Pages

Feb 28, 2008

MRI

今日は人生初のMRI検査でした。
あ、施行する側ではなく、受ける側です。

私は今回右手だけの撮影だったのですが、いやぁ、患者さんは大変ですね。
ちなみに、今回は自分の大学病院ではなく、東京駅の方にある、検査専門のクリニックに行ってきました。
なんでも、手をより細かく見れるそうです。

検査専門の所に行くのも初めてで、なかなか面白いと思いました。
だって、CTとかMRIとか、そういう検査ばっかりなんだもん。
全然病院っぽくない!なんといえば伝わるかなぁ。
町の歯医者さんな感じでしょうかねぇ?


さて。今回のMRI検査はこんな感じで進みました。

1.着替える
磁気を使うので、金属は厳禁です。
スカートのファスナーとかもダメらしく、アクセサリーは当然のことながら矯正のリテーナーもブラも外して、検査着(?というのでしょうか?よく患者さんが着ているあれです)に着替えます。

2.問診
放射線科のお医者さんの問診がありました。
どうしたのか、いつからか、などなど。撮影方法(どう手を置くかとか?)も考えてました。

3.撮影
今回は右手のみなので、うつぶせで撮影しました。右手を上げて、撮影をする機械を手の周りにつけて、動かないように錘も乗せて固定。
そして、ヘッドフォン(音が大きいから?)を付けられて、大きな土管みたいな(?)MRI機械の中へ。

所要時間は30分ちょっとくらいでした。右手だけでだよ?!全身撮る人はどうするのさ?!右手をそれだけ細かく撮影したということなのでしょうか???

いろんな種類の大きな音が断続的に聞こえてきてて、大きな音がしていないときでも中くらいの音でトントントントンって穏やかな音がしていました。
私はうつぶせだったから、前を見れば土管の先(?)の室内が見えてるし、そんなに怖くは無かったです。
でも、それでも大きな音がするたびに、突然だから、思わずビクッとしてしまいました(笑)撮影箇所は動かしては絶対にダメです。MRIは動きに弱いんです。だからヒヤヒヤしてしまいました。

確かに、閉所恐怖症の人は辛いかもですね。
私は恐怖症までは行かないけど、閉所は苦手です。嫌です。
だから、うつぶせで良かったと心から思いました。



この結果は私の主治医の大学病院の先生の元へ送られるそうです。
検査結果とか治療はいつものお医者さんがする訳です。
本当にここのクリニックは検査を請け負うだけ。
より細かい検査が必要な昨今。『検査を請け負って、その画像を診断して、送り返す』ということだけのお仕事が成り立つんですねぇ。

Feb 27, 2008

薬局

今日はものすごーい久しぶりに平日に薬局に行った。
『不謹慎な!』と誤解されて怒られることを覚悟で言うと、土曜に来る患者さんと違う患者さんだから面白い。
『あー、こういう病気にはこの薬なんだなぁ』っていうのもさることながら、患者さん一人一人が言っていくことを聞く・見ると勉強になるから。


いろんな病院(大学病院、地域の病院、クリニックなど)のいろんな科の処方箋が来る。
そんな中、今日はとある処方箋と薬歴(薬局、薬剤師のカルテみたいなもの。調剤・投薬の記録)にはっとした。


クローン病の患者さん。

<クローン病とは>
分かりやすく言えば、腸の内側が炎症を起こして潰瘍が出来て、ただれているような状態。
原因は不明で、他に全身に症状が起こりうる。
お腹が痛かったり、下痢がひどかったり、というのも症状の典型。


クローン病は1年前、4年になったばかりの時に消化器の授業で習った。
テストの時には、キーワードを覚えた。(非連続性。敷石像。非乾酪性類上皮細胞肉芽腫。などなど)
ペーパーの上だったことが今、目の前で現実になっている。

多分、他の人から言えば、何当たり前なことを、って呆れられる・叱られることなんだとは思う。
私もそれは頭では分かってる。

だけど少し実感したというかなんというか。
紙の上じゃなくて現実に苦しんでる患者さんがいる。
紙の上の知識は必要だけど。
紙の上の知識から抜け出した一歩が必要。

Feb 22, 2008

系統樹

書けましたよー♪
ひとまず1こ。なんか、先生としては2こ書きたいみたいなんだけど、私はまぁ満足です。
今回の実験が妥当であったことも証明され、嬉しい限りです。

ちなみにこんな感じです。


ね?
一つの遺伝子で書いただけだから大きなことは言えないけど、なかなか妥当でしょ?

