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Jul 30, 2011

糖尿病ケトアシドーシス

インスリンが足りなくて、および、カテコラミンやコルチゾールその他が増えてしまって。
その結果に、高血糖が起こります。
血の濃さが上がるので、高浸透圧になります。
血糖を利用できず、ケトンが産生され、代謝性アシドーシスになります。

こうやって発症して、糖尿病だと分かる場合もあります。
インスリンを打たなかったり、糖尿病のコントロールが悪いとか、感染症が起こって具合が悪い時、ストレス時、などなどなどの契機が誘因となることがあります。

症状としては、全身倦怠感、多飲多尿、腹部症状、意識障害、脱水、などなど。
検査所見では、200mg/dl以上などの高血糖、pH<7.3など、尿中や血中のケトン体が陽性など。

輸液をして、インスリンを少しずつ補充して、というのが基本です。
高血糖を補正して、アシドーシスを補正して、血糖を利用できる状態にして。
その間には電解質の異常(特に、血糖と一緒に細胞の中に取り込まれてしまうので、低K血症とか)が起こることも多々あるので、こまめに血液検査をしていきます。


こういう教科書的なことは知っています。
でも、実際に患者さんを見るのは初めてです。
今日の私の救急当番の時間が終わった後にそういう女児が来るという話を聞いたので、少し待ってて、その子を見てから帰りました。
少しずつでも見たことある、ということを増やさなくちゃ!

Jul 29, 2011

勉強会

新生児の勉強会に参加しました。
関連病院の新生児の先生が集まったり、遠くの病院とはテレビ電話で話したり。
画像もかなりキレイなんですよね。びっくりしちゃうくらい。
そんなシステムを入れてるなんてお金かかってますよねぇ。
使わなきゃ損損!

今日は新生児仮死と晩期循環不全がテーマでした。
新生児仮死の症例は私が発表したんですが、もう自分でも嫌になっちゃうほど、いろいろすっとばした。。。

でも、改めてその子のことを考え直すきっかけになりました。
自分がとった行動が正しかったのか。
正しかったなら、もし少し違ってこうなっていたらどうしたらいいのか。
やっぱり、一つの経験から沢山学んでいかないといけないよね。

Jul 28, 2011

あ、私医者になったんだ

いえね、分かってるんです。
私、研修医とはいっても、医者は医者。
まだ一人で診療は出来ませんけど、医師免許はきちんと持っているので医療行為ができます。

看護士さんたちに「先生」と呼ばれることにも少し慣れてきました。
上の先生に「はやたま先生」と言われることにも違和感を感じなくなってきました。
「はやたまさん」という呼ばれ方をしても全く気にならないですけど(笑)

どうやって診療行為をしていくのか、ということも(まだそんな出来る訳じゃないけど)分かっています。
採血したり、点滴を入れたり、というような手技もだいぶ慣れてきました。

私が医者という職業だということは百も承知。
だって、毎日毎日、医者として仕事してるんですもの。
医者だ、っていうことで「はっ?」って言われる場面を繰り返してますもの。
否が応でも慣れてきます。
 
といっても、自分一人でいろいろと出来る訳じゃないから、頭では分かっているものの「あ、私医者になったんだ」って実感したことはあんまりない。
今日ほど思ったのは初めてかもしれません。

実感したのは、退院前の患者さん(というか、患児のお母さん)が、この子抱っこして、みんなで写真を撮らせてください、って。
で、上の先生が抱っこして、「はやたま先生も!」ってお母さんに言われた私も写真に収まりました。

そういう状況って、ドラマの中とか、ドキュメント番組とかで医者がやっているもの、として見ていたからだと思うんですが、なんかビックリした。
そして、「あー私って医者だったんだなぁ」って思ったはやたまでした。

言い訳

していいですか?

