Pages

Showing posts with label ped - 新生児. Show all posts
Showing posts with label ped - 新生児. Show all posts

Aug 14, 2019

知識の確認


さてさて。
復帰が1ヶ月後に迫ってきました。
(中途半端ではあるのですが、9/18に復帰予定です。9/17までは、虐待防止センターの育児スキルトレーニングの講習会に出ていて、でも、10月異動の人がいるため、9月中には復帰、となり、中途半端に復帰します。)

こんなに休んだことがないので、いろんな知識や技術が忘却の彼方であることが恐ろしくて恐ろしくて。先日は患者さんを前に何も分からない、という恐怖の夢を見ました。
現実には、とりあえずリハビリ期間を置いてから、独り立ちとなるはずなのでそんな事態にはならないのですが、それでも恐怖を感じます。

で。
復習なんぞしているのですが。
この、新生児学テキスト。新しい教科書なので、専門医試験勉強もかねて読み始めました。
かわいい表紙なのに、可愛くないぶ厚さ。

心エコーの手技、点滴量の計算、どのタイミングで何に注意していく必要があるか、など、日々のことを綺麗さっぱり忘れていることに気づいて衝撃。
知識の確認のこの分厚い教科書を読んで、その後は専門医試験のワークブックもやって、マニュアル系のテキストの復習をして、さらには外来の復習をして、、、、、

もう、あと1ヶ月では間に合わないのは確定です。
案外戻ってみて手を動かすのが一番早いような気はしていますが。
それでも少しでも自信を持って現場復帰できるように、できることはやっておこうと思います。復帰後もちょっとずつ間隔を戻して、その上でステップアップをしていきたい。

Mar 2, 2014

研究

というほどの事ではない。
ただ、カルテを開いてデータを拾っているだけ。

何の事かというと。

今度の学会に出す演題の抄録締め切りが迫っているのです。
そして、急遽出す事にしたため、必死にデータを拾っているのです。

新生児の学会なので、新生児のテーマなのですが、私が今いるのは一般小児で新生児はほぼ診ません。
そこで、NICUのデータを拾って統計を出そうということになったのです。

それだけといえばそれだけなのに、こんなにもデータに振り回されている私。
統計処理が出来ないので、まずはデータを拾うだけ拾って、抄録には大まかのところのみ書いて、後日先輩方に相談しながら落ち着いて統計処理をすることにします。

単なるネガティブデータになりそうではありますが、少なくとも今までにあまり出されたことのないような類ではあるので、出して怒られることはなさそう、と信じてデータを拾ってます。


昔は、「学会」って聞くとすごいって思ってた。
小難しい話をしていて、学術的ですごいなぁ、と。
だけど、いざ自分が行くようになると、私のようなそうでもない演題も混じっているということを実感します(笑)

Sep 25, 2013

歩いた

今日の外来での出来事。
今日の外来で呼んでいた最後の患者さん。

来てくれたお子さんは、私がNICUにいたときに生まれた超低出生体重児のお子さんです。
生まれた時の立ち合いからすべて担当させてもらい、退院後の成長発達をフォローさせてもらっています。
お母さんも、とても頭の回る方で、比較的順調に来ていましたが、修正7か月の頃から成長発達が停滞していました。お座りができない、というところでずっと止まってしまったんです。


実は、原因がはっきりとありました。
そのタイミングで乳児喘息を発症し、小児科に入院を何回もしていたんです。(当時は私はNICUだったので、小児科入院は担当していなかったけど。)

退院をしたタイミングが、ちょうど私の小児科への異動のタイミング。
喘息と発達外来と、両方をみさせてもらうこととなりました。

そこから数か月は、とにかく喘息のコントロールに難渋しました。
入院までしなくても大丈夫そうだけど、というゼイゼイがしょっちゅう。
家は遠めだったけど、こまめに来てもらっていました。


そして。
喘息が落ち着き始めた頃から、急に発達が進み始めました。
やはり、アレルギーとか喘息とかになると、成長発達が阻害されます。
そっちにエネルギーを取られるというのもあるし、夜眠れなくて、という影響もあると思います。

この子が通っている保育園がこの子に合っていたのでしょう。
保育園に通い始めて、食事もたくさん食べるようになったり、動くようになりました。
リハビリも導入しました。

先月はまだ立つのもままならず、両脇を支えていてもグラグラしていました。
そんなお子さんが、本日。
立った!を通り越して、歩いた!!!
喘息コントロールはやっぱり大事だね、と言いながら、お母さんと一緒に喜びました。