きちんとした系統樹を書きたい場合は100とか200とかの遺伝子を比べるんです。
ただ、今回は自分達で決めた遺伝子配列が今まで知られている種の分類と比較して妥当であるかどうかが知りたいだけなのでこの方法を用いました。

昨日あった研究室内の暫定版発表会では、先生に「なかなかよくまとまってるよ。流れも問題ないし、完成度高いほうじゃない?」と言ってもらえました。
他の研究室の人の話を聞いたら、比べ物にならないくらい研究の厚みが違いましたが、それでも嬉しいものは嬉しいですよね(^−^)

Feb 20, 2008

抄録

今日はフリセメの抄録の提出期限でした。
私たちは、抄録の期限・ポスターの期限・レポート(論文)の期限の3つがあります。
今日はその1つめだった訳です。

私は先週から系統樹だったり、いろんな考察を書く為に必死な訳です。 かつ!
秋に、研究室の留学生(日本語できない)と、私の発表とかまとめを英語で頑張ってみるね、っていう約束をしてたんですよ(笑)

抄録の締め切りは今日の17:00。
えぇえぇ。そんな状態の私は全く間に合わず。
提出したのは18:30(笑)
英語は留学生に直してもらったし、まぁまぁな出来なはず。


ちなみに。
抄録=Abstract
つまりは、今回の研究の要約を出せ、っていう意味です。
みんなまだ実験があったり、考察とかも途中だったりで、要約って言っても以前書いた様な論文の最初に書くAbstractと比べればかなり適当なものですけどね。

Feb 18, 2008

系統樹

今、ハマダラカの系統樹を作成しようと頑張っています。




<系統樹とは>
生物の種がお互いにどのようなキョリにあるのか、っていうことが分かるように木の様に枝分かれをして書いていくもの。
だから、例えば、ヒトと牛と蚊とハエと鳩とからすと鮭だったら、こんな感じ。

あ、あくまでイメージね。今適当に書いたから(笑)


さて。
これだけ違えば、中学生の知識でも書けると思うけど。

同じハマダラカの中ですからねねぇ。
そう簡単にはいきません。

今日は今回私たちが使った遺伝子と同じ遺伝子について、いろんなハマダラカのデータを集めました。
明日はこれを使って系統樹を書きます(^-^)

Feb 13, 2008

PA

PA= patient assesment
目の前で苦しんでいる患者さんの状態を評価していく過程のこと。

今日はこのPAを勉強してきました。
簡単なようで意外と難しいですねぇ。

聞き方一つで得られる情報が全く違うっていうことも学びました。

PAの過程
① Sence Sense-up
・周囲の安全確認          自分を守るために。
・感染防御               同じく自分を守るために。
                     助ける側の安全も大事です。
・傷病者数の確認          一番ひどい人が目立つけど、
                     実は軽症な人がいるかも。
・受傷機転の確認          同じことが救助者に起こる可能性が。
・今ある器材の確認、応援要請  何があって、何が足りないのか。
                     警察や救急車の要請は?

②Initial Assesment
・第一印象         いい人そう、とかではなく(笑)
                痛そう、苦しそう、など。ぱっと見の情報。
・意識の確認        話しかけてみて、どれくらいはっきりしているか。
                また、しゃべれる=気道確保が出来ている、
                なので、まず話しかけます。
・ABC            A=airway,B=breathing, C=circulation。
何事の基本です。 生きているために必須だから。

③内因性か外因性かにより
・身体所見                  
     頭から足の先まで、状態を悪化させないように。でも、確実に。
・Vital Sign
     血圧とか。脈とか。satulation(酸素飽和度)とか。体温とか。
・病歴聴取(SAMPLE,OPQRST)    
     SAMPLE=病歴聴取。
       S=sign 症状 
       A=allergy アレルギーの有無
       M=medication 今通院しているか。飲んでいる薬は?
       P=past history 既往歴。今までの病気・手術。
       L=last intake 最後にいつ何を飲食したか。
E=event 出来事。何が起きたのか。
     OPQRST=痛みの評価
       O=onset 起こったときの様子。
       P=position 楽な姿勢ありますか?起き上がれますか?
Q=quality どんな痛みか。刺すようなとか焼けるようなとか。
R=radiaton どこが痛いですか?他に痛い所はありますか。
S=severity 一番痛かったときを10として、今はどれくらいか。
       T=time 痛み出してから今までの痛みの変化。



とまぁ、ゴロは全て英語なんですよねぇ(笑)
そして、聞き方一つで得られる情報が違うってことも学びました。
例えば、L=last intake。最後にいつ何を食べましたか?って聞いてしまいがちだけど、ダメなんだって。だってね、極端な話、食事は4時間前にサンドイッチを、って言われても、20分前にコーヒーをがぶ飲みしてることだってある訳で。そしたら、はいてしまう可能性だってある訳で。
ね?

