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Apr 21, 2009

神経診察パート2

Motor以降。

Motor; nl bulk and tone; no tremor, asterixis or myoclonus; no pronator drift
 Delt Bi Tri WE FE Grip IO IP Quad Hamst DF EHL PF
 
C5 C6 C7 C6 C7 C8/T1 T1 L2 L3 L4-S1 L4 L5 S1/S2
L 5   5  5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5
R 5   5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5

まずは、筋萎縮がないかどうかを確認。
次に、tone、関節が硬くないかを確認。"Let your hand go floppy, nice and loose. Just let me move."などと声かけをし、力を抜いてもらうことがポイント。膝の場合は、いきなり膝を引き上げることで確認。足首は膝下を揺らすことで確認、などちょこっと違う点もありましたが、基本は同じです。

Pronator driftとは、いわゆるBarre徴候のこと。手のひらを上にして手を前に出してもらい、眼を閉じてその位置をキープ。"Stick out your arm. Like you are holding a tray. Close your eyes, keep them there."同時に、tremorつまり振戦がないことも確認。最後に、ちょんちょん、と押してみて、それでもちゃんと動かないことを確認。(小脳症状がある人だと、下まで下がって大きな触れ幅で戻ってきて、ということになることも。)

そのまま、腕を羽ばたき振戦のポーズ(?)にしてもらい、同様に確認。"Do like this, like you are stopping traffic."羽ばたき振戦がないことを確認。(羽ばたき振戦=asterixis)

徒手筋力テストですが。同じです。0から5までで評価。行う筋肉も同じです。ただし。以前書いたように、筋力テストの際に、どこをどう押すか、ということは細かく決まっています。
例えば。手首の伸展の場合は手首のすぐ近位を固定し、手首のすぐ遠位を指4本で押します。指の伸展の場合は、手掌を固定し、指の付け根の関節のすぐ遠位を指2本で押します。とか。ちなみに、記載方法は日本と異なり、上記のような感じです。
ルーチンではやりませんが、頸の屈曲・伸展もやります。人の中で一番強い筋肉だから、ここがやられてたら何かおかしい。

お気に入りのせりふは"Pull up your arms like a chicken wing, don't let me push."(三角筋の検査にて)。最初に先生が言っているのを聞いて以来、ずっと愛用中のせりふです♪♪
その他便利なフレーズは"push away"(上腕三等筋), "pull"(上腕二頭筋), "make a fist, keep it up."(手首伸展), "straight your fingers, don't let me push down."(指伸展), "curl your fingers, pull."(指屈曲),"lift your leg up, up up up, don't let me push.", "bend your knees, pull.", "kick up", "bend your ankles toward you.", "push down on my hands"など。

Reflex: No clonus
 Bi Tri Bra Pat An Plantar
 C5 C7 C6 L4 S1 CST
L 2 2 2 2 2 Flexor
R 2 2 2 2 2 Flexor

反射です。ありがたいことに反射に関しては、腕を上手く支えるとか、日本でOSCEの前に細かく教えてもらったので、全く苦労しませんでした。上手ね、といわれたほど。
日本語違う点はPlantar反射。日本語で言えばBabinski反射のこと。こちらでは、鍵をあんまり使いません。ものすごい鈍なものでこすってます。ちゃんと陽性に出るのかね??
こちらも、このように書きます。反射人形?みたいな人型に書くことをあまりしません。

Sensation; intact to LT, pinprick, vibration and proprioception throughout. No extinction to DSS.

こちらが、先週のブログに書いた、人の絵を使って感動されたという、感覚です。
基本的にやり方は同じ。

LT=light touchでは、触っているかが分かるかどうか。pinprickでは針をプチプチしていきますし、振動覚も音さを使って(リンネ、ウェーバーより低い音の音さ)やります。固有感覚も、指を上に曲げたり下に曲げたりして確認。温度覚は音さを当てて冷たいかどうかで確認。左右やるごとにちゃんと逆側を当てます。(以前のブログに書いたように、Bostonが寒くて、ここに来てから私の手が暖かかったことが無いくらい冷えているので、私の手で温度覚をやったことも1度あります。笑)
日本と全く同じです。ただ、異常が出た場合に説明しづらいというだけ(笑)

"Can you feel this?"とまず顔で確認。CNで正常なことが確認されているはずだから。"How's this?"と聞いていく。弱い、感じない、といわれたら、どこから感じてどこで正常と同じくらいになるのかを確認。
"Tell me when you start feeling." "Tell me when you fell normal."

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