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Jul 31, 2008

形成外科

今日は形成外科のオペの見学をしてきました。
他の外科と比べて思うことは、やっぱり繊細だな、ということです。

今日見学したのは、副耳の手術です。
副耳(ふくじ)とは、端的に言えば耳の周囲にあるいぼです。
耳介(耳たぶ)の軟骨とつながっているので副耳と言います。

とても丁寧に傷口を縫合していて、さらに、きちんと平らになるように皮膚を少し切ったりという細かい工夫までしていました。


英語を頑張ってみようの企画。
合ってるかは知らなーい(笑)

Today I observed the operation of the plastic surgery.
I thought it is more sensitive than the operation in other surgeries.

It was an operation of an accesary ear.
Plainly speaking, an accesary ear is like a verruca around the ear.
It's called accesary ear since it is connected with the cartilage of the auricle.

The doctor sutured the incisional site with a lot of respect, moreover, he did some delicate working such as to cut the extra skin to make the wound flat.

Jul 28, 2008

下咽頭癌

のどの部分の癌です。
だから、手術すると喉から食道、気管にかけての部分がなくなってしまうことになります。

食べることに関して言えば、
小腸をちょっと切り取って来て食道にするのでまぁよいです。

呼吸することに関して言えば、
喉元のところに永久に穴を開けておくことで、その穴を利用して呼吸します。


でもね、声帯がなくなってしまうので、しゃべることが出来なくなってしまうんです。
そこで、食道発声という方法を練習します。

胃に空気をためて、それを食道に出して、その時の空気の流れで音を出そう、ということです。

半年前に手術をした患者さんは『こんにちは』と言えるようになった、と喜んでいました。
2年前に手術をした患者さんは、かなり上手にいろんなことをしゃべれるようになっていました。

癌が再発しないかのフォローアップも大切ですが、しゃべれる、という基本的なことを取り戻すことはQOLとしては大切だと思います。

それにしても、食道発声、すごかったです。

Jul 23, 2008

整形外科

ただいま、整形外科をローテート中です。

たまたま私が担当になった患者さんは手の怪我の方でした。
今お世話になっている上肢グループの先生は私の主治医(笑)

整形外科は膝、股関節、上肢、腫瘍、脊椎、などのグループに分かれています。
どこになるかはあみだで決めたんですが。
なんというくじ運(笑)


整形外科は私の人生で耳鼻科の次にお世話になっている科です。
でも、なんというか、私には合わないかも。
さすがにもう少し繊細な科に行きたいかも(笑)

Jul 18, 2008

患者さんとの関係

正直に言ってしまえば、学生になんて診られたくないと思うのが普通だと思うんです。

学生としての立場から考えれば、診させていただく必要がある訳ですが。
患者さんとしての立場では、何も益はないし、何にも出来なくてただいるだけで。
もしくは、自分で練習されている状態だったりしたり、じろじろ見られたり。

だって、自分が患者としてかかったときに、たまたま1年生がウロウロしていて。
私の時は、学生さんを外させてください、と言うつもりでした。
まぁ、結局私の前までの患者さんで時間だったしくて、いなくなったんですけどね。

最近、病棟に出るようになって、とみに感じます。
だから、努力が必要だと思うんです。


*患者さんの前に出る前の努力。
*患者さんと対する時の努力。


患者さんの前に出る前に、最低限の知識は身に付けておくべきだと思うし、技術だって練習しとくべき。
そして、担当患者さん、って決まった場合、その患者さんに関してできる事はやるべきだと思う。

ということで、ちょうど脳外科の先生に言われたこともあって、
病棟に出るようになって始めたことがあります。
それが、朝30分早く起きること。

30分早く学校に行って、まずはカルテを確認し、何か新しいことが書いてないかをチェック。
で、患者さんのところに「おはようございます」って言いにいって、少ししゃべってくる。
まぁ、今の段階ではまだ1週間単位での行動だから特に何かが変わるわけでもない。
だけど、気持ちの問題としては大きいと思うんです。
いきなり手術のときとか、処置をするときだけ現れるよりは、ずっとマシなのではないかな、と。


