Pages

Jan 31, 2012

経験値

経験というのは大事なんだ、って。
だから、慣れるまでとにかく頑張ってみよう、って。

今日、ルートが2回とも入ったんです!
二人ともまぁ大きめの子(2000g以上)だったし、まぁ血管がちゃんと見える子だったんです。
でもでも、まさかちゃんと入るとは。先月小児でやらせてもらって、入るイメージが出来てたから入りやすかったのかな。
7月に新生児グループを回った時には何回かやらせてもらったけど、でも全然入らなかったの。
その時に最後に言われたポイントはちゃんと覚えてて。今日もその同じことはポイントだよ、って言われて。ちゃんと入った。
最初のうちはとにかくやってみることが大事だな、って。

エコーも然り。新生児グループを回った時に、一通り教えてもらっていて、もう半年も経ってて忘れてたけど、でもそれなりには描出できたの。最小限勉強したことをちゃんと覚えてた。


今の目標。
とにかくまずは慣れること。

☆手技を出来るようになりたい。
まずはNCPRを一人でも大丈夫って言えるようになりたいし、血管確保、エコーくらいまでは出来るようになりたい。

☆仕事の流れを覚える。
朝から夕方までの流れ、そして、入院が来た時の対応。
指示の出し方その他の事務的な業務。出来ないと役に立たないから。

☆患者さんたちをきちんと把握したい
最小限どういう患者さんたちは知ってるんだけど、そして、朝晩のプレゼンもちゃんとしてるんだけど。
でもでも、プロブレムリストが頭の中でバラバラで、全然繋がってなくて、単なる箇条書き状態。
要するに、あんまりしっかりとした把握が出来てない。


落ち着いたら、新生児の生理・病態を理解して、ちゃんと治療のことや検査のことを自分で計画立てられるようになりたい。みんなの状態をちゃんと理解してあげたい。
今の私は何に注意したらいいかも分からないし、どうしたらいいかも分からないことばっかり。

でも、「焦らないで」って自分に言い聞かせてる。
今ちょっと焦ったって、いきなり全部は吸収できないし、この先長い間が持たない。
だけど、一日に少しずつでも学んでいきたい。ちゃんと一回言われたこと、一回教えてもらったことは吸収していきたい。

Jan 30, 2012

NICU

さて。
NICUでの生活が始まりました。
初めての病院、初めてのNICU(一応、大学で新生児グループは回ったものの、基本的には大きい子たちばっかりでしたから)、もう、初めてづくし。
初日の本日はとりあえずは落ち着いていて、学生さんのごとき1日を過ごしてきました><
明日はもうちょっとしっかり医者をできるかな。

1。朝行って、採血など処置を一通り終わらせる。
大学でたった1ヶ月、大きな子たちしか診ていなかったとはいえ、ちゃんと指導していただいていたんだと改めて実感。
ヒール採血はちゃんとこなせました。

2。回診
赤ちゃんたちの一覧用にメモを取りながら必死。
何週何日で何gで生まれ、Apgar score何点だったのか。
どういった疾患でどういう状態で生まれて来たのか。
その後の経過はどうなっていて、今は何がプロブレムなのか。
半分以下しか理解できていない気がする、多分。

3。どこのグループに付けてもらえるのかを決定
後2ヶ月で異動になる先生の下につけてもらえました。
2ヶ月でどこまで吸収できるかな。頑張ろう。

4。緊急帝王切開に立ち会い
PROMで、骨盤位で、母体搬送っていう。
まぁ、超緊急ではなかったから、教えてもらえる時間的余裕はあってよかったかな。
やることは分かってるの、大学にいる間にNCPRをちゃんと教えてもらったから。
でも、そういう問題ではなくて。
持って行くものたちがどこにどうあるのか分からない、オペ室への入り方も分からない、細かいローカルルールも分からない。
後数回オペ室行けば慣れるかな。

いやはや。
落ち着いていて、今日も入院さんは来てないんだけど、でも、頭パンクしそう><

Jan 27, 2012

採血、ルート

子供の採血やルート(点滴)というのは、一般の人がイメージしているよりも遥かに難しいです。
大人と比べて手足が短く小さい上に、血管自体も細いし、そもそもプクプクしていて血管が見えないのです。

今の病院に行って一ヶ月。
今月小児科を回っている研修医は私だけということもあり、採血やルートと言った処置の類は基本的に私の仕事でした。
なので、そうとうな回数、ちっくんをさせてもらいました。

