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Dec 25, 2008

輸液

まぁ、要するに点滴です。

今日は、点滴に興味を持ちました☆
興味を持った時間が遅すぎて、本を見るところまでは無理でしたが(笑)
先生に簡単な入門書みたいのを教えてもらい、今日は軽く解説してもらいました。
面白い(^-^)♪

点滴は水に薬が混ぜてあるだけ、なんて思ったら大間違いです! !
基本的な輸液の製剤はたーーーーーくさんあるんですよ(>_<)
それを決めて、さらに、+α、必要な薬を入れます。

話を単純にするため、絶飲食中の方とします。
生きるのに必要なのは、水、糖、アミノ酸、電解質、ビタミン、微量元素です。
まぁ、ざっと2000mlの水と2000kcalのカロリーが必要とします。

1.濃いグルコース(ブドウ糖)の入ってる輸液(50%が一番濃い)の分量を選ぶことから始まるそうです。50%glucose溶液500mlで250mgのブドウ糖=1000kcalのカロリー。
つまり、50%glucoseが1000ml必要。

2.次に、アミノ酸の量を計算。というか、アミノ酸を含む製剤は簡単で、基本的には400ml入れればちょうどいいように出来てるみたい。まぁ、これで百いくらかkcalくらいあるみたいだけど。
アミパレンが400ml必要。

3.で、ここで合計水分量を計算。1400ml。つまり、水分量は残り600ml。

4.この600mlの水分に必要なその他のものを入れる必要がある訳で。
電解質で大事なのがNaとK。Naが一日で60-120mEqくらい。Kは20-40mEqくらい。
10%のNaCl製剤20mlで大体34mEqとか。KCl製剤1Aで20mEqくらい。

5.あとは、ビタミンはビタメジンとかを一日1A入れればOK。
微量元素は一週間に1回入れればOK。


と、これで決めたメインの点滴が決まります。不要な項目は飛ばしてOK.
糖尿病や腎臓疾患がある場合は、水や糖分を厳しく制限しなくてはいけないので、もっと話は複雑です。ざっとな計算じゃダメな場合も沢山ですから。
アミノ酸を入れた段階でカロリーがずれるから、その分、glucose減らしたりとか。

さらに、必要な薬(利尿剤だったり、胃の薬だったり、吐き気止めだったり、何でも。)を入れたり。
もしくは、側管から入れたり(生食100ml、または、Na freeにしたければglucose 100mlに溶かして。)


ここまでではない場合。(つまり、長期の絶飲食ではない場合など。)
水分量と電解質量で計算します。成人で必要量は一日だいたい2000mlとか。
電解質は上記の通り。

そうすると、メインは維持輸液のソリタ3号とかを4本くらいでOK。
Naが足りない、Kが足りない、などであれば、その製剤で調節。
あとは、嘔吐・下痢・ドレーンなどで細胞外液が失われている場合は、細胞外液のラクテックで補ったり。

また、急性期の場合では、尿が出るまでは最低でもKはいないようにするから、開始液のソリタ1号を使うとか。


いつも、どうやってたくさんある輸液の中から選んでいるのか疑問で仕方が無かったんですが、少し納得しました。
今度、先生が進めてくれた本を読んでみたいと思います♪♪

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