Jun 29, 2010
省みる
心がけていること
* 本人の気持ちを大切にすること
* 本人(や家族)の心の中の小さなひっかかりを拾い上げること
その為に普段していること
* まずは話を聞く
- open ended questionで。
yes/noで答えられるものではなくて、好きに答えられる形式で。本人の言葉は微妙なニュアンスが含まれるから大切。
* 説明をする
- 説得ではなく。たまに「誘導」はするけど(笑) 嘘は絶対絶対ダメ。
本人の理解度に合わせた説明方法・度合いにして
全部いっぺんにバーっと説明せず、少しずつ止めて、本人の理解度・疑問を確認しながら。
自分の意見を入れて説明してしまうと、そっちに嫌でもなびいてしまうから、入れない。(でも、誘導したい時はあえて入れて。以前の日記参照。笑)
ポジティブに。(「○○しないと元気になれませんよ」ではなくて、「○○した方が元気になれますよ」)
* また話を聞く
- 時間を開けて何回も。
最初にみんなで話してたりすると、自分の中の小さい気持ち・疑問を言えない(本人の意識にすらのぼらない)人が多いから。
家族・患者さんの両方と沢山話をして、小さい気持ち・疑問を日々聞いていく。
- "no" を言いやすいように
文句でも不安なことでもなんでも言えるように。「お前の採血は痛い!出直してこい!」くらいのこと言って良いですからね、などと言いながら。
"yes"と答えることで"no"という意味になるように聞いてあげた方が答えやすいと思う。否定の言葉は言いにくいから。 「○○いいですよね」ではなくて、「○○、ホントは嫌です?」とか。
あとなんだろう??
知識とか技術が不足している分は、話を聞くことで補っている私だけど。
コミュニケーション、上手くなりたいなぁ。
本人の気持ちは大切だと思うんですよね。
治療頑張ろう、って本人が心からちゃんと思うことが、一番の薬。
May 30, 2010
後日談
患者として行くの、初めてです。
だって、熱下がらないし、気持ち悪いし、どうしようもないし。
友人Iくんに、"普通の患者さんが病院にかかる基準ってどこ?"って聞いたら、かかっていいと思う、って言われたし。
さすがに血培は取られませんでしたが、点滴をされて来ました。
その後、大丈夫そう?って確認されて、全力で、"少しマシになりました"と主張して帰宅(笑)
Iくんからその後電話がかかってきて、"入院になった?"って。
私のことを心配してくれてるのかと思いきや、"今入院になったら、俺の担当患者になるから"って。
おい!
私本人の心配をしてくれ。
あ、でも本日は少しは楽です。
点滴ってすばらしい。
でも、もう患者さんはやりたくない。。。
May 29, 2010
患者さんの気持ち
夜中から悪心・嘔吐が止まらなかった。
明け方にはshiveringが止まらなくなった。
(熱が出る前兆の震え。悪寒。)
その時点では体温37度5分。
その後、もう気持ち悪いのとだるいのと、どうにもならず、一日寝てました。
そして、今。
少しだけ動けるようになって、POCARIとリンゴを食べて熱を測ったら38度2分。
そして、少し楽になった時点でこれだから、もしやお昼ぐらいは39度近かったのか?!などと思っております。
患者さんだったら、完全に血培ですね。。
血液内科だったら、完全に抗菌薬投与ですね。
よっぽど疲れているらしい。
Apr 6, 2010
違和感
先生となるのは、5・6年目の先生&2年目の先生。
1年目が5・6年目の先生の腕を借りて練習。
学生は2年目の先生に教わりながら腕を借りて練習。
その後、私も学生さんにルートを確保されました。
個人的には、先生方に"上手だねぇ、センスあるよ"と褒められてなんだか嬉しかったです(笑)
そういえば、看護師さんに採血に付き添っていただいた(まだ免許が届かないので、一人で行ってはダメなのです)際にも、"先生、今はまだ慣れてないだろうけど、多分上手になると思うよ。センスある。"って言われたんです♪
まぁ、それはおいておくとして。
今日、私が感じた違和感はその後です。
今日の勤務を終えて(ちなみに、今日は早くて9時頃♪)、研修医ロッカーに戻った際に廊下で1年目4人で鉢合わせたんです。私以外は他大学出身者。
で、その採血跡何?って話になった訳です。
今日、学生さんも交えて、ルートの練習をさせてもらったの、という説明をしたところ。
"なんで患者さんで練習しないの?"という発言が。
3人とも、そうだよね!と盛り上がってましたが、私はそれにものすごく違和感なんです。
患者さんで練習、っておかしくないですか?
練習した上で患者さんでは(確実に)成功させるつもりでやらないとダメですよね?
お互いに練習して、上手になっておかないと、または、手順を確実にしておかないと、ダメですよね?
私は学生の時に、当時ついていた研修医の先生に教えてもらいながら、先生の腕を借りて練習をしました。その上で、患者さんにやらせてもらったことも何回もあります。
だから、私は今度逆に、学生さんに腕を貸すことに抵抗は全くありません。1年目の同僚であっても同じです。
私で散々練習をして、失敗をして。その後で患者さんできちんと取れるなら、それがいいと思うんです。
だから、喜んで腕を差し出します。
これって、おかしいのかな?
他の医大では違うのかな?
