Apr 27, 2012
マッハ効果
肺の外側に空気が漏れ出てしまう状態です。
出た空気に押されてしまい、肺が広がれなくなります。
大人では、外傷性だったり、人工呼吸中だったり、後は体格的に起こしやすい人とかがいますが。
新生児でも起こります。
ここでちょっと問題が。
大人だと立ってX線を撮影できるから、上の方(頭側)に空気が溜まってるのが写ってきます。
しかし、新生児では寝たまま取るので、胸側(背中と反対側)に空気が溜まります。
肺とか心臓とかと重なって写ってくるので、大人のイメージでいると判別がつきにくいです。
胸腺の写り方とか、他と比べて黒く写ってる部分があるとか、いろんなポイントがあるんですが。
私が何度かひっかかったのが、心臓の周りの部分の黒さ。
ほら、心臓の左側(向かって右側)の部分、少し黒く見えませんか?
でもね、実はこれ、目の錯覚なんです。
このX線、エアーリークはないんです。
部長の先生にマッハ効果っていうんだよ、って教えてもらいました。
その時は???って思ったけど、家ではっと気付きました。
そういえば、色彩の勉強の時に勉強したわ(笑)
この白黒のバンド。
同じ□の中は同じ色なんだけど、その中でも左側の黒っぽい側は白っぽく、右側の白っぽい側は黒っぽく見えませんか??
これがマッハ効果という錯覚。
この白黒のバンドのことをマッハバンドって言います。
人間の目は、色の違いをより鮮明に認識しようとするんです。
実際に黒いのか、目の錯覚なのか。
分かりやすいのは、心臓を隠してみた時にも黒く見えるかどうかです。
マッハバンドでも、隣の色を隠してしまえば白っぽさや黒っぽさは消えますから。
うむ。
まさか色彩の勉強したことがこんな仕事で出てくるとは思わなかった(笑)
さらに、私が当直中に酸素化が微妙になった子がエアーリークを翌朝起こしたり、ちょうど新生児グループの勉強会でもエアーリークがテーマだったりして、先週からエアーリークが微妙にマイブーム。
Nov 4, 2009
May 29, 2009
2ヶ月目を終えて
今月は小児科で扱う疾患の多くに触れられた気がします。循環、新生児、整形外科、神経内科・脳外科、耳鼻科、消化器、腎臓、その他もろもろ。
ありとあらゆるものが入ってきました。だから、小児科志望の私としてはすごく楽しかったです♪
放射線科でやっていることの理解にもつながったし、画像を読む時の注意点とか、注目点とかも学べたように思います。
今後、レントゲンやCTなどは自分でちゃんと読んで考えられるようになれるのではないか、その足がかりを得られたのではないか、と思います^ー^
また、あっちこっちの病棟に行けたのも面白かったです。
結局BWH(Brigham and Woman's Hospital)のNICUと、Children's HospitalのNICUの両方を少しずつ見ることができました。
BWHよりもChildren'sの方が重症な子だそうですが、Children'sの方が個人的には好きでした。
BWHは正規に毎日画像を読みに行っているのに、入るのに一手間必要で、なんかとっても厳しかったです。
かつ、Children'sの方が空気が穏やかでした。流れている空気が穏やかで、怖くなかったような印象でした。
その他、各種ICU、外科病棟、内科病棟など、少しずついろいろ見られたのはよかったかな、と。
小児病院全体の雰囲気をつかむことができました。
でも、やっぱり日本が好きかな。
ただ、反省点も多い月になってしまったような気がします。
解剖用語・小児疾患の英語名が頭に入っていないこと。
小児科志望、と明言している割に知っている小児疾患が非常に少ないこと。
患者さんにあまり会えない、接する機会がないことでストレスが溜まる一方で、先月よりも頑張り度合いが無意識にも減っていたのではないか。
反省点は多々あります。
何を得られたのか、と振り返ると、先月よりも少ないのではないか、という気がして、なんとなく落ち込んでしまいます。
来月は最後の月。
本命の小児循環です。
頑張らないと><
May 27, 2009
Image gently
小児の放射線被爆を減らそう、という取り組みです。
飛行機に乗ったら意味ないんじゃない? とか、
そんなに害じゃないでしょ? とか
聞かれました。
そうなのかもしれない。
元の論文読めていなくて、先生の話を聞いただけだから、なんとも言えません。
少しは影響あるのだろうけど、優位に違うのかと言われると、分かりません。
でも。
"小児の放射線被爆を減らそう"というImage gently、私は気にいりました。
そんなに違いはないのかもしれない。
それこそ、飛行機に乗らないほうがマシなのかもしれない。
だけど、不要な放射線は減らすにこしたことはないでしょ?
