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Dec 13, 2013

当直スタンス

当直のスタンスは先生によって大きく違います。
日中と同じ対応は基本的には無理です。
人手も足りないし、出来る検査も限られているし。
患者さんを診る優先順位もあるし、一人しか当直医はいないので、重症患者さんがいれば、その他の業務が止まることもしばしば。

Drの対応も人によって違っていて面白いです。
基本的に断らない方針の当院小児科、来るのは来るのですが、対応が分かれる気がしています。

・日中同様に頑張ろうとして機嫌が悪くなる先生
・夜間であり、緊急性が無い患者さんには冷たい先生
・明らかにテンションが低い先生
・こんな時間に子どもを叩き起こして連れてくることがいかに子どもに良くないか、と軽症の患者さんの親御さんにしっかりお説教?する先生
・とにかく早く診ていく先生

などなどなど。
そして、本来は日中に来るべきお子さんがほとんどで、夜間に緊急で受診しなくてはいけないお子さんは本来は少ない訳で、日中と夜間で対応を変えるのが当然なのですが、私はそれが苦手です。

NICUでは日中も夜間も対応は同じでした。
常に暖かい対応で、まずは「ご出産おめでとうございます」と笑顔で伝えるところからでした。
夜間だから検査を限るとか、説明が不足することはありませんでした。

その感覚のまま小児科の当直に突入していることもあり、夜間の対応も日中とあんまり変えられないでいるんです。
よほど、発熱しただけで救急車を呼んだとかでない限り、夜間でも笑顔で対応をしてしまいます。
後がつかえていなければ、「泣き止まないんです」と母が不安で連れてきてしまった場合でもちゃんと時間を取ってお話してしまいます。

実はそのことで若干悩んでいたのですが、先輩に言われました。
最終的にNICUに戻ることが見えてるのだから、小児科にいる2年間も自分が楽なような対応をしてもいいんじゃない?
その言葉で「私は私の当直でいいんだ」と楽になりました。

そして、あと1年ちょっとの一般小児科生活。
楽しまなくては損損。沢山学んでNICUに戻りたいと思います。

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