その検査をやっている部所が検査部です。
昔は全て人間がしていたそうです。
でも、今はほぼ全てが機械です。
それが、すごく優秀で面白い機械でした!
小さい試験管みたいなのに採血しますよね?
よく見るとバーコードがついています。
誰の血液で何の検査に使うもの、という情報です。
検査部に試験管が届くと、小さな試験管立てに乗せて細いベルトコンベアみたいなものに乗ります。
そこからがすごい。
バーコードを読み、目的別に試験管を振り分けます。
血算(赤血球とか白血球の数など)、血液生化学(いろんな物質の濃度とか)、免疫系、ホルモン系など。
ちなみに、目的別で血液の状態は違うから、何本も採血しないといけないんです。
生化学の試験管の行方を見てみましょうか。
振り分けられた試験管は遠心分離され、赤血球や白血球などの血球成分を下に落とします。
上に残ったものを血清といいます。
次に、横から光を当てて血清の量を測ります。
必要量あるか。スポイトをどの深さまで突っ込むか。を見るためです。
次に、機械なのにとっても器用に蓋を開けます。
さらに、スポイトを突っ込んで血清を吸い出して新しい子試験管に移します。
子試験管はさらに先へ。
行き着いた巨大な機械では、測定したい項目の数だけ小さな小さな試験管に取り分けます。
10項目測りたいなら10こ、15項目測りたいなら15こ。
そして、それぞれに違う試薬を入れて、時間を置いてから測定。
測定は光を当てて、どのくらいの濃さまで変化したか、などで測ります。
以上、全て自動!!
変にくっついてて蓋を開けれない!、血の量が少なすぎる!、やたら濃くて振り切れたから希釈してやり直し!
など、何か問題があると、ピーピー鳴って知らせます。
こんな偉い機械を作った人はすごいね。
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