今日、初めて胃腸炎関連けいれんの子を見ました。
胃腸炎にかかった子で、けいれんを起こす子がいます。
特徴としては、短い(1-2分)ものを、群発(短い期間の中に何度も何度も起こす)します。
発作間欠期(発作を起こしていない間の時間のこと) には意識clearなことが特徴です。
通常のけいれんの処置では(ドルミカムとかね)止まりにくい特徴があり、カルバマゼピンの経口投与が効きます。
というのが教科書的なこと。
とは言っても、胃腸炎症状があり、熱がなくて、間が本当に元気で、という典型的な症例は少ないらしいです。
胃腸炎で熱が出てる場合、けいれんを起こしていれば、髄膜炎や脳炎脳症なども考えなくてはいけません。
今日の子は本当に典型的で、熱がなく胃腸炎症状のみあり、短いけいれんを群発していました。
カルバマゼピンの経口投与(といっても、飲める状態ではないので、胃にチューブを入れて薬を注入して、チューブを抜いてきます)したら、その後はピタッと起こさなくなりました。
うーん。これでまた一つ、診たことのある疾患が増えました。
とはいっても、次に一般小児科をやる1年半後には忘れてるんだろうなぁ(汗)
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