私、先週からミスが多いんです。
集中力が切れてるというか、注意力足りてないというか。
例えば、「先生、○さんの退院オーダー入れてください」とか「○ちゃんの診察ちょっと待って」って言われたら。
いつもなら、ちゃんと出来ます。

でも、先週からの私は明らかにおかしい。
「はい」って無意識に返事はしている(らしい)ものの、言葉は全く頭に入ってない。
だから、「今言ったでしょ!」って看護士さんに起こられる。
でも、私にとっては全く記憶にないの。怖いですよね。この状態。

このままだと何か大きなミスをしそうで怖い。
本当に怖い。


そして、その言い訳。
多分、多分、先週から週の半分が当直になったからだと思うんです。
多分、多分、そこから見当識ないし、そこから仕事っぷりがちょっと変。
もともと突っ込みどころ満載な私だけど、それにしても変。

上の先生も「それだけの当直は無理でしょ」と私の状態分かってるから、けっこうフォローしてくれてる。
カンファの前日は必ず、「明日の準備できてる?」って確認されるし。
「○○は何時ね」と大事なことは確認される。
気づいたら(きっと)私が言われてたであろう指示書の訂正もやってくれてたりする。
まるで私、認知症の人みたいだよね、これ。。。
どうしたら体力と知力と集中力が身に付くのだろう。

Jul 27, 2011

救急搬送

他院からの救急搬送。
この1ヶ月で初めてかも。

小さい訳でも、全身状態が悪い訳でもない子で、新生児科医としてやれることがそんなにある訳ではありません。
どちらかというと、いろんな他科との橋渡しをして、今後の経過を総合的に見ていく、という立ち位置。
でも、そんな立ち位置も嫌いじゃない。
(というか、嫌いじゃなければ新生児科医にはなれないよね、きっと)

この子を退院まで担当することで、多分また大きく学べると思う。
どうやってご両親とお話していくのか、いろんな科との橋渡し。


そして、この子を退院まで担当したいと心底思った私は、来週から私とちょうど入れ違いで新生児グループになる研修医に聞いてみた。
そのまま一週間担当させてくれない?と。
というのも、私は次が内分泌グループで、ちょうどその研修医が今内分泌を回ってるから。

あっさりと許可してくれ、さらに上の先生にも聞いてみてくれた。
OKとのこと。やったね♪

でも、その分再来週はものすごーーーーく忙しいらしいので覚悟します><
来週から少しずつ内分泌の仕事に慣れることをオススメする、と内分泌の先生たちには言われたけど、でも背は腹に変えられない。

Jul 26, 2011

ミルク鎮静

以前の日記にも書きましたが、基本的に赤ちゃんの検査の類は寝てる間に行います。
そして、寝ててもらう為に一番いいのは満腹。
眠くなるようなお薬を使ってもいいんですけど、やっぱり満腹なのが一番。

それを今日心底実感しました。
眠くなる薬を使ってるのに。
それでも検査の途中に口をもぐもぐし始めて。
おしゃぶりで誤摩化してましたが、どうにも大泣きになってしまいまして。

結局60mlのミルクをその場で飲ませたら、巨大なげっぷをした挙げ句、また熟睡(笑)
満腹の威力を心底実感したはやたまでした。
うーん、でもその気持ち分かるなぁ(笑)

Jul 25, 2011

羊水混濁

赤ちゃんはお腹の中では羊水に取り囲まれています。
羊水は、胎盤からも作られますし、赤ちゃんのおしっこも材料となります。

そして、羊水は出産前までは透明な無菌の液体です。
ところが、出産時のストレスなどで赤ちゃんがお腹の中にいる間に胎便(うんち)を出してしまうことがあります。
そうすると、羊水が胎便で汚れてしまって、羊水混濁を起こします。
羊水混濁の原因は他にもありえますが、だいたいは胎便が原因です。


今日初めて羊水混濁の出産に立ち会いました。
破水の時点で羊水混濁があるの分かってたこともあり、吸引の準備もばっちりとして。

心拍、筋緊張は良好で全身状態的にはそこまで悪くなかったんだけど、何回か吸引してもゴロゴロと音がしており、努力呼吸を認めていました。
吸引を何回かして、刺激をして呼吸を頑張ってもらって。
最終的には生後30分程度で呼吸状態落ち着いたため、そのままRoom airで経過観察としました。

ちなみに、現在の新生児蘇生法では、出生時に羊水混濁があるかないかでアルゴリズムは変えず、気道開通の一つとしての吸引をすることとなっています。


いやぁ、羊水混濁があれだけしっかりある子って初めてみました。
完全に胎便だね、これは、というようなどろっとした茶色から緑色の羊水でした。

今月、小児科医として立ち会いをお願いされないお産でも、時間があれば(意外に外来中だったりとか検査中とかだったりしてなかなか時間はとれないんですけどね)お産の現場にいさせてもらおうとしています。
こういう、ちょっとだけ問題があるけど、命に別状はないような新生児蘇生を少しでも今のうちに経験しておかないと!