シゾ、って言うのは英語で書くとschizoです。
正式には、 schizophrenia、つまり統合失調症です。
私、学生の時にたった一週間だけ精神科を回って、そのとき担当した患者さんが統合失調症でした。
でも、重症だったから?私が変なこといいそうだったから?一日10分程度しか話しちゃダメ、って言われました。
ERではよく統合失調症の患者さんが運ばれてきて、みんな担当してたりしてましたが、私は幸か不幸かあたりませんでした。
なもので、私、実は今回が統合失調症の方とまともにお話するのは初めてです。
まぁ、最初は双極性障害というふれこみだったんですけどね。
(双極性障害っていうのは、うつ病と躁病(そうびょう。イメージとしてはうつの反対でやたらとハイになる感じ。))
話しているうちに、これは双極性障害ではなくて、統合失調症かな?って私でも思うようなそんな比較的典型的な症例でした。
話していて面白い(不謹慎ですよね、この発言。なんて言えばいいんだろう。英語でいうところのinterestingというのがぴったりなんですけども。興味深い?)です。
彼の中には彼の世界が広がってて、その中で彼にとっては当然の行動をしてて。
でも、それが他の人から見ると、えっ、、?ってなってるんだな、って改めて実感。
統合失調症の患者さんたちは、妄想や幻覚といった陽性症状が出たり、逆に全然考えがまとまらなくなってみたりという陰性症状の両方があります。
妄想・幻聴としては、教科書なんかに書いてあるのは「部屋に盗聴器が仕掛けられている」とか「自分のことを非難してる声が聞こえる」とか、そういう感じ。
妄想、って一般用語ではなんか現実と違うことを頭の中で想像してる感じですが。
医学的には、現実とは異なることを確信していて訂正不能な状態です。
訂正不能なものだから、病識(病気であるという自覚)はありませんです。
まぁ、そんなこんなでERを経由して精神科にやってきました。
(先週は私がコンサルトで見ていて、今週になって転科してきた)
少しでも症状を軽くしてあげたいところではあるんだけど、薬物療法効くかなぁ?
2 comments:
守秘義務に係る法令の規定例(刑法)
第百三十四条 医師、薬剤師、医薬品販売業者、助産師、弁護士、弁護人、公証人又はこれらの職にあった者が、正当な理由がないのに、その業務上取り扱ったことについて知り得た人の秘密を漏らしたときは、六月以下の懲役又は十万円以下の罰金に処する。
申し訳ありません。
個人を特定出来るようなこと書いてないと思うんですが、どのあたりが守秘義務違反に当たりますか?
Post a Comment