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Mar 20, 2008

薬局のお仕事ご紹介 その2

「入力」された処方箋は調剤室に入ってきます。
薬局で見かける、薬の入った小さな引き出しが沢山沢山並んでいるところです。

そこで、1人の患者さんに一つずつ籠というかバットというかトレーが用意されます。
その中に、
1。調剤した薬
2。薬袋、薬情、お薬手帳に貼るシール
3。紙の薬歴の薬局の場合は薬歴も
を入れていき、全部揃えば完成です。


<薬袋とは>
薬を入れる袋のこと。
最近では、患者さんのお名前、飲み方や日数、薬の名前と写真を印刷している薬局がほとんどです。

<薬情とは>
お薬の説明を書いた紙のこと。
何に効く薬なのか、とかを写真入りで書いてあるタイプが多いかな。
説明文はいくつかある中から選んだり、パソコンに言葉を予め登録しておいたりです。
なるほどなぁ、と思ったのは抗がん剤でした。
「悪い細胞が増えすぎないようにするお薬です」と。
まぁ、そりゃそうだけど、なんというかなんというか。



さて。調剤室に入ってきた処方箋を手にした時から薬剤師さんの仕事が始まります。
☆をつけたお仕事はpickingと呼ばれていて、私たち調剤補助がやっても問題ない業務です。

☆錠剤なら。
以前書いたようなことを気にしつつ正しい数の錠剤を集めます。
0.5錠なら半分に割ったりもします。(希望しない場合はしません。)

軟膏なら。
☆5gチューブなどがある場合はそれで集めてきます。
☆たまに、500gの大きなボトルで買っているものがあって、そういう場合は「○○g入る容器」というのがあるので、その容器に詰めます。
複数種類の軟膏を混ぜ合わせる場合は、その重さ通りに軟膏を測って、軟膏板と呼ばれる板の上でへらを用いて混ぜ合わせます。陶器みたいなつるつるの表面の板です。
均一に混ざると混ぜている感触が変わるから面白いよ。

粉薬なら。
天秤で総量を測って、それを分包機で1回分ずつに分けて包みます。
粉薬はどれも似たような色だったりにおいだったりするので、確かにそれだ、という確認が必要です。
粉薬が入っているボトルにはバーコードが付いていて、天秤のバーコードリーダーでピッ!っと読み込んで、何を何グラム計ったのかが記録に残ります。
後で確認する人はボトルとその記録と実際に出来上がってきた薬を見て確認する訳です。

シロップなら。
こちらは粉薬と比べれば種類は少ないですね。
メスシリンダーできっちり測って、容器に入れます。
これもボトルを一緒にかごに入れて確認を取ります。

☆漢方やシップなら。
それぞれ何グラムかずつ、または何枚かずつ入っているパックになっているので、それを持ってきます。
たまに先生は「××シップ6枚入り1包」のつもりで6枚入り1枚って書いてきて、大爆笑します(笑)

☆目薬なら。
ご存知の通り、あの小さなボトルになっているので、それを集めてきます。
ものによってはとっても似たような名前だから嫌。。


というようにして薬を調剤します。
それを次の人が確認をします。正しい数かな?正しい薬かな?入力は間違っていないかな?など。
複数の人の目を介することで、少しでも間違いを減らします。
ちなみに、調剤補助はここでも上で☆をつけたものの確認のみです。

先生の字が汚すぎて読めない、処方内容がおかしい、患者さんが他に飲んでいる薬との飲み合わせが悪い、この後発品は置いてないけどこっちならある、患者さんが言っていることと処方箋が合わない、
などなど、処方箋についての疑問は病院に問い合わせをします(疑義照会)。
先生によって、とってもwelcomeな雰囲気の場合と、何で電話してきたっ、っていう場合とがあって、後者の場合だと、そばで話を聞いている私まで恥ずかしくなってしまいます。。
そんな医者にはならないで下さいね。

さて、そんな風にして「トレー」の中身が揃っていきます。
次回は揃ってから後の流れを書いてみたいと思います!