まだ伝い歩きではありますが、歩いているところを見て、涙が出そうになりました。
小児科に入院した時の主治医だった先輩にも「先生!!〇〇くんが歩いたんです!!!」と外来後にいの一番に報告しました。
そういう原体験は大切なんだと思う、と言われました。


いろんなグループにひかれたり、NICUをやっていける自信がなかったり、いろいろありますが、やっぱりNICUがいいのかな、って思った瞬間でした。

急性期もそうなんだけど(そして、多くの人が私は蘇生だとか集中治療だとかをやりたいのだと勘違いをしているけども)、その後の慢性期のフォローをしていける、疾患ではなく、その子を診ていけるというのも大きな魅力だから。


なにはともあれ、嬉しかったです。
生まれたときにあれだけ具合が悪かったのに。
退院後も途中で発達がピタッと止まっていたのに。
そんなお子さんが歩いたんですもの。
まだまだ成長発達していきそうです。本当に楽しみ。

Aug 31, 2013

カンガルー

カンガルーケアミーティングというものがありました。
「カンガルーケア」というもの、日本ではだいぶ勘違いされている気がします。

今の一応の言葉の定義。
カンガルーケア=状態の安定した早産・低出生体重児の子たちを対象にした、お母さんと肌と肌が触れ合うように抱っこしたもの。
正期産の子の出生直後の母と子の接触は、早期母子接触(early skin to skin contact)と呼ばれます。

まず、日本ではこれらがごっちゃにされています。

そして。
カンガルーケアには、安全に行うための方法というか、ポイント、があります。
ただただ、抱っこをすればよいというものではありませんで。
正しい姿勢もありますし、そんな姿勢で長い時間いたら母の手も辛い訳で、それをサポートしてくれるカンガルーグッズもあります。
早期接触でも、必ずモニターなり、医療者の目が届く状態で始めるように、とかね。

で。
このたび、カンガルーケアミーティングに行って来た訳です。
私の旅日記報告はともかくとして、他の先生方のお話はかなり興味深かったです。

ちなみに。
カンガルーケアってね、赤ちゃんの状態が安定したり、睡眠の質が改善したり、脳の発達に良い影響を与える(脳の容量ということもだし、情報伝達という意味でも。)、というデータが出始めているようで。
正しい情報と適切な方法が伝わって広まって行くといいな。

Aug 25, 2013

インスト

本日、助産師さんたちを対象にしたNCPR(新生児蘇生法)の講習会がありました。
インストラクターとして参加させてもらいました。

実感。
知識も実体験もゼロな方に教えるのは非常に難しい。

学生時代を通じて、今まで教えて来たのは、医学生(しかも、救急とかに興味がある学生)、医者、看護師(しかも、普段から蘇生に慣れている方々)が多い。

分かっている人よりも分かっていない人に教えるのが難しいのは当たり前といえば当たり前なのですが。
それにしても、BLSはともかく、医療的知識がかなり必要な内容を、全く知らない人に教えるのって厳しい。

いえ、良い訳してはいけませんね。
教え方がまだ出来ていないということです。

今日の目標は、全員がmask baggingと胸骨圧迫を正しいタイミングで正しい手技で行えること。これだけは達成出来たと思います。

が。
時間は足りなくてシナリオは最後まで行き着かなかったし、あまりの出来なささに愕然とした受講生がいたけど、1:9で教えていたため、細かいフォローが出来なかった。
今日の講習は失敗です。

流量膨張式を使ってみたり、BLSやACLSと比べても煩雑なNCPRを、全く予備知識がなく、bagging経験ゼロ(自己膨張式も含めて)な人たち9人にシナリオを入れて2時間で終わらせるって、インスト駆け出しの私には難しかった。
教え方ももう少し上手くなりたいなぁ。そして、あの煩雑なNCPRのアルゴリズムをもう少し明確に分かりやすく伝えられるようになりたいなぁ。

Aug 18, 2013

22週

今日、当直明けにNICUに立ち寄っていました。
(まぁ、ちょくちょくNICUにはいるのですが。笑)
その最中。

救急車内で22週の子が生まれてしまって搬送されてくる、と。
蘇生に向かうNICUの先生たちについて行きました。

私が見た時点で生後10分。
自分で息もしていないし、脈もない。
そして、久しぶりに見る小ささ。

人工呼吸と胸骨圧迫をすぐに始めて。
挿管して、そこから直ぐに薬剤投与。
臍からカテーテルを入れてラインを確保し、薬剤投与。
わずかに取れた血液で血ガスだけは検査。