私の感覚、間違ってないと思うんだけど。。。
ちなみに、自分が患者さんとして採血や献血の際には刺されるところを全く見られない私ですが、病棟での採血・ルートの練習の際には平気みたいです。
学生のころも、そういえば腕を貸す際には大丈夫だったのに、自分の検査で同級生に取られた際はダメでした。
人間って不思議ですね。
Mar 19, 2010
ゲージ
一般的に採血だけ、一般点滴だけ、なら23Gとか。
小児では26Gとかの細い針を使用します。(数字は少ないほど太い)
インスリン自己注射では31Gとか、36Gとかさらに細いです。
輸血をするなら20G以下が推奨され、特にオペなどでは18Gが使用されます。
で。
輸血で太い針を使うなら(赤血球が壊れないように)、血を採る献血も針はもしや18G?!と思って聞いてみましたところ。
なんとなんと、本日私が行った成分献血で使用されているのは恐怖の17Gとのこと。
実は自分に針が刺されるのを見れない私は、そんな太いものが使われているのだと知らなくて、本日初めて聞いて、卒倒するかと思いました(笑)
だから痛いのねー、、
納得です。
患者さんの血管確保の際の痛みを納得(?)したはやたまでした。
あ、でも血管探されるよりは痛くないですね、きっと。
Jan 18, 2010
腹部膨隆
つまりは。
お腹に変な盛り上がりもないし、変な凹みもありません。
硬くもなってません(炎症、その他で硬くなる)。
ということ。
まぁ、いいですよね?
ところがね。
この、"腹部平坦"が曲者。
じゃあ、ぽちゃぽちゃのメタボな人は腹部は平坦なのか?!という問題。
どこまでは腹部平坦で、どこからは腹部膨満(膨隆)なのか?
"腹部膨満"、というと、どうしても腹水なり、腫瘤なりを想像してしまうから、書きにくいのです。
でも、"平坦"というには膨らんでいるお腹。
今日、問題集を解いていたら、素敵な1文を見つけました。
"腹部は平坦・軟だが、肥満による膨隆を認める"
これ、(正常な?)メタボな人のお腹を表すのにぴったりな表現じゃないですか??
この文を見て、笑いが止まらなくなってしまいました(笑)
Oct 13, 2009
内科
うちは、6週間にわたり、週に2、3科目ずつです。
今日は内科でした。
む、難しかった(泣)
"あー、何だっけ??"以前に、知らない単語もあったんです。。
全然出来なかったよ。。どうしよう。。
卒試はともかく、国試は通らないと!!
Iくんの話によると、落ちると教授との面談試問らしいです。
内科、だから、循環器やら腎臓やら消化器科やら。
沢山の教授対自分一人な訳で。
やばいです。
落ちたらそんな恐ろしいことになるなんて;;
受かってることを切に願います>_<
最近ようやく勉強にむかえるだけの回復をしてきています。
長かった。。。けど、ようやく、勉強を出来る気持ちになりました^-^
かつ、今日返ってきた模試の結果がIくんよりも1点低かった><
(どっちも、偏差値50行かないような、どんぐりの背比べ。笑)
Iくん、勉強をやりさえすれば、私なんかよりも優秀なのだが、
いかんせん、飄々としていて、なんか負けるのはしゃく。
ここから頑張ります!
Apr 21, 2009
4th week in Neurology @ BIDMC admittion note
本日の新患さんは、morbit obesityな患者さん。
私にとっては、普段(アメリカ人にとってはobeseでもなんでもない患者さん)でも歩行試験を一人でやる勇気が無い(倒れても支えられない!!)ような患者さんばっかりのなか、morbitが付くような肥満の患者さんというのは、さらにすごいです>_<
筋トーヌス見るのとか、腱反射とか、ホント重くて一苦労。。
せっかく1ヶ月神経内科を回ったので、神経所見についてでも。 と思ったのですが、その前に、まずは私のadmittion noteでも。まだまだ未熟なので、突っ込みどころ満載だとは思いますが。
アメリカのカルテの雰囲気は伝わりますかね?略称だらけで、ホント最初は意味不明でした。
カルテは個人情報だから、本物は当然書けないので、ここに書くとなると自分で作らなくてはいけなくて、現病歴まで全て作るの大変だから現病歴は飛ばします(笑)
本物のadmittion note, progress note見たい、という稀有な方がいれば、連絡下さい。紙カルテバージョンも、電子カルテバージョンも持ってます。
MS admittion note Mari Hayata
CC: Lt arm weakness and pain
HPI: The pt is a ××yo right handed Asian woman, who had ...以下省略。
ROS:
Waterly diarrhea: nl color, after every meal since gastric bypass
Fever: around 100F since 4/15(Wed), afebrile today
Lost 25lbs since operation.
Denies HA, visual problem, runny nose, sore throat, change in taste, neck pain or stiffness, chest pain, palpitation, SOB, cough, abdominal pain,change in urination (frequency or amount), pain in armpit, joint pain or swelling.
PMH:
1. Severe morbid obesity (class 3 BMI=42)
2. Diabetes mellitus (HbA1c of 7.3 on greater than 100 units of insulin/day)
3. Obstructive sleep apnea requiring CPAP
4. HTN
5. GERD
6. acanthosis nigricans
7. polycystic ovarian syndrome
8. amenorrhea
9. s/p laparoscopic cholecystectomy(2003), requiring subsequent ERCP and sphincterotomy
Meds: (私が薬苦手&アメリカで薬の名前が分からない、ということで何の為とか、何か、ということも記載しるだけです>_<)
for Lt arm pain
Oxycodone-Acetaminophen 5-10ml PO Q3H (NSAIDs)
Gabapentin 250mg PO tid (Anti-convulsants)
Ranitidine 150mg PO bid (H2 blocker)
Pantoprazole 40mg IV Q24H (PPI)
Losartan Potassium 150mg PO daily (ARB)
Simvastatin 40mg PO daily (HMG-CoA reductase inhibitor)
Insulin SC
Lorazepam 0.5mg PO Q4H (Benzodiazepine)
Duloxetine 20mg PO bid (SNRI anti depressant)
Multivitamins 1tab PO Q4H
All:
NKFDA
SHx:
No tabacco, EtOH or drug.
Lives at home with her two children (age 4 and 1). Housewife.
FHx:
DM in father (onset of 50yo) and grandfather.
Colon cancer in maternal grandmother.
No HTN or CAD.