私が放射線嫌い、っていうだけだけど。
必要な放射線は必要だと思うんです。
病気の診断に必要なことを減らすなんて本末転倒。
"いいですね。必要ですよね。"、と先生と話していて、なんと、Image gentlyを翻訳することになりました。
各国語に翻訳されているのですが、CTが世界一多い国である日本には翻訳されていないのです。 で、日本語に翻訳することになりました><
翻訳とか、入試の英文和訳しかしたことないけど、頑張ります。
自然なかっこいい日本語に訳すのって難しいのねぇ。
May 26, 2009
最後の1週間 in Pediatric Radiology
というよりも先月を含めて病棟風景をいろいろと。
Neuroの病棟。
広い!!
ここの病室は個室が多いです。
個室、と言っても日本みたいに狭い部屋に一人な訳ではなくて、部屋自体も広い。日本で言うところの2-3人は入りそうな感じ。
壁にはホワイトボード, 針のごみ箱(?), 手袋, 消毒アルコール,カレンダー 等
必要物品はだいたいここにあります。
ホワイトボードにはその日担当の看護士の名前とかが書いてあったり。
外来はこんな感じ。
これまた広い!!
絵が飾ってあったりとかして、いい感じでしょ?
壁には眼底鏡, 耳鏡, 血圧計,手袋 等
ここでも大体必要物品は壁にあります。
1枚目の写真の、真ん中にある白い紙がしいてあるのが診察台。
患者さんが座ったときに、立っている医師と目線が同じくらいになるくらいの高さ。
診察とかをしやすいです。
Radiologyの読影室。
これは日本と同じ?
画面もこれは2枚のだけど、巨大な1枚のPCとかもあって、多分日本と同じ。
当然ながら両脇の小さい普通のPCはネットにつながるから、residentの先生はネットで調べながらとか、ネット上の教科書を参考にしながらとか、仕事を進めることも。
小児病院なので、壁や天井には絵や飾りが!
また、エコーのゼリーはちゃんと温めてあります。
かわいい♪♪
CT scanって言っても通じるけど。
本当に猫が描かれてて, radiologyの中で一番のお気に入り♪♪
奥の棚は薬や機材が入っています。
通常は(手技中以外は)ピピッと暗証番号を入れないと開きません。
日本よりもかなり部屋が広くて、見学者としてもあっちこっち動いて見やすいです。
カテに始まり、PICC line入れるとか、使用目的はいろいろ。
何も透視とかだけではなく、エコーガイド下だけで行う手技も多々。
病院の中庭。
うちの病院も作ればいいのに。
場所無いのかな??
ちなみに、写真撮ってくるの忘れて、次回までに、と思っているのですが、保育園もあります。
Children'sに限らず、MGHとかでも院内保育園はちゃんとあるのだとか。
やっぱり、女の人にとって働きやすい環境が整っているように感じます。
大人もそうすればいいのにね、と放射線嫌いな私なんかは思ってしまいます。
May 22, 2009
日本人である
1.金曜の夕方4時過ぎになんて、Portableエコーなんてしないわよ。
attendingの先生(女医さん)が言い放った言葉。
まぁ、3連休前の金曜日。5時に帰りたい気持ちは分かりますけどね。
火曜日まで待つか、今日の3時半までにして、と。
結局4時にやりましたけど。
先生も5時半まで仕事してから帰りましたけど。
2.移植に対する考え方
脳死は人の死だと思っています。
移植できる状態なのであれば、移植していいと思っています。
そう思わなかったことはない私で、16歳の誕生日にはドナーカードを書いた私ですが、昨晩のattendingの先生の発言には思わずドキッとしました。
もうダメなのに何をしてるの?早く臓器を取ってしまえばいいのに。
日本語で書いてしまうと私がドキッとしたニュアンスが伝わらないかと思いますが。
"What are they doing? Why don't they just harvest her?"
