルなのか
襟の形
後ろにベルトがあるかないか
など。
お好みで。


まぁ、そんなこんなな基準で選んだ白衣が届きました。
丈が長いけど、それ以外は希望通り、みたいな白衣だったんです。
そこで、私がやったこと。

丈だけが気にくわないのだから、丈を切る(笑)
だって、襟とかポケットとかは直せないけど、丈は直せる!
なかなかいい感じに仕上がりました。

洗濯に出せないと困るから、同じのを買って、また裾あげ予定です。
気分はスカート丈をあげる女子高生(笑)

Apr 18, 2010

面倒をみてもらえるということ

数日前の日記で、学生さん、っていうのはすごく幸せな立場だ、という話を書いた気がします。
学生に限らず、今の私もかなり幸せな環境にいるなぁ、と改めて思いました。

* 回りたかった科を回れている
4,5月は血液内科です。
小児科に行くにあたり、回りたかった科です。
なかなか希望が通らないといわれている中、実は第一希望です。

* 同期に恵まれてます。
困ってたら助けてくれるし、凹んでたら慰めてくれるし、一緒に頑張っていこうね、という環境です。
もちろん、私も周りが助けを必要としている時には助けていけたらと思います。
まだまだ、そこまでの余裕がないのが悲しいところですが。

* 先輩に恵まれてます。
学生時代もそうでしたが、今もそうです。
先輩というか、先生というか。

学生のときに最初に回った循環器内科でお世話になったSI先生に関してはとってもはっきり覚えています。
すごく優秀で、テキパキしてて、憧れでした。
S先生みたいになりたい、そう思いました。

研修医として最初に回っている血液内科でお世話になっているS先生もすごく優秀で、頭が回って、憧れます。
数年後にS先生みたいになりたいです。
きっと、最初についた先生だから、循環器のSI先生と同様、いつまで経ってもはっきり覚えていると思います。

S先生、沢山のことを教えてくれます。
採血のコツに始まり、今受け持っている患者さんのとあるプロブロムに関することを日々少しずつ教えてくれます。
CXRの読み方、頻脈の対応、高Kのこと、O2投与について、GVHDのこと、などなど。

毎日少しずつ賢くなってる気がします。
もちろん、自分で学んでいかなくてはいけないので、自分でも土日は本を読んでみたり、先生に教わったことを復習してみたり、実際に自分の患者さんに当てはめて考えてみたり。
少しずつやってますが、まだまだ足りません。

先生の中には、下の先生や学生を教えることをしない人もいます。
もちろん、自分で学んでいくのが基本ですから、それも正しいと思います。
でも、学ぶテーマやきっかけをもらったり、疑問にすら思っていなかったことを質問してもらったり、実際に自分がやったことへのFeedbackとかは大切だと思うんです。

それをしてくれるS先生に当たった私は幸せだと思います。
まぁ、S先生チームは移植の患者さんばっかりで明らかに大変だというのはありますけど(笑)


そして、私も今度はそういう環境を学生に提供していけたら、と思います。
まだまだ自分自身が足りない状態だから、どこまで出来るか疑問ではあるけど、徐々に出来たら、と思ってます。

来週か再来週、もしかしたらゴールデンウィーク明けには医師免許が届き、ついに処方や検査のオーダーを入れられるようになります。
楽しみなような、でも、今の仕事に+αかと思うと不安でいっぱいだったり。
それまでに極力、今の仕事には慣れておきたいと思います。

Apr 16, 2010

1つ嫌なことがあれば、1ついいことがある。 いいこと編

さて。
前回は今日凹んだ話をしましたが。
その後、午後に嬉しいこともあったんです。

午後に患者さんたちのところを再び回っている時のことです。
とある患者さん(入院が長い方)に言われました。

"先生、2年目?"

どういう意味だろう?
と思って、"いえ、私まだ1年目ですよ。なんでですか?"って聞いたら。

"いや、上手だから2年目かと思った"

って。
何がかと思ったら、なんでも、私の採血は上手なんだそうです。痛くないんだとか。
1月担当してた研修医とか、2月3月を担当してた研修医の人は痛かったのだそうで、"1年目の終わりの人だったのにね、先生の方が上手だよ。何が違うんだろう。センス?"って。

そういえば、別の患者さんにも今週最初の頃に、先生は注射の類が上手だから大丈夫よ、って言われました。

なんか、すごく嬉しかったです。
まだまだ日々自己嫌悪の日々のなか、褒められることなんてないなか、本当に嬉しかったです。
私でも、いいこと、1つくらいあるじゃん、って。


さらに。
その後、ライン(点滴の管)を採るのが難しいので有名な患者さんのラインを採ることになったのですが、それもちゃんと採れました。

前回入院時は、2年目の研修医が担当していて、3回やってもラインが採れず、S先生(私の上の先生)に泣きついたそうです。
上手なS先生でも難しいのだそうで、その患者さんでラインが採れたら合格だ、と言ってもらいました。

嬉しかったです。
学生の頃から、採血だったりラインだったり、出来ることはやらせてもらっていたことは無駄にならなかった、と思いました。
学生の頃はやりたい、と言えば、採りやすい患者さんでやらせてもらえたりしますから。
でも、研修医はえり好みできずに、採りにくい患者さんでも採らなくてはいけませんから。


凹むことがあっても、めげずに生きていこうと思います。

1つ嫌なことがあれば、1ついいことがある。 嫌なこと編

研修医として働き始めて早2週間。
もう、日々自己嫌悪で、疲れ果てて泣きたくて。

そんな日々な中、今日はついにインシデントレポートものをやらかしました。
いえ、私のミスではないと信じてますけど。

朝、全員の診察と採血をしました。
採血したスピッツ(小さい試験管のような、血を採る容器)を検査室へ提出して5分後。
検査室から電話が。

"AさんとBさんの血中濃度検査が未来検査なので、受け付けられません"

つまり、今朝出したさまざまな血液検査の中でも、血中濃度検査の検査オーダー時刻が9:00ではなく21:00になっていたので、それを9:00に修正したラベル(スピッツに貼る、患者さんの名前と番号、バーコードが記載されているシール)に変えて欲しい、と。

そこで、印刷して検査室へ持っていったところ。
入り口で、"あ、ありがとうございます"と受け取ってもらったんです。

安心して、病棟へ戻って30分後。
検査結果を見て愕然としました。

免疫抑制Aを投与しているAさんの、そして、免疫抑制剤Bを投与しているBさんの、それぞれの免疫抑制剤血中濃度が検出検度以下だったんです。
どう考えても、おかしい。

でも、他の血算・生化などは正しい値なんです。
AさんとBさんでは明らかに違うので、おそらく間違いなく正しいです。
でも、とにかく血中濃度がおかしいものはおかしい。
先生方にも、2日の間にそんなに下がるのはおかしいから、患者さん取り違えたんじゃない?と言われ、真っ青になりながら採血をやり直して、すぐ提出しました。

30分後。
適正な値の結果が上がってきました。

患者さんの血中濃度が適切だったことは、本当に安心すべきことです。
でも、問題が1つ。

私が間違えた?
患者さんを取り違えた?