Mar 17, 2008

関節内注射

今日は人生初の関節内注射を受けてきました。
というのも、先日受けたMRI検査で右手の痛みの原因を特定出来なかったので。


<関節内注射とは>
文字通り、関節に注射針を刺して、関節内に注射することです。

関節は骨と骨が軟骨を挟んで隣り合っています。
例えば、膝のこの軟骨が加齢で擦り減れば歩くと膝が痛かったりする訳です。

そして、この骨の端と軟骨を包む膜があって、中は液体が入っています。
発想としては、ちょっと違うけど、まぁ胎児みたいなものです。
動いた時に痛くないように、それから衝撃から守る為に。

関節内注射は、皮膚の上から膜の中まで針を入れて、中に注射をします。
もちろん、闇雲に刺すわけにはいきません。X線透視下(レントゲンの動画みたいな感じ。現在の状態を見れるので、動かしながら見れる。)で正確に関節の中に刺していきます。そして、確実に関節の中に薬を入れます。

今日の私の場合は、
1。キシロカイン
局所麻酔薬。歯医者さんとかで使うような類。痛みの神経をブロックします。
2。リンデロン
弱めのステロイド。炎症を治します。
を混合したものを1ml用意して、入るだけいれました。

これで痛みが止まれば、痛みの原因は関節内にあるということです。

でも、注射したけど痛いんだよね;;
関節外に原因がありそうです。


話違いますが、私、注射なんて予防注射以外受けてないのです。
採血とかはあるけど、それ以外はなかったんです。
それが突然、関節内注射でしょ、半泣きでした。
お医者さんに「え、泣いてる?!」と言われました(笑)
だって怖かったんだもん。
私でこれだもん、小児科はもっとだよね、と思いました。
いや、私が慣れなさすぎなのでしょうかねぇ(笑)

あ、注射自体はチクっとして、その後圧力を感じる(薬を入れるから)けど、何の問題ないですよ!受けることがある場合でもご心配なく!

Mar 15, 2008

久々の英語

今日は英語の授業を一年ぶりくらい?に受けました。
丸一日英語の授業を受けたのですが、こんなに英語に浸ったのは久しぶりです。
あまりの懐かしさに感動しました(笑)

医学英語とかではなく、普通のTOEFLのセミナーだったんです。
TOEFLを受ける予定は全然無いんですが、最近英語やってないなぁって思って行ってみました。
読み書き聞き話し、と一通りやってきて、英語力のあまりの低下っぷりに愕然としました。
いや、というよりも、英語的な組立方は前より身についてるのに、あまりの語彙力低下で言葉が出てこない。

まずいですね。
英語頑張りましょう。
なんでも、臨床的な症例の検討会(in English?)が土曜日にあるとかないとか、なんだか今日会った友達が言っていたので、今度行ってみようかなぁなどと思いました。


<Reading>
今日は単語チェックと、どうやってReading力を身につけるか、というお話でした。
この、単語チェックでかなり引っかかりまして………。
最近英語に触れていないということ+普段は文脈で知らない単語も読んでしまっているので、単語だけだと全然分からなかったです。

TOEFLの単語は、各科目に出てくるような、プチ専門用語を知っておくことがポイントだそうです。
例えば、歴史とか科学とか政治とかとかとか。


<Listening>
うーん。Listening力はそんなに落ちてない、と思う。多分。
相変わらずの得点分野です☆今日やった問題も全部満点♪

Listeningはきちんとメモを取りながら聞くこと、とのことでした。
私はいつもKeyWord方式で聞いたことをつらつらと書いていたのですが、それよりもOutlineを意識した書き方をしましょうとのこと。
Intorduction→Body→Conclusion
それぞれの中でTopic Sentence→Detailという順。
それを意識したメモを心がけます。