だったかな。英語は自信ありません。違った気もする。
実は。
頭では分かってるのだけど、どうしても受け付けない英単語の一つがこれなんです。
臓器摘出=harvest
私の中で、harvestとは、穀物や魚など食べ物とかを収穫するということ。特に作物かな。
だから、最初にharvest=臓器提出だ、と聞いたときは驚きました。
こんなにも価値観が違うものか、と。
頭では分かっていても、この英単語だけは未だに受け付けません。
臓器はあくまで本人のものだと思ってるからかな。
どこかの誰かのレシピエント為に育てている訳でも、生かしている訳でもないから。
私の臓器であり、私が使ってる臓器であり、私の為に働いてくれている臓器であり。
そもそも、私自身だと思うから。
ちなみに、上記の発言をattendingがした理由を説明しておくと。
脳死判定はされてる患者さんで、臓器提供も承諾が取れてる患者さん。だけど、なぜか移植の話が進まなかったのかな、多分。
小耳に挟んだだけの患者さんなので違うかもですが。
肺は既に既往歴の為使えないのだとかで、「これ以上臓器がダメになるのを待つの?血圧下がったら他の臓器もどんどんダメになるのに。」という理由だったと思います。
こんな言葉一つにひかかってる私、やっぱり日本人ですよね。
日本で医者をしたとしても、途中でまた留学をしたとしても。
こういう感覚、失いたくないです。
May 21, 2009
他病棟 その2
CTとかMRIとか、Fluoroscopy(透視)は、機械がないと出来ないから、放射線科のところでやります。
でも、エコーとかはPortableがあるから病棟に上がってやることが可能です。
レントゲンはPortableと言っても、パシャッっと撮るだけで見ててなんにも面白くないので行きませんし、そもそも医者が行くことはありえません。
でも、エコーはTec(技師さん)がメインだけど、医者もやるから、一緒に病棟にくっついていったりします。
小児病院ですが、ICUと一言で言ってもたくさんあって、驚きました。
大人の病院と同じように、ちゃんとある。病床数もかなーり多い。
かつ、つくりとかも大人と同じ。(そりゃそうか。)
NICU=Newborn ICU(新生児のICU)
MICU=Medical ICU(内科系のICU)
SICU=Surgical ICU(外科系のICU)
CVICU=Cardiovascular ICU(循環系のICU)
NICUは定期的にroundをしにattendingと一緒に行ってます。
本日はMICU、SICU、CVICUにエコーをしに行ってきました。
(腹部エコー1.5件、ascitesの評価1件、脳エコー1件)
先月は大人のMICU、SICU、CVICUにNeuro Consultで出入りしてましたが、子供も基本は同じでした。
ICUなのに、暗い病棟と病室。1人1人のブースで(当たり前だけど)、ガラス戸になってて。
ただ、病院が違うので、多少つくりが違っていて、機材(呼吸系、モニター系、点滴類などなど)は作りつけで天井からぶら下がってました。
日本でもここでも、大人の人がICUとかHCUにいる風景は見慣れています。
子供がICUにいるのも、違和感はありません。
でも、子供と混じって、本当に小さい(生後3日とか)の新生児もいると、なんだか違和感がありました。(新生児とは言え、opeしたとか、心臓のトラブルとかだと、SICUやCVICUにいる。)
大きなブースの中に、小さい小さい赤ちゃんが、新生児の保温器?(違うな、なんて言うんでしたっけ?あの、openで体温保持できるようにヒーターついてるやつ。)に乗ってそこにいる、というのが違和感。
NICUだと、みんな保育器に入って並んでるでしょ?
それともまた違って、なんとなく違和感でした。
そうこうしているうちに、気づけば後1週間しかありません。
あっという間に過ぎてしまいます><
May 18, 2009
CXR (chest X-ray)
こちらの画像は、先週の月曜にon callをしていた時に先生が見せてくれた画像です。
諸事情により、データではなくてフィルムだったので、それを写真に撮りました。
10歳男児。
この単純Xr画像を見てどう思います?
この写真だと分かりにくいけど、ちょっと肺野白いかな、とか。?
じゃあ、次。
この画像見てどう思います?
では、種明かしを。
お察しのように、この2枚の画像は同じ10歳男児の画像です。
時間差5分以内。つまり、同時刻。教育用として先生が取っておいてある、
1枚目は、"息を大きく吐いて、そこで止めてください"と指示をしたもの。
2枚目は、"息を大きく吸って、そこで止めてください"と指示をしたもの。
レントゲン撮影されたことある人なら分かると思いますが、通常は2枚目のような指示をします。
肺がしぼんでいると、構造がきゅっとなってますから、それを広げた状態で見たほうがいい訳です。
「吸気条件」と言います。
でも、呼気条件と吸気条件でここまで違うと驚きでしょ?