もう、本当に泣きそうでした。
何やってるんだろう、私。

でも、採血をする際には、事前にスピッツにラベルを貼って持って行きます。
患者さんの前でも確認をした上で採血しています。
間違ってない、と思います。
多分。

今回のインシデントの可能性は2つ。
1.沢山あるスピッツ中の1本、血中濃度のスピッツが入れ違いになっていた。
確かに、全部は確認してませんから。
検査部からは患者さんごとに違う容器にスピッツが入ってくるので、数本見てその患者さんだったらそれで採血してます。

2.検査部にラベルを提出したので、検査部が変える際に張り間違えた。
こちらの可能性が高いと私個人的には思っています。


いずれにしても。
インシデントレポートものです。
今日はこれで半日は凹みました。
みんなに、大丈夫だから、って励ましてもらいました。
ありがとう。
今後、もっともっと気をつけて日々の業務を丁寧に行っていきたいと思います。

Apr 14, 2010

オペ出し

血液内科ローテート中のはやたまです。
"内科"なのですが、本日はオペ室へ行きました。

そう、外科とオペ室が大の苦手の私が(笑)

まぁ、いろいろ書くと問題があるので省略しますが。
血液内科的な疾患の治療のため、4月末には転院をして5月に移植が決まっています。移植の為には、体の中に感染源があってはいけません。
でも、この患者さん、病気が鼻の中だったので、口と鼻と副鼻腔がつながってしまい、ひどい副鼻腔炎を起こしてしまってるんです。毎日毎日洗っても全く奏功せず、オペの方針となったんです。

何がビックリって、オペが決まったのが昨日夜の耳鼻科のカンファにて。
その連絡が私たちに来たのが昨日の夕方。夜に本人に説明。
夜9時半から、今日のオペの書類を全て準備する私と私のついている上の先生。

ところが、今日の午前中は骨髄穿刺が2件、腰椎穿刺・髄注が1件。
タダでさえ忙しい日なのです。


私の本日の行動。

朝6時半に病棟へ。
(ちなみに、昨日の夜も、私以外の研修医は8時には帰宅して沖縄料理をみんなで食べに行ってたのに、気づけば私は11時前;;)

担当患者さん全員の診察・採血を済ます(本日より採血も独り立ち。忙しくてとてもじゃないが、先生についてきてもらうのは無理><)
8時には終わらせ、検査以外の項目でひとまずカルテを書く。

8時半:手術に必要な検査を緊急で行う手配の為の電話かけ。
9時:上の先生(以下、S先生)がオペ室に緊急手術を申し込み、麻酔科ともかけあっている間に、私は朝の採血結果をチェック。輸血が必要だったり、免疫抑制剤の濃度変更が必要な人をピックアップ。

9時半:昨日より抗がん剤治療が始まった患者さんの24時間目の血中濃度の測定の為の採血へ。
10時~:骨髄穿刺2件(S先生が行う補佐につく)
12時:検査結果を患者さんたちに説明し、薬なり検査なりなどを説明して回る。

13時:腰椎穿刺1件(S先生が行う補佐につく)
14時:こういう日に限って、S先生はどうしても役所にいかなくてはいけない用事があって、14時から16時半まで抜ける。。。私は腰椎穿刺後、検査結果を足してカルテを作成。

14時50分:オペ室が空いたから3時25分に入室、と決定。ここからが大変。患者さんも私たちもそんな早いと思ってなかったから、急いで準備。副鼻腔も1度キレイに洗ってからでないといけないので、私もばたばた。
15時25分:ようやく患者さんを送り出したところ、上の上の先生から"先生、担当患者さんだし、勉強になるから見てきなさい"と。


で。
冒頭に戻る。

オペ室が大の苦手の私が、オペ室へ。
ちなみに、うちの病院は学生は白いスクラブ(=オペ着)、医師は青いもの。

どうせオペ室に行ってもただ見学しているだけです、
よっぽど、白いのを着ようかと思いましたが、ただオペ室にいるだけでは不審者。
"担当研修医です"と名乗る為には青だな、と。

初めて青いスクラブ着ました。
医師として、初めてオペ室入りました。

あ、倒れませんでしたよ。
ただ、私はもう一生青いスクラブを着ることはないのだと思ってたので、心底驚きました(笑)
(うちの病院、麻酔科はピンク・水色なのです。)


研修医になって、学生と研修医では全く違う、ということを実感して毎日を過ごしている私ですが、オペの間の数時間は、ホントに学生のような時間を過ごさせていただきました。

病棟からのコールはなかったし(S先生が役所から帰ってきてから、全部先生がやっててくれたらしい)、ひたすら見学させてもらえたし。
行っておいで、と言ってくれた上の上の先生に感謝。

そして、何よりも、2時間~3時間程度コールフリーにしてくれていたS先生に感謝。
私がすべきような雑用まで全部やっててくれたんです。
S先生が帰ってきた段階(16時半)の時点でPHSにコールをくれていたので、病棟に戻ることを一度提案はしたのですが、そのまま見てていいよ、って(;_;)

学生さんって、"雑用が……"とか文句を言いたくなることも沢山あると思いますが、でも本当に学べるように環境を整えてもらえてるんだなぁ、って実感です。

それにしても。
今日は長かったです。。
そして、ブログも長いですね(笑)

Apr 10, 2010

鑑別疾患

"鑑別疾患"、とは、"考えられる疾患"・"鑑別しなくてはいけない疾患"といった意味です。

さて、問題です。
24歳女性、1週間で1kgの体重減少を認めた。

鑑別疾患は?
体重減少、ですから、悪性腫瘍からダイエットまで、さまざまな原因が考えられます。
もう少し問診をしたくなりますよね。

やせたいとは思っているが、現在は特に運動をしたりはしていない。
先週頃から食欲はなく、食事量は多少減っているかもしれない、とのこと。
発熱・頭痛・腹痛・咽頭痛・下痢は認めていない。

ここまでではどうでしょう?
食事が減ってるからやせたのかな?とかでしょうか?

先週から社会人としての勤務が始まったという。
東京に一人暮らし、職業は医師。

さて、鑑別疾患は?
多分、医者以外の人だと
* 生活の変化で疲れてやせた
* 食事量が減ったからやせた
などが考えられるところでしょうか?

ちなみに、これは私の実話です。この1週間であっという間に1kg以上体重が減りました。
多分、医師に"先週から研修医としての勤務が始まったら1週間で1kg以上やせました"と言うと、みんな同じ答えです。
なんだか分かります?


