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Apr 21, 2009

一般身体所見

せっかく内科、しかも神経内科をまわったから。

VS; T   BP   HR   RR  O2Sat %(RA)
 バイタルは体温をFで書くこと以外は日本と同じです。
 体温、血圧、脈、呼吸数、酸素飽和度。RA=room air
 ただし、ここ24時間の上下の範囲も合わせて書きます。

Gen; lying in bed, NAD
 ベッドに寝ていて、in no acute distressつまり、見て明らかに危機に瀕している訳ではない、ということ。その他、well nurished, appears in his stated age、などの記述も。

HEENT; NC/AT, conjunctivae pink, sclerae non icteric, MMM
 HEENT=head, eyes, ears, nose, throat
 頭の診察ということです。まぁ、神経だと眼の動きとかは神経所見に入るということもあり、ここは非常にテキトウです。
 NC/AT= normocephalic, atraumatic=頭の大きさ正常、外傷なし
 conjunctivae pink, sclerae non icteric=眼瞼結膜貧血なし(ごめん、これ絶対日本語おかしいけど、日本のカルテでなんて書いてるか忘れちゃった。。。)、眼球結膜黄染なし(=黄疸もひどいと白目が黄色くなる!)
 MMM=moist mucous membranes=口腔粘膜湿潤。正常

Neck; no tenderness to palpation, nl.ROM, supple, no carotid or vertebral bruit, no thyroid mass
 no tenderness to palpation=脈を取って痛くないnl. ROM= normal range of motion=頸の可動域正常
 supple=頚部柔軟=コウ部硬直(nuchal rigidity)なしってこと。大事。
 no carotid or vertebral bruit=頚部血管雑音なし(動脈硬化などで狭くなったりすると音がする)
 no thyroid mass=甲状腺肥大(腫大?)なし

CV; RRR, nl.S1S2, no S3S4, no m/g/r
 CV=cardiovascular循環系
 RRR=regular rate and rhythm=不整脈なし
 nl.S1S2, no S3S4=日本語で書けばS1→S2→S3(-)S4(-)といったところ。つまり、1音2音の亢進・現弱なく正常に聞こえ、3音4音という過剰心音がない、ということ。
 no m/g/r= no murmurs, gallops or rubs=そのまま。心雑音なし。

Lung; CTAB, no rales
 ごめんなさい。本当は、clear to OPPAと、ちゃんと視診、触診、打診、聴診するんですけども、現実にはCTABと書くことが多いです。CTAB=cleat to auscultation bilaterally、no rale、つまり、呼吸音清、雑音なし、と。

Abd; soft, NT/ND, nl BS, no bruit, no masses, no organomegaly, no ascites
 など、必要に応じて足したり引いたり。
 Abd=abdominal 腹部。NT/ND=nontender, nondistended
 つまり、腹部;軟、平坦、圧痛なし、腸音正常、血管雑音なし、腹部腫瘤なし、肝脾腫なし(正確には、no hepatosplenomegaly)、腹水なし。

Ext; nl turgor, no c/c/e, full ROM, good peripheral pulses atradial anddorsalis pedis
 など。こちらも必要に応じて足しますが。
 Ext=extremeties 四肢。no c/c/e= no cyanosis, clubbing or edema
 つまり、四肢;ツルゴール正常、チアノーゼ、ばち指、浮腫なし、関節可動域正常、足背動脈・トウ骨動脈で末梢血管触知良好


そして、Neuroの診察、神経内科の本命に入ります。

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