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May 10, 2012

眼科

早産、低出生体重児で生まれた子たちは、いろんな部分が未熟で生まれてきます。

その一つが、眼。
眼の奥には、カメラで言うところのフィルムに当たる部分、見えている画像を写す網膜という膜があります。
網膜を栄養する血管の発達が未熟なままで生まれてくるのです。

しかし、体の外に出てしまうと血管が上手く育たないことがあります。
そもそもお腹の中と比べると生まれた後は酸素濃度が高い為に血管が攣縮しやすいこと、蘇生などで酸素が必要となることが多いことも原因と言われています。

しかし、血管がうまく育たないと、それを補おうと、細い弱い血管が出来てきます。
この血管、もろい為に出血を起こしてしまうこともある上に、血管の周囲の増殖組織が増えてくると、網膜剥離(網膜がはがれてしまい、見えなくなる)を起こすこともあります。


そのため、血管がしっかりと正しく伸びてくるかというのを眼科の先生たちにチェックしてもらう必要があります。
でもでも、大人にとっても眼を開けたままにして眼を見てもらうというのはなかなかのストレス。
赤ちゃんたちにとっては、とーってもストレス。
呼吸をお休みしてしまったり、反射で脈がゆっくりになってしまったり。
検査中もそうですが、検査後の夜も影響が残っており、具合が悪くなる赤ちゃんがいます。

でね。
私、諸事情により、眼科診察がある曜日に当直があることが多いんです><
もう、赤ちゃんたちを応援するしかないですよね。。昨晩は関係あるのか無いのか、夜中に具合が微妙に悪くなる子たちがチラホラ。
うぐぐ。

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