答え:脱水

病棟にいて、忙しいと休む暇はありません。
先週からの勤務開始後、お昼をちゃんと食べられたのは1日だけです。
つまり、ずっと病棟で働いていると、水分補給をする暇も無いわけです。

なので、当然トイレに行く回数も少ないです。
まぁ、あんまりいいことではないので、今後、極力水を飲もうとは努力するつもりではいます。

まったりなはずの血液内科なんですが、担当患者さんが多くて、かつ移植前後だったり、ご臨終が近かったりで、バタバタしてた一週間でした。
お医者さんって、やっぱり忙しいです。

Apr 6, 2010

違和感

今日、現在血液内科を回っている学生さんと研修医1年目にルート確保を教える会(?)が催されました。
先生となるのは、5・6年目の先生&2年目の先生。

1年目が5・6年目の先生の腕を借りて練習。
学生は2年目の先生に教わりながら腕を借りて練習。
その後、私も学生さんにルートを確保されました。

個人的には、先生方に"上手だねぇ、センスあるよ"と褒められてなんだか嬉しかったです(笑)
そういえば、看護師さんに採血に付き添っていただいた(まだ免許が届かないので、一人で行ってはダメなのです)際にも、"先生、今はまだ慣れてないだろうけど、多分上手になると思うよ。センスある。"って言われたんです♪


まぁ、それはおいておくとして。
今日、私が感じた違和感はその後です。

今日の勤務を終えて(ちなみに、今日は早くて9時頃♪)、研修医ロッカーに戻った際に廊下で1年目4人で鉢合わせたんです。私以外は他大学出身者。

で、その採血跡何?って話になった訳です。
今日、学生さんも交えて、ルートの練習をさせてもらったの、という説明をしたところ。

"なんで患者さんで練習しないの?"という発言が。
3人とも、そうだよね!と盛り上がってましたが、私はそれにものすごく違和感なんです。

患者さんで練習、っておかしくないですか?
練習した上で患者さんでは(確実に)成功させるつもりでやらないとダメですよね?
お互いに練習して、上手になっておかないと、または、手順を確実にしておかないと、ダメですよね?

私は学生の時に、当時ついていた研修医の先生に教えてもらいながら、先生の腕を借りて練習をしました。その上で、患者さんにやらせてもらったことも何回もあります。

だから、私は今度逆に、学生さんに腕を貸すことに抵抗は全くありません。1年目の同僚であっても同じです。
私で散々練習をして、失敗をして。その後で患者さんできちんと取れるなら、それがいいと思うんです。
だから、喜んで腕を差し出します。

これって、おかしいのかな?
他の医大では違うのかな?
私の感覚、間違ってないと思うんだけど。。。


ちなみに、自分が患者さんとして採血や献血の際には刺されるところを全く見られない私ですが、病棟での採血・ルートの練習の際には平気みたいです。
学生のころも、そういえば腕を貸す際には大丈夫だったのに、自分の検査で同級生に取られた際はダメでした。
人間って不思議ですね。

Apr 5, 2010

2週目スタート

お昼ご飯に、と持っていったお弁当を夜の9時前くらいに食べるはめになったはやたまです。
カンファがあると、1日が思うようには進みません。

朝。
7時半に病棟に行くも、上の先生が9時前まで来ないというハプニング。

研修医とはいえ、医師免許がない現在、単なる人です。
1人での採血は認められません。

が、今日は月曜日。
担当患者さん全員の採血があります。
結果次第で治療方針が決まりますので、早く出したい。

仕方がないので、二年目の先輩(忙しそうだから、すごく申し訳ない)に付き添ってもらうことに。
で、その後出勤してきた先生に『あー、そっか。一人じゃダメなんだっけ、、』と言われつつ、週末の患者さんたちの状態報告を。

で。
そこからが怒濤の1日でした。

まず、突如朝から熱発した方の検査一式、明日の予定だった退院が延びそうな旨の説明。

次に、検査結果に基づいて上の先生と決めた方針に従って、看護師さんへの指示出し。

続いて、患者さん全員のカルテ書き。
まだまだ把握仕切れてない患者さんのカルテは厳しいものがありました。。
とは言っても、自分で書いてみて初めて整理されるので、必要なんですけどね。

そして、夕方のカンファに向けての資料作り。
ようやく、カンファが終われば、明日急遽肝生検をすることになった方への説明。
ひとまず初めての休憩を取り、お昼というか、夕飯というか、を食べる。
そして、カンファで変更になった点を踏まえてカルテの更新、明日の看護師さんへの指示出し。

ただいま帰宅。
1日が長いです。

でも、今は自分でオーダーを発行できないので、上の先生とほとんど一緒にいます。
医師免許が来て自分でオーダー(検査や薬の投薬など)を入れられるようになったらもっと大変なんですよね、きっと、、、

とりあえず、今月と来月は下に学生さんは付かないらしいので、今のうちに慣れたいと思います。

Apr 4, 2010

最初の週が終わって。

最初のローテーション(4月5月)は血液内科になりました☆

(一応)小児科志望なのに、血液がものすごーーーく苦手で、学生時代も一度も実習で回りませんでしたし、国家試験時も一番の苦手科目でした・・・

だから、研修医では内科の間に回りたかったんです。


でも、けっこう大変でビックリです><

というのも、初日から受け持ち患者さんは10人。
そのうち、半分くらいの人が不安定です。
なので、患者さんの状態把握、研修医としての業務、などに追われて、あっという間に週末です。

まだ医師免許が届きませんので、やれることは非常に非常に限られています。

朝の採血、お話を聞いて診察。
上の先生と相談して、その後の方針を決める。
まだオーダーは発行できないので、先生が入れたオーダーに従って、患者さんに説明・ナースさんへの指示。

など。
学生に毛が生えた程度のことです。
でも、学生のときよりも担当患者さんが多いので、たったこれだけのことなのに、てんやわんやです。。

看護師さんが(学生時代よりも?)優しいのと、先生がフォローしてくれるのが唯一の救いです。
そのうち慣れたら、もっと落ち着いて仕事できるとは思いますが。

早いところ、仕事に慣れたい。。
そして、早く医師免許が欲しいです(笑)

Mar 29, 2010

プロフェッショナルとは?

私が好きなテレビ番組にプロフェッショナル(NHK)というものがありました。
その番組では、本当に各分野でのプロフェッショナルが出てきました。
最後に、必ず「○○さんにとってプロフェッショナルとは?」という質問に答えて終わります。


2004年に今の大学に無事合格、入学し。
波乱万丈な6年間を過ごして。
2月13-15日に国家試験を受け。
3月25日に6年間お世話になった大学を卒業し。
3月29日には医師国家試験の結果発表で合格となり。

明日からいよいよ研修医として働き始めます。
(まぁ、正確に言えば、オリエンテーションが始まるのですが)

『プロフェッショナルとは?』

まだまだ分かりません。
今の私が漠然と思っていること。

医者の「風邪ですね」と、うちの親が「風邪でしょ」という言葉。
同じ言葉だけど、でも、その言葉が出てくる背景が違うし、重みが違う。
(医者は、一応、いろんな鑑別をきちんと考えた上で”診断”をしている、はず?)