小児科では子供相手ですから、5歳程度を超えないと、通常は「吸気条件」での撮影は困難とされています。
つまり。
子供のレントゲンを読む際は、どの程度息を吸えた状態で撮影をしているのかを考慮しないといけない、ということです。
子供ではよく1枚目のような画像を見ます。
でも、それはlow lung volumeによるものである、ということが大多数です。
肺うっ血があるのか、心肥大があるのか、それとも、low lung volumeによるものなのか。
沢山沢山見ていて少し慣れてきましたが、最初のうちはちーっとも分からず、"正常??なの??白くないの??"といつも質問してました。
また、某S先輩が呪文のように唱えてましたが、レントゲンでは全部を見ます。
つまり、主訴が咳・発熱、だったとしても骨も見るってことです。
見るものリスト
*どれくらい吸気できているか、どれくらいrotationしているか(特に小児では)
*チューブ、ラインの類がどこを通り、先端がどこにあるのか
*骨、軟部組織
*air way
*肺野
*横隔膜
*心臓、縦隔
(これは国試レベルの常識的な話だけど)
May 15, 2009
他病棟
いろんなところに出張診断に行くこともあります。
脳外科、一般外科、NICUなど。
1.肝移植後の女の子
前日夜中に移植を受けたという女の子のところにUS(超音波)検査をしに行きました。移植後だけど、肝臓の状態も良かったみたいで、私が分かる範囲での画像はきれいな肝臓が写っていました。
ただ、オリエンテーションはなんかいまいちピンとこない。
肝臓であることは確か、血流も正しいかは分からないけど、ちゃんとある、みたいな感じでした。(ダメだねぇ。。。)
女の子も疲れてぐったりはしていましたが、元気でした。ちょうど呼吸器を外すところだったようで、テープとかぐちゃぐちゃ触られるのは嫌、でも早く外して欲しい、みたいな葛藤の真っ最中でした。
外科病棟は神経内科Consultで何回か出入りしたけど、やっぱり移植外科はちょっと特殊なのかな、と思います。より厳重というか。MGHの移植外科を思い出す雰囲気でした。
2.NICU
念願かなってNICUです♪
NICUを見に行きたくて、Children's HospitalのNICUの先生に"週末に行っていいか"、とお願いをしました。
そしたら、"今月の週末に来るattendingの先生は平日全く来ていない先生だから、患者さんのことがそんなに分かるわけじゃないし、忙しくて多分学生が来ても全くeducativeじゃないのよね。平日はwelcomeよ。radiologyの先生に相談してごらん。"、と言われました。
"…ということなんですけども。NICU見に行きたいんです。on call余分にやるから、1-2回半日ずつ抜けていいですか?"とRadiologyの先生に相談したところ。
なーんと!!
BWH (Brigham and Women's Hospital)という、Children'sの隣にある病院のNICUに5回半日いけることになりました♪
先月、同級生Aが回っていたNICUです。
というのも、BWHのNICUの画像を読みにattendingの先生が1人行っているそうで。その時に実習を抜けて一緒に行って、画像を読んで、NICUのroundに参加してらっしゃい、と。
NICUに行くのにこの日は抜けていいわよ、と言われたのが5回。
わーい♪思っていたより多くて嬉しい限りです^-^
ここはアメリカです。やりたいことは積極的に言ってみるものです。こんな素敵なオプションが出てくるとは!
そして、行ってきました☆
巨大でした。70床あるんだそうです。
Triage室というのまでついていて、出産後ちょっとでも問題がある赤ちゃんはここに来て、大丈夫そうな子はお母さんの元へ(nursery room)、問題ありな子はBrighamのNICUへ、外科的な治療・オペが必要な子はChildren'sのNICUへ(だったかな?違ったかも。。)
やっていることは日本と大して変わりません。
保育器だって日本と大して変わりません。
だけど、なんというか、部屋自体も大きくて余裕があるし、一人に一つずつカート(?物品とかの。)があるし。
そして、何よりも、入り口が厳重です。
1箇所しかない通常の入り口は鍵がかかっています。
受付のおばちゃんが座ってて、"radiologyから来ました"とか言って開けてもらうんです><
NICUの人はそのまま自分のネームタグで通れるんだと思います。
ちなみに、ちょうど入り口にいたときにcode pinkになりました。
code pinkとは、赤ちゃんがmissingということ。
code pinkが発令されると、エレベーターが動かなくなるのだそうです。
ここでは(多分各病院共通。今のところ、BI、Brigham、Children'sは共通)
code red = fire
code blue = cardiac emergency
code purple=phyciatric problem
などなど、codeが決まってて、何かあるとcodeが放送されます。
ちなみに、しばらくするとcode解除の放送が流れます。
「コードブルー」だけは日本でもドラマがあったから有名かな?
