Pages

Apr 22, 2009

Clinic

Consultのroundは普段はPM2時からなんですが、今日は諸先生方の都合により午前中でした。
今日は、午前中に新患を取り、カルテを書き。
10時から1時くらいまでroundがあり。

午後からClinicに行ってきました!
クリニック、言えども、別に診療所ではありません。Clinic=外来。
つまり、外来を見学に行ってきたんです^-^

もう、全然違います。驚いちゃうくらい>_<

1.診察室が広い!
まぁ、病室があれだけ広いんですから、そりゃそうですけどね。

2.診察台がすごい!
日本では、単なる「台」ですよね??
でも、アメリカは違いました。
患者さんが腰掛けたときに、立っている医師と同じ高さの目線になるくらい高いです。
そこに腰掛けてもらい、診察。寝っころがってもらい、診察。

3.壁がすごい!
絵とかがあっていい感じ、ということではなくて。
血圧計、眼底鏡、耳鏡、普通の鏡、さらには、洗面台つき。

4.数がすごい!
これは逆の意味ですが。
午後いっぱいかけて診る患者さんの数は4人。
その代わり、医師が沢山います。
なんというか、日本で言うところの「外勤」が無い感じです。
確かに、そうしたら外来が充実できますよね。納得です。

新患の場合。
residentが、話を聞いて診察をして、上の先生に一度presentation。自分の考えを話し、そこで一度discussion。
とはいえ、患者さんを待たせていますから、非常に端的。短い時間で上手にpresentationをし、要点をぱぱっと話し合います。

上の先生とともに戻ってきて、診断のポイントとなる診察をもう一度やったりし、今後の方針を決めます。
所要時間全部で1時間ちょっとくらい。

私は今日は初外来で、residentの先生がやっているのをほぼ見学状態。
所見とるのを少しやらせてもらった程度でしたが、面白かったです^-^
本当は予診とかも出来たらよかったんですけどね。
もう、初めてだらけで、なんせ外来の中で迷ってましたから、私(笑)

ちなみに、今日の患者さんは、
1.29歳女性。主訴、めまい。診断、Hyperventiration。
2.53歳女性。主訴、異常感覚。診断、essential tremor、cervical spondylosis。
(3.follow upの患者さん。Alzheimerの末期。)

非常に勉強になりました。
外来と入院だと、病気も全然違うので、面白いです。


また、今日は今月最後のOn callでした。
学生はover nightでないだけマシとは言え、昼間新患をほぼ毎日とり、さらに4日に1回のon call。死んでしまうのではないかと危惧していましたが、なんとか乗り切れました。ふぅ。

今日は18時過ぎに(17時からon callの時間帯で、他の先生はon callの先生に申し送りをして、帰宅。)新患をとりました。
問診、診察、initial noteを書き、residentの先生に確認。
そこまで終わって病院を出たのが21時半過ぎ。

確かに、日本で考えれば普通に実習をしていてもありうる時間帯ではありますが、昼間の仕事っぷりが違うからか、疲労度合いが全然違う気がします。
(昼間の仕事っぷり=毎日新患をとり、問診・診察・initial note書き。さらに、roundでのpresentation。当然、前日以前からの患者さんのカルテも書く。暇な時間、ふぅ、と一息つく時間というのがほとんどありません。)

でも、さすがにこれだけやれば神経所見を始めとする診察は慣れた気がします。
よく考えてみたら、今の私は問診にてこずることはあれど、診察に関してはあんまり考えずに英語で指示できてるということに気づき、自分に今日改めて感動ました(笑)

問診も、最初の頃よりは慣れてきました。
それでも、やっぱり困るのが薬剤。
事前にリストを入手する(Consultの場合)か、先に患者さんに薬剤リストください、と言うか(完全な新患の場合)薬を先に知った状態で問診に向かっています。
英語は日本語のような擬音語・擬態語が少ないからか、患者さんたちが使う単語の種類もそんなに多くないように思います。

もともと患者さんとの会話はあまり苦労はしませんでしたが、それでも初期の頃よりはいいと思います。
お医者さんとの会話、presentationも前よりはるかにマシです。
物事、やっぱり慣れが大事です。

でも、実は後2日で長かった(日米合わせてのべ7週間)神経内科も終了です。
内科を離れ、来月から2ヶ月ぶりの小児科です♪

明日は、神経診察を中心に、英語での診察・所見の記載について書いてみます☆

No comments: