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Jul 17, 2011

新生児エコー その2

teach oneとは言わないけど、でも書くことで知識は定着する気がする。
本日はエコーの続き。

<腎エコー>
これは大人と大して変わりません。
腎臓を長軸でだして、大きさを確認、皮質と髄質があることを確認、腎盂の拡張が無いことを確認。

そして、副腎をチェック。
腎臓の上にある臓器(三角帽子みたいな感じで乗っかってる)で、多種のホルモンを分泌しています。
大人だとエコーでなかなか確認しませんが、子供だと大きめで見やすい上に出血が多い場所でもあるので、大事です。
私が出しやすいのは、短軸で上に上がっていくと、皮質と髄質が層状に見えてくるので、そこで長軸にして、全体像を確認。

<脳エコー>
これがけっこうな課題なんです。努力中なんです。
基本的には大泉門という、頭の前側にある骨の隙間から見ます。
矢状断で左から右まで確認、冠状断で前から後ろまで確認。
描出することは出来るのですが(当てればかならず出るから)、脳の中の構造を同定して確認するのが難しいよーーー。
他のエコーと違って、本当に新生児限定なので、今までに見たことが無いからだと思うんですが、、かなりの要努力です。

構造を見た後は、血流をチェック。
前大脳動脈を大泉門から描出して、RI(resistance index)を測定し、上がったり下がったりしていないことを確認。
中大動脈を側頭部(耳の前上くらい)から描出して、同じくRIを測定。
これはけっこう得意♪

うーん。
頑張れ、私。

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