そしたら、少しは上手になった気がする☆
前よりも触った時に血管が分かるようになったような気がするし、前よりもちゃんと当たるようになりました。

どうしても入らなくて上の先生を呼ぶ、という事態にあんまり陥らなかったです。
(まぁ、昨日は朝からどうにも不調で、血管がしっかり見えていて触れるような大きめの子なのに入らない、とか。最悪で1回どうしても入らなかった子は上の先生を呼びましたけど。)

 上の先生曰く、ムラがなくいつでも子供の血管確保が出来るようになって初めて小児科医だ、ということなので頑張って行きたいと思います。
なかなか難しいけど。。。

Jan 26, 2012

新生児黄疸

前も描きましたが、新生児はみんなみんな黄疸になります。
特に、日本人はなりやすいです。

で、早期新生児期の黄疸に関しては、治療の適応も決まってるし、比較的分かりやすい。
だけど、実は治療に関してはコンセンサスがなくて、微妙な領域というのもあって。

例えば、今回私が調べたテーマ。
遷延性黄疸の治療基準。
遷延性黄疸といって、生後2週間とかを過ぎても黄疸がある場合があります。
ほとんどの理由は母乳性黄疸であって、病的なものではなく、unbound bilirubinが少ないから大丈夫なものです。
とはいっても、原因が何であれある程度を超えてくるのであれば万が一にも核黄疸を起こさないように治療を考慮します。
だけど、新生児黄疸の治療開始基準の値というのは、生後7日目までしか明確なものはありません。

その為、遅くになってもまだ高い場合、考え方としては、
1.7日目の基準値を適応する
2.生後の日数と共に、脳血管関門は発達するため、少しずつ基準値は上がるので、少し高めの基準値を適応する

という2つがありますが、どちらを選択するかは主治医だったり病院だったりに任せられている部分が大きいです。
とはいっても、25mg/dl-30mg/dlを超えてくると核黄疸のリスクが高まるので、原因が何であれ、T-bilがある程度以上なら治療をします。

新生児の先生に聞くと、2の考え方に基づいて診ているそうで。
term baby(正期産)なら
T-bil≦20mg/dl 
 詳細な検査を出すことすらせず外来で経過観察することがほとんど。
 体重増加とか、哺乳状況とか、修正すべき部分は指導。
20mg/dl
 授乳方法を見直して、翌日に急激な上昇が無いことを確認。
 ビリルビンの種類の検査、病的黄疸の原因となるようなものがないかを検索する。
25mg/dl
 光線療法を開始。



後は、極低出生体重児など極端に小さく生まれた子がもう少し大きくなったタイミング(まぁ、つまりは生まれてしばらくしてから黄疸になった場合)で、体重別で生まれた体重で治療基準値を決めるのか、その時の体重で治療基準値を決めるのか、とか。

いろいろ、コンセンサスがないことがある新生児黄疸。
落ち着いたらもっと調べてみたいと思うテーマの一つです。

Jan 23, 2012

胃腸炎関連けいれん

今日、初めて胃腸炎関連けいれんの子を見ました。
胃腸炎にかかった子で、けいれんを起こす子がいます。

特徴としては、短い(1-2分)ものを、群発(短い期間の中に何度も何度も起こす)します。
発作間欠期(発作を起こしていない間の時間のこと) には意識clearなことが特徴です。
通常のけいれんの処置では(ドルミカムとかね)止まりにくい特徴があり、カルバマゼピンの経口投与が効きます。

というのが教科書的なこと。
とは言っても、胃腸炎症状があり、熱がなくて、間が本当に元気で、という典型的な症例は少ないらしいです。
胃腸炎で熱が出てる場合、けいれんを起こしていれば、髄膜炎や脳炎脳症なども考えなくてはいけません。

今日の子は本当に典型的で、熱がなく胃腸炎症状のみあり、短いけいれんを群発していました。
カルバマゼピンの経口投与(といっても、飲める状態ではないので、胃にチューブを入れて薬を注入して、チューブを抜いてきます)したら、その後はピタッと起こさなくなりました。
うーん。これでまた一つ、診たことのある疾患が増えました。
とはいっても、次に一般小児科をやる1年半後には忘れてるんだろうなぁ(汗)

