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Jun 6, 2007

小児外科

生まれつき消化管にいろいろな問題を抱えている子供の勉強をしました。


例えば、生まれつき食道が途中で途切れている子もいます。
腸はお腹の中で成長してくる時に、ぐるっと回転をすることで、長ーいのにうまくお腹に収まるようになります。
それが回転しなくて、腸がぐちゃぐちゃになってしまう子もいます。

レントゲンを見ることでかなりのことは分かります。


今日の授業では、スライドでレントゲンを次から次へとうつし、
どこが問題なのか、何の病気なのか、ということを
当てられた生徒が答えていく、というスタイルでした。


基本的にレントゲンでは空気は黒くうつります。
バリウムなどの造影剤を入れればその部分は白くうつります。

腸には食べ物と一緒に入った空気があるので、黒くポコポコとうつります。
例えば生まれつき食道が途中で途切れている場合。
その先に食べ物や空気はいかないので、お腹が真っ白にうつります。


レントゲンを読むの、簡単なようで難しい。

ちなみに、今日私が当てられた症例は、肛門の筋肉をしめる神経は正常だけど、緩める神経がないから、排便できないというもの。

レントゲンを見てもよく分からず、私が言った台詞。
『えっ、、便秘?』

その瞬間。
教室中が笑いの渦に(笑)

あー恥ずかしかったぁ(>_<)
いい医者になる為にはレントゲンも大事。
読めるようにならないとなぁ。

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