同じ状態をみて同じように風邪、と思ったとしてもプロフェッショナルと、素人の違い。
今の私が「風邪でしょう」と患者さんに言ったとしたら。
それは、まだまだ後者に近いです。


ちなみに。

医者は患者さんの話を聞いて、喘息が疑わしいと思えば「一番考えられるのは喘息ですね」と言っていい。
だけど、薬剤師さんは、患者さんの話を聞いたり、処方箋の内容を見て、どんなに喘息だろうなぁ、と思っても「喘息みたいですね」と言ってはいけないのだそうです。
それは、"診断"に当たるから。

医者は、脚が痛い、と言って来院した患者さんのレントゲンで"骨折があったら"、そこの詳しいレントゲンを追加してもOKです(当たり前だけど)。
でも、レントゲン技師さんは、レントゲンで"骨折みたいなものが映っていた"としても、そこの詳しいレントゲンを追加することも、「骨折があります」とも言えません。
"骨折がある"というのは、レントゲンを見て医師が"診断"をすることだから。

"診断"は医師しかしてはいけないことなんです。


プロフェッショナルへの道はまだ遠い。
けど、明日始まる。

Mar 28, 2010

ADLS

今日は、うちの大学でADLSの講習会がありました。
たまたま遊びに行ったら、面白そうだったので(笑)、模擬患者に飛び入り参加させてもらいました。

災害が起きた場合という講習なので、爆発があったとかテロがあったとか、そういう設定です。
私は、しゃべれるけど、左足を怪我していて動けない。(さらに言えば、コンパートメント症候群)という設定でした。

1回目と2回目があったんですが、2回目は慣れてきてるから思いっきり騒げ、という指令があったんです。

だから、入り口近くに陣取って、かなーり騒ぎまくりました(笑)
"痛いー!!!" "動けない!!!" "助けて!!!"
立ってる人には"そこに立ってるなら助けてよ!!!"など。
喉がガラガラです(笑)
分かる人は分かると思いますが、トリアージ的には黄色、SORTでは赤色になります。
1回目は黄色だから、と最後まで放置され、その場で点滴を始めましょう、というところまで時間でした。
2回目は途中でまだ爆発しそうだから、と退避命令が下りて救助者が出て行く時に、"おいてかないで!!!"と騒いだら、入り口に近いし、なんとか運べるでしょう、と一緒に退避させてもらいました。

いやぁ、久々にあれだけの声を出して騒ぎました(笑)
楽しかったです♪

Mar 25, 2010

卒業

本日、だいぶ長かった私の学生生活に終止符が打たれました。
なんとか無事に卒業できて一安心です。

今までで一番思い入れが強い卒業式でした。

小学校も、高校も。
嬉しさしか無かったのに。
今回は、涙は出なかったけど、なんとも言えない気持ちでした。

社会人になってしまって(というよりも、医師になってしまって)いいのかな、という思いは、確かに、まだ若干あります。

でも、6年間で大きく成長はしたと思います。
6年前はとにかく頑張るつもりでした。
今は、もっと丸くなったと思います。
いろんなことが見られるようになったと思うんです。

医師になれる気がしない、、そんなことを言っていた5年生の最初が懐かしいです。
医師になれる気はします。大丈夫。
なんとかやっていける自信はつきました。

ついに、本当についに。
社会人としての一歩を踏み出します。

Mar 24, 2010

医者の副作用

私が思う副作用(?)

*足がむくむ

オペその他で立っている時間が長いから、しかたがない。
圧力靴下万歳な感じです。


*虫歯が多い

なんでも、夜遅くに食べてそのままだったり、食べてる途中で呼ばれてしまったりするので、歯磨きがおろそかになって虫歯が多いのだとか。


*肌が荒れる

夜遅い仕事だし、マスクをするので、肌が荒れると思います。
だから、必要時以外はあんまりマスクしたくないんですよね。。


*手が荒れる

患者さんを見る前と後でアルコール消毒をするので、かなり手が荒れます。
ハンドクリームはマストアイテムです。


*体重の増減

食べる時間が不規則だったり、運動不足があったり。
逆に、忙しくて食べる時間がなかったり。
体重を現状維持するというのは意外と大変で、増えるか減るかの二極化するのだとか。


*指輪、時計が出来ない

不潔なので。
科によってはダメだし、手技(清潔にしなくてはいけないようなもの。ex.腰椎穿刺、血液培養など)の際には外しますし。
ちなみに、イヤリングは落ちる可能性ありだからダメですが、ピアスは派手なものでなければOKな所が多いです。


とか。
多分、考えればもっと沢山あるのだと思いますが、この世界にどっぷり浸ってしまうと分からないのだと思う。。

Mar 22, 2010

医者に向いてると思う人

私が思う人。

*いつでもどこでも寝られる人

疲れますし、夜勤とかありますし、少しの合間にも寝られて疲れが取れるのは大事。


*知らない人とも仲良くなれる

患者さん、って意味じゃないです。
研修医なら2ヶ月おき、それ以降も数年おきに病院変わったりしますし、入れ替わり立ち替わりは多いと思います。
だから、『はじめまして』の機会が多いと思うんです。


*絵が上手

別に下手でもいいんですけどね。
患者さんに説明する時に絵を使うことが多いんです。
そうすると、絵が上手な先生の説明はすごく分かりやすく感じます。
沢山描く機会があるので、上手にはなっていくと思いますけど。


*病気に強い

免疫が強い、というか。
人にうつる病気ってけっこう多いんですよね。
ERでもどんな患者さんが来るか分かりませんし、内科外来も感染症な方は多いです。

学生で小児科を回ると、途中で体調を崩す人が必ず出ます。
一年目研修医は小児救急や小児ローテーション、ERローテーションで下痢の洗礼を何回か受けるらしいです;;


*オンオフがはっきりしている人、マイペースな人

忙しいから、特に趣味もなく、仕事ばっかりになる人も多いのだとか。
でも、実は頑張りすぎて(?)うつ病になる人が多いのも(先生が言ってたから。多分。エビデンスレベル低いけど、、)事実らしいです。

だから、自分のペースで働いたり、趣味を大切にしたり、休みはしっかり休息するとか。
当たり前のことだけど大事みたいです。


*体力ある人

まぁ、忙しいですからねぇ、、
体力はあるにこしたことはないかと。


*手先が器用な人
外科とかは患者さんの立場から考えても、器用な方がありがたいと思いますが。
採血1つとっても、器用な人の方が痛くないと思うんですよねぇ。

不器用な友達の練習台になった時は痛いは、内出血はするは、なかなか大変だった記憶が強いので;;
まぁ、不器用な人はその分よく練習しましょう、ってことですよね、、


その他、人当たりがいい、とか。いろいろあるとは思いますが。
いい医師になりたいです。

いってらっしゃい

後輩たちが、留学へ発つのが明日らしいです。
1年前を思い出します。
精一杯頑張って、ものすごく沢山学んで、そして思いっきり楽しんだなぁ(笑)

このブログを見ている該当者さんがいるか分からないけど。

途中で苦しい時も沢山あるとは思うけど、出来なくて凹んだりすることもあるとは思うけど、それでも、実は沢山吸収できてるはずだから。
後悔だけはないように、思いっきり頑張ってきてね。

そして、何より。
Enjoy! Have fun!

