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Apr 4, 2009

1st week in Neurology@BIWMC

1週目が終わりました。
最初の週ですし、1週間でやったことを振り返ってみます。

月曜;
初日、7:30集合。
チームの回診の後、オリエンテーション、カンファ、レクチャーなどで気づけば15:00。
一般神経内科病棟に配属され、担当患者さんも割り当てられました。
夕方までにちゃんとお話を聞いて、所見を全て取らせていただきました。
初日からon callだったけど、21時過ぎに体調悪化で早退。
この日はあまり何もしていない。。

火曜、水曜;
止まらぬ嘔気・嘔吐の為、やむなく欠席。


木曜;
6:45
 登校。担当患者さんの状態を確認。早い(>_<)

7:00-9:00
 チーム回診。途中で、突如患者さんの脈が30まで落ちて大騒ぎになりました。。
 機器がどこにあるのかすら分からない私は壁にひっついて見学状態。
 どうも、この病院には部位ごとのICU(CVICU循環のICU、とか)があり、SICU(外科の術後のICU)、MICU(内科系のICU)、trauma ICU(外傷のICU)などなど、ICUだけでも沢山あるみたいです。
 看護婦さんに、「先生!この患者さんどこに送るの?」と確認された我がcheif residentは「どこでもいい!traumaでもSICUでもどこでもいいから、ここ以外!!」と叫んでました。いや、先生、内科だと思うよ?この患者さん(笑)

9:30-10:30
 カンファ(1人の患者さんについて、みんなで話し合う感じ。)
 この先生の英語が一番苦手です。おじいちゃんで、モゴモゴしてて、よく分からん!

10:30-11:30 
 attending round。カンファ室にて上の先生(attending)に全患者さんについてざっと説明後、気になる患者さんのところへ行き、診察したりとか。わがチームのattendingのおじちゃん、ちょーいい人です。

12:00-13:00
 ミーティングというかレクチャーというか。
 お昼付きです。residentと学生は必須です。
 本日のテーマは遺伝性の神経疾患について。学生にも質問が飛んできます。

 こちらの学生の違う点が1つ。
 レクチャーがあります、というと、当日漬けで朝からそのタイトルに関することを勉強しています。多分、答えられるように。評価に関わってくるから。
 だけどね、今日はタイトル通りではなかったんです。そしたら!!
 私も対等に答えられたー♪いつも、反応が少し遅れてしまうから埋もれてしまうけど、今日はちゃんと答えられたー♪

13:00-
 本来は新患を取ったり、担当患者さんの診察したりカルテ書いたりです。

 この日は、ED(emergency department。救急部)に来た患者さんが神経内科にコンサルとなり、私の担当となるはずが、何故か救急へ患者さんに会いに行ったら、隣の病院の学生が問診~診察まで全てやっていた。。。もぅ。
 患者さんの今までの情報を仕入れ、病気をざっと確認するという手間をかけたのに、競り負けてしまい、この日は時間が無くなり新患を取れず。。

16:00-17:00
 画像ミーティングというかレクチャーというか。
 教えてもらいながら、1,2人の患者さんについて話し合う感じでした。

17:00-18:00
 担当患者さんのprogress noteを書き、先生に確認してもらってfeedbackをもらって、本日の実習終了です。帰宅したのは18:30過ぎくらい。


金曜;
6:45
 やはりこの時間には登校。担当患者さんの状態の確認。
 ようやく明るくなるかな、くらいの感じです。

7:00-9:00
 チーム回診。今日はチーム回診時にcheif residentの先生が行った身体診察を全てカルテに記述する、ということをしました。難しい。。
 来週以降、他の患者さんでも、先生がやってることをメモする練習しようかな。
 アメリカは意外なところがアナログで、カルテが紙です。なので、日々のカルテが手書きなので、回診時などに先生がやったことをその場でカルテに書いていきます。

