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May 16, 2011

筋注

注射にはいくつか種類があります。

皮内注射:
ツベルクリン反応のように皮膚のすぐ下にプクっと薬が盛り上がるのが見える(膨疹)もの。本当に薄く皮膚直下(真皮内)に注射します。

皮下注射:
予防注射の類はたいていこれです。神経を避けて注射します。多いのは、手を腰に当ててもらって上腕伸側(二の腕のぷるぷるのああたり。笑)。皮下組織に注射します。

筋肉注射(IM):
三角筋(肩の筋肉)や外側広筋(大腿)などに刺します。筋注は痛いのです。。
また、出血傾向のある場合は禁忌です。

静脈注射(IV):
血管内に直接薬を投与します。一番多いですね。
点滴とか採血と同じ要領で血管を探し、針を刺します。


それぞれ吸収速度が異なります。
静脈注射(IV)>>筋肉注射(IM)(IVの1/5程度)>皮下注射(IMの半分程度)
なので、使い分けをする訳です。

で。本日は初めて筋注を行いました。
日齢2の赤ちゃんに。

お母さんがHBV(B型肝炎)陽性(HBs陰性、HBe陽性)だったので、赤ちゃんに感染しないように、生まれてすぐにHBV抗体を注射するんです。両側大腿に半分ずつ。
当然のごとくぎゃーぎゃー泣かれてしまいましたが、無事投与。

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