最近の悩み。
私はいったい研修医になってから、何を学んだんだろう。
こう書くと、全く学んでないかの如しですが、そんなことはないんです。
採血もラインも上手くなったし、挿管もできるようになったし、縫合も真皮縫合までなら出来る。
エコーも最小限にはできるようになったし、最小限の薬も(本で確認しながら)使えるようになった。
患者さんを診察することも怖くなくなったし、簡単な説明程度ならできる。
毎日仕事をすることにも慣れて、オンオフをうまくつけられるようにもなってきた。
看護師さんとも上手くやっていけるようになった(やや人によるけど)。
学生さんにそれなりには教えてあげることもできる。
でも。
頭の中は進歩してないんじゃないかな、っていう焦りが強い。
何か起きた時に鑑別を挙げて消去していく、という考え方の手順は分かってるけど、出来ない。
状態の悪いICUとかの患者さんの管理が出来ない。
患者さんの今の状態を簡潔に過不足なくプレゼンすることが出来ない。
自分で判断出来ないし、つまりは自分の判断で行動することが出来ない。
一年半前、研修医一年目の四月と何か変わったのかな。そう思う日々なのです。
結局、独り立ちへはまだまだ遠くて、言われたことしか出来ていない気がするんです。
今、小児科を回り始めたところで、考えなくてはいけないことも、やることも大人と全然違うからっていうのとあるとは思います。
多分、今までよりも真剣なんだとは思います。
とは言っても、半年後には「小児科医」として働くことになるわけで。
今は「小児科研修医のはやたまです」と名乗っているのが、「小児科のはやたまです」ということになるわけで。
甘えていられない。
カメのような成長速度の私。
分かってる、成長してなくはないだろうし、そんな目に見えるような成長速度は保てない。でも成長したい。
カメさんだけど、努力をしてなくはないんだよ?
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