Exam:
T 97.0, BP 144/94, HR 98, RR 18, O2sat 97%(RA)
Gen: Lying in bed, NAD, morbid obesity (102.7kg)
Skin: acanthosis of both axilla
HEENT: NC/AT, conjunctivae pink, sclerae non icteric, MMM
Neck: no tenderness to palpation, nl ROM, supple, no carotid or vertebral ruit, not able to palpate thyroid
CV: RRR, nl S1S2, no S3S4, no m/g/r
Lung: CTAB
Abd: open sergical scars in periumbilical region, +BS, soft, nontender, distended, no bruits, not able to check hepatosplenomegaly
Ext: nl turgor, no c/c/e, good peripheralpulses at radial and dorsalis pedis
Neurologic examination:
MS:(主訴によりけりで、MSはどれだけでも細かくとります。かつ、日本と違う点が多々あり、一番最初に戸惑った診察項目の1つ)
Gen: awake but lethargic and would intermittently fall asleep, snoring while asleep, nl affect
Orientation: oriented to person, place, date, and situation
Attention: +MOYbw. Follows simple/complex commands.
Speech/Lang: fluent w/o paraphasic errors; conprehension, repetition, naming and reading intact
Memory: registers 3/3 and recalls 3/3 at 5 min
Calculations: 7quarters=$1.75
L/R confusion: touches Lt ear with Rt hand
CN:
I: not tested
II, III: VFF to confrontation, PERRL 4mm to 2mm
III, IV, VI: EOMI, no ptosis. No nystagmus
V: sensation intact V1-V3 to LT and pinprick
VII: facial strength intact/symmetrical
VIII: hears finger rub b/l
IX,X: palate elevates symmetrically, uvula midline
XI: SCM/trapezeii 5/5 b/l
XII: tongue protrudes midline, no dysarthria
Motor: nl bulk and tone; no tremor, asterixis or myoclonus. Lt pronator drift.
Delt Bi Tri WE FE Grip IO IP Quad Hamst DF EHL PF
C5 C6 C7 C6 C7 C8/T1 T1 L2 L3 L4-S1 L4 L5 S1/S2
L 5- 3 4 4+ 4+ 5- 4 5 5 5 5 5 5
R 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5
Other muscles in LUE were
Supraspinatus 5-, infraspinatus 4+, brachioradialis 2, opponent pollicis 4, abductor pollicis brevis 3+
Strength in RUE were 5 throughout.
Reflex: no clonus
Bi Tri Bra Pat An Plantar
C5 C7 C6 L4 S1 CST
L 0 tr 2 0 0 mute
R 2 2 2 0 0 mute
Sensation: Decreased to LT, pinprick and temp on Lt in roughly C6-C7 region. Vibration and proprioception intact.
Hypersthenia and allodynia in forarm and dorsum of hands, with tenderness of ulnar nerve around elbow.
Coordination: finger-nose-finger skillful w/o dysmetria or discomposition on Rt (not able to exam Lt due to her weakness), heel-to-shin skillful, RAMs nl.
Gait: no initiation hesitation, narrowbased, steady
Romberg: not tested
Labs:(4/20)
8.2 \ 11.1/ 407
33.3 MCV=87
Diff: Neurs 79.3, Lymphs 14.9, Monos 5.1, Eos 0.5, Baso 0.2
138 103 6 /
----------- 128
3.5 26 0.5 AnGap=13, Ca 8.8, P 3.5, Mg 1.9
UA(4/19): RBC 10, WBC 4, Bac few, Ketone 10, Urobiln 4
Stool(4/20): negative for C.difficile toxin A&B
Pre albumin :PND
Blood, stool, urine, swab culture: PND
(A/P)
ここからが一番大事な部分。
アメリカではS/Oまではとれて当たり前なので、A/Pが出来ないと出来たことになりません。
residentにも、presentationをする時にA/Pがattendingをimpressする部分なんだから、ここを頑張れ!と言われます。
でも、私にはまだまだ難しくて、私の鑑別疾患・A/Pは「正しいけど、後1歩。だから?その先は?」と突っ込まれます>_<
The pt is a ××yo F with DM,obesity, HTN, …以下略。患者さんを1文で要約します。
On exam, muscle strength was 4 throughout, in Lt, especially weak for 3 in Bi. Her sensation to Lt, pinprick, and temp was decreased toughly in C6-C7 region.
DDx:
- brachial plexoplathy
She has both motor and sensory deficits in broad root levels w/ hypersthenia and allodynia, which strongly suggest peripheral neuropathy, especially plexopathy.
Her motor weakness is form C6-C(, especially in Bi(C6) and BR(C7), which corresponds with her sensory deficit roughly in C6-C7.
- 次の鑑別疾患。以下略。
Further plan:
- EMG: next week to assess the nerve injury
- Pain control (as Gabapentin increased)
以下、この意味不明な略語の嵐のカルテの解説&神経学的所見の取り方の説明をざっと書いてみました^-^
一般身体所見
VS; T BP HR RR O2Sat %(RA)
バイタルは体温をFで書くこと以外は日本と同じです。
体温、血圧、脈、呼吸数、酸素飽和度。RA=room air
ただし、ここ24時間の上下の範囲も合わせて書きます。
Gen; lying in bed, NAD
ベッドに寝ていて、in no acute distressつまり、見て明らかに危機に瀕している訳ではない、ということ。その他、well nurished, appears in his stated age、などの記述も。
HEENT; NC/AT, conjunctivae pink, sclerae non icteric, MMM
HEENT=head, eyes, ears, nose, throat
頭の診察ということです。まぁ、神経だと眼の動きとかは神経所見に入るということもあり、ここは非常にテキトウです。
NC/AT= normocephalic, atraumatic=頭の大きさ正常、外傷なし
conjunctivae pink, sclerae non icteric=眼瞼結膜貧血なし(ごめん、これ絶対日本語おかしいけど、日本のカルテでなんて書いてるか忘れちゃった。。。)、眼球結膜黄染なし(=黄疸もひどいと白目が黄色くなる!)
