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Mar 16, 2009

A採血

採血にはいろんな種類があります。
刺す道具によって、真空管採血、シリンジ採血、翼状針採血、など。
刺す場所によって、A採血、V採血。


刺す道具に関しては、どれでもやり方は基本同じ。前に書いた通りです。

学生が最初にまず最初に習うのがシリンジ採血。基本ですから。
注射器に針をつけて、刺して血液を引いてくる。

翼状針採血は、両脇に持つ部分(翼の様に見える)がついている針の先にチューブがついてて、自由度は高いし、シリンジより簡単。

真空管採血は、翼状針のチューブの先に、スピッツ(血液を入れるミニ試験管みたいなの)を固定できる筒がついていて、そこに次から次へとスピッツを刺せばよいタイプ。沢山沢山スピッツがある場合は便利。


で、A採血は動脈から採血すること。足の付け根、手首、肘、など、自分でも触れば脈が分かる様な場所から採ります。血液中の酸素や二酸化炭素の状態を知りたい場合などはこちらです。
脈が触れられる分、刺し易いけど、その後しっかりと押さえていないと動脈なので血が滲んだり、血が出易い状態の人(抗凝固薬とか抗血小板薬飲んでるとか、凝固系に異常があるとか)では血腫と言って、まぁ、内出血のような血の塊が刺した場所に出来てしまいます。

V採血は静脈から採血すること。いわゆる採血です。駆血帯をまいて、静脈に血をためることで静脈を触れられるようにして、そこに刺します。腕でも足でもどこでもよいです。


さて。
私は今まで、採血方法はともかくとしても、V採血しかしたことがありませんでした。

が。
ついに、A採血にチャレンジしました!
場所は一番簡単だし怖くない、足の付け根の静脈(大腿静脈)です。
足の付け根はVAN(静脈、動脈、神経)の順に内側から並んでいます。
左手で脈を触れながら、そこの場所に垂直に真っ直ぐ刺すと、動脈に当たります。
動脈は圧が高いので、自然に血が出てきます。
必要分を採ったら、血が止まるまで圧迫止血です。

若干緊張しなくもなかったですが、ちゃんと成功☆
V採血もA採血も出来るようになって良かった。

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