だって、勉強するのは家でだって出来る訳で。つまり、さっき書いた1つ目の努力、患者さんの前に出る前の努力、というのは学校以外の時間で出来ることなはずで。

だけど、患者さんとのコミュニケーション、患者さんとの関係って、自分で行動しないと変わらないと思うのです。

と思うから朝起きるけど、眠い。
だけど、学生でいられるのは後少しだけ。
頑張りますよ。

Jul 17, 2008

採血

今日は初めて、友達以外の。本当の患者さんで採血させてもらえました。

あまりに手が空いてしまったので、研修医の先生の後にくっついていたんですよ。
そしたら、入院患者さんがちょうどいらして。

最初の問診とか所見とか、採血とかをやろう、ということになりました。
問診・所見はまだしも、えっ採血?!
だった私ですが、患者さんの前では顔に出せませんので、
内心冷や汗たらたらだったけど、平然とした顔をして採血道具を持って患者さんの前へ。

そしたら、とてもいい患者さんで、
「取るの難しい腕みたいで、いつも看護婦さん失敗するからねぇ。きっと難しいよー(笑)
でも、失敗してもいいからやってごらんよ。」
と言ってくれまして。

一番最初の患者さんだったから、本当に救われました。
ちゃんと1回で成功しましたけどね。
本当に全然血管が見えない方でびっくりして焦りました。

こうやって少しずつ、少しずつお医者さんになっていくのね、と。
そう実感したはやたまです。

Jul 16, 2008

オペ

今日もオペでした。
でも、今日は体調も戻り、5時間あまりの手術(麻酔を入れると6-7時間程度)をきちんと立っていられました♪

今日も「清潔」で入れてもらえて、最後の皮膚を止めておく、いわばホチキスのようなもの、をやらせてもらえました。


脳外科の手術を見ていて思うのは、人間の脳はすごいということです。
どこもパッと見、似たような見え方なのに、だけど分業がなされていて。
腫瘍や血液がたまると圧迫されて症状が出るのに、取り除くと、最初は凹んでいた脳がある程度戻ってきたり。

大事です、脳。
大事にしなくちゃね。
そして、やっぱり健康でいなくちゃね。

Jul 14, 2008

ope

ope=手術。

今週は脳外科をローテート中のはやたまです。
今日は8時45分に手術室入り。
終わったのが夜7時ごろ。


………
先週の15分で終わる眼科とは大違いです。





今日の手術は私にとって、なかなかショックの大きなものでした。
というのも、途中で倒れてしまったので。。。


病院、特に手術では「清潔」と「不潔」を厳格に区別します。
ちなみに、「清潔」とは端的に言えば、手術中のお腹や脳などを触ってもOKな状態。
逆に、「不潔」とは、触っては絶対にダメな状態。「清潔」なものに触れること、近寄ることも許されません。

学生にとって、「清潔」で見学していいよ、というのと、「不潔」での見学は多少意味が違います。
「清潔」だと、何か出来ることをやらせてもらえる可能性もあるし、すぐ近くで見れるから分かりやすいし。


まぁ、今日は「清潔」だったわけですけども。
気持ち悪くなり、途中でリタイア。
体調が極度に不良だったので。。。
後悔先立たず。

倒れる前兆をもっと早くにキャッチできるようにならねば。

Jul 11, 2008

患者さん

今日はグループの中で患者さん役を一人たてて、その人を診察する、ということを通して診察の練習をしました。
患者さんは私。

両目を散瞳してしまったので、そのあと文字などが全然見えなくて困りました(笑)
散瞳とは、文字通り、瞳を開くことです。
普通、人の目は光が入ると(明るいところに行くと)縮瞳と言って、眩しくないように黒目の中の瞳孔が小さくなります。
だけど、そうすると診察しにくいので、目の奥のほうまで見る検査をする場合は、散瞳と言って、光を当てても瞳孔が小さくならないようにする薬を点眼して、瞳孔を開いて(=散瞳して)検査をします。

眩しいのは別に大丈夫なんですが、散瞳すると調節機能もマヒするので焦点を合わせにくくなります。
つまり、ぼやーーーーっとしている状態で、文字を読もうと思っても全く読めません。