MMM=moist mucous membranes=口腔粘膜湿潤。正常
Neck; no tenderness to palpation, nl.ROM, supple, no carotid or vertebral bruit, no thyroid mass
no tenderness to palpation=脈を取って痛くないnl. ROM= normal range of motion=頸の可動域正常
supple=頚部柔軟=コウ部硬直(nuchal rigidity)なしってこと。大事。
no carotid or vertebral bruit=頚部血管雑音なし(動脈硬化などで狭くなったりすると音がする)
no thyroid mass=甲状腺肥大(腫大?)なし
CV; RRR, nl.S1S2, no S3S4, no m/g/r
CV=cardiovascular循環系
RRR=regular rate and rhythm=不整脈なし
nl.S1S2, no S3S4=日本語で書けばS1→S2→S3(-)S4(-)といったところ。つまり、1音2音の亢進・現弱なく正常に聞こえ、3音4音という過剰心音がない、ということ。
no m/g/r= no murmurs, gallops or rubs=そのまま。心雑音なし。
Lung; CTAB, no rales
ごめんなさい。本当は、clear to OPPAと、ちゃんと視診、触診、打診、聴診するんですけども、現実にはCTABと書くことが多いです。CTAB=cleat to auscultation bilaterally、no rale、つまり、呼吸音清、雑音なし、と。
Abd; soft, NT/ND, nl BS, no bruit, no masses, no organomegaly, no ascites
など、必要に応じて足したり引いたり。
Abd=abdominal 腹部。NT/ND=nontender, nondistended
つまり、腹部;軟、平坦、圧痛なし、腸音正常、血管雑音なし、腹部腫瘤なし、肝脾腫なし(正確には、no hepatosplenomegaly)、腹水なし。
Ext; nl turgor, no c/c/e, full ROM, good peripheral pulses atradial anddorsalis pedis
など。こちらも必要に応じて足しますが。
Ext=extremeties 四肢。no c/c/e= no cyanosis, clubbing or edema
つまり、四肢;ツルゴール正常、チアノーゼ、ばち指、浮腫なし、関節可動域正常、足背動脈・トウ骨動脈で末梢血管触知良好
そして、Neuroの診察、神経内科の本命に入ります。
神経診察 パート1
まずは、MS(=mental status意識状態?)とCN(=cranial nerve脳神経)から。
Neurologic examination
MS:
Gen; alert awake, normal affect
Orientation; oriented to person, place, date, situation
Attention; +MOYbw, follows simple/complex commands.
Language; fluent w/o paraphasic errors; comprehensin, repetition, naming, reading and writing intact
Memory; registers 3/3 and recalls 3/3 in 5 min
Calculation; 7quaters=$1.75
L/R confusion; Touches Rt ear with Lt hand
その他もろもろ、必要に応じて本当に多数ございます。
Fで始まる単語と動物の名前を1分でいくつ言えるか。数字を覚えてもらう、図形を描いてもらう、時計を描いてもらう、その他もろもろ。
人によっては、むーっとする人もいるので、"I know you can do it, /I know you know, but ~"とか、言いながらやっていきます。えー、無理、とか言われたら"Give it a try!"とか言いながら。
これ、実は英語でしかやったことないから、日本語でカルテにどう書くのか分からない>_<ごめんなさい。でも一応解説を書いてみますと。
General; 意識清明、覚醒状態、normal affectは日本語で何??
人によっては、sleeping, arousable by loud voice, lethargicなど。どうしたらこちらとの疎通を図れるかを書いたり。
見当識;人、場所、日付、状況に見当識あり
日本語と同じ。ここどこか分かりますか?とかのです。
"Do you know where we are? What's the day today? Do you know who I am?"など。
注意力?;正常注意力??単純/複雑な指示が入る。
+MOYbw(=months of year backwords)つまり、月をDecemberから順番に逆に言えるかどうかといこと。その前に、Januaryから順に言わせますけどね。
"Can you say the months of the year? Can you say it backwords?"
また、曜日でやることもしばしば。日本ではどうしてるんだろう?曜日だけでしょうか?
言語;文法の間違いなしに流暢にしゃべる;言語理解、復唱、物品呼称、読み書き正常
まずは、しゃべれるか。さらに、"No ifs, ands, or buts"や"If she comes, I will go"など、決まった文章を復唱してもらいます。"Can you say ~~?"
物品呼称は、持っている物または、絵を見て「これ何か分かりますか?」と聞きます。"Do you know what thisis called?"
読み書きは、本当に読み書きをしてもらいます。読むための文章は絵と同様、持ち歩いてます。
記憶;3/3を記憶し、5分後に3/3を思い出す。
orientationをやった直後くらいに、物を3つ言って、その場で言って覚えてもらい、「今からいろいろしますけど、覚えておいてくださいね」と言って、5分後に言えるかを試す。
日本語で言うところの長谷川式の「桜、猫、電車」と同じですが、こちらでは、眼に見えないものを1つ入れるのがお約束。私はいつも"apple, newspaper, honesty"を使ってます。"Can you repeat apple, newspaper, honesty? I'm gonna do a lot of other exams, but please remember those 3 words."
計算;可能?
quaterとは、25セントの硬貨のこと。計算してもらいます。
ただし、普通の計算15+38=53などの計算でもいいのだと思う。多分。
左右の認識;正常??