<Speaking>
その昔は得意な分野でした。今も、言いたいことも言いたい順番も分かるんだけど、それをいざしゃべろうと思うと言葉が出てこなくて焦りました。
最後の方ではちゃんとしゃべれたからいいけど。
例えば、「癒し」って言いたくって、healingが和製英語なのか、正しい英語なのかで迷ってみたり。
基本的にはWritingと同じような組み立てをすればOKなんですがね。

例えば。「自分の故郷で変えたいことをあげなさい」という問題だったら。
15secで考えをまとめて、45secしゃべります。
・何を変えたいのかを言う。
・その理由を言う。
という、基本的な構造のままをしゃべればOK。
これが、意外と時間が足りなかった;;


<Writing>
これもまぁまぁの得点源ですかねぇ。
2年生の頃はほとんどの題材では6段階評価で5以上を取ってたから。
今日試しに書いたものも5をもらえていたので、多分落ちていないはず。
ただし、単語が不足しているため、どうしても同じ単語の繰り返しになってしまいがちなのが難点でした。

英語というのは、同じ言葉の繰り返しを嫌います。
だから、同じ意味の違う単語や言い回しに変えなくてはいけないんです。
その為には語彙力をつけないといけません。

また、とっても大事なのは文章構成力。
Introduction→Body→Conclusionと書きます。
Listeningのところでも書いたようなOutlineを意識して、きちんと書ければ点数は高く付きます。



さーて。
英語も大事だけど、他も大事。
やりたいことが多くて困ってしまいます(>_<)

Mar 8, 2008

薬局のお仕事ご紹介

薬局でどんな仕事がなされているのか。
せっかくなのでご紹介しましょう☆

<1。処方箋が持ち込まれる >

処方の内容全てをコンピュータに「入力」します。
多くの薬局では事務さんがやってくれます。

 ・何の薬を
 ・一日どれくらいの量を
 ・どんな飲み方で
 ・何日分
ということ。プラス、
 ・病院名、医者名
 ・何日に処方されたものか
など、処方箋に書かれたこと全てです。
この情報を元に調剤点数が計算され、金額が算定されます。
入力と同時に、紙薬歴を使う薬局の場合は、事務さんが薬歴を探し出して準備をします。
病院のカルテ同様、電子薬歴というものもありますが、それはPCで簡単に


ちなみに、頓服と通常内服では点数が違ったり、一包化は分割では点数がプラスされたりと、細かく点数は決まってます。

<注>
頓服
=痛いとき、かゆい時、などの不定期な飲み方

一包化
=薬をヒートから出し、飲み方別に包むこと。 粉薬を包んであるビニールのあれですね。 それで、朝と昼と夜と、と分けて機械で包みます。 高齢者などではよくあります。

分割
=0.5錠などの場合、薬をヒートのまま出して本人が飲むときに割るって場合もあれば、割って分包(粉薬と同じ、ビニールに入るやつ)って場合も。


今はほとんどの処方箋が印刷です。
でも、たまに処方箋が手書きな先生もいます。
それがさぁ。字がとーーーっても雑だったり汚かったり、とてもじゃないけど判別できない先生も少なくない。
あまりに読めない場合は、薬剤師さんが病院に問い合わせ(疑義照会)をします。そして、そういう先生に限って、「何?用が無いならかけてこないでくれる?忙しいんだから。」みたいな嫌ーな高圧的な態度らしいです;;;
用が無ければ電話しないからさぁ。先生の字が汚すぎて読めないからだからさぁ。
医者を目指す身としては効いていて恥ずかしい限りです。