Mar 19, 2010

ゲージ

針の太さのことです。

一般的に採血だけ、一般点滴だけ、なら23Gとか。
小児では26Gとかの細い針を使用します。(数字は少ないほど太い)
インスリン自己注射では31Gとか、36Gとかさらに細いです。
輸血をするなら20G以下が推奨され、特にオペなどでは18Gが使用されます。

で。
輸血で太い針を使うなら(赤血球が壊れないように)、血を採る献血も針はもしや18G?!と思って聞いてみましたところ。

なんとなんと、本日私が行った成分献血で使用されているのは恐怖の17Gとのこと。
実は自分に針が刺されるのを見れない私は、そんな太いものが使われているのだと知らなくて、本日初めて聞いて、卒倒するかと思いました(笑)

だから痛いのねー、、
納得です。

患者さんの血管確保の際の痛みを納得(?)したはやたまでした。
あ、でも血管探されるよりは痛くないですね、きっと。

Mar 17, 2010

これで終わり♪

今日は、最後の健康診断でした。

病院の暇な時間帯の午後を狙っての(?)健康診断でした。
何をやるんだろう??と思って行ってみたら。

胸部エックス線→心電図→血液検査

というスケジュール。
エックス線は毎年撮らされてますが、心電図は心電図実習以外では初でした。(患者さんには散々やってますが。笑)

気になったけど、すぐ持っていかれてしまったので、自分では結果を見れず。。。
カルテ開いたら見れるのだろうか??

血液検査(いったい何を調べてるのか、中身は知らない。笑)では、
  "両腕見せてください"
って若い検査技師さんに言われたので、両腕を出しましたが、
  "ここが採りやすいかと。"
と右腕を指したら、感謝されました。

採血する側の気持ちは少しは分かりますのでね(笑)
しかも、右腕の正中肘静脈(でしたっけ?肘の真中の静脈)には針を刺した後がまだ2箇所も残ってるんですよ(笑)
あ、ここ採りやすいんだな、って素人でも分かりそうな状況でした。

さてさて。
これにて医師免許獲得、及び就職の為の健康診断は終了です☆

Mar 15, 2010

ショーーーーク

まぁ、いろいろと。

<その1>
今日は健康診断その2(?)でした。
尿検査、身長・体重に始まり、視力や聴力、血圧、問診など。

そして。
なんと。

腹囲!!!!

ありえなーい><
学生の間はなかった腹囲ですが、特定健康診断(メタボ健診)が課される社会人では、測られるのですね。。。

ま、当然まだまだメタボではないですけどねっ!


<その2>
虫歯。

人生初くらいの虫歯。
がーーーーん。

右奥の歯の溝がかなり深めなんですが、そこの所に微妙に黒いのが。。。
なんでも、削ったりしても余計悪くなるようなのらしくて、固まってて進行はしにくいタイプだから、よく磨いてね、というのが言われた対処なんです。

虫歯が口の中にずっといる、というのが気持ち悪い。。。
歯磨き頑張ります><

ちなみに、子供は歯の溝が深いから溝に虫歯が出来て、大人は溝が摩耗して浅くなってくる上に歯周ポケットが汚れる関係で歯肉と歯の境目の所に出来る人が多いそうです。
ん?私は子供タイプ?歯が摩耗してない?


<その3>
最近いろんな人に、頬がこけた(というか、頬が痩せた?)と言われます。
小顔になった、とか、痩せた?とか。

でも、実は国試の勉強中に全く動かなかった関係で、今の体重は10月頃と比べて全然変わらないんです。
で、歯医者さんについでに言ってみたら。

歯のかみ合わせは変化してないし、体重も変わってないのだとしたら、後は表情筋の衰えが原因としては考えられるかな、と言われました。
そう、ここ数カ月家に引きこもって、でろーんとしながら国試の勉強しかしてなかったから。。

表情筋は皮膚と皮膚をつないでる筋肉(普通の筋肉は骨と骨をつなぐ)だから衰えやすいのだそう。
表情筋が衰えたら、頬もこけるし、口角も下がるんだそうです。

先生には、いろんな人に会って、沢山笑ってね。
って言われました。


はい。笑顔の絶えない人生を歩みたいです♪

Mar 10, 2010

ローテーション

来年度からの(というか、来月からの。笑)ローテーションを決める作業が進んでいるみたいです。
私は、内科(6カ月)→麻酔科(2カ月)→ER(2カ月)→小児科(2カ月) と1年を過ごします。

大の苦手の外科を回避することができました^-^
オペの最中に倒れて、先生方に迷惑をかける、という事態は回避できそうです♪
ということで、やっぱり昨年9月の脳外科が人生最後の外科だった可能性大です。


内科、と一口に言ってもいろんな内科がある訳で。
その中で何の内科がいいか、という事前調査が来ました。

まぁ、ね。
希望通りにならない、という話は研修医の先生たちからよく聞いていたので、なんとも言えない気分ですが。
(だって、9種類の内科があって、第9希望まで書くんです。笑)

学生の時と全く違う観点から希望科を選ぼうとしている自分。
進歩なのか、退化なのか。

Mar 4, 2010

健康診断

医師になるにあたって、及び、医師として働き始めるにあたって。
健康診断書が沢山必要みたいです。


医師免許申請書にも、診断書がくっついています。
耳が聞こえています、目が見えています、精神疾患ありません、大麻やってません、というところにチェックを入れるだけの簡単なもの。

先生"はい、耳聞こえてるね。これ何本?(指を2本出して)はい、目もOKね。精神疾患ないね。大麻吸ってない?"
以上、終了。

"え、これだけ?"
って聞いたら、法律上は目が見えないとダメとか、そういう規定はないのだとか。
ただ、その人を医師にしてしまった時に、何か問題が起きた時に厚労省が責任を取らない為(?)に、大丈夫、と診断をした診断書が必要なのだとか。

