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Nov 27, 2010

いーあーる

の引き継ぎというか、説明というか。
今日ありました。

当然、年末年始もないし、土日もない。
今から既にブルーです。

生きていけるのかしら。
頑張れ、私>_<

Nov 22, 2010

最終日

でした。
麻酔科終了。

私がオペ室に入ることはもうないでしょう。
と言いたいところですが、実は、外科症例を体験しないと、研修は終了しないことになっているので、最低でもあと一回は外科医としてオペ室に行かないといけないんです;;

あーあ(笑)
まぁ、確かに外科を全く知らないよりはかじった程度でも何となくでも知ってた方が良いとは思いますけどね。


麻酔科を回って学んだこと。
* 手技
-挿管
まぁ、寝てる状態の人ですが。
基本は出来るようになったということで。
急変とかでは難しいだろうなぁ。
-ライン
最初は全くとは言わないまでもホント入らなかった。特に太いの。
でも今や20Gなら入りますもんね。進歩です。
-胃管
そもそも、起きている人にすら老年病内科で初めて入れたくらいです。
起きている人なら飲み込んでもらえば良いのですが、寝ているとそういうわけにもいかず。
すんなり入る人なら良いのですが、そうでなかったら口から指を入れて、喉の方へガイドしていきます。
難しかった>_<

*全身管理
とりあえず安定させることは学びました(笑)
血圧や呼吸状態などをいい範囲内に収めることを日々やってた訳ですから。
と言っても、病棟でどこまで役立つかは謎。
私の今の状態じゃあ使い物にはならなさそう。。。
ERも回れば急変や急患に対応出来るようになるかなぁ。

*QOLって大事
当たり前のことだけど。
ちゃんと休みがある生活をして思いました。
休みがあるから日頃頑張れる。

夏休みを挟んで次はERです☆
こちらは忙しそうだけど、沢山学びたいと思います!!

Nov 17, 2010

日頃の行い

がきっといいんです、私。
多分ね。きっとね。

今日は『ロング』の手術の引き継ぎ要員でした。
ロング、とは10時間とか12時間みたいな長ーいオペのことです。

朝から夕方までが同期のGくん。
その後終わるまで(夜なり夜中なり)がオンコールでもある私の担当、という予定でした。

オンコールとは、当直とか当番とかいう意味です。
うちの麻酔科の場合は、その日の夜の、予定外に長引いている手術や緊急手術を担当します。
だいたい週一回当たっていて、私は今日が麻酔科最後のオンコールでした。

ロング引き継ぎ要員の私は本日は11時出勤だったんです。
午後に短めのオペを一件担当して、その後に引き継ぎの予定でした。

Gくんにも、今日はすれ違う度に『そっちどう?早く終わらせてよー』って言われてました。
結局、私の担当していたオペが6時ちょっと前くらいに終わりました。

そして。
片付けを終わらせて、ロングの部屋の様子を見に行くと、もぬけの殻。

ん??
そこへGくんが片付けに戻ってきて一言。
『終わっちゃったよー』

上の先生に聞いたら、『今のところ緊急手術も来てないし、ロングも終わっちゃったし、今日は帰っていいよ』、とのこと。

という訳で。
11時出勤、6時半退社(笑)
こんなの最初で最後かも。
日頃の行い良いのかな♪

って、言ったらGくんに全力で否定されましたけどね、、

Nov 16, 2010

ショウドクカイ

消毒会、ではありません。(携帯で変換すると、どうしても消毒会になっちゃうけど。)
抄読会、です。

論文などの文献を読んで、みんなと共有し、ディスカッションをしよう、というものです。
大体どこの科でもあるものです。

麻酔科では毎日10分程度でやっていて、二年目以降の先生は論文、一年目はup to dateが当たります。
up to dateは私も愛用しているサイトで、いろんな病気や治療などなどについて根拠を添えてまとめてある感じです。

今回当たったのは悪性高熱について、でした。
悪性高熱とは筋肉で過剰代謝が起こることで、二酸化炭素が急増したり、筋肉が硬直したり、体温が上がったり、などなどが起こるもので、三万人に一人くらいの頻度です。
起こしてしまう体質の方というか、起こしやすい人はいて、遺伝的なものも、そうでない場合もあります。
主に吸入麻酔薬で引き起こされることが多いです。
ダントロレンという治療薬があります。

まぁ、抄読会では書いてあることを分かりやすくみんなに伝えるだけで、自分の意見とかはそんな求められないです。
ただ、論文とかを読むときには必ず批判的な目で読むことは必要です。

今回の抄読会はよくまとまっていた、とやたら好評で、ちょっと嬉しかったです♪
読んでて、ホント?って突っ込みたかった部分がいくつかあって、その裏付けを探してる時間まではなかったのが心残りでしたけど。

