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Jun 15, 2011

経験

経験って大事なんだな、と当たり前のことを、改めて思いました。
かかと採血、やっぱり上手くなった気がするんです。

注。
かかと採血っていうのは、新生児から少量の採血をする方法です。
普通の採血っていうのは、針を血管に刺して、血を取りますよね?
かかと採血では、赤ちゃんのかかとに針をちくっと刺します。
血管とか関係なく、皮膚にチクり、と。
じわーっと血が出てくるので、血液を絞り出して、それを毛細管に(マススクリーニングでは規定の濾紙に)採血します。



先月初めの頃は、赤ちゃんのかかと採血で、赤ちゃんを大泣きさせてしまい、採血してない側の足のキックが飛んでくる始末でした。

でも、先月の終わりくらいに上の先生にいわれて気づいたのが、あまり泣かれずに採血出来るようなったんです。
たまたま?お腹いっぱいだった?大人しい子?とか思ったりもしてました。


泣かれないということは、赤ちゃんがあんまり辛くないということでもあり。
足をバタバタしないし、逆側のキックも飛んでこないので、私も採血しやすいということでもあり。
二重にいいことです。


そんなこんなで今月。
小児科入院になっていないベビーの採血は産科の医師がやるので、再びかかと採血の機会が巡ってきています。
(どんなに元気な赤ちゃんで小児科入院がいらなくても、新生児マススクリーニングという、いくつかの先天異常スクリーニング検査行うので。
国が指定しているので、どの病院でも全員、日齢4とか5で規定の濾紙に採血をします。)

で。
泣かれないんですよ。
針を刺した瞬間は、顔をしかめて一瞬泣きそうになるものの、採血中には泣かれないことがほとんどなんです。

たまたまかな、と思ってたら。
昨日私がマススクリーニングの採血をしてて、今日は別の理由で採血が必要になった子がいて。
今年産婦人科医になりたてで、かかと採血あんまりやってないっていう先生が採血したら、大泣き大暴れだったんです。
ビックリしました。

やっぱり、先月の経験でかかと採血、少しは上手になったんだ!経験って大事なんだ!
と、当たり前のことを改めて実感しました。
比較的短期間で上達したのは、先月教えてくれた先生が上手っていうのが大きな要因だと思います。

先月最初は赤ちゃんの大暴れ大泣きにアセアセしながら採血してたんですもの。
当たり前ながら、指導、経験、知識、どれも大事ですね。
そして、私、ちゃんと少しずつは学んでるんですね(T ^ T)

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