Apr 29, 2008
透析
原因の第一位は糖尿病による腎不全なんです。
やっぱり糖尿病はなっちゃだめですね。
透析をしている患者さんは、週に3回、1回4時間の透析を続けています。
健康な人では、毎日24時間腎臓が働くことによって、要らないものを排出していますが、腎臓がダメになっている人ではそれが出来ないので、人工的に血液をキレイにしなくてはいけないからです。
その時、大量の血液を体から引いてきて、外にあるカラムを通します。
普通の採血の時、あまり血が出ないことからも分かる様に、静脈に針をさしても大量の血液は出ません。
でも、動脈に針を毎回刺す訳にはいきません。(動脈は血圧がある上に、深い場所にあるし、大変なんです)
そのために、静脈と動脈をつなぐシャントという手術を行って、近くの静脈から血を引いてきます。
さて。
今日の授業では透析のことを座学で少し学んだ上で、実際に透析をしている患者さんの腕を診察させてもらいました。
上で書いたように「シャント」という手術をしているので、それがどのようになっているのかを見せていただく為です。
シャントを作ると、そこの上に指をそーっと乗せると、ザッザッザッと細かく震えるのが分かります。
また、聴診器で音を聞くと、ザーというかゾーというか、そういう音がします。
圧力の高い動脈から圧力の低い静脈への近道があるようなものですからね。
実際に患者さんを見ていて、透析は大変だと思いました。
腎臓がどれだけすごい仕事をしているのかを実感しました。
Apr 27, 2008
関西WS
のWork Shop(学生による講習会みたいなもの)に出てきました。
後輩2人も行ってて、先輩1人も行ってて、私以外の人はインスト(教える側)。
私だけ参加者(教えてもらう側)で行かせてもらいました(笑)
だって、ALS(特に不整脈とか。。)習ったことないし、そもそも循環の時にも不整脈とか心電図読むとか苦手だったし。。
26日の始発の飛行機で行き、27日の最終の飛行機で帰ってきました☆
なんだか、知った顔がいて面白かったです。
(うちの大学とか東京でやったJATEC、JICAMで会った人たち)
知り合いも増えて、楽しかったです。
今度うちの大学でやるWSにも来てくれるそうです♪
<ビックリしたこと。>
1.西と東で全然違う!!!!
ノリは違うし、教え方面白くて大爆笑です。
例えば、徐脈(脈が遅くなってしまうこと)は金貸しに例えて教えてくれました。
金貸しの格好をして、本当に金貸しっぽくしゃべって(笑)
金返せ! → はい!と返す
(心房の収縮P波) (心室の収縮QRS波)
これが正常。金貸しも満足。
ところが、金返せ!と言ってから返すまでがいっつも遅い人がいる。
これは、イライラするが、返してくれるから許してやる。と。
=Ⅰ度房室ブロック。症状がなければ治療の必要なし。
金返せ!と言ってから返すまでが少しずつ遅くなって、ついには返却が途切れる人がいる。
これは許せないが、まぁ、その前兆があって少しは警戒しているから、可愛げがある方だ。と。
=Ⅱ度房室ブロックのWenchebach型。症状がなければ経過観察。
ところが、いつもは金返せ!って言うときちんと返す人が何の前触れもなく突如返却が途切れる人がいる。
これは、こちらも全く警戒をしていないから、腹立たしくてあぁ?!と思う。と。
=Ⅱ度房室ブロックのMobitsⅡ型。症状がなくても治療。
こちらがいくら金返せ!って言っても全然話を聞かず、関係ない時にたまにお金が返って来る人がいる。
これは、俺の話を全然聞いてなくて、根性をたたきなおす必要がある。と。
=Ⅲ度房室ブロック(完全房室ブロック)。ペースメーカーを入れる必要あり。
とまぁ、ものすごく納得しました(笑)
2.シナリオがすごい。面白い。
バラエティーに富んでいて、本当にインストの方でやることもあったり、考えちゃうものが多かったです。
また、本当に救急の役の人から電話がかかってきたりとか、リアリティーもあって、患者さんが亡くなってしまう場合もあったりとか。
