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Oct 3, 2011

今日、なんかホッとした。
いえ、ホッとなんてしていられない状態だとは思うんです。
あと何日、いえ、何時間の時間が残されてるのか分からない状態の子がいるんですから。

私の担当ではありません。
新生児グループの担当です。
私は初日のバタバタの時はともかく、後は端から見てる状態。


私も知ってる子だし、悲しい。
親兄弟の悲しみの状態を目の当たりにしたら更に苦しい。
ICの話とかを又聞きしても、悲しい。辛い話ばっかり。


でも、今日ホッとしたのは、新生児のS先生のことを聞いたから。
ご家族の前で9年目のS先生がお話をしながらボロボロ泣いたらしいです。
その場に立ち会っていた研修医に聞きました。

なんでだろう。
今まで、患者さんの前で泣くな、という風に言われ続けて来たからかな。

患者さんを看取ったことなんて学生時代に1人、研修医になってから1人(しかも両方とも脳死の患者さん)という、圧倒的に少ない数で。
(もちろん、ERとかで隣で亡くなった人がいたりというのはあるんだけど、そういう一瞬しか関わってない人が亡くなったとか、そういうの以外で普通に担当してて亡くなったっていうのは上記2名のみ。)

その状態で小児科を回り始めたら、立て続けに亡くなる人がいて。
しかも、やっぱり新生児〜乳児が多いんだよね、当たり前かもしれないけど。
自分の担当患者さんだった時も辛くて悲しかったけど、担当患者さんじゃなくても、見てて辛い。悲しい。
新生児止めようかな、小児科止めようかなって一瞬だけでもよぎるくらい辛い。
自分が来年以降に誰かを看取る時に大丈夫でいられる自信なんてない。


今まで、患者さんの前で泣くなって言われ続けて来た。
学生の時は初めてだったし異国だったけど、ボロボロ涙が止まらなかった。
前も書いた気がするけど、「死」ではなく「死んで行く」ということが怖かった。

研修医1年目の時は、使ってた昇圧薬を切ることになったけど、どうしても、どうしても私には電源をoffにすることが出来なくて泣きながら上の先生に電話した。
「死んで行く」ことに加担する気がしてどうしても出来なかった。

そう考えると、結局私は患者さんや患者さんのご家族の前で泣いている。
でも、ダメって言われてるのが根底にあった。
みんな平然とした顔をしてお看取りをして、平然とした顔をして次から次へと仕事をしてる。だけど、私は悲しくて涙が出る。

そんな状況だったからだと思う。
今日、上の先生が泣いているという話を聞いて、ホッとした。

理由は2つ。
どうしようもなく辛かったら泣いてもいいんだ、って思えたこと。
そして、そっか、上の先生だって辛いんだ、って思えたこと。

こんな状況でホッとしたとか、不謹慎かもしれないけど。
でもなんかね、すごく楽になった。
いくら、死ぬことに鈍感にならないと医療関係者はやっていられない、自分を守る為にも多少ならず鈍感にならないとは、とは言っても、人が亡くなって悲しくない人なんていないよね。

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