本日が新生児グループ最終日。
そんな本日、この1ヶ月で初めての緊急カイザーでした。
普通に仕事をしていたら、助産師さんが「先生!今外来で胎児心拍が60に落ちたままな人が来てるって!緊急カイザーで今からオペ室に行くって!」と。
ビックリ仰天して、あわてて上のS先生に連絡。
第一報は上記の情報。
第二報で、何週何日で推定体重が何gなのか、お母さんが何歳の人でどういう妊娠経過なのか。
結局、オペ室に行く手前で心拍が戻ったということで、超ではない緊急カイザーとなりました。
このオペにはかなり驚きました。
オペ室に行って、インファントウォーマーなどを準備している間に、「小児科の先生、いいですか?」と産科の先生の確認。
「はい」と答えた直後。
麻酔科の先生の「挿管します」の声が後ろで聞こえました。
その3分後。「おぎゃー」という産声が。
その速さに驚きました。
そうなんです、緊急カイザーって速いんです。
特に、胎児の状態が悪いことが予想されている場合、ものすごい速いんです。
オペ室にそのまま直行できるER用の部屋で。
腰椎麻酔をしている時間がもったいないから、全身麻酔で。
でも、全身麻酔だと時間かけてると赤ちゃんにまで麻酔がかかっちゃうから、麻酔かけたらとにかく最短で赤ちゃんを出してあげる。
ここまでがものすごい速いんです。
結局、赤ちゃんは状態は良好でしたが、SpO2がイマイチ落ち着かないということで入院となりました。
最後の最後に担当した症例。
勉強になりました。とっても。
今月入院で担当したのは24人の赤ちゃん。
入院にならずに退院になる元気な赤ちゃんは何人だろう。
上のS先生が来てから1年半で、入院扱いの赤ちゃんが一番多い月だったらしいです。
一人一人の赤ちゃんみんなに沢山教えてもらった一ヶ月でした。
でも、忙しすぎる訳ではないくらいの忙しさで。
だから、先生たちに丁寧に教えてもらえて、何事初めてで時間がかかる私にもいろんなことを沢山やらせてもらえて。
本当にありがたいと思いました。
ありがとうございました。
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