神経内科病棟ではcode放送が流れても誰も気にしてなかったけど、一般内科病棟ではcodeの放送が流れた瞬間に医者が固まるのでConsultで行っていた時に面白かったです。
ちなみに、purpleと聞いた瞬間に、何事も無かったかのようにいっせいに通常に戻ってました。笑
日本にいたころ、STAT call(emregency!!)は何回も聞いたけど、他のcodeは無かったように思います。
あるのかな??少なくとも、エレベーターは止まらない気がする。
May 14, 2009
imagegently
"image gently"というキャンペーンを教えてくれました。
http://www.pedrad.org/associations/5364/ig/
小さい子供ですから、大人と同じ量をかけたら大変です。
放射線被爆量を減らすには。
1.不要なCT、Xrは撮らない。
2.MRIで代用できるなら、CTではなくMRIを。
3.Xr、CTは必要最小限の部位に限る。
4.当てる強さを体重に合わせて弱める
など。
簡単そうなことだけど。
でも、実際には同じ量でXrやCTを撮っている病院が多いのだとか。小児科医も簡単にCTをオーダーするのだとか。
アメリカでもそういう病院がほとんどだ、と言っていたから、おそらくうちの大学も例外ではなく大人と同じ量だったりするんだと思います。NICUだけは少なく設定されてたのを見たけど。
そりゃ、飛行機に1回乗ったら、CT並に被爆はしますよ。だけど、不要な放射線被爆は避けたい。それは当然のこと。
大人の私でも、Xr嫌いです。手の怪我の際も、CTではなくMRIであったことでホッとしたほど。
まして、子供だったら、親は当然嫌います。無駄な検査をしないで、無駄なexposureしないで、と思うのが当然です。
では、Children's Hospitalではどうしているのか。
見てても、被爆量を減らそうとしているのが分かります。
*scoliosis(側湾)の患者さんでは、胸から外側は写しません(プロテクター)
*当然、骨盤撮影ではプロテクターを使用します(交通事故など、必要な場合を除き)
*胸部・腹部CTは大人と比べたら非常に非常に少ないです。CTの部屋は通りがかると、ほとんどの場合は患者さんいません。他の検査はいっぱいなのに。
*レントゲン、透視の強さも非常に弱いです
*透視も、弱い強さで必要最小限の本当に限られた部位で行います。動画の時も、ずっと放射線を出している訳ではなく、パルスといって1秒に1回とか、そういう感じです。「撮影」をする(=いわゆるXrと同じ)と、透視をしてるよりも強さが必要だから、「撮影」をする回数は必要最小限です。終わった後にresidentの先生にattendingの先生がするfeedbackにも、exposeする広さや被爆量についてが必ずと言っていいほど含まれています。
などなど。
1週間見ていただけでも、沢山ありました。
先生に言われました。
"小児科医になったら、本当に必要な検査かどうか考えてオーダー出してね。必要最小限の部位に限ってね。強さも弱くして撮影できるか放射線科と相談してね。"
このブログを見ている人の中に医療関係者・医学生もいると思います。
放射線被爆について、小児は当然ながら、大人についても、オーダーするときにちょっと考えてみませんか?
May 13, 2009
放射線科
でも、residentも毎日違う部署を回っているので、意外と同じresidentに遭遇します。
今日は、主に循環・血管系にいました。
そこにいたresident2人とも、何回か一緒になったことがある人でした。
(というか、そろそろもう全員に会っている気がするぞ。)
とあることを言われ、嬉しかったです^-^
先生に、この画像どう思う?って聞かれて、私なりに画像を読んでいる時でした。
突然、
"小児科医になりたいって決定事項?変更の余地なし?"
って聞かれたんです。
えっ?どういうこと?って聞いたら、
"ずっと画像を読むのって学生にしたらけっこうboringだと思うけど、全然そんな感じないから。面白そうだから。
しかも、僕が見逃してた所見けっこう見つけるから、才能あると思うんだよね。"
って。
そしたら、隣の別のresidentが、
"確かに、この間ラインが見えない、って言ってたらMariが見つけたんだよねぇ"
って。
嬉しかったです^-^
画像苦手だし、先月と比べると患者さんに会えないし、自分で何か出来る訳ではないから(読むのも、あくまでresidentの隣に座ってて、自分なりに読んだことをresidentの先生に言うだけだから。)、frustrationの多い月だったから。
でもね。
実は、確かに、放射線科を相当楽しんでる自分に気づいてしまったんです(笑)
放射線科に行くつもりは全然ないし、これが大人の放射線科だったら話は違うと思うんですけどね。
だけど、ここにいると小児科のありとあらゆる疾患が入ってきます。珍しい疾患も沢山あるし、メジャーな疾患がもっと沢山あるし、教科書的な画像も沢山ある。
常に読影室に持参してる小児科の教科書(今週、ついに英語のを買いました><)と解剖のアトラスは手放せません。すごく勉強になります。
(ちなみに、移動の度に教科書を抱えて移動してる私は、コスタリカから来ている女の子(小児科にも放射線科にも興味なし)に"すごいねぇ"って驚かれました。笑)
かつ。
読み方は大人でも子供でも一緒。
だから、画像の読み方の勉強にもなる。
最近慣れてきて、思ったことが当たってることも増えてきたし、分かる分からないがはっきりしてきたから、residentの先生にどんどん質問も出来るようになってきたし。
かつ。
小児科に興味があるの!NICU行きたい!と言ってみたら、NICUのroundというオプションも追加してもらえたし。
実は非常に勉強になる月ではないか?と思い始めたはやたまです。
May 12, 2009
えーーー ><
もう知ってる人もいると思うけど。
以下の動画を見て、白い人が何回ボールをパスするかを数えてください。
白い人だけですよ?