私は、というと。
NICUの先生たちの手はあるし、外回りの手伝いをしたかった。
物品を出す。 薬剤を調節する。ガスを測りに走る。

それだけのことなのに。
自分の忘れているっぷり、出来なささっぷりに愕然としました。
薬剤投与量が出てこない。出す物品が欠けている。

やっぱり、どんどん忘れて行っているのだ、ということを実感しました。
小児科の事をどんどん頭に入れて行かなくてはいけない。
でも、新生児のことも、特に蘇生のことは、忘れたくないし、忘れてはいけない、と思うのです。

頭のキャパシティーを増やしたい。

Jul 21, 2013

NCPR

NCPR=新生児蘇生法

インストラクターを先日取得しまして、本日初めてインストラクターとして人に教えました。
沢山の先輩方と一緒だったので心強かった、はずが。
一緒のブースだった超先輩には、任せたからね!僕は少しだけ口を出す以外は何もしないからね、と言われ。。
完全にオロオロでした。。。

なんとかなった、と信じたいです。
初めてとは思えないよ、大丈夫、と言われたから何とかなったのだと思う。多分。

でも、やっぱり最初の流れのところで思わずBLS流になりそうになったり。
次々にシナリオをやっていくなかで、薬物治療が入ってるシナリオがすっ飛んでいたり。
あれ?でも、先輩と一緒に選んだから大丈夫だったはずなんだけどな。

ただ、みんながちゃんと躊躇わずに呼吸補助に入れて、必要なら胸骨圧迫が出来る。
30秒毎にちゃんと評価をできる、ということだけは出来るようになったんじゃないかな。

そして。半日しゃべり通しだったため、喉がカラカラ(笑)

人に教えるのはやっぱり難しいです。
自分がしっかりと分かっていないと、人には教えられないです。
それは、蘇生に限らず、何でもそうなんだけど。
(だから、普段の診療のことも、とにかく勉強だって思ってるんですけど。)
 
でも、こうでもしていかないと、蘇生だけでも忘れないでいないと、来年から困っちゃうから。 少しでも、先輩がたに近づきたいから。 少しでも、赤ちゃんの初期蘇生を出来る人を増やしたいから。

受講したい方がいれば、随時行います☆
出張もありらしいので、場所は問いません。
コメント or メールでご連絡ください。

Jul 15, 2013

学会

初の学会発表終了☆

去年からの、小児科地方会、医療セミナー、埼玉医学会に引き続き、本日初。
初学会、初ポスター。

しかし。
正確な統計処理が間に合わず。
発表後に、統計処理を某先生に習いに行くという、間に合わなさっぷり。
先生に、発表はもう終わってるから急がないです、って伝えたらビックリされたけど(笑)
後日nを増やしてから統計処理をします。あはは。

良かったのは、ちゃんと原稿なしでしゃべれたこと。
ダメだったのは、上記の統計処理と、スライド・ポスターの作り方からプレゼンのところ。(って、主立ったところほとんどだよね。。)

ネタからプレゼンまで、ありがたいことに、まだまだ上の先生におんぶに抱っこ。
そのうち、もうちょっと自分でもネタを生み出せるようになりたいな。
もう少しマシなプレゼンを作って、ちゃんとプレゼン出来るようになりたいな。

そして。
来月は某ミーティングで旅日記を、再来月は小児科地方会でケースレポートの発表。
旅日記はまだしも、ケースレポートは実は初めて(今まで、実験をしましたとか、統計を取りました、とかばっかり)なのです。頑張ろう。

May 17, 2013

NCPR

新生児蘇生法のことです。
この度、新生児蘇生法を教えるインストラクターの講習会を受けてきました☆
そして、インストラクター合格!

