Pages

Jan 18, 2012

臍帯脱

というのは、赤ちゃんとお母さんをつないでいる臍帯(臍の緒)が子宮の外に出てしまうことです。
その前段階として、臍帯が赤ちゃんよりも下側になってしまう臍帯下垂という状態もあります。
起こりやすいのは、骨盤位や足位など(いわゆる逆子ちゃん) 、下側に隙間のあるような胎位の場合です。

臍帯脱で臍帯が挟まれてしまうと、赤ちゃんに血流が行かなくなってしまい、赤ちゃんは苦しくなります。
つまり、臍帯脱は緊急事態なのです。

今朝、臍帯脱での超緊急帝王切開がありました。
ただ、イマイチ状況が小児科側に伝わっておらず、超緊急だという認識がなかったんですけどね。
胎児心拍が80bpmまで低下してからものの10分程度での出生でした。
もう、超緊急ですからね、あっという間(オペも、腰椎麻酔は当然ながら、全身麻酔にもせず、皮膚の局所麻酔のみで施行され、赤ちゃんが出た瞬間に全身麻酔をかけるという状態)に赤ちゃんが出てきました。
今日の赤ちゃんは元気でした。

超緊急帝王切開。
来月から、私が立ち会わないといけない事態もそのうち出てくるでしょう(特に、4月以降は絶対私一人だけ、という状態が生まれますよね。)。
来月からNICUで働くことが怖くなりました。
私の動きが少し遅れたら、私の判断が間違えたら。
そう思うとものすごく恐怖を感じました。
基本的にお産の時の蘇生はちゃんと手順も決まっていて、自分の判断基準が混じる余地はさほどありません。
でも、あの極限の緊迫状態に私一人で置かれたら、そう思うと不安いっぱいです。
一人での当直が始まるまでに自身を持って初期蘇生が出来るようにならないと。

No comments: