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Aug 3, 2011

練習

点滴や採血。
当たり前ですが、患者さんで行う前に練習をします。
シュミレーターに始まり、友人の腕、同僚の腕、先生の腕。
そうやって大人の患者さんで初めて採血・点滴を行う訳です。

小児にやってきて早1ヶ月。気づきました。
子供の点滴や採血というのは、子供以外では練習しようがないではないか!
大人の同僚の腕をいくら借りたって、子供みたいな細い血管はありません。
やり方を頭に叩き込み、ある程度ぶっつけ本番状態なんですよね。

採血。
以前書きましたが、新生児であれば、ヒールカットまたは手背。
http://maritsuku-medical.blogspot.com/2011/07/blog-post_12.html

目的が違えば、もしくは全然血管アクセスが無ければ動脈採血。
http://maritsuku-medical.blogspot.com/2011/07/blog-post_18.html

もう少し大きい子であれば、正中静脈(肘の所)を狙います。
全く血管は見えませんが、血管を触れる子もいます。
触れさえしなければ、ある程度解剖学的にここにある、という場所を刺します。

ただし、肘の部分では点滴は出来ません(曲げられなくなっちゃうからね)ので、点滴はほぼ大人くらいに大きくなって腕の血管が出るようになるまでは、けっこう手背で刺します。
腕よりは痛いんですが、固定もしやすいですし、子供でも(新生児でも)比較的血管が見えるので失敗もしにくいです。
 (ちなみに、採血+点滴という場合は針を2回さすのは痛いから、点滴用の針で刺して採血し、その後に点滴をつなぐので、手背のみ刺すことになります)


以上をふまえると。
基本的に新生児から小児にかけては手背でラインが取れることがとっても大事になる訳です。
ですが、そんな練習をできる訳でもないし、そんなに機会がある訳でもない。


そこで、私が考えたこと。
手背で採血する機会を極力多くもつしかないじゃないか!

という訳で、ガスリー(先天代謝異常の検査。全員日齢5前後で採血を行う。0.5ml程度と比較的多めの量が必要で、ヒールカットでもいいけど手背でもいいくらいの量。)を手背でチャレンジすることにしました。
ヒールカットに比べると赤ちゃんにとっての痛みは少ないかもしれないけど、針の値段は高いし、確実性は低いから(ヒールカットは刺せば確実に血は出ますが、手背は血管に当てないと出ない)、もったいないといえばもったいないのだけど。

練習あるのみですもの。
元気な比較的大きな子たちで入らなければ、元気じゃない点滴が必要な子たちには入らないもの。

頑張れ、私。
血管確保の類が出来て喜ぶ時期はいい加減終わらせなくちゃ。

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