何といっていいのか分からないけど、すごかったです。
関東でこれをやるのはまだ難しいのだとか。
関西は歴史もあって、インストの質も高いのだけど、関東はまだまだ出来ていないのだそうです。
これからはインストとして成長をして、WSを西に近づけたいなぁって思いました。
それにしても、楽しかったです♪
Apr 25, 2008
カンファ
というよりも、カンファの見学という授業だった、と言った方が正確です。
入院されている患者さんの一人一人について担当の医師が説明をしていきます。
1週間以上入院されている方に関しては経過だけを説明。
最近の入院であれば、入院した経緯、所見、診断など全てを説明。
さっさかさっさか進んでいて、えー!?とか思っている間に次の患者さんへ。。
うーん。
でも、心電図の所見はさすがに少しは読めるようになってました♪
「○○という所見があり、心電図診断としては、××です。」
と先生が言うのが理解できて、自分で読めるかは別にして理解は出来ました(^-^)
進歩進歩☆
そういえば前に先生たちがそう言っていたけど、少し驚いたのが、学生もやっているということです。
うちの大学では、参加型臨床実習なので、自分の受け持ちの患者さんに最初に会いに行って所見をとったりするらしいです。
というわけで。
6年生の先輩も発表をしてたんですよ。
すごい。かっこいいです。
憧れます。
いや、憧れているだけではなく、近づけるように努力をしなくてはと思います。
Apr 24, 2008
心音、心雑音
心臓の音=心音
正常ではドッキン、ドッキン、って言っています(って当たり前ですね;)
この音、何の音か知っていますか?
心臓が収縮している音?
答えは違います。弁が閉まる音です。
心臓には4つの部屋があり(左右の心房・心室)、心室は動脈につながって(右室→肺動脈、左室→大動脈)います。
心房と心室の間、心室と動脈の間には逆流を防ぐ為に弁がついています。
ドッキンという音は弁が閉まる音なんです。
Ⅰ音が「ドッ」で、心房と心室の間の弁が閉まる音です。
Ⅱ音が「キン」で、心室と動脈の間の弁が閉まる音です。
つまり!
心臓が収縮しているのは、「ドッ」と「キン」の間なんです!
さて。
病気になるといろいろな変な音が混じってきます。
ドッキンの後に音が入ったり(Ⅲ音)、ドッキンの前に音が入ったり(Ⅳ音)もします。
ドッキンの間にザーーーーと音が入ったり(収縮期雑音)、キンとドッの間にザーーーと音が入ったり(収縮期雑音)します。
心臓の筋肉がおかしくなっていたり、弁が狭かったり開きっぱなしだったりすると変な音が出たりするんです。
心音とか心雑音は実はとても聞きにくいものです(たとえば、Ⅲ音はとっても音が低くて音が小さいのです>_<)
さらに、機序もいろいろでよく分かっていませんでした。
でも、今日の先生はとーっても分かりやすくて、今までの疑問もほぼ全て解消☆
感動しました(T^T)
先天性心疾患
左右の心房の間に穴が開いている心房中隔欠損、左右の心室の間に穴が開いている滲湿中隔欠損、大動脈と肺動脈が逆になっている完全大血管転位。
さらに、子供の診察をする上での注意みたいな話もありました。
胎児はお母さんのお腹の中で羊水の中に漂っている状態ですから、呼吸はしていません。肺は使わないんです。お母さんから酸素をもらいます。
それが、生まれた瞬間に自分で呼吸をすることになります。
これって劇的な状況です。
胎児の循環(血の巡り)ってとても特殊なものなんです。
だから、大人とまた違った考え方も必要だってことがよく分かりました。
そして今日、先天性心疾患の子供の心臓を見ました。
本物です。病気で亡くなってしまったお子さんで、解剖をさせていただいた子の心臓です。
なんとも言えない気持ちがしました。
本当に本当に小さかったです。
大人の心臓は握りこぶしより大きいくらいです。
子供はどれくらいだと思いますか?