このブログの先まで読まずに、まずは数えて、ここに戻ってきてください。
http://viscog.beckman.illinois.edu/flashmovie/15.php
数えました?
白い人たちは何回パスしてました??
では。
動画の中で何か変なことありましたか?
答えがyesなら、残念ながらビックリが共有できなかったということですね。。。
答えがnoなら。以下をもう一度クリックして(さっきと同じページ)、今度はパスしてる回数を数えないで動画を見てください。
http://viscog.beckman.illinois.edu/flashmovie/15.php
分かりました?
今日、先生たちは、「一つのことに集中すると、それ以外のことが目に入らなくなって、他の大事なことに気づかない」、ということの例としてこの動画を見せてくれました。
読影も一緒だよ、って。
一つ大きな異常を見つけると、それにばかり気をとられて、他の異常に気づかない。画像を見る前に、主訴とか現病歴とかを聞いてしまうと、その部分にばかり集中して、他の異常に気づかない。
だから、画像を読むときは、いつも同じように(同じ順番で)全てを見るようにするんだよ、って。
そうなのかもしれない、と思いました。
私は本日までこのテストを知りませんでした。
だから、ものすごーーーく驚いて、中央読影室のど真ん中で思わず「えっ!?」と大きな声を出してしまいました。どうして気づかないのか不思議だけど、全然気づきませんでした。
画像もそうだろうけど、絶対日常生活でもこれに近いことは起きてるのだろうなぁ、と思ったはやたまでした。
みなさま、私のビックリ共有できました?
May 11, 2009
dictate
本来はread the image and write the reportなんですけどね。
というのも、放射線科のレポートは全てdictationするから。
つまり、音声認識なんです。
マイクに向かって、べらべらとしゃべると、それが文字となる。
すごいです。本当に全部しゃべり、きれいなレポートが仕上がります。
早口でもちゃんと認識するから、確かに、打ち込むよりも絶対に早い。あっという間。
日本だと「変換」という発想が入るから難しいのかしら?
それとも、日本もそうなのかしら?
そのうち、"やってみたい!"とお願いする予定^-^v
だって、試してみたいじゃないですか!
あ、でも発音認識されなかったらどうしよう。。。><
May 8, 2009
Peds Rad
何をやるのか。あまり想像が付かない科かもしれません。
小児放射線科の中でも、沢山の部署に分かれていて、Neuro、GI、Gu、MSK、Fetal、IR、などなど。
つまり、システムごとに分かれているんです。
画像を読むこと、超音波や透視(レントゲンの動画みたいなもの)など、それから、治療など、多岐に分かれています。
今週は、Neuro、GI、MSK、US、STAT readoutを回りました。
まず、朝の集合は日によりますが、7:45-8:30の間くらい。
まずはER readoutと言って、over nightで来て、on callのresidentが読んだ画像をattendingの先生に見せるのがあります。学生も画像を一緒に見ます。
このER readoutの前に自分で画像を見たくて、accountをゲットした金曜の朝に早く行って試行錯誤しましたが、結局たどり着けず。。
来週から頑張ってみます。
その後、その日にお世話になる部署に行きます。
Neuroでは、頭のCT、MRIを中心に、脊髄も少し。画像の読影中心です。
脳外科とのカンファなどもあり、面白かったです。
GI(消化管)では、fluoroscopyと言って、透視をやるのを見学しました。
バリウムを飲ませて、それがどうなるかを観察する、ということです。
大腸造影もありました。
USでは、技師さんが撮った超音波の画像を読みます。
超音波、実はあんまり読めません。。。難しかったなぁ。
また、検査直後にすぐ読み、問題のある患者さんに関しては、読んだ後に患者さん(検査室で待機してる)の元へ先生が行き、先生が検査をやります。
MSK(筋骨格系)では、骨折、側湾、骨年齢判定などなど。
STAT readoutはGeneralです。
胸部Xrayや腹部Xrayなど、基本的なものを読みます。
基本的に、画像を読む場合は、residentの先生にくっついていて、検査結果が上がってきて先生が読んでいく隣にいます。
”What do you think?"と聞かれるので、自分なりに読んだ答えを言ったり。
先生に解説してもらったり、こちらから質問したり。
実際に超音波を当てたり透視したりするのは、先生がやるのを見学、という状態です。
小児放射線科は、基本的に全科を扱っているので、病気も様々。
先生に、○○って知ってる?と聞かれても知らないことも多く(知ってるべき病気なのに)、凹みます。
基本的に、電子辞書、小児科の教科書(日本から持参した日本語の。。。恥ずかしいので表紙を裏返しにつけました><)、解剖のアトラス(in English)、小児放射線のハンドブックを持ち歩いてます。
次から次へと病気が来るので、頭がパンクしそうです。。。
また、お昼にはいろんな科との合同カンファや、放射線科としてのカンファなどがあり、毎日画像漬けです。
ちなみに、On callは週1回。平日。NOT over night.