Jan 21, 2012

双子ちゃん

双子ちゃん。見てるとかわいいですよねー♡
でも、新生児科医や産科医の視点だと 、リスクが多くってヒヤヒヤものだったりします。

双子ちゃんはお腹の中での部屋の分かれ方で以下の3種類に分類されています。
DD twin 二絨毛膜二羊膜性双胎
MD twin 一絨毛膜二羊膜性双胎
MM twin 一絨毛膜一羊膜性双胎


二卵性双生児っていう双子ちゃんは、いわば同時に生まれる兄弟みたいなものです。
お腹の中でのお部屋も二つに分かれていて、DD twinとなります。

一卵性双生児っていう双子ちゃんは、そっくりな双子ちゃん、遺伝情報も全く同じ双子ちゃんです。
お腹の中でのお部屋の分かれ方は2種類あって、薄い膜で一応部屋が区切られているのがMD twin、全く区切られておらず同じ部屋にいるのがMM twinとなります。

当然ながら、部屋が区切られていない方が合併症も増えます。
今日は、DD twinの帝王切開がありました。
というか、昨日の昼時点で明日の午前中に緊急帝王切開します、って、緊急じゃないよね、予定ですよね(笑)
そして、なぜ土曜日に、という。。。
産科医は出してしまえばおしまい、新生児科医は出てからが勝負ですから、週末前とかに出したがるのが産科医、週明けにして欲しいのが新生児科医。
でも、お母さんと赤ちゃんの状態によりけりですからね、出すと言われれば頑張らねばなりません。

双子ちゃんの場合は、二人を混同しない為に、きっちりと区別をしていきます。
オープンクベースなど必要物品は2人分用意し、担当する人も事前に分けておきます。
さらには、臍の緒・胎盤をクリッピングするのも曲ペアンと直ペアン、みたいな。

生まれてから今日一日バタバタと大変だったけど、生まれて落ち着いてしまえばかわいい双子ちゃん。元気に育ってね♪

Jan 18, 2012

臍帯脱

というのは、赤ちゃんとお母さんをつないでいる臍帯(臍の緒)が子宮の外に出てしまうことです。
その前段階として、臍帯が赤ちゃんよりも下側になってしまう臍帯下垂という状態もあります。
起こりやすいのは、骨盤位や足位など(いわゆる逆子ちゃん) 、下側に隙間のあるような胎位の場合です。

臍帯脱で臍帯が挟まれてしまうと、赤ちゃんに血流が行かなくなってしまい、赤ちゃんは苦しくなります。
つまり、臍帯脱は緊急事態なのです。

今朝、臍帯脱での超緊急帝王切開がありました。
ただ、イマイチ状況が小児科側に伝わっておらず、超緊急だという認識がなかったんですけどね。
胎児心拍が80bpmまで低下してからものの10分程度での出生でした。
もう、超緊急ですからね、あっという間(オペも、腰椎麻酔は当然ながら、全身麻酔にもせず、皮膚の局所麻酔のみで施行され、赤ちゃんが出た瞬間に全身麻酔をかけるという状態)に赤ちゃんが出てきました。
今日の赤ちゃんは元気でした。

超緊急帝王切開。
来月から、私が立ち会わないといけない事態もそのうち出てくるでしょう(特に、4月以降は絶対私一人だけ、という状態が生まれますよね。)。
来月からNICUで働くことが怖くなりました。
私の動きが少し遅れたら、私の判断が間違えたら。
そう思うとものすごく恐怖を感じました。
基本的にお産の時の蘇生はちゃんと手順も決まっていて、自分の判断基準が混じる余地はさほどありません。
でも、あの極限の緊迫状態に私一人で置かれたら、そう思うと不安いっぱいです。
一人での当直が始まるまでに自身を持って初期蘇生が出来るようにならないと。

Jan 17, 2012

川崎病

実は自分で川崎病を担当したことがないんですよね、私。
今の時期に流行るし、一般病院にいる今のうちに診ておきたいな、と思っていたら患者さんが入院してきました。

川崎病(KD)
またの名をMCLS(MucoCutaneous Lymph-node Syndrome)と言います。
はっきりとした原因は不明だけど、全身の血管炎を起こす病気で、名前の通り、粘膜と皮膚とリンパに症状が出る病気です。

以下の主要症状のうち、5つ以上を満たせば診断されます。
実際は、熱が5日続くと予測される場合も含めますし、そもそも症状がそろわない不全型というのもあるので、これを5つ満たさないから川崎病ではないとは言えません。
つまり、小さい子たちの発熱をみたら、必ず川崎病を鑑別に入れないといけないのです。