2,3か月では本当に3,4センチくらい。
2歳前くらいになると、5,6センチくらい。
こんな小さいうちに亡くなってしまったんだって強烈に訴えてくる気がしました。
やっぱり小児科医になりたいな。
Apr 22, 2008
心電図
心電図、前は難しくて分からなくて大嫌いだったのですが、心電図の説明を先輩に受けてからけっこう面白いじゃん!って思うようになりました。
というわけで、今日は先生に楽しそうだね、って言われるくらいワクワク。
いやぁ、でもやっぱり分からないです;;
何かが変!までは分かります。
ものによっては、ここがこう変だから、こう!(所見)までは言えます。
だけど、その先。
だから、このような病気が考えられます、っていうことが言えません(>_<)
そこまで言えるようにならないとですもんね。
たくさんたくさん心電図を読んで、スラスラと所見を言えて、鑑別疾患まで言えるようになりたいなぁ。
それにしても。
今日は午前中が心電図の授業。
午後はグループで宿題となっていた患者さんの心電図を読む。
夕方(夜?)は心電図の勉強会。
うーん。心電図漬けな一日でした。
Apr 21, 2008
胸部の解剖
3年生の時にやったはずなのに。なのに、えっ……。みたいな感じでした;;;
例えば。
心臓の外観を描きなさい、っていう問題があったんですが、描けますか?
左心房と左心室は心臓の後側です。
右心房は心臓の右側です。
右心室は心臓の真正面です。
ね?たぶんイメージと違います。
さすがに胸部とか循環の授業を受けてきているし、それはまぁまぁでしたが。
心臓の弁の様子を描いて、開いたり閉じたりする様子を説明しなさい。
とかだと、とたんにあやしくなります。
心臓と大動脈の間には大動脈弁という弁があるのですが、一般的なイメージは心臓を出てすぐ、みたいな場所です。
でも、実際は大動脈弁はまだまだ心臓の中にあるそうです。
もう、全然ダメでした。。
解剖も、病気のことも。学ぶことはたくさんです。
頭にそんなに入るかなぁ。。
でも、入れないとですよね。
入れます。頑張ります。
Apr 18, 2008
人工呼吸、肺活量
患者さんではなく、自分に(笑)
って、笑い事ではなく真剣です。
患者さんが行うことは自分たちでも体感しないと、ということです。
人工呼吸って言ってもモードがいろいろあって、完全に人工呼吸器が呼吸をさせるモード、自分の呼吸に合わせて助けてくれるモード、どっちも混ざったモードなどなど。
実際に吸ってみてビックリしたのは、こんなにも苦しいものなの?!ということです。
空気を否応なしで押し込んできますからねぇ。。
人工呼吸器を付けられた高齢者は苦しいものなのだ、という話は聞いて知ってましたが、こんなにも嫌な感じなのですね。
また、人工呼吸には合併症や弊害が多く付き纏います。
長期に付けたり、やり過ぎてしまうと起こりうることは、
感染症、肺の損傷、会話が出来ない(管を通しますからねぇ)、その他もろもろ。
使い方は考えないとですね。
その後の実習では、肺活量とかを測りました。
肺活量は22歳の慎重158cmの女性にしては多いみたいです♪
また、めいいっぱい息を吸い込んで、出来るだけ勢いよく吐き出すという検査もしました。
これは、タバコ吸いすぎな人がなるCOPDや喘息などなどいろんな病気で吐き出したときのグラフの形が変わってくるので、肺の病気の種類が分かります。
私は正常でした☆☆ って、当たり前ですね。
でも、これはけっこう大変な検査だってことも分かりました。
