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Aug 4, 2011

紹介状返事

他の病院へ患者さんが行く際には紹介状を書き、持参してもらいます。

紹介状って、患者さん本人はなかなか目にしないものですよね。
今までの経過とか、今後何をお願いするか、などを記載します。

例えばこんな感じ。

『 はやたま 8歳女性
精査加療をよろしくお願いいたします。  # 発熱(上気道炎疑い)
平素よりお世話になっております。患者さんをご紹介させていただきます。
7月29日により37℃台の発熱を主訴に当診療所に来院されました。咳嗽、喀痰を認めていましたが、呼吸音清明であったため、上気道炎と考え、ムコダイン、カロナールによる対症療法で経過観察しておりました。
症状改善を認めず、38℃の発熱となったため8月1日に再診されました。左下肺野にcoarse cracklesを聴取し、WBC:15000/μl、CRP:5.0mg/dlと炎症反応軽度上昇を認めた為、年齢からマイコプラズマ肺炎が疑わしいと考えマクロライド処方としました。
その後も症状改善を認めず、本日(8月4日)には体温40℃、水分摂取困難となり、入院加療の適応と考えられます。
ご多忙中大変恐縮ではありますが、なにとぞよろしくお願いいたします。』

みたいな。
紹介状というのは、私たち研修医もけっこう書きます。
大学病院で見ていて、今後の経過を一般病院やかかりつけ医にお願いする場合など。
今後の外来フォローお願いいたします、みたいな感じの紹介状になります。
で、紹介状を持って患者さんが来院された場合。
それに対して返事を書く訳ですよ。

研修医が紹介状の返事を書く機会って少ないです。
というのも、だいたいが紹介状を受け取るのは外来をやっている上の先生たちだから、返事をするのもその先生たちなので。

という訳で、紹介状の返信なんて書いたことの無いままに研修医2年目に突入してしまいました。
このたび、他院からの転院搬送を受けて、初めて紹介状を受け取るということをしました。
なので、初めて紹介状の返事を書くことに。
何を書けばいいのか分からず、上の先生の指導の元。

患者さんが受診したこと
来院時(入院時)の所見、そこからの診断
行った検査や治療
その後の経過
などを記載し、 本日ようやく郵送できました。

書類ものってけっこう苦手なんですよねぇ。
サマリー(患者さんの今までの経過とか入院時の所見、検査、入院経過などなどをまとめたもの)を書くのだけでもいっぱいっぱいで上の先生に赤ペン先生をしてもらっているというのに。。

そういうことも言っていられないですけど、だんだん書く書類の種類が増えていく気がする。
サマリー、紹介状、紹介状の返事。そして今後増えるのが診断書とか。
少しずつ慣れていかないとね。

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