右の耳を左の手で触ってください、と言葉だけで指示。
理解を試せるとともに、左右が分かっているか、ということを確認。
neglect(半空間無視)など、より重大なことのスクリーニングにも。
日本語でどうやっているのか分かりませんが、多分こんなに丁寧にやらない気がします。
でも、こちらの神経内科ではスクリーニングとして、必ずMSの(ほぼ)全てを初診時に他の所見同様に行います。
来て最初に戸惑ったことの1つ。
CN;
I: not tested
II,III: VFF to confrontation, PERRL 4mm to 2mm, fundi normal
III,IV,VI: EOMI, no ptosis, no nystagmus
V: sensation intact V1-V3 to LT
VII: facial strength intact/ symmetrical
VIII: hears finger rub binlaterally
IX,X: palate elevates symmetrically, uvula midline
XI: SCM/trapezeii 5/5 bilaterally
XII: tongue protrudes midline, no dysarthria
脳神経系のテスト。これは日本とまぁ同じでしょう。多分。
I:未検
嗅神経は日本でもアメリカでも、検査しないことがほとんど。
II,III: 視野欠損なし、瞳孔4/4、対向反射+/+、眼底正常
VFF to confrontation= vidual field full to confrontation 対面式でやって、視野欠損なし、ということ。 OSCEなどでは、4半に割って、それぞれで指が見えればOKとしていますが、実際には見える視野の外側から指やペンなどを入れてきて、見え始めるところを教えてもらいます。
"Please cover your Lt eye with your hand. Keep looking my nose. Tell me when you see my finger."
PERRL 4mm to 2mm=pupils equal and round, reactive to lightということ。つまり、瞳孔正円等大 4mm/4mm、対向反射あり/あり、ということ。
"Look in my nose, I'm sorry, this will be a little bright test"
fundi normal=眼底正常。そう、こちらの学生や神経内科医は常々眼底鏡・耳鏡を持ってます。私は持っていないので、廊下にある電源さして使う大きなセットを借りてきます(笑)
III,IV,VI: 眼球運動正常、眼瞼下垂なし、眼振なし
EOMI=extraocular movements intact 外眼筋が全て正常に動くということ。眼だけでペン先を追ってもらう例の検査。
" Please follow this pen with your eyes."
V: V1-V3の領域で触覚正常
おでこ(V1)、ほっぺた(V2)、あご(V3)の左右を軽く触れて、違いがあるかを確認。LT= light touch
"Can you feel me touching? Any difference between Lt and Rt?"
VII:顔面筋の筋力正常、顔面左右対称
まず、笑顔を作ってもらい、さらに、眼輪筋・口輪筋の強さを確認。おでこのしわ寄せをしないこと以外は日本と同じ。時々、眉毛を上げてもらったりもしますが。
"Give me a big smile. Close your eyes as tight as you can. Don't let me open them. Close your mouth. Same thing."
VIII:ゆびこすり試験で左右差なく聞こえる
耳の横で指をこすって、聞こえるかどうかをテスト。日本と同じです。スクリーニングであれ?ということになれば、または、聴力低下が考えられる疾患の場合は、リンネやウェーバーをします。ちなみに、振動覚よりも高い音の音さを用います。
"Can you hear this? Any difference between Lt and Rt?"
IX,X: 口蓋挙上左右差なし、口蓋垂正中
口あけてもらって、あーーー、と言ってもらうやつです。日本と同じ。
"Please open your mouth. Say aaaaaa."
XI:胸鎖乳突筋5/5、三角筋5/5
検査方法も、見るものも、全く同じ。
"Turn your head to right. Keep it there, don't let me push."
"Shrug your shoulder, keep it up, don't let me push."
XII:舌突出正中、構音障害なし
これも日本と同じ。舌を出してもらい、動かしてもらいます。
"Stick out your tongue. Move Lt to Rt."
とまぁ、要するに、大きく違って戸惑ったのはやっぱり意識状態のところですね。脳神経は日本とほぼ同じです。
次回はMotorとSensory、coordinationを書いてみます。
英語でなんと指示を出すかも書いてみたので、アメリカに留学予定がある方は参考にしてみてください。もしかしたら、間違ってるかもしれないけど、今のところ、これで通じなかったことはないから、なんとかなると思う。
日本語よりも、さっくさくと進みます。
神経診察パート2
Motor; nl bulk and tone; no tremor, asterixis or myoclonus; no pronator drift
Delt Bi Tri WE FE Grip IO IP Quad Hamst DF EHL PF
C5 C6 C7 C6 C7 C8/T1 T1 L2 L3 L4-S1 L4 L5 S1/S2
L 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5
R 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5
まずは、筋萎縮がないかどうかを確認。
次に、tone、関節が硬くないかを確認。"Let your hand go floppy, nice and loose. Just let me move."などと声かけをし、力を抜いてもらうことがポイント。膝の場合は、いきなり膝を引き上げることで確認。足首は膝下を揺らすことで確認、などちょこっと違う点もありましたが、基本は同じです。
Pronator driftとは、いわゆるBarre徴候のこと。手のひらを上にして手を前に出してもらい、眼を閉じてその位置をキープ。"Stick out your arm. Like you are holding a tray. Close your eyes, keep them there."同時に、tremorつまり振戦がないことも確認。最後に、ちょんちょん、と押してみて、それでもちゃんと動かないことを確認。(小脳症状がある人だと、下まで下がって大きな触れ幅で戻ってきて、ということになることも。)
そのまま、腕を羽ばたき振戦のポーズ(?)にしてもらい、同様に確認。"Do like this, like you are stopping traffic."羽ばたき振戦がないことを確認。(羽ばたき振戦=asterixis)
徒手筋力テストですが。同じです。0から5までで評価。行う筋肉も同じです。ただし。以前書いたように、筋力テストの際に、どこをどう押すか、ということは細かく決まっています。
例えば。手首の伸展の場合は手首のすぐ近位を固定し、手首のすぐ遠位を指4本で押します。指の伸展の場合は、手掌を固定し、指の付け根の関節のすぐ遠位を指2本で押します。とか。ちなみに、記載方法は日本と異なり、上記のような感じです。
ルーチンではやりませんが、頸の屈曲・伸展もやります。人の中で一番強い筋肉だから、ここがやられてたら何かおかしい。
お気に入りのせりふは"Pull up your arms like a chicken wing, don't let me push."(三角筋の検査にて)。最初に先生が言っているのを聞いて以来、ずっと愛用中のせりふです♪♪
その他便利なフレーズは"push away"(上腕三等筋), "pull"(上腕二頭筋), "make a fist, keep it up."(手首伸展), "straight your fingers, don't let me push down."(指伸展), "curl your fingers, pull."(指屈曲),"lift your leg up, up up up, don't let me push.", "bend your knees, pull.", "kick up", "bend your ankles toward you.", "push down on my hands"など。
Reflex: No clonus
Bi Tri Bra Pat An Plantar
C5 C7 C6 L4 S1 CST
L 2 2 2 2 2 Flexor
R 2 2 2 2 2 Flexor
反射です。ありがたいことに反射に関しては、腕を上手く支えるとか、日本でOSCEの前に細かく教えてもらったので、全く苦労しませんでした。上手ね、といわれたほど。
日本語違う点はPlantar反射。日本語で言えばBabinski反射のこと。こちらでは、鍵をあんまり使いません。ものすごい鈍なものでこすってます。ちゃんと陽性に出るのかね??