苦しいから呼吸器内科にかかっている訳で、そんな状況で息を吸ったり吐いたりを何度も何度もやって、しかもめいいっぱい吸ったり吐いたりだからけっこう疲れるし、患者さんは大変だということが昨日今日でとてもよく分かりました。
Apr 17, 2008
気管支鏡
気管支鏡とは、胃の内視鏡の肺バージョンみたいなものです。
苦しくないように酸素を流しながらだったり、ゲホゲホしないように麻酔をしながらやります。
胃の内視鏡同様、いくつか目的があります。
1番多いのが、肺の中を洗って、その水の中にあるものを検査する、というものです。
今日見たのもこの検査で、レントゲンやCTで白いもやーっとした陰が写っていて、より詳しく検査が必要になった方でした。
胃カメラと違って、肺は沢山沢山枝分かれをしています。
喉で1本なものが、2本、4本、8本、と分かれていきます。
学生の私には解説をしてもらわないと今肺のどこにいるのかが分からないです。
さて。
目的の場所まで気管支鏡を進めます。
そこで、生理食塩水を50ccほど入れて、また吸い出します。
そうすると、その周辺に漂っているもの(細胞やら菌やら)が回収されるので、それを検査です。
えっ、肺に水入れるの?!
と思うかもしれません。
一部だけだし、多くは回収されるし、少し残った分は肺で吸収されるから大丈夫みたいです。
でも胃カメラ同様、やっぱり気持ち悪いのですよね。
上手に出来る先生にお願いしたいものだって思いました。
Apr 16, 2008
肺の診察 ぱーと2
これが、眠い眠い眠い(笑)
けっしてつまらない訳ではなくて、ただ、
『肺の聴診=呼吸の音≒寝息 ⇒ 眠い!』
という流れが(笑)
肺は元気ならスー、スー、と音がします。
喘息などで空気の通り道が狭くなれば、そこを息が無理矢理通るので、ヒューヒュー(ウィーズ)や、ゴーゴー(ロンカイ)。
肺炎などで空気の通り道に水気があれば、そこを息が通るときに、パチパチ(fine crackles) やコポコポ(coarse crackles)。
と音がします。
まぁ、あと何種類かありますが、お医者さんはこれら音を聞いているんですねー。
と、まぁ分かっていても分かりにくかったです。。
カタカナで書けば全然違うように見えるかもしれないですが、実際に聞いてみると意外と難しいのも何個もありました。
でも、まぁ心臓の音よりはましかなぁ。
少なくとも、心電図よりは分かりやすいと思います。
Apr 15, 2008
肺の診察 ぱーと1
聴診はまた明日☆
今日一番難しかったのは打診でした。
打診とは、お医者さんが左手を患者さんに当てて、その中指を右手の中指で叩いて音を聞くというものです。
肺の部分は高いきれいな音がします。 =清音
中身が詰まっている臓器では、鈍い音がします。 =濁音
空気がたまっている部分は響きます。 =鼓音
先生のお手本では、本当にきれいに音が違います。
なのに、私がやると音がきれいに出ません(;_;)
具体的には、胸の部分を左右で上からポンポンと叩いていくと音が変わる部分があるんです。
右側なら肝臓になって清音が濁音に変わります。
左側なら胃になって清音が鼓音または濁音(お腹いっぱいだと濁音です。笑)に変わります。
背中では、清音が濁音に変わるところが肺とお腹の境目です。
背中側では肺は意外と下のほうまであって、肋骨が触れる一番下よりも少し上までです。(第10肋間くらいまで)
音が出て聞き分けないとダメだから、練習あるのみです(>_<)
とは言っても、自分では練習できないし、女の子を脱がせるのは微妙なので、必然的にグループの男の子の上半身が必要なんですよね。。
心臓の診察のところでも書きましたが、本当にありがたや。
