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Feb 9, 2012

胎便性腹膜炎

という病気を初めて知りました。
お母さんのお腹の中にいる時に、何らかの原因で赤ちゃんの腸に穴が開いてしまって、胎便が腹腔内に漏れてしまうことで、赤ちゃんが腹膜炎を起こしてしまうことです。
発見が遅れると、ミルクを飲んだ後とかだと、予後が悪い病気だそうです。
今日生まれた子は、胎内診断で回腸閉鎖の疑いがあったため、生まれた後は即検査、回腸閉鎖の疑いで緊急オペとなりました。開腹してみたら、胎便性腹膜炎の状態になってました。


赤ちゃんのお腹って、意外と病気があるんです。
腸はお腹の中で大きくなるにつれ、ぐるぐるっと回って、正しい位置に納まります。
それが、回り方を間違えちゃうのが、malrotation、腸回転異常。
途中のいろんな場所が狭窄したり閉塞したり、捻転したり、いろんなことがあります。

普通の新生児でも、吐くことっていっぱいあるんだけど、普通に吐いてるのか、お腹の中の疾患で吐いてるのか。
NICUに入院するような子の場合は、たいていは呼吸に問題があるので、最初に胸とお腹と写真を撮るので、明らかにおかしければそこで分かるとは思いますが、疑わないことには始まりませんから。

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