そんなメッセージを含んだ授業がありました。
先生が伝えたかったことの何分の1とかしか受け取れてないだろうけど、それでも思うことはありました。
1。
まず、文章を読んで絵を描きました。
教会があります。玄関の左には噴水があり、前には川がながれています。丸木橋がかかっていて、上流には風車があります。(以降略)
すると、当然人によって違うのもそうですが、風車なのに水車を描く人、噴水を向かって左に描く人右に描く人、丸木橋なのに、立派な橋を描く人。いろーんな人がいました。
思い込み、勝手な判断や決めつけ。私たちがどれだけしているのかがよく分かりました。
当然医療現場でも起こりますよね。
患者さんがイメージしていることと私たちの中のイメージが違うかですよね。
2。
症例にしたがってみんなで考える。
何歳の女性(男性)、今朝体が動かないことに気付き救急来院。(以下略)
などと書かれた紙が配られ、グループみんなで考えます。
まずは、現病歴やアレルギーなどのAMPLE(以前の日記参照)を聞くのですが、適確に聞かないと欲しい内容の答えは返ってきません。
くも膜下出血を疑って、頭痛の有無を。
外傷性を疑い、最近事故にあったり頭を打っていないか。
どのように発症したのか、何時頃なのか。
などなど、沢山あります。
症状を診たときに、この病気が疑わしい、と一つ考えるのはダメです。
どれだけの鑑別疾患(これから除外していかなくてはいけない考えられる疾患。)をあげられるかが大事です。
そして、それを除外する為には何の検査をするのか。
グループで考えて質問したら先生から答えが返ってきますし、検査をオーダーしたら結果を見せてくれます。
そうやって進めていきます。
患者さんにも説明しなくてはいけません。
何を説明したらいいのか。
患者さんは何の情報が欲しいと思うのか。
また、実際の症例を使うので、本当の患者さんのデータです。本当の患者さんの結果です。
患者さんの決断にも驚かされました。
考えれば出てきて当たり前の選択肢だったのに、全然考えていなかったです。
私の価値判断で考えていたのです。
普段いかに偏った考え方をしているのか、いかに勝手に考えたり判断したりしている部分が大きいのかを実感しました。
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