34週3日、推定体重1800-2000gの子の緊急帝王切開がありました。
私が先月診た子で一番若い子が34週0日、一番小さい子が2050gだったので、診たいなぁって思いまして。
夜中になるかもしれないとは言われていましたが、オペの入室時間が決まったら教えてください、とお願いをしていました。
結局20時過ぎに入室になりまして。出生したのは21時。
そのまま処置も見学していた為、気づけば0時となってしまいました。。
(もちろん、オペに行く前に今の自分の仕事はきっちり終わらせてから行きましたよ。新生児の外来に行く際も然り。仕事を終わらせた上で遊びに行ってるんです。)
今は新生児じゃないので、基本的に見学のみです。
でも、胃管はいれさせてもらいました。
普段は看護師さんがいれてくれるんですが、出来ないとなぁ、って思ったから新生児回ってた頃に一回やったら、肺に入っちゃったんです。
だから、リベンジ。
基本的に新生児は鼻呼吸をしてるので、鼻から入れたら苦しいです。
大人は鼻も大きいし、口なんて邪魔にも程があるので、鼻が基本です。
口から進めて行くと後は本人がごっくんごっくんと飲み込んでくれるので、大人より簡単です。
そして、今回はすんなりと胃に入りました。
入れる深さは、口から耳+耳から臍と心窩部の中央、の長さです。
後は、入院時に撮るレントゲンでついでにばしょも
確認すれば完了。
生まれたての新生児では、胃液は羊水と同義なので、胃液を培養したり、胃液でマイクロバブルテスト(肺の成熟度を見る)をしたりします。
後は、小さい子や呼吸が安定しない子は最初は管から母乳やミルクを入れてあげるので、胃管はけっこう使うんですよね。
1800gは一回り小さかった。
でも、しっかり赤ちゃんで、そんなに小さい!と驚くほどではなかったです。
呼吸も安定しており、状態は良かったです。小さくても立派な子でした。
笑ってしまったことが、私は先月かなり患者さんをひきまして、珍しい症例も多かったです。
ただ、みんな昼間に緊急カイザーだったり転院だったり、状態悪化だったり。
夜遅くにどうのこうのということはなく、最大遅くても23時には帰ってました。
ところが、今月の研修医の先生は全く患者さんをひきません。
入院も今のところ1人とかしかいない状態。
なのに、ひくとなると夜出生で夜中2時までかかるという間の悪さ。
上のS先生に言われました。
「多分はやたま先生だったら昼間のうちにこの子生まれて入院してたよね。(笑)」
私が都合良く患者さんをひくことをよく知ってるからこその先生の発言。
でも、私もそう思う。
内分泌グループになってからも緊急入院がちょいちょいあるけど、みんな昼間。
仕事をさくさくと進めて、新生児に遊びに行けるほど。
この運の良さ、そのままでいて欲しい。
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