を今日初めてやりました。
実は見るのも初めて。
そもそも、交換輸血というのは、かたっぽで自分の血液を抜きながら、もう片側から輸血を入れていくという治療法です。
溶血性で黄疸が酷いとか、そういう時にやるんですけどね。
「部分」交換輸血というのは、かたっぽで自分の血液を抜いて、もう片側から生理食塩水やアルブミンを入れていくという治療法です。多血症の時に主に行われます。
交換輸血と比べると、量も少ないし、入れるのも輸血ではない(アルブミン製剤は一応血液製剤には含まれるけど)ため、リスクもぐぐっと減りますし、血圧の変動などの合併症も少ないです。
単なる多血症なら生理食塩水を入れればいいし、黄疸を合併しているのならアルブミンを入れます。
新生児はもともと酸素が少ないお腹の中で生きて行くべく、元々が大人と比べると多血の状態です。
赤い成分が少なすぎても貧血(貧血はHbで診断する)だけど、多すぎても血液がドロドロしすぎて(過粘稠)症状が出てしまうのです。
その中でも多血症というのは、Ht(ヘマトクリット。血の中の赤い成分の容積のこと)>65%のことです。
Hb(赤い成分の量)ではなく、Htで診断するというのがミソ。ちなみに、中心静脈での値が一番良くて、さらには機械判定ではなく遠心分離をかけて肉眼的にHtを測定するのが良いです。
普通の点滴ラインを取って、そこから生理食塩水なりアルブミンなりを入れ。
反対側の手や足にA-line(動脈ライン)を取り、そこから血液を抜きます。
3ml/min程度の速度で、入れるのと抜くのと速度を合わせながら行います。
目標量(Ht55%になるように、どれくらい交換する必要があるか計算した量)を施行した後、Htやビリルビンの値などを測定して、終了となります。
また一つ、初めてなことが減りました。
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