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Jan 19, 2008

私は調剤薬局で調剤補助のバイトをしています。

調剤薬局というのは、病院でもらった処方箋を持っていく薬局のことです。
化粧品とか絆創膏を買う薬局とは別です。
ちなみに、そういう薬局で売っている薬(風邪薬痛み止めなど、薬ならなんでも)はOTC薬と言います。
Over the counterの略です。多分、確かね(笑)


調剤補助は1年の頃からやっていて、引っ越しても1時間くらい通って続けているので、かなり長く続いているバイトです。
『将来どこかで役に立つかもしれない。化学・薬理が苦手な私だから、少しは薬に触れる機会を持っていた方がいいかもしれない。』
そんなことを思って、「医学生ではダメですか?バイト募集していませんか?」とその時には募集が出ていなかったのに頼みこんで始めたバイトです。

当然(?)あとのバイト(現在あと4人)はみんな薬学生です。
学生も、薬剤師さんも、事務さんも、みんな優しくて働きやすい環境です。

調剤で私が気をつけている(ひいては、医師になった時に処方で気をつけなくてはいけないことですかねぇ?)ことは大きく4つです。

①薬の名前
当たり前と言えば当たり前だけど、大事。

お医者さんにかかれば分かると思いますが、薬は漢方薬を除けばほぼ全てがカタカナです。
いくら50音あるとは言え、薬の名前は何の薬かも気にして命名するので、どうしてもみんな似通っているんですよね。
さらには、ODやRやらCAやらLAやら、後ろにちょっと付くと違ってしまうんです。
(例えば、ODや口腔崩壊錠、つまり水が無くても飲める薬ってことですし。Rはresistant、つまり抗生物質と一緒に飲んでも死なないってことです。)

でも、全然違う薬になってしまうので気は抜けません。
ついでに、最近は後発品というものもあるので、先発品を処方するのか後発品を選ぶのかも注意しなくてはならないので、大変です。


ちなみに、これだけ長く続ければ、さすがの私でも薬の名前(と薬効(=何の薬か)も)はだいぶ覚えました♪

私のお世話になっている薬局は地域の薬局です。
近所の開業医のお医者さん(内科、整形外科、耳鼻科、皮膚科、眼科、精神科、小児科などなど)に加え、大学病院の処方箋を自宅近くまで持って帰ってくる患者さんがいるので、全部で2-3000種類の薬があるそうです。
もちろん、私が覚えているのはその中でもよく出るもの(さらには、先発品)がメインですが。


②規格
つまり、1錠に薬がどれくらい含まれているかということです。
薬は、あれ全部が有効成分(痛み止めなら、痛みに効き目のあるもののこと)な訳ではありません。
1錠にどれくらい含まれているかは薬によって違います。
また、多くの薬は同じ名前でも2種類以上あります。
子供は量が少ないし、症状によっても量は違いますし。
例えば、アレルギーの薬のアレロックには5mgと2.5mgがあります。

これを間違えると、多くなってしまったり少なくなってしまったりするので大事です。


③処方量と飲み方
処方箋には、一日に飲む合計量、それを何回に分けて飲むのか、という風に書いてあります。
例えば、『3錠 分3』とは1日3回、1回1錠飲むって意味です。
さらに、毎食後とか就寝前とか、そういう細かい飲み方の指示が付きます。

実は、医者はけっこうコレを間違えて処方箋を書いてきます(笑)
私も将来は要注意ですね。


④日数
何日分の処方なのかってことですね。
まぁ、当然これを間違えれば、全体の量が変わってくるので。

薬が何種類かある時に、ものによって日数が違う場合もあったりするので、これも要注意です。
また、新しい薬には処方日数の制限があったりもするので、ちょっとだけ注意します。


まだまだ間違いも多いし、知らない薬が沢山沢山沢山あるけど、楽しんでバイトを続けて行きたいと思います。
5年生からは、病棟で知っている薬を見かけることもあるかもしれない、って思うとちょっと楽しみだったりもします。
まぁ、病棟で使うような注射薬や点滴は全然扱わないから知らないですけどね。
錠剤はけっこう名前を知っていると思うんですよね♪

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