不思議です。


今日はもう一枚、内定時健康診断書。
これは、就職する病院に提出するもの。

病気の人を診て、医師が病気にうつってたら困りますから、免疫状態を確認するものです。
抗体の値を調べたり(麻疹、風疹、破傷風、水痘、B型肝炎など)、ツ反(ツベルクリン反応)の結果など、免疫に関係するものの診断書です。

注) 抗体とは。
体の中に入ってきた異物に対して反応。
無毒化したり、白血球に食べられやすくしたりします。

抗体は病原ごとに特異的で、それぞれがある程度以上あればその病原体に対しては免疫がある、ということになります。
逆に、低かったら免疫がついていない、ということで予防接種をしなくてはなりません。(特に医療者は絶対、だと思う)


入学以来(高校まではこんなの調べたことないもの)、先生に毎回驚かれるほどの高い抗体値を持っている私。
今回も、これは凄いね。これだけあれば大丈夫でしょう、とのお墨付き。
確かに、小児科回っても全然体調崩さないもんなぁ。
(小児科を回ってる間に何かしらにうつって体調を崩す人は多い)

そろそろ医師免許申請に必要ないろんな書類をgetしてこないといけない時期です。
なんと、収入印紙は6万円分も必要です(泣)
その他も、聞いたことないような書類があります。
うーん。書類苦手なのに><

Mar 1, 2010

食中毒

人生初。
いえ、二度目かも。

食中毒みたいです。
どうも、先週一緒に食べに行ったメンバーがみんな同じタイミングで同じ症状を発症しているので、食中毒と思われます。

お肉だったし、潜伏期が4-6日くらいあったから、おそらくはカンピロバクターであろうと。
木曜夜から金曜にかけて、なんか軟便だなぁ、とか思ってて。
土曜日にだるいなーと思って測ったら発熱(38度程度)してて。
徐々に下痢が悪化。

アクエリアスとバナナと仲良しな感じです(笑)
国家試験的には低Kアシドーシスになってるはずだもんね(笑)
というよりも、潜伏期とか食べたものとか、症状から原因菌や状態を推定している自分が嫌。
まぁ、職業病の卵ですかねぇ。
なんか、ここ1-2週間ほど、いろいろありすぎて頭パンクしそうです><

Feb 22, 2010

判定

国家試験はなんと、合格発表が3月29日という、なんともまぁギリギリな感じなタイミングです。
(ちなみに、30日からオリエンテーション、1日から勤務。笑)

なので、各業者さん(予備校さん?)が採点予想をしてくれます。
今日2つとも出まして。
以下のような感じでした。


<某T社>
一般問題:165点/200点満点 (得点率 82.5%) [偏差値60.4]
臨床問題:492点/600点満点 (得点率 82.0%) [偏差値56.9]
必修問題:184点/200点満点 (得点率 92.0%) [偏差値60.1]
総合 : 657点/800点満点 (得点率 82.1%) [偏差値58.0]


<某M社>
一般問題 161点 /200点満点 (得点率 81%) [偏差値 57]
臨床問題 489点 /600点満点 (得点率 82%) [偏差値 55]
必修問題 188点 /200点満点 (得点率 94%)
総合  :650点/800点満点 [偏差値57]


国家試験の合格基準は、
1. 必修問題で8割以上
2. 禁忌肢を3個以上踏まない
3.一般と臨床でそれぞれ一定の基準(年によって66%から上下する)に達している
です。


禁忌肢がどうかは微妙ですが、その他の基準は達していそうで一安心。
今までの模試よりもはるかによくできました(笑)

中学入試、大学入試、そして国家試験。
全て、本番が自己最高点という私。
本番に強いんでしょうねぇ。

Feb 19, 2010

献血

初めて、自分の意思で成分献血をしてきました。

(全血献血は毎年やってて、18歳のころにHb濃度でひっかかって、全血が出来なくて強制的(?)に成分献血だったことがある)

とは言っても、今日もHb濃度みたら全血出来るほど高くなかったから、全血で、って言っても成分になってしまっただろうけど。
(後でホームページで確認したら、成分もギリギリだったっぽい。笑)


さてさて。

実は、病棟に出始めてから(=実際の血液製剤を見るようになってから)成分献血するのって初めてなんです。
赤い血がパックに詰められていくのも不思議な感じでしたが、成分はさらに不思議な気分でした。

いつも病棟で見ている、濃い黄色の半透明な液体のパック。
それが目の前で出来て行くんですから。
(もちろん、ここから放射線当てたりその他処理があると思いますけど。)

だから、途中でふと機械を見て黄色いパックが目に入った時は、お口あんぐり。
看護婦さんに、大丈夫ですか??と確認をされてしまったほど。


それにしても。
採血やらラインやらで人に針を刺すのは出来るけど、刺されるのはダメだわぁ。 
痛くてダメだし、そもそも自分に針が刺される瞬間や刺さった状態の間、絶対に見れません。
医者になるとは思えない発言ですが(笑)

4月から、学生さんに腕を貸してあげるのはいいけど、教えながら自分の腕を練習台に刺させてあげるのは無理だなぁ。
他の研修医に教えてもらって腕だけ貸すか、その逆か。

Feb 16, 2010

ER

今日は、用事と用事の合間(?)にERへ。

というのも、4月にこのまま患者さんの前に半年以上ぶりに出るのは怖いから、4月までにリハビリをしようと思って。
秋ぐらいからそう思ってて、ERの先生に宣言はしてたんですけどね。

実際に行ったらビックリされました。
旅行行かないの?!って。

行きますよ。
ただ、別に国家試験終わってから卒業式までずっと旅行じゃないですから(笑)
(そんなお金も気力もない。笑)

でも、例によって例のごとく、私がERの初寮室にいると患者さんが来ないという。。。
数時間粘るも、全然救急車来なくて、断念し、そのまま習い事に行きましたけど。

そのうち土曜日か日曜日に一日張りこむかぁ。

Feb 15, 2010

ぼしゅう

中古譲渡希望者募集中

<医師国家試験関係>
QB:売約済み
過去問:売約済み

DM
テコムの講座のテキスト(問題の選択肢が全部、『全て選べ』に直されている)
卒業試験過去問(今年のだけ印刷すればアップデート可かも)
レビューブック


<その他>
色彩検定過去問:売約済み
色彩検定1級2次試験対策問題集:売約済み

解剖セット
関数電卓

各種洋書(小説が中心)
各種教科書(医学関係が中心)
バッグ、洋服

書いてないけど、これ欲しい、みたいのがあれば言ってください。
あって、今後の私に不要なら差し上げます。


逆に、一人暮らしに必要そうなものなどを下さる方も大募集中(笑)

医師国家試験 Day3

最終日。

もう無理、って思って脱落する人が毎年いる、という噂を聞いていたけど、私の席の周りは3日とも全員出席。

みんな疲れが出始めている。
問題配られてから試験が始まるまでとか、問題解き終わった後っぽい時とか、突っ伏して寝る人が出現。
試験中にトイレに行く人(眠気覚まし?)も続出。