医者を目指すみなさんは将来そんな態度はしないでね。
私も気をつけます。


次回は入力を終えた処方箋の行方についてを書こうかと思います☆

Mar 2, 2008

小児科・産婦人科

昨日今日と、各科や基礎の先生方と学生との合宿がありました。
将来についても沢山聞くことができたし、ちょっと希望をもてました。

将来の自分の道などについて考えるとき、QOML(Quality of My Life)を大事にしたいという人が増えているみたいです。


Quality of Life。生活の質のこと。
例えば医療の現場で一番分かりやすい例で言えば、治療によって自分の生活の質が落ちてしまうことをやめ、生活の質を大切にすること。
(例えば、癌の末期で、癌自体が治る見込みは無い場合。抗がん剤によるつらい副作用などにより、最後の何ヶ月かを辛く過ごすのではなく、痛みを取る治療のみをして、余命をやりたいことをやり生活の質を重要だと位置づけていくこと。)

それとは逆の考え方も当然ながらあります。
<SOLとは>
Sanctity of Life。生命の尊厳のこと。
人間の命はそのもの自体が尊いという考え方。例えば、上の例で言えば、生きていること自体が尊いのであり、抗がん剤を最後の最後まで用いて、少しでも余命を長く生きようという考え方。

今回話題になったQOMLとは、QOLをもじったもの。
医師の生活の質、自分の生活の質を大切にするってこと。
もちろん、患者を診るのは大事だし、やりたいもあるし、できる限りのことはやらなくてはいけない。
だけど、それで過労死したり、自分の時間を全く持てない、なんていうことはあんまりよくないっていう考え方。

私にとってはけっこう良いことだと思う。
だって、自分の私生活も楽しみつつちゃんと働いていきたいじゃない。
そして、私が今興味がある「産科から小児科にかけて」というのは忙しくて大変だ!大変だ!時間は全然ない!というイメージが強いと思うのですが、確かに忙しいけど自分の生活がないということはない、ということです。意外ですねー。




さらに。
小児科と産婦人科は現在大幅な改革中なんだとか。
だって、うちの大学ひどかったもの。働きたくないって思うくらい。
だけど、教授が1年~2年前にそれぞれ変わっていて、かなり違う。
教授自身も考え方がいいし、改革してるし。

だから、今度病棟を見せてもらうことにしました(^-^)
小児科と産科の教授には顔と名前をかなり売れました(笑)
私の名前、少しだけ珍しいし、きっとちゃんと覚えてもらえるでしょう☆


それにしても、考え方は人それぞれですねぇ。
留学もそうだし、働く先もそう、結婚もそう。
面白いって思いました。

私はどうやって生きていくんだろうなぁ。

Mar 1, 2008

聴診器

聴診器の購入申込書をもらいました。
4月から使い始めるので。

それを見てびっくり。
聴診器って高いんですね。


聴診器には沢山の種類があるみたいです。
性能・機能、大きさ、用途。
値段も10万近いものから1万くらいのものまで。

ただし、1万のものは、『ナース用』となっていました。
ナースとドクターでは何か大きく違うのでしょうか??
ドクターの方が診断をするにあたって、しっかりと音が聞こえないとダメな気はしますが…??

また、部品も売ってるんです。
3万6千円の聴診器のチューブが2万5千円でした。
音を伝える部分だから大事ってことでしょうか?
単なるゴムだと侮っていたら、違うみたいです。

今回実習向けに奨められていたのは、
1。成人・小児に使えて音の聞こえもよいもの。(2万5千円くらい。定価は3万6千円くらい)
2。成人に使うスタンダードなもの。(1万くらい。定価1万5千円くらい。)

の2種類でした。
1を買おうかとは思ってますが、それにしても出費ですねぇ。
医者になるにあたっての道具達は全部でいくらかかるのでしょうねぇ?

ちなみに、3ヶ月後には血圧測定は出来るようになっているはずです。
基本的な身体所見の取り方(例えば腹部なら、音を聞いたり、押したり離したり叩いたりして痛みがあるかをみたり、ってことです。)は出来るようになっていないとマズイので。

4ヶ月後には採血ができるようになっているらしいです。
本当でしょうか?

医者になっていくステップを進む気がして、楽しみのような怖いような焦るような。