1.5日以上続く原因不明の発熱(ただし治療により5日未満で解熱した場合も含む)
2.眼球結膜の充血
3.口唇、口腔所見:口唇の紅潮(唇が真っ赤)、苺舌、口腔咽頭粘膜のびらん性発赤
4.不定形発疹
5.四肢末端の変化:
(急性期)手足の硬性浮腫、嘗蹠ないしは指趾先端の紅斑

(回復期)指先からの膜様落屑
6.急性期における非化膿性頚部リンパ節腫脹


診断基準には入ってこないけど有名な項目はBCG接種部位の発赤。
欧米ではBCG接種をしないので、世界標準に合わせてなのか、診断基準には入ってませんが、特異度はかなり高いです。(日本は特異度などを%で出すのがあまり特異ではないということもあり、あまり特異度のはっきりした%は分からないけど)
感度は小さい子(接種から時間が短いほど)高いです。


以上で分かるように、川崎病はぱっと見かなり真っ赤っかになる病気です。



で、診断がついたら、治療ですが。
アスピリン30mg/kgを開始します。
そして、いわゆる「原田のスコア」で4項目以上だった場合はIVIg(免疫グロブリン)を2g/kg投与します。

白血球数≧12000/μl
血小板<35万/μl未満
CRP≧4.5mg/dl
Ht<35%
Alb<3.5g/dl
年齢≦12 months
男児

IVIg不応例(治療に対する反応が悪い症例)は群馬大のスコアや久留米大のスコアなどで予測します。

群馬大のスコアは下記点数で5点以上であればIVIg不応である感度特異度約80%程度。
2点 Na≦133mEq/l
2点 AST≧100U/l
2点 診断病日≦第4病日
2点 好中球≧80%
1点 CRP≧10mg/dl
1点 Plt≦30万/μl
1点 年齢≦12 months

久留米大のスコアは下記点数で3点以上であれはIVIg不応である感度特異度約80%程度。
2点 ALT≧80U/l
1点 診断病日≦第4病日
1点 CRP≧8mg/dl
1点 Plt≦30万/μl
1点 年齢≦6 months


基本的には自然に解熱をする病気ですが、冠動脈瘤などが出来てしまうという心臓合併症が嫌な病気です。
なので、間で心エコーで確認しながら、とにかく第10病日までの解熱を目指します。
解熱して炎症反応のpeak outを確認したらアスピリンを減量し、退院。
退院後も心エコーでの確認は定期的に行います。

診断と初期治療くらいはできるようにならないとね。
問題は不全型でもちゃんと診断できるかですね。

Jan 13, 2012

予防接種①

今日は大学で勉強会があり、仕事をさっさと終わらせ、いそいそと大学へ行きました。

本日のテーマは予防接種。
手技自体は何にも難しくないので、(むしろ、動かないうように押さえている方が大変。笑)打つだけならいいんですけどね。
場所的には、二の腕の下1/3程度の、外側の部分です。(神経や血管が走ってない部分)
大人だと、手を腰に当ててもらって打ちます。

問題は、
何をいつ打つか、というスケジューリングをすること。
副作用の説明。
予防接種をしようね、という布教活動(?)。

我々からするとかなりの驚きなのですが、けっこう皆さん予防接種を受けてなかったりするんですよね。
特に、定期接種(補助も出て、受けるように言われているもの)はよいのですが、任意接種(自分でお金を払って受けるもの。ものによっては自治体から補助が出る)は受ける率が低いのですよ><

予防接種は、かからないようにする・かかったとしても軽度で済み合併症を無くす、という自分を守る意味合いもあります。
でも同時に、みんなが受けることで流行らなくなり、お互いに守るという意味合いもあります。
(例えば、みんなが水痘の予防接種を受けることで、保育園とかで流行らなくなり、まだ予防接種を受けれない1歳未満の児がかかることを防ぐ。妊婦さんにかかってしまうことを防ぐ、とかね)

みんな、予防接種受けてね。

Jan 12, 2012

腸重積

インバギ=intussusception(invagination)=腸重積
 腸が腸の中に入り込んでしまう状態のこと。

教科書的には、嘔吐で始まり、間欠的な腹痛と啼泣、イチゴゼリー状の血便。
胃腸炎の流行っている時期だと診断に困る症例もあるよね、っていう。
2ヶ月から2歳に多くみられ、腸の中でも回盲部とかに多いんです。