こちらも、このように書きます。反射人形?みたいな人型に書くことをあまりしません。
Sensation; intact to LT, pinprick, vibration and proprioception throughout. No extinction to DSS.
こちらが、先週のブログに書いた、人の絵を使って感動されたという、感覚です。
基本的にやり方は同じ。
LT=light touchでは、触っているかが分かるかどうか。pinprickでは針をプチプチしていきますし、振動覚も音さを使って(リンネ、ウェーバーより低い音の音さ)やります。固有感覚も、指を上に曲げたり下に曲げたりして確認。温度覚は音さを当てて冷たいかどうかで確認。左右やるごとにちゃんと逆側を当てます。(以前のブログに書いたように、Bostonが寒くて、ここに来てから私の手が暖かかったことが無いくらい冷えているので、私の手で温度覚をやったことも1度あります。笑)
日本と全く同じです。ただ、異常が出た場合に説明しづらいというだけ(笑)
"Can you feel this?"とまず顔で確認。CNで正常なことが確認されているはずだから。"How's this?"と聞いていく。弱い、感じない、といわれたら、どこから感じてどこで正常と同じくらいになるのかを確認。
"Tell me when you start feeling." "Tell me when you fell normal."
神経診察 パート3
協調運動;指鼻指試験、かかとすね試験、が正常ということ。
RAM=rapid alternation movementsつまり、きらきら星(diadocokinesis)や、指のtapping、などが上手にちゃんとできるということ。
Gait; walking/tandem gait/ tip toes/ heels: possible. No initiation failure, narrow based, steady, nl arm swing
Romberg; negative
歩行に関しては、歩き出しの一歩が出るか、脚を広げてあるいていないか、手をしっかり振れているか、などを見ます。また、かかととつま先をつけて1本の線の上を歩くみたいに歩けるか、つま先立ちできるか、かかとで立つことができるか、などを見ます。
Rombergテストは日本と全く同じ!
とまぁ、最後になるにつれてテキトウに書いているきがしなくもないですが。以上が神経診察in Englishでした。
けっこう長い気がしますが、これ全部やっても意外と時間はかかりません。慣れもあると思いますけど。
Physical だけでだいたい30分ちょっとくらいかしら。Historyが神経内科の場合は何言ってるか分からない患者さんが多いので時間かかりますけども。
The内科を、必修の学生と同じように回れて、毎日のように新患をとったり、fullの診察をしていて、かなり慣れたと思います^-^
Dec 25, 2008
輸液
今日は、点滴に興味を持ちました☆
興味を持った時間が遅すぎて、本を見るところまでは無理でしたが(笑)
先生に簡単な入門書みたいのを教えてもらい、今日は軽く解説してもらいました。
面白い(^-^)♪
点滴は水に薬が混ぜてあるだけ、なんて思ったら大間違いです! !
基本的な輸液の製剤はたーーーーーくさんあるんですよ(>_<)
それを決めて、さらに、+α、必要な薬を入れます。
話を単純にするため、絶飲食中の方とします。
生きるのに必要なのは、水、糖、アミノ酸、電解質、ビタミン、微量元素です。
まぁ、ざっと2000mlの水と2000kcalのカロリーが必要とします。
1.濃いグルコース(ブドウ糖)の入ってる輸液(50%が一番濃い)の分量を選ぶことから始まるそうです。50%glucose溶液500mlで250mgのブドウ糖=1000kcalのカロリー。
つまり、50%glucoseが1000ml必要。
2.次に、アミノ酸の量を計算。というか、アミノ酸を含む製剤は簡単で、基本的には400ml入れればちょうどいいように出来てるみたい。まぁ、これで百いくらかkcalくらいあるみたいだけど。
アミパレンが400ml必要。
3.で、ここで合計水分量を計算。1400ml。つまり、水分量は残り600ml。
4.この600mlの水分に必要なその他のものを入れる必要がある訳で。
電解質で大事なのがNaとK。Naが一日で60-120mEqくらい。Kは20-40mEqくらい。
10%のNaCl製剤20mlで大体34mEqとか。KCl製剤1Aで20mEqくらい。
5.あとは、ビタミンはビタメジンとかを一日1A入れればOK。
微量元素は一週間に1回入れればOK。
と、これで決めたメインの点滴が決まります。不要な項目は飛ばしてOK.