Nov 15, 2010

あーーー。

私の心臓はニブイ。
昔からニブめではあったが、最近さらにニブくなっている。

確かに、昔から本番には強く、緊張というものとは縁遠かった。
それでも、心臓がドキドキと早くなることはあった。

が。
最近非常にニブイ。
緊張と完全に無縁だ。

老けたのか、仕事柄(確かに昔より緊張や恐怖の閾値は上がった気はする。患者さんに何か起こることより怖いことはない。)なのか。
あまり最近怖いとか緊張するとか、そういった、心臓が頑張る事態にならない。
多分、最後に心臓が頑張る事態になったのは、交通事故にあって、相手が飛んでいくのを見たとき。
怖かった。

そんな私の心臓がさっきから、速い。
私が今日午前に麻酔の説明をした患者さんが、午後くらいから?自分に閉じ籠っているというか、全く外部に反応しなくなったらしい。

携帯にそんな電話があり、麻酔科でどんな話をしましたか?って聞かれて。
私の説明のせいで状態悪くしてたらどうしよう。
その恐怖は尋常ではない。

命にいきなり差し障りはしないことは救い。
でも、電話が終わる頃から心臓は速い。

それにしても。
私の心臓はどうでもよいのだが。
どうしよう。
変なこと言ったかなぁ;;
言ってないとは思うんだけどなぁ。
だって、事前に言われてたから、ご本人にリスクの話は全くしてないし。
でも、言葉のどこかで不安になったり何かきっかけになってしまったのかなぁ。

精神科的な患者さんはやっぱり苦手だぁ、、
どうしよう。。


<追記:11/16>
昏迷とか、そういった類ではなく、器質的な疾患が発症したそうです。
話の内容とか、そういう問題ではなくて、感染があって脳梗塞があって低Naがあって、とからしいです。
そうだったんだ、って力が抜ける感じはありましたが、患者さんにとっては、良くない状態。
opeどころではなくなってしまいました。

Nov 12, 2010

インオペ

inoperativeの略で、つまり手術不能ということです。
手術室で使われる場合には、「お腹を開けてみたけど、とても手術できる状態ではなかったので、そのままお腹を閉じた」という状態のことです。

例えば、先日あった例で言えば、肝癌の手術をする予定でいたんですが、開腹してみたら肝不全が事前の予測(画像その他から)よりも進んでいる状態で、肝癌を切除してしまうと、残りの肝臓で肝機能を維持することが出来ない状態、という患者さんはインオペになりました。

今は、画像診断とかも発達していますから、そんなにある訳ではありません。
でも、たまーにあります。

上の例もそうですし、後は、事前に、インオペになるか手術可能かはギリギリかもしれない、という場合もあるみたいで。
麻酔申込書のところに、その旨が記載してあった症例もありました。
その場合は麻酔側としても、すぐに麻酔を終わらせる可能性があるんだな、と覚悟をして準備しておきますけどね。

インオペの麻酔をしているととっても微妙な心境になるのは私だけでしょうか。
やっぱり、なんとも言えません。

Nov 10, 2010

オペ室の音

オペ室の音のイメージなんてあんまりないかもしれません。

まず、ずーっとベースで流れている音はvitalの音です。
vital(バイタル)とは、生命兆候のこと。
心拍数、血圧、SpO2(酸素飽和度のこと。古い先生だと、これは違う、とか言うんですけどね。)など。

手術室では、入室してから退室までずーっと、心電図、血圧計、SpO2モニターをつけた状態です。
挿管されていたら、さらに、EtCO2(呼気中の二酸化炭素分圧)などの、呼気と吸気の気体のO2やCO2、麻酔薬の濃度などをモニターします。

で。
vitalは音で聞け、といわれるように、音がなります。
よくドラマでぴっぴっぴっぴっって鳴っているあれです。

まず、心拍数がぴっぴっぴっのリズムです。
だから、画面とにらめっこしてなくても、速くなったり遅くなったりすれば、または、不整脈が現れれば、すぐ耳で分かるという訳です。

そして、ぴっぴっぴっの音の高さを決めているのはSpO2です。
酸素状態がよければ、高い音。悪くなるにつれてだんだんと低い音になります。
だから、これも耳で聞けば分かる、という訳です。


後は、当然、手術者の声とか、電気メスの音(危ないから?か、使っているタイミングでぴーーーーという連続音が出るようになっている。)とか、モニターのエラー音とか(異常値が出た際に、ぴーーーーっとうるさい音が出るようになっている。)。


そして、意外と知られていないのが、BGM。
通常は穏やかな音楽が注意して聞いてないと、気にならない程度の音量で流れています。
が、これ。術者の先生の好みで、持込の音を流すのもあり。
先生によっては、やかましいJ-POPを大音量で流す先生もいるんです;;
もともと、そういう音楽を聴かない私にとっては、ちょっと疲れる(笑)

Nov 5, 2010

オペ室は臭い?