という知識はあったものの。
実は見たことが無かったんです。
でも、本日初めて見ました。


昨日、嘔吐・下痢で受診していて。
夜中になってから血便も出た、という。
最初は胃腸炎だったのかもしれないです(ロタとかアデノとかで起こりやすい)。

何故か腸重積は夜に来ることが多いのだそうです。
だから、当直をしていて最初に当たると困るのだとか。
昼間に見られることなんて滅多にないから、見ておいで、と言われたほど。

治療は、発症24時間以内であれば、診断的治療として、造影剤を入れた生理食塩水での高圧浣腸を行います。
それ以上経っている時など、腸管壊死だったり腹膜炎だったりを起こしている可能性がある場合は、外科的な治療になる可能性が高く、小児外科のある病院に送ります。


本日の子は、造影にてカニ爪が確認され(=腸重積)、そのまま高圧浣腸ですんなりと整復されました。
次に見た時に一人で出来るかと言われると微妙すぎますが、ひとまずイメージはつかみました。
(そして、想像していたのと違っていたので、みられて良かったと心底思いました)


けっこういるんですよね。
また一つ、「初めて見た」が減りました。

Jan 11, 2012

脱水

脱水症。
まぁ、おそらくは医療関係者じゃなくても、ほとんどの方が知っている単語だとは思います。

なんですが。
私、ここまでの教科書的な重症脱水って初めて見ました。
思わず小児科部長の先生が私を呼んでくれたほど。
(まぁ、処置があるからいずれにせよ呼ばれたかとは思いますが)

体重が15%程度減少し、眼球が落ち窪み、口腔粘膜・口唇はひからびてカピカピ、皮膚も乾燥してカピカピでつまんだらつまんだ痕が残る(ツルゴール低下)、腹部もぺちゃんこ、ぐったりして反応なし。

ただし、高張性脱水だったため、血管内は比較的保たれていたのか、CRT<2secでしたし、末梢もそこまで虚脱はしておらず私でもラインが一発で入りました。
(脱水の種類によって、血管の中の濃度が濃くなる場合と薄くなる場合とがあって、脱水が強く出るのが血管の中の水なのか細胞の中の水なのか、とかちょっとした違いがある)

採血の結果に目を見張りました。
酸性アルカリ性の(pHの)バランスも非常に崩れ、塩分などミネラルの(電解質の)バランスも崩れ、脱水過ぎて腎臓の機能も低下し(腎前性腎不全)、ものすごく血が濃くなり(Hb、Ht、UA、BUN/Creその他、非常に濃縮しておりました)。

昼には補液を開始したのに、21時を過ぎても尿が出ず。
途中で再度採血をしたり、腹部エコー(一応、腎不全が脱水による結石など二次的な腎後性がないことを確認)をしたり、心臓エコーをしたり、いろいろしたんですけどね。
待てど暮らせど尿は出ず。最終的には、 エコーで膀胱内に尿の貯留を確認して、補液をK入りに変更しました。(K2.6という低値で、当然ながらモニターも付けている状態だったので、尿が作られ始めたことを確認したら早めに変えたかった)

補液ってけっこう奥が深いのです。
単純な話を書けば、小児の場合、基本的には尿が出ることを確認するまではKが入っていないK freeな補液を使います。
尿が出ない限り、Kは体からは出て行かないので、溜まってしまって不整脈などを起こしかねないので。

尿が出れば、Kも入っていてNaもそこそこ入っている補液に変更します。
さらに脱水分が補われてくれば、維持液と呼ばれる、NaもKも少し濃度を下げたものに変更します。
高張性の場合、急いで補液をすると、急激に血管の中の浸透圧が低下し、細胞の中に(特に脳神経細胞!)液体が流入してしまい 、後遺症を残しかねないので、比較的ゆっくりと補正していきます。
(もともと、脱水が強い場合には脱水量(≒体重減少量)を2日(ー3日)程度に分けて補正するんですけどね)

たかが脱水症、されど脱水症。
奥が深いです。

Jan 10, 2012

タバコ

今の病院に異動して、かなり驚いたことの一つがタバコです。
診察室に入ってくるお母さんたちが、かなりの率で、しかもかなりの強さで、タバコ臭いんです。
子供たちは当然ながら受動喫煙してます。
子供たちからもほのかにタバコ臭がすることもありますし。
でも、それでいて主訴が、子供の咳が止まらない、とか、子供の喘息のコントロールが悪いとか。
タバコは多分原因のかなりの部分を占めてると思うよ?お母さん?

