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Aug 20, 2015

一例の重み

一例の重み。

なんか、投票の一票の重みではないですが。
一例一例、一人一人、それぞれの児、それぞれの家族の生命・人生がかかっています。
どの一人も非常に大切で、どの子がより重要で、ということはありません。
(もちろん、どの子がより「重症で」ということはありますから、より治療や手間暇がかかる児というのはいますが)

そして、その一例一例が集まった時、全体で見えてくることというのもある。
そのデータを集めるのが、いわゆる臨床研究ですよね。
データを解析するタイプも、介入研究タイプもありますが。

そして、一例一例から私たち医療者が学ぶこともある。
学ぶことの多さは、それぞれ大事な一人一人とはいってもそれぞれ違うし、学年や今までの経験によっても変わってくる。

今の私にとって。
一人一人の子の生命・人生を考えて先々の治療プランを考えることは非常に勉強になっています。
先輩方の指導を受けつつ、ご家族の様子を見つつ。
いつ検査をするのか、いつ治療に踏み切るのか、いつどういう風にするのか。

まだまだ経験が足りないので、持たせてもらう子一人一人から学ぶことが非常に多い。
より多くの子を診せてもらいたい。より多くの子の経過・成長に寄り添わせてほしい。

そんなことを最近思っているはやたまでした。

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