医学生、医師として
そんなメッセージを含んだ授業がありました。
先生が伝えたかったことの何分の1とかしか受け取れてないだろうけど、それでも思うことはありました。
1。
まず、文章を読んで絵を描きました。
教会があります。玄関の左には噴水があり、前には川がながれています。丸木橋がかかっていて、上流には風車があります。(以降略)
すると、当然人によって違うのもそうですが、風車なのに水車を描く人、噴水を向かって左に描く人右に描く人、丸木橋なのに、立派な橋を描く人。いろーんな人がいました。
思い込み、勝手な判断や決めつけ。私たちがどれだけしているのかがよく分かりました。
当然医療現場でも起こりますよね。
患者さんがイメージしていることと私たちの中のイメージが違うかですよね。
2。
症例にしたがってみんなで考える。
何歳の女性(男性)、今朝体が動かないことに気付き救急来院。(以下略)
などと書かれた紙が配られ、グループみんなで考えます。
まずは、現病歴やアレルギーなどのAMPLE(以前の日記参照)を聞くのですが、適確に聞かないと欲しい内容の答えは返ってきません。
くも膜下出血を疑って、頭痛の有無を。
外傷性を疑い、最近事故にあったり頭を打っていないか。
どのように発症したのか、何時頃なのか。
などなど、沢山あります。
症状を診たときに、この病気が疑わしい、と一つ考えるのはダメです。
どれだけの鑑別疾患(これから除外していかなくてはいけない考えられる疾患。)をあげられるかが大事です。
そして、それを除外する為には何の検査をするのか。
グループで考えて質問したら先生から答えが返ってきますし、検査をオーダーしたら結果を見せてくれます。
そうやって進めていきます。
患者さんにも説明しなくてはいけません。
何を説明したらいいのか。
患者さんは何の情報が欲しいと思うのか。
また、実際の症例を使うので、本当の患者さんのデータです。本当の患者さんの結果です。
患者さんの決断にも驚かされました。
考えれば出てきて当たり前の選択肢だったのに、全然考えていなかったです。
私の価値判断で考えていたのです。
普段いかに偏った考え方をしているのか、いかに勝手に考えたり判断したりしている部分が大きいのかを実感しました。
Apr 14, 2008
血圧と心臓
<血圧測定>
自動で測るやつもあるじゃーん、と思わなくもないですが、ちゃんと測ります。
マンシェット(太いベルトみたいなの)を腕に巻いて、しゃこしゃこ空気を入れて測ります。
最初は普通に血液が流れますが、圧力をかけていくと血流がとだえます。
この間が血圧を測るポイントです。
聴診器で血管の音を聞いていると…
普通に流れているときは音はしません。スムーズだから。
全く流れなくても音はしません。流れてないから。
少し流れるっていう時、血液が血管に当たるからトコトコと音がします。
つまり、血圧を測っているときに何をしているのかと言うと。
�しゃこしゃこと圧をかけて血流を無くす
�徐々に圧を下げてくると、どこかで血流が再開して音が聞こえる
(収縮期血圧。最高血圧。)
�さらに下げると圧迫が取れて音が聞こえなくなる
(拡張期血圧。最低血圧。)
なんですねー。
これが慣れないと意外と難しい。
要練習です(>_<)
ちなみに、これを聴診法と言います。
触診法っていうのもあって、手首で脈を取りながらやると脈が消えるので最高血圧が測れます。
<心臓の診察>
そもそも聴診器には膜が張ってある『膜型』という面と、張ってない『ベル型』という面があります。
高い音を聞きたいか、低い音が聞きたいかで使い分けます。