糖尿病や腎臓疾患がある場合は、水や糖分を厳しく制限しなくてはいけないので、もっと話は複雑です。ざっとな計算じゃダメな場合も沢山ですから。
アミノ酸を入れた段階でカロリーがずれるから、その分、glucose減らしたりとか。
さらに、必要な薬(利尿剤だったり、胃の薬だったり、吐き気止めだったり、何でも。)を入れたり。
もしくは、側管から入れたり(生食100ml、または、Na freeにしたければglucose 100mlに溶かして。)
ここまでではない場合。(つまり、長期の絶飲食ではない場合など。)
水分量と電解質量で計算します。成人で必要量は一日だいたい2000mlとか。
電解質は上記の通り。
そうすると、メインは維持輸液のソリタ3号とかを4本くらいでOK。
Naが足りない、Kが足りない、などであれば、その製剤で調節。
あとは、嘔吐・下痢・ドレーンなどで細胞外液が失われている場合は、細胞外液のラクテックで補ったり。
また、急性期の場合では、尿が出るまでは最低でもKはいないようにするから、開始液のソリタ1号を使うとか。
いつも、どうやってたくさんある輸液の中から選んでいるのか疑問で仕方が無かったんですが、少し納得しました。
今度、先生が進めてくれた本を読んでみたいと思います♪♪
Oct 16, 2008
診療所実習
大きく分ければ、往診・外来・障害者デイケア見学です。
それぞれに衝撃的だった部分がありました。
<往診>
持っていくものたちが多いことにも驚いた。
さらに、患者さん本人+周りのこと全て、を考慮に入れた医療をしていたことがすごいと思った。
ちょうど、高齢者ケア外来というのをやっていて、在宅医療を支えている人がみんな一同に会した集まりで、ご家族・医者・看護師・ケアマネ・ショートステイ・デイケア、などなど、いろんな人で患者さん本人の様子などを報告し、今後について話していた。
頭で知ってはいたし、訪問看護や訪問投薬についていったこともある。
それでも、かなり驚いた。
<外来>
外来で一番驚いたのは、子供が泣かないこと。
小児科外来を主に見学させてもらって、本当に驚いた。
熱があって、辛くて、処置もしなくてはいけなくて。
そんな子供たちが泣かない。
大学の小児科とか、学外病院の小児科とか、下手をしたら白衣を見るだけで大泣きな子どもたちもたくさんいるし、外来でも泣いている子供をたくさん見た。
だけど、診療所に来ていた子どもたちは違った。
普段元気な時から先生に会っている(園医・校医など)、親兄弟がかかる時に一緒に来ている、長くずっとかかりつけの医者である。
だからかな。先生を見るとホッとしている子供、先生に助けてもらうんだ、と思っている子供。
全然医者に対しての恐怖心もない。
驚いた。
大学ではそうはいかないとは思うけど、
それでも、処置とかの嫌なことだけじゃなくて、他の時にも顔を見せたりすることで少しは違うんじゃないかな、って思った。
という訳で。
有意義な一週間でした。
(途中、火曜日水曜日に患者さん体験する羽目にもなったし。笑
点滴って当たり前だけど痛いのね。自分が刺させてもらう時は刺す方に必死だけど、点滴とか採血はやっぱり痛い。。)
May 14, 2008
診察の練習
まずは診察の練習は学生同士でやります。
男の子が患者さん役をしてくれます。
男の子はお医者さん役も患者さん役もやるけど、女の子はお医者さんだけ。
ちょっと申し訳ない気持ちになります。
診察の練習をするときには、お作法というか、言葉も身に付けるという目的なのか、必ず言う台詞があります。
私たちのなかでは、「お医者さんごっこ」だね、って言ってるんですけどね;;;
「本日診察を担当させていただきます、医者(医学生)の○○です。よろしくお願いします。」
「確認のため、お名前をフルネームでおっしゃっていただけますか?」
から始まります。
学生同士で練習する時も、「ちょっとお腹見せてー」とかではなくて、ここからやります。
その後に、
「本日はどうされましたか?」
「では診察をさせていただきますね。こちらを頭にして横になっていただけますか?」
などと続きます。
もちろん、自分が医者役をやっていない時に、別の友達が別の友達を診察しているのも見たりします。
今日は面白いから隣で見る時に
「医学生の○○です。今日は見学させて下さい。よろしくお願いします。」
って言ってみたんです。普段はただ見てるけど。
患者役の友達(すごく優しい人)が
「いいですよ。あー、医学生ですか。それは大変ですね。頑張ってください。」
って言ってくれて、私も友達も先生も大爆笑(笑)
診察などの手技が上手になるには、練習あるのみです。
学生どうしでの練習は必須です。その後に実際に患者さんで診察させていただくのも、1回1回がとっても貴重な経験です。
医者になっていく為には沢山の協力が必要だなぁって思う今日この頃です。
May 9, 2008
医療面接
今日は模擬患者さん(SPさん)に来ていただいての医療面接実習でした。
模擬患者さん、というのは、訓練を受けたボランティアの方です。
本当に患者さんのような。とっても上手で驚くと共に、身が引き締まるというか、いつもよりも真面目な、というか、そんな気持ちでした。
具体的にどのように行ったかというと。
まず、学生一人が模擬患者さんに問診をします。
それをビデオに撮っていると共に、グループの人と先生が見てます。
で、本人や周りからのfeedbackが行われる、という形式です。
緊張緊張緊張、なのかと思いきや、私は全然緊張しませんでした(笑)
そういえば、私あんまり緊張ってしないんだよなぁって久々に思い出しました(笑)
でも、すごく難しかったです。
「患者さんの話を聞く+つっこんだ質問もする(+鑑別疾患を考える)」
をやればいいのですけども。
できない。。。
普段、すごくしゃべる子だと思われている私ですが、意外と人の話を聞くだけなら出来る(よね?)
