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Apr 14, 2010

オペ出し

血液内科ローテート中のはやたまです。
"内科"なのですが、本日はオペ室へ行きました。

そう、外科とオペ室が大の苦手の私が(笑)

まぁ、いろいろ書くと問題があるので省略しますが。
血液内科的な疾患の治療のため、4月末には転院をして5月に移植が決まっています。移植の為には、体の中に感染源があってはいけません。
でも、この患者さん、病気が鼻の中だったので、口と鼻と副鼻腔がつながってしまい、ひどい副鼻腔炎を起こしてしまってるんです。毎日毎日洗っても全く奏功せず、オペの方針となったんです。

何がビックリって、オペが決まったのが昨日夜の耳鼻科のカンファにて。
その連絡が私たちに来たのが昨日の夕方。夜に本人に説明。
夜9時半から、今日のオペの書類を全て準備する私と私のついている上の先生。

ところが、今日の午前中は骨髄穿刺が2件、腰椎穿刺・髄注が1件。
タダでさえ忙しい日なのです。


私の本日の行動。

朝6時半に病棟へ。
(ちなみに、昨日の夜も、私以外の研修医は8時には帰宅して沖縄料理をみんなで食べに行ってたのに、気づけば私は11時前;;)

担当患者さん全員の診察・採血を済ます(本日より採血も独り立ち。忙しくてとてもじゃないが、先生についてきてもらうのは無理><)
8時には終わらせ、検査以外の項目でひとまずカルテを書く。

8時半:手術に必要な検査を緊急で行う手配の為の電話かけ。
9時:上の先生(以下、S先生)がオペ室に緊急手術を申し込み、麻酔科ともかけあっている間に、私は朝の採血結果をチェック。輸血が必要だったり、免疫抑制剤の濃度変更が必要な人をピックアップ。

9時半:昨日より抗がん剤治療が始まった患者さんの24時間目の血中濃度の測定の為の採血へ。
10時~:骨髄穿刺2件(S先生が行う補佐につく)
12時:検査結果を患者さんたちに説明し、薬なり検査なりなどを説明して回る。

13時:腰椎穿刺1件(S先生が行う補佐につく)
14時:こういう日に限って、S先生はどうしても役所にいかなくてはいけない用事があって、14時から16時半まで抜ける。。。私は腰椎穿刺後、検査結果を足してカルテを作成。

14時50分:オペ室が空いたから3時25分に入室、と決定。ここからが大変。患者さんも私たちもそんな早いと思ってなかったから、急いで準備。副鼻腔も1度キレイに洗ってからでないといけないので、私もばたばた。
15時25分:ようやく患者さんを送り出したところ、上の上の先生から"先生、担当患者さんだし、勉強になるから見てきなさい"と。


で。
冒頭に戻る。

オペ室が大の苦手の私が、オペ室へ。
ちなみに、うちの病院は学生は白いスクラブ(=オペ着)、医師は青いもの。

どうせオペ室に行ってもただ見学しているだけです、
よっぽど、白いのを着ようかと思いましたが、ただオペ室にいるだけでは不審者。
"担当研修医です"と名乗る為には青だな、と。

初めて青いスクラブ着ました。
医師として、初めてオペ室入りました。

あ、倒れませんでしたよ。
ただ、私はもう一生青いスクラブを着ることはないのだと思ってたので、心底驚きました(笑)
(うちの病院、麻酔科はピンク・水色なのです。)


研修医になって、学生と研修医では全く違う、ということを実感して毎日を過ごしている私ですが、オペの間の数時間は、ホントに学生のような時間を過ごさせていただきました。

病棟からのコールはなかったし(S先生が役所から帰ってきてから、全部先生がやっててくれたらしい)、ひたすら見学させてもらえたし。
行っておいで、と言ってくれた上の上の先生に感謝。

そして、何よりも、2時間~3時間程度コールフリーにしてくれていたS先生に感謝。
私がすべきような雑用まで全部やっててくれたんです。
S先生が帰ってきた段階(16時半)の時点でPHSにコールをくれていたので、病棟に戻ることを一度提案はしたのですが、そのまま見てていいよ、って(;_;)

学生さんって、"雑用が……"とか文句を言いたくなることも沢山あると思いますが、でも本当に学べるように環境を整えてもらえてるんだなぁ、って実感です。

それにしても。
今日は長かったです。。
そして、ブログも長いですね(笑)

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