また、診察は何の診察でも基本的な流れは同じです。
視診、触診、打診、聴診
さて、心臓ですが、見ると外からでも拍動しているのが分かる部分があります。
真ん中より左側の胸のとこです。
心臓が当たっているから見えるんです。
心尖拍動って言います。
触ってもよく分かります。
聴診では聞く場所は大きく4区分。
説明難しいから省略します(笑)
トット、トット、って聞こえたら正常。
音が増えていたり、弱くなっていたら異常。
ちなみに、この実習では裸な上半身が必要です。
グループの男の子みんなに服を脱いでもらって練習します。
医学教育では男の子の体を借りる場面が多いです。
ありがたや。
Apr 11, 2008
女性のキャリア
女の人が医者として働いていくことについて。
結婚だって子育てだってあるし、ということも含めて。
とっても参考になって、かなり面白かったです。
先輩の女医さん2人のお話を聞いて、質問とかもしたり。
やっぱり女性がずっと医師として働いていくのは大変みたいですね。
特に、結婚とか出産とかしたりすると、大変なことは沢山あるみたいです。
でも、だからといって躊躇ったり、諦めたりしないで、やりたいことをやっていこうと思います。
なんて、私が言うと、「いや、はやたまは好きなことしてそうだから大丈夫だよ(笑)」なんて言われたりするけど。
でも、やっぱり頑張ろうって思う。
やりたい科に進んで、就職したい病院に就職して。
やっぱり結婚・子育ても出来たらいいなぁ。
仕事以外にだってやりたいことはいっぱいあるし、やりたいことは全部挑戦しよーって思う。それは当然学生時代も。
ま、今も毎日楽しくてしかたないですけどね(笑)
Apr 10, 2008
清潔操作
例えば、手術をするとか、傷口を縫うとか、採血をするとか、なんでも。
医療行為はきちんときれいな状態で行わなければ患者さんを感染させてしまったり、逆に医療者が感染してしまったりするので、とっても大事です。
ちなみに、
滅菌=特殊な機械を用いて、「全ての」微生物を死滅させること。=無菌状態
消毒=消毒薬を用いて、「人体に有害な病原体の」量を減らし、害が無い程度にすること。≠無菌状態
人体は無菌状態にはなりえません。
そもそも、滅菌は高温で何分もであったり、有害なガスを用いるので人間には使えません。
消毒はいくらやっても菌を無くすことは無理です。
そもそも、人体には常在菌がいるので、皮膚の上は細菌だらけですし。
さて、今日やったことですが。
1.手洗い、standard precaution
手洗いは、きちんと手洗いが出来るかの確認です。
紫外線を当てると光る色素が入ったもので手を洗い(擦り付ける感じ?)、手の全体についていることを確認。
そして、手洗いをして、どこが残っているのかを確認し、今後手洗いをするときには気をつけましょうね、というもの。
私の場合は右手の小指の付け根の関節周りが残りやすいことが分かりました。
また、手のアルコール消毒の仕方も学びました。
1回量がけっこう多くて、こぼれそうでした(笑)
standard precautionとは、感染防御をすることです。自分を守ること、他の患者さんにうつさないこと、などが目的、、だったはず、確か。
キャップ、ゴーグル、マスク、ガウン、グローブ、が一応言われていますが、日常的に使われているのはマスクとガウン(エプロン)、グローブのような印象でした。
マスクは最近花粉症でよく使われているようなものの、医療版。
ワイヤーできちんと鼻のところを密着させ、プリーツを広げて使います(花粉症の人もぜひ参考に!意外と出来ない人も多いですよ!)
