医者になって初めて、正常分娩に立ち会いました。
うふふ。
やっぱり、「おめでとうございます」って言える仕事って素敵ですね。
でも、やっぱり私は小児科の方が合ってるのかもしれません(笑)
本日のお母さん、胎児胎盤機能不全疑いの方で。
39週6日の本日、診察の結果で大丈夫と判断して分娩誘発をしたんですね。
誘発を始めて3時間後。
赤ちゃんの心拍数が下がってしまって。。。
心拍数が下がると言っても、問題の無い下がり方も沢山あります。
でも、本日の下がり方はちょっと、、っていう感じでした。
おそらく、陣痛が起きて子宮が縮むことで赤ちゃんが苦しくなっちゃっているのだと思われました。
お母さんに酸素投与して、少しでも赤ちゃんの負担を減らしてあげて。
そうしたら、赤ちゃんの心拍数も戻って来たんです。
安心すること2時間。
またまた不安な形で赤ちゃんの心拍数が下がってしまいました。
もう、私、気が気じゃなくて。
結局、もうダメかな(帝王切開で出してあげた方がいいかな)っていうぎりぎりでなんとか分娩にこぎ着けたんですけどね。
だから、お母さんも赤ちゃんも無事に、きちんと正常経膣分娩(吸引やクリステレルもなし)だったんですけどね。
でも、私は分娩に立ち会いながらも、何に注目してるって、赤ちゃんばっかり(笑)
気づいたら、生まれて来た子が渧泣して、色が改善していくのを(皮膚チアノーゼが改善していく)、小児科の先生が処置をしているのを、必死に見つめていました。
やっぱり、分娩の瞬間に、赤ちゃんのことばっかりが気になって苦しそうな赤ちゃんを前にどうにかしてあげたい、って思ってる私って小児科に向いてるんだなぁって思いました。
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