けど、しゃべれない。質問が出てこない。
難しかったなぁ。
病気をざーっと頭の中で考えることが出来るようになれたらいいなぁ。
症状を聞いたときに、さらに何を質問しなくてはいけないのかを聞けるようになったらいいなぁ。
単なる、悩み相談ではないのだから。
医者になるのだから。
頑張りましょう、はやたまさん。
May 8, 2008
採血
スキルスラボとは、いろんな人形や道具、模型などがおいてあり、自由に手技の練習が出来る部屋です。
TESSOでBLSや心停止などの練習をするときもここを使います。
今日は学年全体向けに、使い方の説明などをする日でした。
今日やったことで面白かったのは2つ。
1.採血トレーナー
腕だけの模型で、人工皮膚の中に人工血管が埋まっていて、ポンプを使って人工血液を循環させることができるという代物。
後片付けめんどくさいし、今日は人工血液の代わりに水道水を回して採血の練習をしました。
最初、どうしていいか分からなかったものの、先生がやっているのを見よう見まねで刺してみたら、ちゃんと血液(の代わりの水道水)が引けたので嬉しかったです。
よく肘の周りの静脈から採血をされると思うんですが、実は肘の周りには大きく分けて3本の静脈が通っています(たしかね。自信ないけど。)
その3本ともから採血に成功して、なんだか満足でした。
でも、再来週くらいには本当に人間(同じグループの友達)の腕から採血するからなぁ;;;
刺すほうも不安だし、刺される方も怖いです。
(注射・採血の類がとっても嫌いで怖いから。。。)
2.Micro Sim
これは、なんというか、言い方悪いけど、「救急救命のテレビゲーム」みたいな感じでした。
コンピューター上で、こういう患者さんが運ばれてきました!
って始まって、そこからマウスとかを使って、何をするのかの指示を出していって、最終的に助けましょうという。
これが意外と(というか、当たり前だけど、という方が正しいですね)難しい。
でも、やらなくてはいけないこととか、いろいろなことを頭に入れるという意味でも、分かっているかの確認という意味でも、かなり使えるなぁという印象です。
何より、面白いし(笑)
これからもいろいろと使わせてもらおー♪って思いました。
だって、エコー検査も出来るし、気管挿管も出来るし、採血、心音、呼吸音、心電図、除細動、救急シミュレーター、などなどなど。
沢山の人形や機械などがあって、楽しく身に付けるという意味ではいいと思うんですよね。
「遊び」と取られるとちょっと違うとは思いますが、これで少しでも慣れることは第一歩な気はします。
Apr 15, 2008
医学生、医師として
そんなメッセージを含んだ授業がありました。
先生が伝えたかったことの何分の1とかしか受け取れてないだろうけど、それでも思うことはありました。
1。
まず、文章を読んで絵を描きました。
教会があります。玄関の左には噴水があり、前には川がながれています。丸木橋がかかっていて、上流には風車があります。(以降略)
すると、当然人によって違うのもそうですが、風車なのに水車を描く人、噴水を向かって左に描く人右に描く人、丸木橋なのに、立派な橋を描く人。いろーんな人がいました。
思い込み、勝手な判断や決めつけ。私たちがどれだけしているのかがよく分かりました。
当然医療現場でも起こりますよね。
患者さんがイメージしていることと私たちの中のイメージが違うかですよね。
2。
症例にしたがってみんなで考える。
何歳の女性(男性)、今朝体が動かないことに気付き救急来院。(以下略)
などと書かれた紙が配られ、グループみんなで考えます。
まずは、現病歴やアレルギーなどのAMPLE(以前の日記参照)を聞くのですが、適確に聞かないと欲しい内容の答えは返ってきません。
くも膜下出血を疑って、頭痛の有無を。
外傷性を疑い、最近事故にあったり頭を打っていないか。
どのように発症したのか、何時頃なのか。
などなど、沢山あります。
症状を診たときに、この病気が疑わしい、と一つ考えるのはダメです。
どれだけの鑑別疾患(これから除外していかなくてはいけない考えられる疾患。)をあげられるかが大事です。
そして、それを除外する為には何の検査をするのか。
グループで考えて質問したら先生から答えが返ってきますし、検査をオーダーしたら結果を見せてくれます。
そうやって進めていきます。
患者さんにも説明しなくてはいけません。
何を説明したらいいのか。
患者さんは何の情報が欲しいと思うのか。
また、実際の症例を使うので、本当の患者さんのデータです。本当の患者さんの結果です。
患者さんの決断にも驚かされました。
考えれば出てきて当たり前の選択肢だったのに、全然考えていなかったです。
私の価値判断で考えていたのです。
普段いかに偏った考え方をしているのか、いかに勝手に考えたり判断したりしている部分が大きいのかを実感しました。
Apr 8, 2008
医療面接
さて、今日も総論です。
今日1番面白かったのは医療面接です。
医学部以外の人にはなんじゃそりゃ、って感じかもしれません。
医療面接とは。
端的に言えば患者さんとのコミュニケーションです。
人として当たり前といえば当たり前なこと。
そして、診断に必要なことを聞きます。
患者さんから必要な情報を聞き、かつきちんとした態度で。
後者はいいとしても、前者が難しかったです。
まだどんな情報が必要かが分かっていない、というのもありますが、何を聞けばいいのか分からないですもん。
前者の注意点は当たり前なことばっかりです。
・身だしなみは相手を受け入れるという自己表現。
・質問形式はOpenQuestion(自由に答えられる形式。今日はどうしましたか、とか。)を基本にする。
・共感的態度にしなさい。
・変な癖(ペンをカチカチするとか、貧乏ゆすりとか)は止めなさい。
とかとかとかとか。
流れとしては、
自己紹介や患者さんの確認、(世間話)
どうしたのかを聞き
現病歴(いつからですか、どんな感じですか、何かしましたか、などなどなどなど)
既往歴(今までの病気や手術など)
家族歴(家族に同じような病気の人はいますか?とか)
患者さんの背景(飲酒、喫煙、アレルギー、薬、などは当然ながら、場合によっては生活の変化なども)
などを聞きます。
最後には自分でまとめを言い、ということですね、と確認。
確か、こうな気が。何か抜けてるかもですが。。
必要なことを聞くのは難しかったです。
本物の模擬患者さん(訓練されている模擬患者さんっていう方々がいるんです)、患者さんの前に出たら緊張するだろうし、ますます難しいのだろうなぁ、と思います。
頑張ろーっと☆