Pages

May 18, 2011

外来

今日気づいたことがあります。
それは、『私は外来をしたことがないんだ!』ということ。
何を今更。。的な発言だとは思いますけどね。

というのも、問診して診察して(SとO)までは良いんです。
でもその先の、診断を付けて、処方して、患者さんに説明して。というのが、タジタジ。
その場で診断して説明、ということをあんまりやってきてないんですよね。

なもので。
肺の音もきれいだし、喉も赤くないので。風邪、かな?風邪薬出しますね。
抗生剤は要らない、、と、思います。。
でいいですよね?と後ろにいてくれている上の先生に確認する。
というようなオロオロした、非常にダメ研修医なんです。。
 先生にも、説明頑張って!と言われてしまいました;;

そうなんです。
患者さんにとっては、今一番困っていることの答え、この先の見通しが必要なんです。

という訳で。
今の私の目標。

1。診断をはっきり伝える
『咳は鼻水が後ろにたれ込んでいることで起きてそうです。熱が少し出ていますが、中耳炎ではなさそうなので、鼻の風邪から来ているんだと思います。』
というように、患者さんの訴えの咳と熱に関する答えを伝える。

2。薬の説明
『なので、 咳と鼻水の風邪薬をお出ししますね。風邪はウイルスによるものがほとんどなので、今時点では抗生剤はいらないと思います。熱冷ましはまだ家にありますか?出しておきますね。』
というように、何の薬を飲むことになるのか、の説明。

2’。薬の補足
初心者お母さんの場合は、必要。
『抗生剤はきっちりと飲んでください。抗生剤でお腹が少し緩くなっちゃうかもしれませんが、心配しないでください。風邪薬は症状が改善したら止めてしまってもいいかもしれません。熱冷ましも熱があるから、と無理に使わなくても、本人が元気だったら様子をみてもらって構いません。』

3。この先の見通し
『子供の場合は鼻水は結構続いちゃったりもします。また、よくなったからと保育園に行くとまたもらってきちゃったりとかすることも多いですからね。熱は数日で下がってくるとは思いますが、耳を痛がったりとか熱が○曜日まで続くようなら、もう1回来てくださいね。』
とかこの先どうなるのか、悪くなったらくるのか(まぁ、悪くなってこない人はいないから、どうなったら絶対来なくてはいけないかを言ってあげるとよいですね。)、良くなったら来なくていいのか、良くなっても数日後に来るのか、とか。


これは最低説明して、それ以上の分からないことは上の先生に説明してもらう、というように出来るようになりたい!

No comments: