神経内科も3週目になりました。
今週と来週はコンサルテーションにいます。
つまり、他の病棟とか、他の科とかに呼ばれて行くことです。
今私がいるBIDMC (=Beth Israel Deaconess Medical Center スペル違ったらごめん)は、WestとEastがありまして、コンサルはそれぞれにあります。
私はWestでした。
Eastの方が大変みたいですが、なんとWestコンサルは朝8時集合!!
アメリカだというのに、なんと遅い(T_T)
先週までが体力の限界と戦いながらだった私にとっては感動的!!
(朝は早いは夜は遅いは、やること多いは、毎日5時間睡眠で必死でした。。。)
コンサルの基本スケジュールとしては。
8:00
神経内科病棟集合。本日の予定(?)コンサル、というか、朝の段階で既に頼まれているものを確認。
学生にも割り振ってもらえます。
朝だけでなく、午後から来たりしても、ポケベルに連絡が入り、割り振られて問診・診察をしてカルテを書くこともあります。
朝の会合が終わった後は患者さん(新しい患者さんがほとんどですが、引き続き診ている患者さんがいれば、その患者さんのフォローアップも)に会いに行き、カルテを書きます。
Consultの先生は、手書きが全て良い、と思っている訳ではないみたいで、書きやすい方でいいよ、電カルに記載でいいよ、とのこと。先週までのあの苦労はなんだったのだろう。。いい経験だったからいいですけども。
そして、来月以降がどうなるか分からないから、どっちも経験できてよかった気はしますけども。
電カルに書けるので、日本に近づいた気がします(笑)
とは言え、電カルは絶対に日本の方が進んでるし、使いやすいです。うちの大学のあの使いにくい電カルが使いやすく感じるんです。ホント、ありえないくらいめんどくさいですよ、ここの電カル。
そもそも。病棟に入院している人リストの場所と、個々のカルテを見る場所が違う。つまり、病棟リストを出して、担当患者さんをクリックしてもカルテは見れない。
かつ、患者さんのカルテと、チームコンセンサス(要約とか、薬とか)とかいう所がまた別にあるから、別に見ないといけない。
めんどくさい。非常に非常にめんどくさい。
昨日MGHに行ったら、かなり違いそうだったので、他の病院に行ったらまた違うのだとは思いますが。
さらに、本当にいわゆる文字(アルファベットと数字、数種類の記号)しか入りません。
ほら、日本だと表を貼り付けたり、写真や絵を入れたりするでしょ? ない!一切ない!
文字、という発想しかない彼女たちのカルテは手書きでも違います。
先週は私のカルテが話題に上ったそうです。
何故か?
答え:絵があったから。
触覚、振動覚、温度覚、痛覚、などの感覚障害の分布を人の絵に描くのあるでしょ?デルマトームの線が引いてある人の絵。
私は、先週担当していた患者さんに感覚障害があったんです。
しかも、(私の英語力では)文字でなんて説明してもパッと理解できないような分布をしていたので、人の絵をコピーして、それぞれを塗りつぶしたんですよ。ちゃんと濃淡をつけて。
そしたら、確かにcheif residentの先生にfeedbackをもらった時にも「分かりやすい!so cool!」とえらく感動されたんですけども、どうもそれが話題になったそうです。
学生に言われました。「ねぇねぇ、MariのカルテをKate(cheif resident)が見せて回ってたの。あれすごいよね!!あの人の絵、コピーしていい?」と。いつも、「感覚の説明難しいなぁ」、と思っていたそうです。
「え、あれは神経内科の本をコピーして塗りつぶしただけだよ?」と言ったら、驚かれました(笑)
「日本ではけっこう普通で、電子カルテにも人の形の絵を貼り付けられるんだけど、ここの電子カルテだと絵とか入らないよね?」と聞いたところ、なんと、今まで絵や表を使ってカルテを書くという発想が無かったそうです。確かに、反射も反射人形ではなく、文字で書き連ねてます。見にくさを助長してます。
どれだけ発想が乏しいのだろう。。。手書きなんだから、何でもありでしょ。
14:00
回診。
ただし、午後にもコンサルのオーダーは入るので、こんな時間から始まることは無いとか。
本日も15:30過ぎでした。
18:00-20:00
終了。
患者さんの数によりけりみたいです。
ただし、West Consultのresidentもattendingもすっごくいい人で、学生の拘束は少なくしよう!という努力を非常にしてくれます。
その合間合間に、神経内科のカンファやミーティング、レクチャーなどが入ります。
でも、先週までよりも死にそうなスケジュールではありません。
先生も先週までよりも穏やかで優しい感じです。
他の病棟に出かけていくということもあり、あっちこっちの先生にいろいろと教わりながら(電カルとか、ホント分からない!)、実習をしてます。
先生によっては、Google Docを学生が使っていることを快く思っていなくて、けしからん!!と言ってる先生もいました。
そうだよね、普通そうだよね、とちょっと安心しました(笑)
今日、学生のdiscussion sessionがあったんですが、1人が持ってきてた症例が運動失語について。その患者さんの話を聞いていたら、私が今いかに運動失語の状態で毎日を過ごしているかが分かりました(笑)
ただでさえ、ここの学生よりもpresentationがかなりへたくそな私。もともと、11人の中でもpresentationは一番苦手だったくらいですから。。
やっぱり、話す速度が遅い、言葉がそんなに次から次へ出てこない。
これが一番の問題点です。
昨日、頑張ろう、私ももうちょっと頑張れるって思って、今日が初日。
今日は今までに無く必死にしゃべってました(笑)
明日からも頑張ろーっと>_<
2 comments:
おーそうだコンサルだったんだね!
BIMC同士コンサル勝負ですな!(笑)
ですです。
コンサルの方が制限時間が厳しいよー!!
でも、コンサルの方がスケジュール的には楽かも(笑)
患者さんとあんまり関わらない(主治医ではない)のがちょっと悲しいけど、まぁ楽しんでます♪
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