本日1ブロック目(G)

意外にも普通くらいの出来。
もっと出来てない(昨日のEくらい)と思ってたら、調べてみたら意外とちゃんと合ってた!
勘が今日もさえているらしい(笑)


本日2ブロック目(H)

最後の必修ブロック。
今までで一番出来た必修だわ。
素直な感じの問題ばっかりで、これで必修の合計がなんとか8割行くといいのだけど。。。


本日3ブロック目(I)

これが、体力と精神力を試しているとしか思えない。
難しい上に、2時間20分で80問という。。。

50問過ぎたあたりから、『もう無理、もう無理』って思いながら頑張りました。
疲れてるから、全然診断が分からない。。。

なんとかなったと信じるよ。


とまぁ、長い長い国家試験が終了です。

Feb 14, 2010

医師国家試験 Day2

2日目終了です。

本日は会場の雰囲気でも。

いろんな大学の学生が入り交じってます。
私の前の人はK大学、隣はT大学、後ろはS大学。
ちなみに、マークシートは列ごとに種類(縦なのか横なのか)が違います。

替え玉受験や不正行為のチェックが厳しいです。
マスクしてたらマスク外して本人確認。
私はコートを膝かけにしてたら、広げて見せてください、と。
目薬とかも引っ掛かったらしいです。

携帯もすごく注意されるのに試験中に鳴った人がいて、午後からさらに厳しくなった。。


本日1ブロック目(D)

全く分からなかった問題が数問あったけど、終了5分前になって急に診断を思い付き、『私って天才♪』と思い終了。
が、休み時間に調べたら違っていたことが判明。
ガックリ。


本日2ブロック目(E)

分からなささ具合がいつもの感じに戻った感じ。
今までよりもよく分からないのが増えて、いつもの慣れている出来具合(出来なさ具合とも言う。笑)。
周りもヤバイと騒いでいたから、きっとまあまあなんだと思う。


本日3ブロック目(F)

これも必修。
が、昨日の必修に引き続きやっぱり意味不明な感じ。
必修は本来基本的な事項のはずでは??

まぁ、終了後にいくつか調べたら合ってたし、まあまあかも?


という感じで2日目終了。

今日はバレンタインだし、昨日コンビニで見つけた"チョコっと気餅(ちょこっと気持ち)"というチロルチョコを持参。
朝、駅から会場までの間に出会ったIくん、N、Dにあげたら、喜んでくれたみたいで良かった良かった。

その後も何人かに配り、ついでに隣の席の人(見知らぬ人。笑)にも。
長い机で3人座ってて、私は真中だから、休み時間の度に"すみません"って言って通してもらってるから。
そしたら、ビックリしてた(笑)けど、次の休み時間の時に食べたらしく、"チョコありがとうございました"って言われた。


あと1日!

Feb 13, 2010

医師国家試験 Day1

初日終了。

朝、駅を出たとこから人がいっぱいでゲンナリ。
そして、前の男子の集団の会話を聞いて脱力。

『〇〇さん、いい加減受かって下さいよー(笑)』
何回目の国試なのだろう?


教室に入ってビックリ。
同じ教室にあ行の人もは行の人も入り交じってる?!
まぁ、仲のよい出席番号のお隣さんが近くてよかった。
知った顔が沢山の環境で試験を受けられて幸せ。


試験スタート。
1ブロック目(A)

臨床問題が多い(こないだの模試の感じでは臨床が苦手。)ブロック。
臨床問題とは、何歳の何性がなんとかで来院して、云々、というタイプ。

思ってたより遥かに出来た。
意外。意味不明な問題があまりなかった。

ひとまず安心して午前終了。


2ブロック目(B)

これまた、それなりに解けた。
調子がよいらしい。
気分が乗って来た(笑)


3ブロック目(C)

必修。つまりは8割以上が必須。

が。
解けない。

あれ。
あれあれあれ;;

うーん。
今日は頭さえてるし、意外と合ってることを祈るしかない。
きっときっと大丈夫。


帰り道。
久々に友人Kに会う(他の大学)。
というよりも、ボケっと歩いてたら、『おーい』って呼び止められた。
よく私を認識したねぇ。


という感じで初日終了。
あと2日!

Feb 9, 2010

受験票

本日、受験票をもらってきました。
(受験票は学校に一括で届くので、学校に取りに行くのです。)

なんと驚きなことに、国試の受験票は試験のほんの数日前に届くんです><
(九州・沖縄は2週前くらいらしいけど。)


それが、もらってビックリ。
受験票が、ちゃちい!!!!

ほら、普通の受験票って、写真があったり、きちんと番号とか名前が印刷されてたりするじゃないですか?
なんと、国試の受験票は、私が書いた申込書の転写だけ。
"104回医師国家試験"なんですが、その"104"すら私の転写だけ(笑)


教務の人に思わず"え、これを持っていけば受けれるんですよね?!?"と確認をしてしまったほど。

うーん。

まぁ、何はともあれ、後6回寝たら解放される~♪

Feb 5, 2010

7+3

=10

後7日で国家試験です。
後7+3=10日で晴れて自由の身になります。

本当にちょうど今頃です。
15日の17:00に試験が終わります。

なんというか、自分自身もそうですし、周りの話を聞いていても、そろそろ限界です。
もう勉強嫌だし、でも勉強しない訳にはいかないし。
ブヒブヒブヒブヒと文句たれて不機嫌な感じです(笑)

大学入試と比べたら合格率は高いはず(というか、基本的(最低合格ラインは受験生の出来で微妙に変わるらしいけど)には絶対評価だから、自分が点数を取れれば他の人がどうであれ合格。)なのに、なんだか妙に嫌な感じの試験なんです。


しかも、勉強していることを言い訳にしているつもりはありませんが、体重は増えるし、野菜不足で肌荒れが本当にひどいし。
さっさと終わってほしい今日この頃。

7+3=10
きっと、解放感は人生1,2を争う大きさ(?)でしょう。

Feb 3, 2010

お気に入り

問題を解くとき(実際の臨床の場でもそうですが)、絵を用いて整理する事が多い。
普通でもそうな上に、まぁ、そもそも私は昔から記述式の試験では絵で解答してたくらいですから(笑)