メールも出来ません。ロッカーの暗証番号も見えないから開けられません。レポート書かなくてはいけなかったのですが、パソコンの文字もぼけるので書けません。

というわけで、昼過ぎまで人にメールを音読してらい、代わりにメールを打ったり、電話をかけてもらったり。人にお願いしないと厳しかったです。


私は目がいいので、見えない、ということを経験したことがありません。
そのため、ずっと目が見えない状態が気持ち悪くて気持ち悪くて、軽い吐き気かめまいが起こるのでは、って思うくらい気持ち悪かったです。

患者さんは大変だって思います。
たとえば眼科の場合、目に光を入れるから眩しくてしかたがありません。
眼科以外でもそれぞれの科で検査はあります。

いかに患者さんに負担をかけずに最小限で終わらせられるか。大事です。
腕を磨くのは絶対に絶対に必要なことだと思います。
知識も技術も人柄も。
よくばりだけど、どれも向上させたいです。

Jul 10, 2008

手術

今日も手術からスタートです。

今日も手洗いして着替えて、手術に入れてもらえました。
今日はさらに、目に水をかける、というお仕事ももらいました。
注射器に入れた水を先生の邪魔にならない位置からかける、ただそれだけ。
すっごい簡単なことなのに、ちゃんと正しい場所に水が当たらなくて、すみません。。。って思いました。

医療の現場の真っ只中にいるってすごいことだと思います。

Jul 9, 2008

初診外来

今日は初診外来の先生の後をくっついて回ってました。
そしたら、突如、

『問診とって』

と。えっ、、今ってまだ見学型の臨床実習じゃなかったでしたっけ(>_<)
他の科ではやるって聞いてたけど、眼科は無いものだと信じてた私はビックリ。
でも、まさか患者さんの前では顔に出しません。

『じゃあお話聞かせてくださいねー』
と笑顔で聞きました。
足りなかった部分は先生が後で補足してくれたし、フォローもしてくれたし。


でもやっぱり面白いですね。
患者さんのお話を聞いて、先生が検査するお手伝いをして。

医者になるんだなぁって、実感します。

Jul 8, 2008

白内障

今週、私は眼科をまわっています。
今日は白内障の手術に入りました。(もちろん、見学だけ)

あっという間です。
だけど、白内障のタイプや合併症によっては難しいそう。
今日も何人か大変そうな方がいました。


白内障は目のレンズが曇ってしまう病気です。
年齢を重ねていくとなる人が多いです。
手術としては、濁ったレンズを取り出して、新しく人工レンズを入れます。


今日は自分の受け持ち患者さんの手術の時は、手術手洗いをして、ガウンも手袋もして、顕微鏡も覗きながら見学させてもらいました。


びっくりしたのは、顕微鏡がすごく立体的に見えるということです。
ビデオなどで見るときの何倍も見やすい。
極端にいえば、3Dのアトラクション並。


さらに。
今まで私は目の手術は怖くて見れなかったんです。
だけど、それは目の拡大、目だけしかみえないビデオだったからだ、ってことが分かりました。
普通に歩いて手術室に入って来た患者さんがベッドに寝て、目だけが見える穴の開いた布を被せて。
本当の手術は全然怖くありませんでした。
受けるとなったらまた話は別かもしれませんが、誰其さんの目の手術って思ったら、手術を見学する・手術を行うのは大丈夫なんだ、っていうことに驚きです。

Jul 5, 2008

OSCE

つまり、実技試験。

前の日記で書いたように、8項目あります。
今日はその試験でした。
病院の内科外来を貸しきって、大々的にお医者さんごっこをやる訳です。
後輩が模擬患者。
(問診だけは、SPさんと言って、訓練を受けている模擬患者さんに来ていただきます。)


私は医療面接(問診)からでした。
これは多分大丈夫だと思います。
紙に患者さんの名前・年齢が書いてあって、後は患者さんを部屋に呼び入れて、問診開始。

最初に時計を見るのを忘れてしまい、あと何分あるのかが分からなくてひやひやしながらでした;;;
だから、途中聞く順番が入れ替わったり(時間がありそうだから、これもやっぱり聞いておこう、とか)、でも最後に聞くべき「他に何か言い忘れたことはありませんか?」までたどり着かなかったり。。

でも、多分合格基準には達してると思います。
ちゃんと椅子も適切な場所に移動させたしね。


次が頭頚部でした。
これは多分大丈夫。
というか、評価者の先生が合格のところに丸をつけているのが見えたし(笑)

