Neuroの実習は終わったんですけども。
昨日の夕方、友人みっちーから電話がありました。
みっちーは今、MGHでTransplant surgery(移植外科)を回っています。
曰く、BI(私がNeuroを回っていた病院)で脳死患者さんがいて、今夜臓器摘出・移植をする、と。
まりちゃんの患者さんだろうから、と連絡をくれたそうです。先生に聞いてくれて、私が行ってもいい、という許可ももらったそうです。
世間は狭いというか、すごい偶然というか。
すぐ連絡をくれたみっちーに感謝です。
驚いて患者さんのカルテを見に行きました。
確かに、移植に向かっていました。
家族に話を、という記録もありました。
脳死の判定がなされてから、血液検査一式、胸部Xr、胸部CT、尿検査、尿培養、血液培養、心エコー。
(24日に脳死判定をし、25日未明に2回目の脳死判定をし)、25日の朝から沢山の検査がなされていました。
夜遅くからかも、とか言ってたんですが、結局結核の疑いがあるから移植は出来ない、ということになりました。
だから、結論から言えば、臓器摘出・移植は見れませんでした。
みっちーに、せっかくの週末に出かけてたのにごめんね、I messed up your weekend.と謝られました。
でも、私は本当に感謝だなぁ、と思っています。
目の前で刻々と死に向かっているという状態に衝撃を受け、初めて脳死判定をし。
一生忘れられないだろうなぁ、って思っていた、その患者さんの最期までちゃんと知ることが出来たから。
移植、という話が進んだとしたら、そこまで知ることが出来たわけだし、今回はダメでしたが、脳死判定の後に移植に向かって何がなされているのかも知りました。
同じ患者さんの、違う面を見られたような気がします。
この辺りは沢山の病院があり、沢山の移植外科がありますし、脳死の患者さん、というのもかなりの頻度でいます。
BIのwestだけで月2-3人の脳死患者さんがいるそうです。
(ただし、目の前で刻々と脳死になっていくのを目の当たりにするということは滅多にない、と言われましたが。)
そんな中、私の患者さんを友達の移植外科が担当する、という偶然。
そんな偶然にも、連絡をくれたみっちーにも感謝します。
ありがとう。
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