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May 31, 2011

正常範囲

今日は週1回の健診day。
4週目になり、私も少しずつ慣れてきました。

そして、健診をしてて難しいなぁと思うのは、正常範囲の広さ。
お母さんたちの悩みも様々。

悩みとして多いものに関しては、私も自信を持って大丈夫ですよ、って言えるんですが。
そうではないものとかだと、正常、、、だと思うけど、、、っていう感じになってしまうので、正常範囲を見極められるようになりたいです。

1ヶ月健診で多い悩みは、
*乳児湿疹
顔を中心に出ることが多い、1−2ヶ月頃をピークにした湿疹。
赤ちゃんは新陳代謝が活発なので、脂も沢山出ていて、その脂で皮膚表面を覆ってしまうことで、その下に脂がたまってしまってプツプツしてしまうもの。
イメージとしては、ニキビみたいな感じですが、ばい菌はいません。
特別な薬は必要なくて、石けんで柔らかく洗ってあげるのが一番の治療です。

*でべそ
医学的には臍ヘルニアと言います。
赤ちゃんは腹筋がなくて、腸管をお腹の中におさめておけなくって、でっぱっているもの。
泣く力が強くなる6ヶ月程度までは大きくなり、その後腹筋の発達に従って1歳くらいまでに目立たなくなるのがほとんど。
1歳をすぎてもまだでべそ状態だったら、その後変わらない可能性も高いので、また相談に来てください。

*ふがふがしてて苦しそう
特に、哺乳の時とかに苦しそう、という人が多いです。
でも、体重が増えている場合であれば、哺乳量が足りていないということはありません。
1ヶ月とかだとまだ上手に飲めなくて、母乳やミルクの勢いに負けてしまっている状態です。
徐々に飲むのも上手になるので、心配しなくても大丈夫です。

*吐いちゃう
げっぷと一緒にけぷっと吐いちゃう子もいます。
もしくは、食欲が自分のお腹の容量より大きい子は、沢山飲んじゃうけど、入りきらなかった><みたいな感じで、げぷっと。
体重が増えている場合は、大丈夫です。
そのうち減ってきます。

*うなってる
お腹が動いているのが少し痛かったりとか、あとはまぁ、「赤ちゃん」ですから、顔を赤くしてうなっている様に見えるのが普通だったりもする訳で。
ガスや便がたまってお腹がぱんちくりんになっていなければ大丈夫な場合が多いです。

*便秘です。下痢です。
まぁ、この時期は液体の母乳なりミルクなりばっかりですから、そもそも形にはなっていないのが普通です。
便の色としても、黄色から緑くらいなら大丈夫です。(逆に、白からクリームくらいだと、肝臓の病気の可能性もありますので、要注意)
あとは、母乳やミルクの成分が固まった白いつぶつぶが便の中に混じっててOKです。

体重の増えがイマイチで便秘だと、哺乳量が足りていない可能性もありますが、体重がちゃんと増えている子の場合は、回数も、その子のペースで大丈夫。
母乳だと回数多めで、飲む度に出てたりしますし、ミルクだと回数は少なめ。
1ヶ月くらいから少し回数が減ってくる子も多いので、回数が変化しても大丈夫。
本人がお腹が苦しそうで無ければ、2日に1回でも定期的に出ているのであれば大丈夫。
苦しそうだったら、綿棒で少しお尻をつっついてあげて刺激してもいいです。

*黄疸
肌が黄色いんです、という悩みも多いかもしれません。
生まれてすぐの赤ちゃんは、胎児赤血球という、お腹の中にいたときの赤血球を壊して、大人と同じ赤血球に作り替える為、どうしても黄色くなります。異常ではありません。
母乳の場合、その後も黄色い色が少し長めに残ります。
でも、 母乳で残っている場合は、それによって核黄疸になるとか、そういうことはありません。
ただし、便が白くて肌が黄色い場合は要注意なので、早めに受診をしてください。



後なんだろう。
けっこう、同じようなことで悩んでいるお母さんって多いんだな、って思います。
で、こういう典型的な質問だと大丈夫なんですけどね。
まだまだ、ん???みたいなことが多いです。

今日は思わず、「初めての育児」なる本を買ってしまいました(笑)
お母さんたちの知識くらいはね、身につけないとね。

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