9:30-11:00
 脳解剖!(というか、病理解剖です、はい。)
 病理室集合で、患者さんの病歴プレゼンから始まり、考えられる病気をあげ、臨床診断はこうだね、っていう話をした後、脳解剖を学生にバシバシ質問しながら病理解剖をしていき、病理診断はこうだね、というところまで。
 脳解剖の単語が出てこない出てこない。分かってるんだよ?日本語では。
 でも、久しぶりの脳解剖で、いい復習でした。

11:00-12:00
 attending round。
 今日は面白いことが。日本では、眼で指を追ってもらい、眼球運動障害がないことを確かめる際に、必ず、眼振が無いかを見るほか、複視が無いかを確認しますよね?
 ただし、一番端まで来ているときに眼振が少しでるのは、極位眼振で正常でもありえますよね。それは、アメリカも同じ。

 が。こちらでは、複視に関して少し違いがあり、衝撃的でした(笑)同じように確認はしますが、「指が二重に見えました」と言われた際の対応が違いました。二重に見える場所をきちんと特定するのは同じですが、その後。
 複視が出る部位が、極位の場合は異常所見とは取りません!!!

 なんででしょう?分かります?
 attendingに問われて、ん?っていう顔をしていた私は、突如先生に頭を抑えられ、指を眼で追うように指示されました。端まで行った時に「何本に見える?」と聞かれましたが、当然「1本」です。
 attendingが同じことを隣のイタリア出身のresidentにしたところ、端まで行った際に「2本」と答えたんです。

 そう、日本人は鼻の高さが低いから邪魔にならず、端でもちゃんと1本に見えるんですが、欧米人は鼻が高く、端まで行った際には鼻が邪魔になるので2本に見えることも多いのだとか。
 驚きました。そして、日本人は鼻が低いから、しょうがない!みたいなことを笑顔で言われて、笑うしかなかった(笑)

12:00-13:00
 ミーティングという名の、お昼付きのレクチャー。
 本日のテーマは、神経心理学検査について。すごく面白かった!!!!!
 かつ、お昼がasianなもので、すごく美味しかったーー♪♪

13:00-
 今日は新患取りましたよ。MELASの患者さんで、いい方でした(^-^)

15:30-17:30
 case discussion。学生と先生1人で。
 学生の中で、2人が担当患者さんについてプレゼン。その過程で、要所要所で止めながら、discussion。これは意外と私もついていけるもので、質問も出来たし、それなりに考えられたし、良かったです。
 その後、その患者さんに実際にみんなで会いに行って、所見の一部を取らせていただきました。
 
 驚いたのは、学生がものすごく沢山いろいろ持っているということです。
 こちらの学生は、斜めがけのナイロンバッグみたいのをいつもかけています。
 中は診察道具たち。では、彼女たちが何を持っているのかというと。
 聴診器、ペンライト、舌圧子、反射ハンマーくらいまでは普通だとしても。
 音さ3種類(振動覚、VIIIの検査、などで使い分ける為)、眼底鏡、耳鏡、感覚検査の為の使い捨てpin prick、綿球、などなどなど。
 ドラえもんのポケット状態で、何でも出てきます。ビックリしました。

-22:00
 on call。ちゃんと今日は全部元気でした。
 comaの患者さんが来て、実は初めての経験で、ほぼ見学でしたが勉強になりました。
 GCSを出すくらいは私でも出来て、一緒に回ってる学生に、ねぇねぇ、これで合ってる?って聞いたら!そうよね、comaだもんね、GCS計算しなきゃ!って言われて、なんだかちょっと安心しました。
 22:30過ぎに帰宅。


長かった1週間も終わり!
今週の反省を踏まえ、来週はもうちょっとだけでも頑張れたらと思います。

2 comments:

Tomoharu said...

鼻の話うけました(笑)
男女とも鼻が高くて、背も高い彼らに羨望を何度今週抱いたことか…w

はやたま said...

えぇえぇ。
極位眼振ならぬ、極位複視が普通のようです(笑)

鼻高いよねー、背も高いよねー、顔の彫りも深いよねー、かわいいよねーvvv
そりゃ、すっぴんで許されるわ(笑)