聞けなかったのか、本当にnegative(そうではないっていう情報・所見のこと)なのかの違いをきちんとできないとね。
来年からの実習は頑張ろうねー、はやたまさん♪

Feb 8, 2008

英語論文

今日はレポート(論文?)の第一稿を先生に提出してきました。
とは言っても、まだまだなんですけどね。まぁ、第一稿ですから。

論文の書き方には決まりがあります。

Abstract
  抄録。研究の要約です。半ページ程度だけど意外に大事。
  論文検索するときとかはこれだけをサササーと読んで必要不要を判断したり。
Introduction
  導入。今回の研究の背景だったり、どうして研究をするに至ったかなど。
Materials and Methods (略してM&M)
  材料と方法。どういうものを使って、どうやって実験をしたのか。
Results
  結果。どういう結果であったか。表とか図とかを利用して分かり易く端的に。
Discussion, Conclusion
  こういう発見をしました。今まで世間ではこういう風に言われてました。
  我々は今回の結果をこう解釈します。だから結局こうなんです。
  この研究はこういう限界があります。将来に向けての展望。
Acknowledgement
  謝辞。だれそれに感謝しています。
Reference
  参考文献。20以上が目安。


という訳で。
英語で書いてみたものの。
うむ。………;;

説明を見ても分かるとおり、Discussion って大事です。
だけど、とっても短く終わってしまったんです。
まぁ、これから何回も修正をしていくしかありませんね。
気長にやろーっと。

Feb 3, 2008

JATEC

昨日と今日は救急の勉強会がTESSO主催でありました。
模擬患者とか実際の画像とかを使いつつ、外傷の患者さんが救急車で運ばれてきてERでの初期診療をやる、というもの。
全国から学生が来てくれてて、みんなすごくて沢山勉強になりました。


さらに、”デモ”と言って、スタッフがDemonstrationつまりは見本(?)みたいなのをやるんですけど、見てて鳥肌が立ちました。

若い男性がバイクの単独事故を起こして、119番通報があって、救急隊に連絡が行くところから始まり、現場での処置、病院への連絡と搬送(ここまでがJPTECと呼ばれる、救急救命士の行程)、病院に着いた後に素早く的確に判断して処置をしていくところ、初期診療まで。

すごいものを見たときに鳥肌が立つってこういうことなんだ、って感じです。
これは実際に見ていないと絶対に実感なんて出来ないと思うけど、本当にすごいです。
本物の救急救命士の卵と、本物の医者の卵がやっていて、本物そっくりな訳です。
1学年しか違わないのに。あんなに出来てて。
もう、どう説明していいかわかりませんが、すごいです。

写真を見て少しでも雰囲気をつかんでもらえれば嬉しいです。
救急隊が現場で外傷の患者を救急車に乗せるまでの実演中。病院に搬入中。ERの部屋に着くまでに患者さんの状態をぱっと一瞬で確認します。
なぜか医者とナースが笑っているのは、患者さんの名前を聞いたら、自分の名前じゃなくて、同級生の名前を言ったので(笑)
病院での診察の途中。
エコーをあててお腹の中の出血を確認します。

ちなみにこちらは、医者と看護婦(医学生)と救急隊(救急救命士の学生)の役の人と撮ってもらった写真です(笑)
写真撮影を見てた他の人に、「コスプレな人たちみたい(笑)」と言われてしまいました(笑)


さらに、全国のあちらこちらの大学の人とお話ししたり、友達になったり出来て楽しかったです♪
関東のいろんな大学でやっているものや全国の学生が集まってやっているものに参加しようかなって思ってみたり。運よく、どちらも今回は都内でやるそうだし!
後は、今度1回阪大の講習会に行こうかなって思ったり。何でも、関西は乗りが面白くて、かなり楽しいそうなので、1回でもいいから行ってみなよー、っていろんな大学の人が薦めてくれたので。

仲良い3年生何人かが行く予定らしいので、それにくっついて一緒に行ってみようかと思います。

すごいなぁすごいなぁすごいなぁって思うけど、私だってもっと頑張らないとね。
まずは、半年の実験生活で鈍りに鈍ってボケた頭を、医学モードに直していかなくては!
教科書でも読み直してみようかなぁ。