毎日毎日これだけの画像を見ていれば、前よりも画像アレルギーはなくなるような気がします。
May 5, 2009
Pediatric Radiology @ Children's Hospital
swine fluの影響で学校に行けない、と知った私は、先生に教科書を教えてもらいました。
ところが、昨日探すも見つからない。。。
と先生に伝えたところ、じゃあおいで、学生用のを貸してあげるから、と言ってくれました。
ということで、本日朝から病院へ。
Children's hospitalは、かわいいし、明るいし、素敵でした。
第一印象からして、BIより好きだわぁ、とか思ってしまいました。
写真は土曜日です。
本日は雨でした。平日はわんさかと人がいます。
さて。
今日は教科書をもらったら早々に退散しなくてはいけないのか、せめてIDを作るとかの事務作業は終わらせたい、とか思いながら行ったんですが。
なんと、unofficialだけど、とか言いながら、実習をさせてくれました!
読影室で画像を読んでいる先生に紹介してもらい、混ぜてもらいました。
Pediatric Radiologyだからと言って、なめてはいけません。
ここのRadiology、ちゃんと病棟兼外来がしっかりあります。
読影室も、うちの大学(大人から子供から全部扱っているはず)よりもはるかにしっかりしてます。
機械もいいものを使っているんだろうし、モニターもいいんだと思います。非常に見やすいです。
でもね。でもね。…………。
やっぱり、画像は苦手だぁ><
すぐ慣れるから、大丈夫、とか言われましたけど。
最小限の常識範囲内くらいのことしか言えない。。
やばい。勉強します。。
お昼前後には、病院としてのカンファ(お昼付き)と、Radiologyのカンファとありました。
病院のカンファはprenatal diagnosis, intrevention of hand and digits anomalyというテーマでした。
このカンファ、いろんなテーマで毎日あるそうです。
小児病院ですから、小児に関連することばっかりなのだと思います。
面白ーい!!目の前でMくん爆睡してましたが(笑)
Radiologyのカンファは難しいねぇ。
今日半日ちょっと病院にいて気づいたこと。
私の解剖の英語力と、放射線関係の英語力がない!!
でも、一部分ではなく、いろんな病気を満遍なく扱う科だから、そうとう勉強になりそうな気配は漂っています。頑張りますよ。
ちなみに、最終週には筆記試験とpresentationがあるとか。
そんなの余裕さぁ、とか言えるくらい1ヶ月頑張ってみます。
画像読めるようになったら、絶対絶対将来役立つもん。
ということで。
なんやかんや言いながら、今日から実習が出来ました。
明日も朝7時半過ぎに病棟集合です☆
何が出来るのか楽しみです^-^v
Sep 25, 2008
放置線科で放置されず。ちゃんと放射線科でした(笑)
と思って行ったんですけどね。
なんとまぁ、放置線科に放置されなかったさぁ!!
いや、ね、あのですね。
初日。
症例をもらって『ざっと読んでね』って言われたんです。
放置されるかと思いきやその後4時間以上、
まず一人で考える⇒先生にプレゼン⇒先生の解説⇒一人で考える⇒以下繰り返し
ですよ?!