外したらもう二度と使いません。ある一定時間で変えましょう。
ガウン(エプロン)は腕まで覆う割烹着のようなものと、エプロンとがあります。
私の大学病院では、どんなに偉い先生でもみんな一緒でピンクのかわいいエプロンです(笑)
グローブはゴム手袋で、実験などでも付けるようなものです。
採血などの時でも付けるのが最近の基本だそうです。
今日はグローブをつけて採血の準備と片付けを学びました。
病院では針刺し事故を防止する為に捨て方も、ごみの分類も規定されています。
・鋭利な医療廃棄物 黄色いプラスチックのゴミ箱
・医療廃棄物 オレンジ色のゴミ箱(これの廃棄は1箱1万円?とかのお金がかかるらしです)
・プラスチックごみ(医療) 緑色のふくろ
・紙おむつ 黄色のふくろ
・一般可燃ごみ 赤い普通のゴミ箱
・一般不燃ごみ 青い普通のゴミ箱
2.手術時手洗い
手術室はより厳しくきれいにしなくてはなりません。ドラマとかでもよく見る、あの手洗いです。
石鹸で洗い、ブラシで爪周りを洗い、イソジンで手洗い×2回、アルコール消毒
というもので、けっこう時間もかかります。
手洗いも肘の上までですし、細かーく満遍なく、本当にきれーにします。
指先が一番きれいで、そこから遠のくにつれて不潔になる、という発想です。
例えば、洗い流す時も片手ずつでもう片方の手でこすってはいけません。
指先は常に上に向けておきます(水が腕・肘から指先に向かってたれたら汚いから)
よく見るドラマのあのポーズです。
3.手術着ガウンの着用
手術時手洗いが終わればいよいよ手術着の着用です。
これもまぁ、すごい。
絶対にきれいを保たなくてはならないため、細かいことが沢山あります。
そもそも、一人では着れません。看護婦さんに手伝ってもらわなくては無理なようになっています。
外側(患者さん側)のところは本当に一切触りません。
その途中で手袋もはめます。
これも、外側は清潔なので、素手ではつかめません。
いくら手洗い消毒しても人体は無菌状態にならないからです。
今日の一番大変だったのはこの滅菌手袋の着用でした。
ゴムではめるの大変だからついつい触ってしまうのですよ。。。
4.傷の縫合
今日は外来での縫合のレベルのものです。
手洗い→滅菌手袋をはめる→傷口の消毒をする→傷を縫う→片付け
なのですが、これはけっこう面白かったです☆
人工皮膚に入っている傷を、本物の針と糸・器具を使って縫いました。
ここでも清潔と不潔はきっちり分けています。
例えば、傷口の消毒はかならず中から外へ向かってです。
これは、外側の菌を傷口に運ばない為です。
よく手術や縫合で傷口以外を覆う布をかけていると思いますが、これには複数の意味がありますが、1つの意味合いは、きれいにするということです。
人体は無菌状態にはなりませんから、皮膚は菌が沢山です。
だから、滅菌されている清潔な布で関係ない所を覆うことで清潔にするんですね。
さて。
今日は本当に医学生らしい一日でした。
おかげで指が疲労困憊です(笑)
Apr 8, 2008
医療面接
さて、今日も総論です。
今日1番面白かったのは医療面接です。
医学部以外の人にはなんじゃそりゃ、って感じかもしれません。
医療面接とは。
端的に言えば患者さんとのコミュニケーションです。
人として当たり前といえば当たり前なこと。
そして、診断に必要なことを聞きます。
患者さんから必要な情報を聞き、かつきちんとした態度で。
後者はいいとしても、前者が難しかったです。
まだどんな情報が必要かが分かっていない、というのもありますが、何を聞けばいいのか分からないですもん。
前者の注意点は当たり前なことばっかりです。
・身だしなみは相手を受け入れるという自己表現。
・質問形式はOpenQuestion(自由に答えられる形式。今日はどうしましたか、とか。)を基本にする。
・共感的態度にしなさい。
・変な癖(ペンをカチカチするとか、貧乏ゆすりとか)は止めなさい。
とかとかとかとか。
流れとしては、
自己紹介や患者さんの確認、(世間話)
どうしたのかを聞き
現病歴(いつからですか、どんな感じですか、何かしましたか、などなどなどなど)
既往歴(今までの病気や手術など)
家族歴(家族に同じような病気の人はいますか?とか)
患者さんの背景(飲酒、喫煙、アレルギー、薬、などは当然ながら、場合によっては生活の変化なども)
などを聞きます。
最後には自分でまとめを言い、ということですね、と確認。
確か、こうな気が。何か抜けてるかもですが。。
必要なことを聞くのは難しかったです。
本物の模擬患者さん(訓練されている模擬患者さんっていう方々がいるんです)、患者さんの前に出たら緊張するだろうし、ますます難しいのだろうなぁ、と思います。
頑張ろーっと☆
Apr 7, 2008
学校再開
いよいよ5年が始動です。
今日は説明ばっかりでした。面白くなーい。
1番ためになったのは、医療システムに入るためのカードの支給(?)と、登録でした(笑)
うちの大学病院でも電子カルテが使われています。
症状から処置から検査から処方から、なんだって電子カルテ。
もちろん、高度の個人情報なので、誰でも見れるという訳にはいきません。
その医療システムに入るためのカードと指紋の登録を今日しました。
何がビックリって、指紋認証はマウスでやるんですよ。
だから、登録するのは右手の親指です。
普通そうなのでしょうか?
