精神科って、基本的には目に見えないものを扱います。
レントゲンに何かが写るとか、そういうようなことはありません。
だから、検査も独特です。
画像や脳波で器質的疾患(脳梗塞、脳腫瘍、てんかん、などの原因がこれ、とはっきりあるような身体科の疾患)がないことは確認しますけどね。
他の科では無いのが心理検査だと思います。
いろんなのがあって、WAIS-III、風景構成法、ロールシャッハ、バームテストなどなど。
実際に施行してくれるのは、臨床心理士さんです。
有名なのは、バームテストかな。
白紙に木を書く、というもの。
面白いほど、人によって異なります。
どういう風に書いたか、というので判断します。
分かりやすいのは、WAISかな。
要するに、IQを測ります。
精神遅滞の疑われる大人や(子供には子供用のがあります)、認知症が疑われる方に行います。
言語性IQと動作性IQと両方を測る検査です。
言葉を操る的なIQと、実際に手を動かす的なIQとです。
例えば、コンビニバイトの面接で、すごく賢い受け答えが出来たのに、実際に働いてみたら、売り場にパズルのごとく品物をきっちり並べるのが出来ない 、とか。
認知症の種類によっては、一部の所だけ落ちたりとかがあったりもします。
今まで知らなかった面白い検査がたくさんあって、臨床心理士さんの話が楽しくて仕方が無いはやたまでした。
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