先日はオペ室の気温の話をしましたが、今度は匂いです。

どんな匂いすると思います?

まぁ、手術が始まるまでは普通です。
そんなに消毒薬臭くもないし、無臭に近い、と思う。
(慣れてて鼻がバカになっている可能性とか、マスクでカバーされている可能性も無くはないけど。)

手術開始前に消毒を念入りにします。
でも、大抵はいわゆるアルコール消毒(採血の時とかのやつ)ではなくて、イソジン消毒だから、そんなにアルコール臭くはないです。

私が苦手なのは電気メスの臭いです。
いわゆるメスっていうのは単なる切れ味のいいナイフみたいなもので、使ってても臭いなんてしません。
電気メスは、切ったところから出血するのを防ぐ為に、切り口を焼きながら切るんです。
切れた血管の切り口を焼くことで、ふさがり(イメージとしては無理やり焼いてかさぶたを作るみたいな感じ??)、出血がおさまる、と。

まぁね、出血が少ないのは大事なことだし、今やオペは電気メス無しではありえないんですが。
でも、『人体の一部を焼いている』訳で、臭いがきついんです。
筋肉や脂肪が焼ける臭いは強烈で、私は未だに気持ち悪くなります。

あ、ちなみに、焼いた瞬間だけなので、オペが終わったあとに傷口から臭う、なんてことはないので、ご安心を。

出血は垂れ流しではなく吸引したり、ガーゼで吸ったりするからか(血があると視界が悪くて手術の邪魔になりますしね。)、血の臭いは気になりません。


オペ室の話、まだまだ続きます。

Nov 4, 2010

Dr. S

今日の夕方、突然PHSが鳴った。
番号をみるとPHSからではなく、固定電話からだった。
このこと自体は珍しくない。
電話に出た。

「元気にしてるかー?」

名乗らなかったけど、声ですぐ分かった。
血液内科の時の上の先生で、6月からアメリカに行っているDr.Sだった。

頭の中で大混乱。
ん?このPHSは国際電話も受けられるの?
で、でも院内の固定電話からだった??
ん??

混乱しながらも聞いてみると、なんと今vacationで日本に戻ってきているという。
で、血液内科の病棟にいるのだ、と。

今日の仕事は終わっていたので、すぐ飛んで行きました。
(正確に言うと、自分のOpeは終わっていて、だけどOn call。
でも、どうも今日は残らなさそうだから、6時まで待機してたら帰っていい、という話になっていたところ。)


懐かしかった。
なんか、ホッとした。
私の中でも、今までついた先生方の中で一番思い入れ(?)がある先生なんだと思う。
医師になりたてで一番最初についた先生だし、一番沢山教えてもらった(医学についてだけじゃなくって)先生だし。

私を覚えていて、電話をしてくれたことも嬉しかった。
次に日本に帰ってくるのがいつかは知らないけど、でも、その時にまた成長出来てるように、その時にまた元気に先生に会えるように、そうやって毎日を生きていきたい、って思った。


そして、その後。。。

先生と別れた後、電話が。
緊急ope。

なんでも、先週大腸のopeをした患者さんの傷口が突然開いて小腸が飛び出した、と。。
結局夜11時までかかったとさ。
せっかく幸せ気分だったのにぃーーー。

Nov 1, 2010

オペ室は極寒

病院って基本的には年中快適な温度に保たれてますよね。
(患者さんにとって、なので、年中走り回っている研修医にはやや暑い。笑)

でもね、オペ室って寒いんです。
年中20-25度。

外科の先生はスクラブの上に清潔ガウン着て、場合によっては鉛板も着るし、オペだからってカッカしてるから暑いと思うんです。
しかも、無影灯で術野を煌々と照らしてるんだから、そりゃ暑いです。
でも、汗をかいてそれが垂れようものなら不潔極まりないので、そりゃ、涼しくするんだと思うんです。

でも、外野にいる我々にとっては寒いだけです。
スクラブ(オペ着)なんて、スカスカだし。半そでだし。
オペ室用の上着もあるにはあるんですが、すっかすかだから、着てもまだ寒い。

そこで、最近の私は、腹巻にヒートテックのキャミソールに、靴下2枚重ね。
雪山にでも行くのか、くらいの着込みっぷりです(笑)

だってね、寒すぎて麻酔科になってから毎週毎週お腹下してるんですもの。
術前外来の日はそこまで寒くないし、不潔でいいから(医療における清潔・不潔は以前の日記参照のこと。)、まるで妊婦さんの如く湯たんぽ抱えてたりしますけどね。