普段ローテクな生活している私はかなりビックリしました。
でも、いよいよ5年なんだなぁ、っていう実感はわきましたo(>_<)o
楽しみだなぁ♪
Apr 3, 2008
産婦人科見学
確かに、すっごくキレイにかわいくなってました。
<外来>
壁やドア、天井がかわいく素敵に模様替えされてました。
確かに、産婦人科って恥ずかしいし、不安とか恐怖心持って行くから、これはいいことじゃないかなって思います。
癒しのスペシャリスト(?)を入れたというだけあって、かなりホッとする空間でした。
私も今、整形外科で病院通いを続けている(経過観察とかではなくて、診断・治療のために)から、何となく分かる気がします。
私みたいに、命に差し障らないってことが分かってても不安とか恐怖ってありますからね。
<病棟>
まだ改革は途中とのこと。
それでも、垣間見れました。
例えば、LDR室とか。
ここは、陣痛が始まってから入る部屋で、普通のホテルみたいな感じを最終的には目指すみたいです。
ここで出産、その後回復1日までを過ごせるそう。
今までの無機質で冷たいな陣痛室、分娩室とは大違いで、びっくりしました。
また、不妊症の患者さんの検査室への入口と分娩室や陣痛室の入口は完全に分けるように改装してました。
当たり前といえばそうだけど、そういえば前は隣同士でした。
でも、それをまるっきり反対側に分けてました。
新生児室にはちょうど新生児の赤ちゃんがいて、すごくかわいかったです*>_<*
改めて、赤ちゃん・子供の医療に関わりたいと思いました。
それにしても。
確かに、小児科・産科に興味はあるけども。
先生の勧誘もすごかったです(笑)
でも、CCLで病棟を回るのが楽しみになってきました(^−^)v
Apr 1, 2008
小児科クリニック見学
私自身は小児科には予防接種でなんどか行った以外はいつも耳鼻科に行く耳鼻科っ子だったので、面白かったです。
先生(お父さん)とっても優しくて、いい方でしたし、本当にお願いして行ってよかったなって思いました。
小児科は大変だっていうことが少し実感も沸きましたし。
あやしながら診察。しゃべらないからどこの具合が悪いのかもよく分からない。
そんな小さな子供から、大人とたいして変わらない中学生まで。
お腹だろうが、頭だろうが、風邪だろうが、皮膚だろうが、神経内科的疾患だろうが。
頭では分かってたけど、実際に見てみて、全部診るってすごいと改めて驚きました。
私、出来るようになるかなぁ。。
大学病院とクリニックとまた違うだろうけど、小児科は大変だろうけど楽しそうです。
私にあってそう(^−^)
鼓音も聞けたし、血液検査見れたし、脳波も見れたし。
今日はたまたま患者さんが少なかったそうですが、次に向かういいステップとなりました。
医者って奥深いわぁ。
それにしても。
保育園で見るような子供が不安そうな顔で現れると、あやしたくなる私。職業病かな(笑)