という訳で。
新生児蘇生法を人に教えられることになりました♪
と言っても、いきなりなんて無理だから、誰か先輩がやる時に手伝わせていただくところからかな。

人に教えるというのは難しいです。
何に重点をおくのかを絞って、今日はとにかくこれはできるようになってね、というポイントをちゃんと伝えられるインストラクターになりたいな。

生まれる時に、最初の一歩を踏み出せない赤ちゃんの手助けができる人を増やしたい。

Apr 3, 2013

Nに入院することの衝撃

NICUから小児科へ出て来て3日。
みんなに、「娑婆へようこそ」「絶対風邪とか胃腸炎とかもらうよ」と言われます。

そして、まだ3日しかたっていないけど、思った事があります。
やっぱりNICUは特殊だ。

あの中は大きな保育器みたいなものです。
そして、Nに入院することはご家族(特にお母さん)にとってショックだ、ということは想像できていたものの、なんだかさらに分かった気がしました。

普通のお母さんたちにとっては、お腹の中で順調に育って、満期で生まれて、元気に退院出来て。その後も育児に少し悩みながらも、スクスクと育つこと、その途中で風邪をひいたりしながらも、基本的には大きな問題なく育つこと、が当たり前なんですね。

そりゃそうなんですよね。
でも、外来を少し、入院を少し見ていて、そうなんだな、となんとなく理解しました。
でもね、当たり前じゃないんだよね。
すっごくありがたいことなんだよね。

Mar 29, 2013

最後の勤務

NICUでの1年2カ月におよぶ研修が終わりました。
進みたい科、憧れの先生たちに学べる期間。
みんな温かく教えてくれたし、楽しかった。

いっぱいいっぱい泣いて、それ以上に笑った、そんな研修でした。
Blogを読み直しても、振り返ってみても、本当にいろいろあった1年でした。

私なりには頑張ったなぁ。
全部が初めてで分からなくて勉強もしたし、手技もいろいろやらせてもらった。
吸収できることを全部吸収したいと思った。

月曜日からも間違えてそのままN出勤しそうなくらい、Nじゃなくなるのが変な感じ。
来月から小児科。また沢山学ぼう♪

Mar 28, 2013

最後の当直

先日、最後の当直が終わりました。
3年目として、NICUの最後の当直。

日曜日の日当直だったので、朝から翌日までです。
出勤して早々に、黄疸・血便が主訴の子が入院(転院)になりました。
その子は最初の電話の時と比べれば軽症さんでした。

その後は平和に一晩過ぎ去り。
無事に朝が来た時、4月の最初の当直の時と同じくらい、いえ、もしかしたらそれ以上にホッとしました。
月曜日の朝なんだから、一週間が普通に始まっただけなのに、だけど、今までになく安心しました。

この一年、私の当直は基本的に非常に平和でした。
(まぁ、その前の研修医時代の2年間も、日直はともかく、当直は平和でしたが)
ひきたい、と願った6月の当直の時(上の先生がいなくなる前に、一人で対応をしたことが
ないという状況を脱したかった)だけはひきましたが、それ以外はひいたことがありません。

来週からは小児科です。
当直はNICUより遥かに大変だと思います。頑張ろう。
でも、とにかく無事に一年間の当直が終わって良かった。

Mar 26, 2013

お散歩

私が一年以上前、生まれた時から担当している赤ちゃんがいます。
何度も死の淵をさまよって来た子ですが、最近ようやく落ち着いて来ています。
とはいえ、まだ人工呼吸器は手放せません。

そんな赤ちゃん(といっても、もう1歳だけど)にいろんな経験をさせてあげたい、と思いました。
そして、実現したお散歩。
試す意味もこめて、先日まずは病棟内を一周。
大丈夫であることを確認し、本日が本番。
病院内の屋上庭園にお出かけをしてきました。

たった40分のお出かけ。
でも、大きな40分。
初めて日の光を浴びて。
初めて風を受けて。

本人が何を思ったかは分かりません。
でも、最初ビックリして固まっていた子が、慣れて来たらきょろきょろして動き始めた。
新しい大きな一歩になったらいいなと思っています。

私にとっては、この一年、沢山悩んで沢山泣きながらこの子を担当してきた最後のご褒美のような、そんなお散歩となりました。
私が隣の小児科に異動になって、新しい先生に担当してもらっても、たまにお散歩に連れて行ってもらってね。お家に帰ろうね。

Mar 20, 2013

退院を目指して

私は3月末をもちまして、当院の小児科にうつります。
それに伴って、入院患者さんたちを次の先生に引き継がなくてはいけません。

でも、私の患者さんたちはかなーり大変な子たちが多いんです。
重症さんだったり、今後の先行きが大変な子だったり、social problemが山積みな子とか。
だから、それ以外の子たちは極力退院させたいんです。

年明けからは、在胎週数から計算して、担当したい子を選んできました。
といっても、みんながみんな順調に退院出来る訳では有りません。

みんなだいたいひっかかるのは、呼吸か哺乳かというところが多い気がします。
(もちろん、手術だったり、social problemだったりという子もいますけど)

