お産の時。
ご主人も「立ち会い」
小児科医も「立ち会い」
同じです。小児科医の「立ち会い記録」もカルテに記載しますし。
病院にもよりますが、帝王切開や正常分娩でもリスクがある方の場合は小児科医が呼ばれて、出産に立ち会います。
昨日は日中にお産が無かったため、今日が初めての小児科医としての立ち会い。
基本的に、お産の場合は小児科医が立ち会おうが立ち会わなかろうが、準備は同じです。
インファントウォーマを準備。
これ、けっこう機能がいろいろあるんですよ!(どこの回し者だ、って感じですね。笑)
酸素を流量と濃度を決められます。
吸引も圧力を設定できます。
SpO2も脈拍も、体温も測れます。
出生後の時間を計測するタイマーも付いてます。
そして、名前の通り!暖かいんです。
写真の真ん中のところが赤ちゃんを寝かせるところ。
その上の所がヒーターになっていて、赤ちゃんは暖かいんです。
ちなみに、柱側(計器類側)に頭を置いて寝かせるイメージがあるかと思いますが。
いざというときに挿管などが出来るように、基本的に手前側を頭にして寝かせてあげるのが正解です。
基本はウォーマーの周りに準備をしていきます。
酸素をつないで、ジャクソンリースやBVMなどの酸素投与マスク類を準備。
吸引、SpO2モニターなどもつないで、準備。
赤ちゃんを寝かせるところには、タオルを引いて、拭いてあげるガーゼなどを準備。
心拍数を聞く為の聴診器も準備。
で。
使わない方がいいけど、万が一の時の為に準備をするのが挿管に必要なものたち。
喉頭鏡、挿管チューブ、など。
事前に新生児蘇生法なども含めて予習をしていたものの。
先生に、酸素の流量は?濃度は?吸引の圧力は?喉頭鏡のサイズは?挿管チューブの太さは?生まれてすぐ確認するのは?脈拍数の確認方法は?など準備に必要なことを次々に質問された私はタジタジ。過半数は答えられた、かな。。
ちなみに、酸素は5L(-10L)、濃度は21%(つまりは空気)、吸引は10kPa少々(100mmHg未満)。
今日の子は満期で体重も3kg程度の予定だったので、吸引の太さは10Fr、喉頭鏡は0、チューブは3.0を準備。
生まれてからやることについては次回記載します。
それにしても、予習しといて良かったー><
No comments:
Post a Comment