私があんまりに分からなくて呆れたのかもしれません。。
まぁ、とにもかくにも、そんなこんなで一週間を過ごし。
なかなか勉強にはなりました。
ちなみに、放射線科とは。
1。
CT、MRI、レントゲンなどを撮影し読む
2。
放射線治療の計画、実行、フォローアップ
3。
angio(血管を造影する)や、TAE(血管を閉塞する治療法で、造影剤などを使い、X線で透視しながら行う)をしたり。
という所で、意外とみんなお世話になってるところです。
Mar 17, 2008
関節内注射
というのも、先日受けたMRI検査で右手の痛みの原因を特定出来なかったので。
<関節内注射とは>
文字通り、関節に注射針を刺して、関節内に注射することです。
関節は骨と骨が軟骨を挟んで隣り合っています。
例えば、膝のこの軟骨が加齢で擦り減れば歩くと膝が痛かったりする訳です。
そして、この骨の端と軟骨を包む膜があって、中は液体が入っています。
発想としては、ちょっと違うけど、まぁ胎児みたいなものです。
動いた時に痛くないように、それから衝撃から守る為に。
関節内注射は、皮膚の上から膜の中まで針を入れて、中に注射をします。
もちろん、闇雲に刺すわけにはいきません。X線透視下(レントゲンの動画みたいな感じ。現在の状態を見れるので、動かしながら見れる。)で正確に関節の中に刺していきます。そして、確実に関節の中に薬を入れます。
今日の私の場合は、
1。キシロカイン
局所麻酔薬。歯医者さんとかで使うような類。痛みの神経をブロックします。
2。リンデロン
弱めのステロイド。炎症を治します。
を混合したものを1ml用意して、入るだけいれました。
これで痛みが止まれば、痛みの原因は関節内にあるということです。
でも、注射したけど痛いんだよね;;
関節外に原因がありそうです。
話違いますが、私、注射なんて予防注射以外受けてないのです。
採血とかはあるけど、それ以外はなかったんです。
それが突然、関節内注射でしょ、半泣きでした。
お医者さんに「え、泣いてる?!」と言われました(笑)
だって怖かったんだもん。
私でこれだもん、小児科はもっとだよね、と思いました。
いや、私が慣れなさすぎなのでしょうかねぇ(笑)
あ、注射自体はチクっとして、その後圧力を感じる(薬を入れるから)けど、何の問題ないですよ!受けることがある場合でもご心配なく!
Feb 28, 2008
MRI
あ、施行する側ではなく、受ける側です。
私は今回右手だけの撮影だったのですが、いやぁ、患者さんは大変ですね。
ちなみに、今回は自分の大学病院ではなく、東京駅の方にある、検査専門のクリニックに行ってきました。
なんでも、手をより細かく見れるそうです。
検査専門の所に行くのも初めてで、なかなか面白いと思いました。
だって、CTとかMRIとか、そういう検査ばっかりなんだもん。
全然病院っぽくない!なんといえば伝わるかなぁ。
町の歯医者さんな感じでしょうかねぇ?
さて。今回のMRI検査はこんな感じで進みました。
1.着替える
磁気を使うので、金属は厳禁です。
スカートのファスナーとかもダメらしく、アクセサリーは当然のことながら矯正のリテーナーもブラも外して、検査着(?というのでしょうか?よく患者さんが着ているあれです)に着替えます。
2.問診
放射線科のお医者さんの問診がありました。
どうしたのか、いつからか、などなど。撮影方法(どう手を置くかとか?)も考えてました。
3.撮影
今回は右手のみなので、うつぶせで撮影しました。右手を上げて、撮影をする機械を手の周りにつけて、動かないように錘も乗せて固定。
そして、ヘッドフォン(音が大きいから?)を付けられて、大きな土管みたいな(?)MRI機械の中へ。
所要時間は30分ちょっとくらいでした。右手だけでだよ?!全身撮る人はどうするのさ?!右手をそれだけ細かく撮影したということなのでしょうか???
いろんな種類の大きな音が断続的に聞こえてきてて、大きな音がしていないときでも中くらいの音でトントントントンって穏やかな音がしていました。
私はうつぶせだったから、前を見れば土管の先(?)の室内が見えてるし、そんなに怖くは無かったです。
でも、それでも大きな音がするたびに、突然だから、思わずビクッとしてしまいました(笑)撮影箇所は動かしては絶対にダメです。MRIは動きに弱いんです。だからヒヤヒヤしてしまいました。
確かに、閉所恐怖症の人は辛いかもですね。
私は恐怖症までは行かないけど、閉所は苦手です。嫌です。
だから、うつぶせで良かったと心から思いました。
この結果は私の主治医の大学病院の先生の元へ送られるそうです。
検査結果とか治療はいつものお医者さんがする訳です。
本当にここのクリニックは検査を請け負うだけ。
より細かい検査が必要な昨今。『検査を請け負って、その画像を診断して、送り返す』ということだけのお仕事が成り立つんですねぇ。

