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Jan 27, 2009

周産期

先週、学外実習としてA病院に行って以来、周産期が好きです。
産婦人科っていいかも、って思っています。
そして今週。今週は学内で周産期グループを回るんです♪

今日は正常分娩がありました。
学外の時は、初めてだし、学外だし、どうしたらいいか分からなくて、っていう部分もありました。
だけど、今日は先週沢山お産を見せていただいているし、学内だし、ということもあり、陣発(陣痛発来)で入院した際に紹介していただき、ちょくちょく様子を見に行ったりさせていただきました。

男の子は大変みたいですね。
患者さんの所に一人で行く訳にいかない、何を話していいか分からない、苦しんでいても背中をさすってあげる訳にもいかない。
女の子でよかったと思った瞬間です。


予定日は最終月経から計算して40週0日の日です。
その前後2週間に多くの女性が出産するからです。

出産では、まず陣痛が始まって、段々強くなってきて。
子宮口といって、子宮の入口(出口?)の部分が開いてきます。(=子宮口開大)
赤ちゃんが通る為に子宮の頸管が段々やわらかくなってきます。(=頸管熟化)
子宮の頸管が短く、ひっこんで(?)いきます。(=展退度)
赤ちゃんの頭がだんだん下がってきます。(=児頭降下度)

そして、破水し、子宮口全開大します。
ここまでが第I期。子宮口が全開大したら、いきんでOKです。

そこから、子供が出るまでが第II期。
赤ちゃんの頭がだんだん下がってきて、見えるようになってきます。
そして、頭さえ出てしまえば、後は体がずるずると出ます。
出口のところが狭い場合、局所麻酔をして、切込みを入れる(=会陰切開)こともあります。

子供が出てから胎盤が出るまでが第III期。
力は要りません。するりと出ます。


今日は赤ちゃんにべったりしていました。
お産の際は、お腹にどれくらい子宮が張っているかのモニターと赤ちゃんの心拍数を測るモニターをまきます。
それを診ながら、赤ちゃんが元気かを見ながらお産をするという訳です。

今日は、最後赤ちゃんの心拍数が下がってしまい、出口も狭く、お母さんの力もあんまり入らず。
子宮の収縮を助ける薬を使いながら、お腹を押しながら(=クリステレル)、赤ちゃんの頭をひっぱりながら(=吸引分娩)のお産でした。

最初泣かなくて、色も悪くて(=チアノーゼ)、心拍数も低く、筋緊張や反射も悪かったんです。
Apgar scoreは今の5つ(チアノーゼ、心拍数、呼吸、筋緊張、反射)がそれぞれ2点ずつの10点満点で新生児の評価をするもので、出生後1分と5分後に見ます。
5分後の値は赤ちゃんの予後に相関があり、大事です。

1分値が5、5分値が8でした。
気管内を吸引したり、手足を刺激したり、いろいろとしているうちに、段々と元気になってきてくれて、本当に嬉しかったです。
赤ちゃんの診察をさせてもらったり、体重を測ったり、いろいろとさせていただきました♪
生まれたての赤ちゃんを初めて抱っこして、やっぱり子供が欲しくなりました(笑)

将来、産科と小児科で迷います。。

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