私もタバコの臭いはかなり苦手です。
同期にも吸う人いますが、一緒に食べに行ったりしても私の前ではほぼ決して吸わせません。
だって、苦しくて咳き込むんですもん。
今日は、入って来たお母さんがあまりに臭くて(多分、直前に吸っていて臭いが洋服に付いていた?)、咳き込んじゃって大変でした。
多分、お母さん的には、うちの子に風邪うつさないでよ、的な感じだと思いますが、違います。タバコで咳き込んだだけです。
喘息とかも持ってない私でこうだものね。
こればっかりはどうにかならないものかしら、と思う今日この頃。

Jan 7, 2012

思い込み

って怖いですね。。。
私、今までずっと大学病院に勤めてました。
それ以外の病院に勤めたことがありません。

何が言いたいかというと。
私、今朝のカンファをぶっちしたんです><
毎朝8時からカンファがあるんですけどね、勝手な思い込みで土曜日はない、って思ってたんです。
で、今日普通に8時過ぎに出勤して、患者さんところを回ったりしてたら途中で上の先生に出会って、思いっきりビックリした顔をされて。

何事かと思ったら、いつもなら8時のカンファ前にいて、患者さんの所に行ったりしつつカンファに出るのに、朝いなかったから、自転車で事故ったんじゃないかとか、いろんな心配をされていたらしいんですね。

私としては、今までずっと月曜から金曜が平日扱いで、土日が週末扱い、という働き方しかしたことがなくて、勝手な思い込みで土曜だからカンファがないだろう、と思って、遅刻ともなんとも思わずに8時過ぎに出勤してるんです。

いやはや。
思い込みって怖いですね。
何事も無く笑い話で終わるような次元の話でよかった。

Jan 6, 2012

凍瘡



昨日から、私の両手の手背から手首にかけて、紅斑が出現し拡大傾向でした。
粟粒大のものが集簇しているような感じで、掻痒感はなく、疼痛が著名。
水でもハンドクリームでもアルコール消毒でも、全てしみる状態。

なんなんだろう??
と思っていたところ、どうもこれは凍瘡(とうそう。いわゆるしもやけのこと)らしい。

最低気温がマイナスの中で30-35分の自転車通勤をしていることが原因と思われます。
一応、アームウォーマーで指先まですっぽりくるんでるし、そんなに寒い自覚は無かったので、ビックリしました。

暖めて、軟膏処置をして。
明日は早速、分厚い手袋を購入してこようかと。

Jan 5, 2012

BCG

BCGは結核の予防注射です。
予防接種というのは、国が定めていますが、実際の仕組みは自治体です。
例えば、Hibや肺炎球菌ワクチンに補助金を出すとか出さないとか。

多くの自治体では、BCGは3ヶ月健診と一緒に、保健所などで一斉に行われます。でも、今行っている病院のある自治体では、各病院で打つらしく。
初めてBCG接種をみました。

多くの予防接種は皮下注射です。(筋肉注射のものもありますが)
でも、BCGは自分で腕の痕を見ても分かるように、3×3の針の痕が残っています。
いわゆるハンコ注射です。

ワクチンの液を腕に垂らして、のばします。
その液の上から規定のハンコを2回押し付けます。
以上。

教科書でやり方を学んではいたものの、実際に見てみないと何となくイメージはわかないものです。
初めて見られて良かった。
というか、来週以後もしかして私自身でもやる機会があったりもするのかしら?

Jan 4, 2012

仕事初め

さて。
わたくし、本日より初めて某一般病院で小児科を回っています。
地域医療を除いて、初めての一般小児です。

そもそも、あんまり小児科を知らない私。
小児科を回った期間は半年あることもあり、子供と接すること自体にはかなり慣れてきました。
とはいえ、小児科の疾患を本当に知らないのです。
それが恥ずかしい。

前回の一般小児の時よりは成長したのか、患者さんを診ることは怖くないです。
何を考えなくてはいけないかも少しは分かります。

とは言っても。
いわゆる風邪以外は分からないのです。
紫斑病性腎炎?RSウイルスの治療?マイコプラズマ肺炎の治療?
頭の中はハテナマークが飛び交いますよね。。

しかも、本日は採血が3勝2敗。
知識も手技もおぼつかないとか、ホント2年目の終了を目前に悲しくなってしまう。
頑張れ、私。