さらに、お医者さんはみなさんたいていは絵が上手です。絵というか模式図というか。
患者さんに説明し慣れているからか、説明するときの図が上手です。


まだ学生の私は、絵は説明というよりも、頭の整理です。
例えば、これ。

この人型は人。
そこに、神経所見を書き込んだもの。
言わずとしれたBrown-Sequard Syndromeの形なのは一目瞭然ですが。

苦手な神経内科は、極力絵にして、どこが悪いのかを考えるようにしています。
こんな風に障害が出るには、どこそこが悪くないとダメだから、、、など。


神経内科以外も、絵や図は書きまくりな訳ですが、その中でも一番のお気に入りがこちら。

真中の枝豆みたいなのが胃。
その左側にある小さい○が腹腔動脈という動脈。
で、そこから出てる線が腹腔動脈が枝分かれしている動脈たち。

まぁ、つまりは腹腔動脈の枝&胃の動脈分布の図。
なぜか昔から(3年生で最初に習ってから)、この図が大大大好き(笑)

胃の動脈を聞く問題、本番も出てくれないかしら♪

Jan 27, 2010

判定

最後の最後の模試の結果が返ってきました。
業者さんいわく、これで国試の合否が占えるとか。
というわけで、かなりドキドキしながら見たら。

偏差値は相変わらず50も行かない;;
だけど、一般で76%(偏差値55)、臨床で66%(偏差値45)、必修で88%(偏差値58)の得点。
臨床はギリギリな感じにあふれているけど、でも判定としては、現状のまま頑張れ、とのこと。

この模試を解いたのが1月12日くらい。
全く出来た感じがしなくて、5-6割かと覚悟をしていた。でも、その割には出来てる。
しかも、そこからかなり伸びてるはず!大丈夫なはず!

ちなみに、昨年の国試(103回)を解いてみたところ、見たことある問題が含まれている(公衆衛生だけはちゃんと今年度のものを使用しているので。)とは言え、かなりの出来栄え。

受かるはず!
残り少し、頑張れ私。

Jan 25, 2010

悪心と嘔気と頭痛と

まぁ、早い話が、自分の頭の容量を超えて勉強しすぎ、ってことです。
はい。

気が狂いそうになるくらい勉強をしたことは何度か(大学受験とか?)ありますが、吐き気がするくらい勉強したのってそんな無いかも。。。

人間、勉強しすぎると吐き気がするもんなんですね。。
勉強で頭いっぱいお腹いっぱい、って感じです。


眠い頭で英語を読んでる時に、文字は追えてるし、個々の単語の意味は分かるのに、じゃあいったい文章全体では何を意味しているのかを理解できない、ってことあるじゃないですか?

今の私は軽くそんな感じです。
問題文を読んでいて、文字は追えてるし、個々の単語の意味は分かってるのに、文章全体を読んで、結局何が悪くて何の病気が疑われて、というのが分からない。

問題文を最後まで読み切って、で、"あれ。。今の私は全く理解せずに読んでた。。"と思ってもう1回ちゃんと読みなおして解く、みたいな感じ。
まぁ、毎問全部ではないけど、効率悪いったらない(笑)


吐き気するくらい勉強すれば受かるよね?

Jan 20, 2010

アップ賞?

ほら、昔小学校の頃とか、すごく成績が伸びたりしたらアップ賞、ってあったじゃないですか?

今、そんな気分です。

今までの模試を解きなおしてみたら!
まぁビックリの伸び率(笑)

例えば。
前回のAブロックの問題が偏差値36、得点率44だったのが、今回は得点率84!

まぁびっくり。
(前回の得点の悪さにもビックリだけど、それは置いておいて。)

いくら夏の模試はまだ簡単なものだったとは言え、嬉しい伸び率。
この調子で賢くなれば、3週間後の国家試験も大丈夫なはず!

頑張れ、私。

Jan 19, 2010

新・インフルエンザ

さてさて。
巷では昨秋に新型インフルエンザが大流行しましたよね。
で、ワクチンがどうの、と騒がれてましたよね。

もうなんか、既に過去の産物な様相を呈してきていますが(笑)

研修医は昨秋の段階で新型ワクチン接種なんですが(医者は優先される)、当然ながら学生は接種対象外。
(季節性は毎年学校で義務で受けさせられますが。)

でもでも。
昨晩からはどうも解禁になったようで、今までダメだった健康な19-64歳もOKとのこと。

その情報を得たのが本日夕方。

なんでも効果が出るまで約3週間らしい。
今打てば国試の当日がインフルエンザでダウン、という事態は避けられそう。


で。

さっそく打ってもらってきましたー♪
ぐふふ♪♪

今日の今日やってくれて(T^T)


国試頑張ろう、って改めて力強く思ったはやたまでした。
なんだか免疫のみならず、パワーまでもらって帰ってきました☆

よし、頑張ろう。

Jan 18, 2010

腹部膨隆

よく、腹部の診察所見を表す際に、"腹部、平坦・軟"と言います(書きます)。

つまりは。
お腹に変な盛り上がりもないし、変な凹みもありません。
硬くもなってません(炎症、その他で硬くなる)。
ということ。

まぁ、いいですよね?


ところがね。
この、"腹部平坦"が曲者。

じゃあ、ぽちゃぽちゃのメタボな人は腹部は平坦なのか?!という問題。
どこまでは腹部平坦で、どこからは腹部膨満(膨隆)なのか?

"腹部膨満"、というと、どうしても腹水なり、腫瘤なりを想像してしまうから、書きにくいのです。
でも、"平坦"というには膨らんでいるお腹。


今日、問題集を解いていたら、素敵な1文を見つけました。

"腹部は平坦・軟だが、肥満による膨隆を認める"

これ、(正常な?)メタボな人のお腹を表すのにぴったりな表現じゃないですか??
この文を見て、笑いが止まらなくなってしまいました(笑)

Jan 15, 2010

パンク

こんな感覚は久しぶりですが、頭がパンクしそうです。

なんというか、今まで完全ストライキしてた地下鉄会社が、"完全ストは利用者に迷惑をかけすぎるからマズイでしょう。"と言って、少しは運転し始めて、でもいつもより本数が少ないのにそこに乗客がどっと押し寄せてる感じ?





雑談はおいておいて。

でも、冗談ではなく、頭に入れなくちゃいけない分量はまだまだけっこうあります。
正常な体がいかに上手に動いていて、世の中にはいかに沢山の病気があって、それぞれの病気の特徴がどんなのか。。。。

いまさらな気はしますが、医者ってやっぱりすごいかも。
きちんと患者さんのお話を聞いて診察をして、必要十分な検査をして、きちんとした診断をするには、相当な知識が必要みたいです。

"診断"を出来るのは医者だけなんです。
他のどんな職業の人も、"診断"に属することはしてはいけないんです。

それだけ責任がある仕事に就くんですから、そりゃまぁ、これくらいの努力は必要なんですよね。

Jan 12, 2010

1か月

国試まで後1カ月。

後1か月で終わる、と思うとほっとする気持ちもある一方、不安も大きい。
こんなに不安な試験も珍しいくらい;;

それだけ真剣な試験なんだよね、と自分に言い聞かせるも。

勉強するしか道はありません。
頑張れ、私。