こちらの画像は、先週の月曜にon callをしていた時に先生が見せてくれた画像です。
諸事情により、データではなくてフィルムだったので、それを写真に撮りました。
10歳男児。
この単純Xr画像を見てどう思います?
心臓大きめかな、とか?
この写真だと分かりにくいけど、ちょっと肺野白いかな、とか。?
じゃあ、次。
この画像見てどう思います?
正常かな、とか思います?
では、種明かしを。
お察しのように、この2枚の画像は同じ10歳男児の画像です。
時間差5分以内。つまり、同時刻。教育用として先生が取っておいてある、
1枚目は、"息を大きく吐いて、そこで止めてください"と指示をしたもの。
2枚目は、"息を大きく吸って、そこで止めてください"と指示をしたもの。
レントゲン撮影されたことある人なら分かると思いますが、通常は2枚目のような指示をします。
肺がしぼんでいると、構造がきゅっとなってますから、それを広げた状態で見たほうがいい訳です。
「吸気条件」と言います。
でも、呼気条件と吸気条件でここまで違うと驚きでしょ?
小児科では子供相手ですから、5歳程度を超えないと、通常は「吸気条件」での撮影は困難とされています。
では、種明かしを。
お察しのように、この2枚の画像は同じ10歳男児の画像です。
時間差5分以内。つまり、同時刻。教育用として先生が取っておいてある、
1枚目は、"息を大きく吐いて、そこで止めてください"と指示をしたもの。
2枚目は、"息を大きく吸って、そこで止めてください"と指示をしたもの。
レントゲン撮影されたことある人なら分かると思いますが、通常は2枚目のような指示をします。
肺がしぼんでいると、構造がきゅっとなってますから、それを広げた状態で見たほうがいい訳です。
「吸気条件」と言います。
でも、呼気条件と吸気条件でここまで違うと驚きでしょ?
小児科では子供相手ですから、5歳程度を超えないと、通常は「吸気条件」での撮影は困難とされています。
技師さんの腕にかかっていて、子供が息を吸った瞬間にボタンを押せば、比較的肺が広がった状態での撮影は可能です。(それでも、深呼吸ではない。)
つまり。
子供のレントゲンを読む際は、どの程度息を吸えた状態で撮影をしているのかを考慮しないといけない、ということです。
子供ではよく1枚目のような画像を見ます。
でも、それはlow lung volumeによるものである、ということが大多数です。
肺うっ血があるのか、心肥大があるのか、それとも、low lung volumeによるものなのか。
沢山沢山見ていて少し慣れてきましたが、最初のうちはちーっとも分からず、"正常??なの??白くないの??"といつも質問してました。
また、某S先輩が呪文のように唱えてましたが、レントゲンでは全部を見ます。
つまり、主訴が咳・発熱、だったとしても骨も見るってことです。
見るものリスト
*どれくらい吸気できているか、どれくらいrotationしているか(特に小児では)
*チューブ、ラインの類がどこを通り、先端がどこにあるのか
*骨、軟部組織
*air way
*肺野
*横隔膜
*心臓、縦隔
つまり。
子供のレントゲンを読む際は、どの程度息を吸えた状態で撮影をしているのかを考慮しないといけない、ということです。
子供ではよく1枚目のような画像を見ます。
でも、それはlow lung volumeによるものである、ということが大多数です。
肺うっ血があるのか、心肥大があるのか、それとも、low lung volumeによるものなのか。
沢山沢山見ていて少し慣れてきましたが、最初のうちはちーっとも分からず、"正常??なの??白くないの??"といつも質問してました。
また、某S先輩が呪文のように唱えてましたが、レントゲンでは全部を見ます。
つまり、主訴が咳・発熱、だったとしても骨も見るってことです。
見るものリスト
*どれくらい吸気できているか、どれくらいrotationしているか(特に小児では)
*チューブ、ラインの類がどこを通り、先端がどこにあるのか
*骨、軟部組織
*air way
*肺野
*横隔膜
*心臓、縦隔
ちなみに、胸腺があるから、子供(特に新生児・乳児)のレントゲンでは縦隔の陰影は大人と全然違いますよー
(これは国試レベルの常識的な話だけど)
(これは国試レベルの常識的な話だけど)
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