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Sep 8, 2009

久々のオペ室

すっごーーい久し振り(8か月以上ぶり?)のオペ室でした。
循環器内科→肝胆膵外科→産婦人科→小児科→神経内科→神経内科→小児放射線科→小児循環器科→ER→脳外科

だったので、手洗いとか、実に9か月ぶり(笑)


本日、たまたま「明日のオペ(担当患者さん)は何時からかなぁ」とPCを見ると、”本日のオペ”に緊急オペで慢性硬膜下血腫が!!
普段ならオペなんて行きたくないから、全く見向きもしないのですが(笑)

たまたま今日のカンファで”慢性硬膜下血腫のようなさらさらとした血”という表現が出てきていて、その時に、メジャーな疾患だけど知らないなぁ、って思っていたので。
ちょっと気になってオペ室に見物に(あくまで見学に!!!)行ってきました。


入り方はかろうじて覚えていたものの。
たち振る舞い怪しい。

しかも、私は全くもって手洗いなんてしたくないのに、先生に「学生さん、手袋いくつ?(オペ用の”清潔”な手袋はサイズがいろいろあって、私は6または6半)」って聞かれたら思わず「6半です」と答えてしまったのです。。。

迂闊でした。
結果、当然手洗いすることとなり、壁に貼ってあった”手洗いの順番”プリントを見ながら必死(笑)
手袋は内科でも必要時には着けるので覚えていましたが、オペのガウン着るのとか、うる覚えの記憶を必死でたどりました;;

幸いにも、7月から5年生が回り始めているので、オペ看にはさぞ初オペ室でおろおろしている5年生に見えたことでしょう。


さて。
肝心な慢性硬膜下血腫の話ですが。

慢性硬膜下血腫は、高齢者に多い病気です。
外傷(ちょっと尻もちついたとか、こけたとか)を契機にして、硬膜下(脳の外側・硬膜の下側)に血液が徐々に染み出すようにしてたまる(血腫)ような病気。
治療法は、外科的にその血腫に穴をあけて血液を出して、中を洗う。


知識としては知っていましたが、慢性硬膜下血腫の血は本当に全く固まらないんですね。
血腫の膜を破いた時にどばーっと血が出てきましたが、それを採取して容器に入れておいても全然固まらない。
(普通の血液は体外に出たら固まる。採血の種類によっては試験管の中には固まらないような薬が入ってたりするし、そういうものが入ってないと固まる。)

でも、普通の血液より若干濃いような、ちょっとだけ、とろっとしたような、そんな血液でした。


それにしても。
1時間のオペだったから良かったようなものの。
薬効く前にオペ室に入ってるから、倒れなくて本当によかった;;

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