直前に練習した通りのことをその順番で、って感じだったし、冷静に出来たと思う。
目を診察して、副鼻腔を診察して、口を診察して、リンパ節も診察して、甲状腺も診察して。

結局アルコールで消毒した手はいくらこすっても温まらなかったですけどね;;
アルコール消毒した手をどう温めるのがよいのか疑問です。


次は神経。
模擬患者さんがよく知ってる後輩で、だけどいつもと微妙に雰囲気が違って、どうしたんだろう?ということが気になって仕方がなかった(笑)

対光反射や目の動きの検査をして、腱反射を見て、病的反射を見て。
やることは全部分かってたし、冷静だったのだけど、いかんせん反射が出にくい子で………。

膝の反射を見るのに、かなりゴンゴン叩いてしまいました。
増強法を試そうかと思ったときに、少しだけ出たのでそれでOKとしてしまいましたが、、
良かったのかなぁ?
若干不安が残ります。


次が救急。
これは微妙。。。。
窒息して、その後意識をなくすということで。
人を呼ぶタイミングが完全に遅れました。

やり直しをさせてください、と申し出たけど、時間ないしダメ。って言われちゃいました。
オーノー。

焦ってた訳でもないんですけどねぇ。
でも、ちゃんと人工呼吸のときに口の中を確認できたし、大丈夫だって信じます。


次が外科手技。
微妙ーーーー(>_<)
落ちたかも。。。。
救急を失敗したことが響いた、なんていい訳が利かないくらいにやってしまいました。

まず、手洗い。
アルコールの方は大丈夫だったんですが、流水・石鹸手洗いの方が。。
蛍光塗料がだいぶ残ってましたねぇ。あーあ。

さらに、抜糸の際に、せっかく手を洗ったのに、そのまま手を膝の上においてしまったです。
あーーーーーーーー。。
外科の場合は清潔と不潔の区別というのが一番重視されるそうで。
禁忌を踏んでしまった感が否めない。。。

抜糸自体はなんとかなったんですけどね。
いかんせん、汚い。


次が腹部。
これは練習で一番苦手だったところ。
そして、やっぱり同じ失敗をしてしまったです。

診察自体はいいんですけども。
打診と触診は膝を曲げなくてはいけないのに、すっかり忘れてしまって。。
やり直しをさせてください、と言ったんですが、その時に打診が頭になくて、触診からやり直しをしたもので、打診の点数が引かれている(または、やり直しだから触診もかも)のは確実。

苦手なところはやっぱり苦手なんですね。。。


次が胸部。
これは多分大丈夫だと思います。
というか、問題を読み飛ばしていて、背中だけ見るはずなのに、思いっきりお腹側を見ていたら先生に止められた(笑)
でも、なんとか診察は全てこなせたから大丈夫だと思いたい。


最後がバイタル。
いやぁ、脈が弱くて分かりにくい模擬患者さんでした。(というか、知ってる後輩だけど。)
呼吸を見て、脈を取って、血圧を測って。
予想に反して触診法だったし;;

ただ、やることは問題ないんだけど、脈が取りにくい子だから、触診法の血圧が微妙で。
私は上行法(上昇法?)で120mmHg 、下降法(?)で114mmHgだったんだけど、周りの人に聞いたら90いくつとかで。。。。

あれぇ。。。
ちょこっとまずい気がするのは気のせいでしょうか。。



CBT、OSCEともに受かっていることを切に願います。

Jul 3, 2008

お医者さんごっこ

お医者さんごっこ、なんていうと言葉が悪いですけども。
要するに、友達同士で診察の練習をする、ということです。

今度の土曜日にはOSCEと言って、診察の実技試験があります。
それに向けて毎日練習している日々な訳です。

医療面接(問診)
バイタル(呼吸・脈・血圧など)
神経(神経内科、脳外科など)
頭頚部(耳鼻科、眼科など)
胸部(循環器、呼吸器など)
腹部(消化器、その他)
外科(縫合、採血、手洗い、その他)
救急(窒息、心停止、など)

これだけ出来るようになるのって、意外と大変です(>_<)
だって、全身じゃーん(;_;)

毎日、同級生の体を借りて練習です。
あと一日。頑張ろう!!