今月最初には7人いた担当患者さん。
3人は退院させてあげられて、残りは4人。
あんまり焦って退院させても良い事はないし、後は赤ちゃんたちとママたちを見て、大丈夫そうなら退院、そうでなければやっぱり引き継ぎかな。

Mar 8, 2013

中庸

という、とってもよい言葉がある。
もしくは、いいかげん、とか。てきとう、とか。
これって大切なんだな、と最近とっても実感中です。

というのも。
赤ちゃんたちに関わっていて思うのが、とっても真面目なママもいるし、逆に考えなさすぎる過ぎるママもいるんですよね。
予防接種や乳児健診すらままならないママもいれば、何時何分に何mlミルクを飲んだかの記録をカルテのごとく付けているママもいる。

ママの価値観とか考え方を否定するつもりはないんだけど、どっちも良くないんじゃないかなと思うんです。
多分、その真ん中がいいの。

もちろん、考えなさすぎて、予防接種を全然打っていません、みたいなママは困っちゃう。でも、真面目すぎてきっちりしすぎていると、自分も辛くなるし赤ちゃんもシンドイ。
どうしてうまくいかないの?家事も育児もちゃんと出来ない!っていうママ、意外に多いと思うんです。
外来の部屋に入って来たときのママの顔とか話し方って、けっこうママのスタンスを反映します。


部長の先生が退院時のICでご家族によく言っている言葉。
「子育ては楽しくないと、ただシンドイだけになっちゃうから。
楽しむためには、不安なこととか疑問なこととか、全部ぶつけてくださいね。
電話でもいいし、外来でもいいし。」

一番最初、小児科にいって初めはあんまり実感が無かったんだけど、最近になってとっても実感する。
そして、楽しむためには、中庸がいいだと思うの。

大丈夫、赤ちゃんは育つから。
大丈夫、赤ちゃんは生きる力があるから。
大丈夫、赤ちゃんは自分が快適なこと、っていうのを分かっているから。


私が外来フォローさせてもらっている子でも、最初はとにかく不安で不安で退院してから毎日毎日電話をしてきているママも沢山います。
不安を受け止めてあげて、大丈夫だよ、って伝えてあげて。
注意しなくちゃいけないポイントだけはきっちり覚えてもらって。後は大丈夫だから、と繰り返す。

これを続けていると、ママたちも変わってくれたりします。
先生に会うと/電話すると、安心するんですよね、っていうママけっこういます。
私ですらそうなんだから、上の先生たちだったらもっとなんだろうと思います。
こんな私の外来だけど、外しては行けないポイントだけは気にしながら、でも他は寛容に許容しながら子育てを楽しんでいるママを見ると嬉しくなります。


そして、思うんです。
人生も同じなんだろうな。
あんまりかっちりきっちり思い詰めなくても、中庸に生きていれば上手く行くんだろうな。

Mar 1, 2013

PAPVR

PAPVR=部分肺静脈還流異常症

肺で酸素をたっぷりもらった血液が心臓に帰って来て、全身に送り出される、というのが普通。
肺静脈還流異常とは、せっかく酸素をもらった血液が正しい場所に帰らないという状態です。

「総」肺静脈還流異常症は血液全部が違う場所に帰るため、全身がとっても酸欠になります。
「部分」肺静脈還流異常症は血液の一部が違う場所に帰るのですが、帰る場所次第ではあるのだけど、心臓は頑張らないといけないけど酸欠にはならないこともあります。


今日、PAPVRの子が入院になりました。
呼吸状態は悪かったけど、心臓の状態としては落ち着いている子でした。

そして。今日の私にとっての大ニュース。
具合が悪くて運び込まれた時、最初に心エコーを当てた先輩は気付いていなかったんです。
(まぁ、最初は 大きな異常がないかどうかのスクリーニングしか当ててないからそうなんだけどね)
その後、私がエコーを当てたら、気付いたんです。
変な血管がある!!ってなって、先輩たちにも一緒に診てもらいました。
最終診断としては確定できなかったんだけど、変!PAPVRかも!でもとりあえずは急ぎじゃない!までは分かったんです。

嬉しかった。
1年間、赤ちゃんたちの心エコーを沢山沢山当てさせてもらってきた成果かな。
最小限の判断は出来た。そのことが嬉しかった。

大丈夫。私のレベルでは確定診断は着かないけど、でも、正常なのか否かとか、緊急性があるかどうか、くらいならなんとかなるかも。
そう思えたのはやっぱり1年間の成果なんだろうな。

