今、透析をする患者さんは増えています。
原因の第一位は糖尿病による腎不全なんです。
やっぱり糖尿病はなっちゃだめですね。
透析をしている患者さんは、週に3回、1回4時間の透析を続けています。
健康な人では、毎日24時間腎臓が働くことによって、要らないものを排出していますが、腎臓がダメになっている人ではそれが出来ないので、人工的に血液をキレイにしなくてはいけないからです。
その時、大量の血液を体から引いてきて、外にあるカラムを通します。
普通の採血の時、あまり血が出ないことからも分かる様に、静脈に針をさしても大量の血液は出ません。
でも、動脈に針を毎回刺す訳にはいきません。(動脈は血圧がある上に、深い場所にあるし、大変なんです)
そのために、静脈と動脈をつなぐシャントという手術を行って、近くの静脈から血を引いてきます。
さて。
今日の授業では透析のことを座学で少し学んだ上で、実際に透析をしている患者さんの腕を診察させてもらいました。
上で書いたように「シャント」という手術をしているので、それがどのようになっているのかを見せていただく為です。
シャントを作ると、そこの上に指をそーっと乗せると、ザッザッザッと細かく震えるのが分かります。
また、聴診器で音を聞くと、ザーというかゾーというか、そういう音がします。
圧力の高い動脈から圧力の低い静脈への近道があるようなものですからね。
実際に患者さんを見ていて、透析は大変だと思いました。
腎臓がどれだけすごい仕事をしているのかを実感しました。
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