Feb 25, 2013

18 trisomy

人は染色体を46本持っています。(常染色体22種類×2本ずつ+性染色体2本)
常染色体は大きさ順に1から22番まで順番に番号がついています。

その中の18番染色体が3本ある状態が18 trisomyです。
いろんな合併症があることが知られていて、特に心合併症の重症度によってかなり予後が変わって来ますが、いずれにせよとても長生きをするということは難しい疾患です。

分かっているんです。
今年1年、NICUにいる間に7人の18 trisomyのお子さんを診たもの。
いろんな子がいました。

それでも、亡くなってしまうお子さんをみているのは辛い。
今日の子は、お母さんを待ってたんだと思うんです。
お母さんが会いに来てくれるのを待ってたんだと思うんです。
そして、もしかしたら先輩が、辛くないようにって一緒に天国に連れて行ってくれたのかもしれない。

そんなことを思いながら。
ご冥福を祈りながら。

Feb 18, 2013

PVL

PVL=脳室周囲白質軟化症

特に30週前後の赤ちゃんで、脳循環が一時的に悪くなるような病態があった子に起こりやすいんです。
脳が虚血になって、血管が一番疎な部分がダメージを受けてしまって起こる病態です。
軽症であれば、ちょっとぶきっちょさんだったり、ちょっと足の緊張が強くなったりくらいなのですが、重症であれば動けなかったり歩けなかったりすることもあります。

今までずっと順調にきてた子の退院前MRIを撮影したら、写りました。
ものすごーくショックでショックで。
しばらく立ち直れませんでした。

なんで?どうして?
生まれてからはとっても順調だったから、お腹の中の環境の可能性もあるとは思います。
でも、とってもショック。

そして、私がエコーで見逃していたということもショック。
というよりも、前回のエコーでは無かったのです。
元気な子だから、何もない子だから、とエコーの間隔が空いていたことで気付けなかったのだろうと思います。

とっても反省しました。
気付いても何も出来ないのはそうなんですが、気付いていてあげたかった。
NICU生活残り1ヶ月を前に、とっても凹みました。

Feb 16, 2013

信州フォーラム

新生児呼吸療法モニタリングフォーラム、通称、信州フォーラムに行かせてもらって来ました。
長野県の大町で開催されるフォーラム。

今、うちの病院でやっていないような新しい治療方針から、看護師さんの発表まで。
様々な話題を聞くことができ、面白すぎてあっという間に過ぎました。
読みたい論文や文献も沢山できたし、フォーラムに行かせてくれた上の先生や看護師さんたちにフィードバックしたいようなことも多々。

こうやって、新しいことを次々取り入れて行かないと、古い治療のままになってしまうから。勉強会で聞いて来て、文献で確認・納得して、取り入れられる部分は取り入れる為。

今回私が一番興味を持ったのは、加温加湿の話でした。
医療ガスは基本的には湿度0%の状態で供給されるので、それに加湿をしてから患者さんに投与することになります。
ところが、新生児だと流量は少ないし、保育器に入ってるし、温度や湿度の変化に弱いし、成人と比べると沢山の工夫が必要になります。
うちの病院でもいろんな工夫はしていますが、さらにしっかり考えて行っていかなくてはいけないんだな、と実感。
しっかり勉強し直そうって思ったテーマでした。

Feb 2, 2013

若さ

本人が「若くない」って思ったらもう若くないという話は聞くものの。
当直が続いていて、辛いなぁって思う時はやっぱり「若くないのかな」って思ってしまう。

そう、先週末(26-27日)と今週末(2-3日)は当直なのです。
当直といっても、病院や科によって仕組みは全然違うのですが、当院当科では土曜日当直になると土曜日の朝から日曜日の仕事終わるまでが仕事になります。
つまりは、週末が丸つぶれ。

つぶれるだけならまぁよいのですが、私みたいに良く寝る人にとっては、ゆっくり寝られる日がないままに翌週に突入というのはちびっと辛いのです。
そして、それが連続してくると疲れてくる。

上の先生たちはもっと頑張ってるのに。って思うと疲れてる自分が心苦しい。
でも 、眠い。そんなジレンマ。

あと何日働くとお休み♪
そんなカウントダウンをしながら、今週も当直を頑張ります。